雨雫 ネタバレ感想です。

碗島子先生の新刊コミックです。

このすばらしい水彩画タッチの表紙を見て、純愛なのかな、それとも匂わす程度でもだもだするやつかな、もしやシリアスかなとか思ってしまいましたが、そんなことはありませんでした。

安定の変態エロありでした。

さすが碗先生。ありがとうございます。今月は「ちょこざいうつわ」と2冊同日発売なので、2冊分の碗ワールドが楽しめて嬉しいです。

ちなみに、この緑豊かな素敵な表紙の舞台となっているのは、四国の某うどん県だそうです。

雨雫

雨雫

雨雫

[著]碗島子



当たり前のように求められる涙


代々雨を降らせる役割を持つ「雨守」の家系に生まれたサダオ(受)と、そんな「雨守」の家系を守る役割を持つ「雨守番」の家系に生まれた灯(ともる)(攻)

そんなことは何も知らずに、サダオが田舎に転校してきたところからお話はスタートします。

学校ではみんなが遠巻きにサダオを見る中、ツンツンした態度で浮いた状態のサダオ。そんなサダオにくったくなく近づいてきたのが灯でした。

灯は人懐っこく礼儀正しく、あっという間にサダオの心の中に入ってきます。そんな灯に少しずつ惹かれていくサダオ。


血が騒ぐ灯のムッツリ鬼畜S


灯は雨守番のお役目として、サダオを泣かせないと雨が降らないので何とかして泣かせようとするんですが、もともとサダオは涙腺が弱くなくあまり泣かない子。

泣ける本とか映画などでもちっとも泣いてくれず、仕方なくエロいことをして泣かせるようになる。という分かりやすい展開です。

そこでエロ。なんですが、「泣かせるため」(=村のため)とはいえ、灯のむっつりSっぷりが炸裂します。

拘束あり、お道具あり、放尿あり(※攻めが放尿って珍しい)で、泣かせるために何でもやっちゃってます。

サダオのほうも、どんどん激しくなっていくプレイを受け入れて快楽に溺れてグズグズに泣かされていく。「雨守番」の血が騒ぐという灯がガツガツいって、尿道攻めなど散々濃くてエロいことばかりしてます。


お役目を背負う運命


しかし、お役目だとは知らずに灯を好きになっていたサダオ。灯が自分を好きだからではなく、お役目のために自分にエロいことをしていたと知り、思い悩みます。

ただ、だからといってサダオが泣き暮らすかというとそうでもなく、淡々と明るいので見ていて気が重くならないのがポイントです。

灯のほうも、最初は「雨守番」というお役目の意識からサダオにエロいことをして泣かせていたのに、サダオの好意に少しずつ気持ちが変化していきます。


好きなのに、泣かせないといけなくてごめん


重いお役目を、その業を、当主として背負ってしまったがゆえの切ない葛藤もありつつ、エロエロしい変態プレイに興じる2人。

雨守と雨守番というお役目がある関係なので、単純に好き嫌いだけではないというのが、いわゆる運命というものを感じさせて萌え度が高い。

こちらが2人の切ない運命にしっとりした気持ちになりたいのに、プレイが激しいわサダオは泣いて悦ぶわ、この気持ちをどうしてくれようだがしかし良いエロだうむと、ぐいぐい一気読みさせられました。

碗島子先生にしてやられた気分です。うーんさすが。


過去編の蛇プレイ


同時収録は、もうひとつの同時収録作はサダオが村に越してくる前のお話1つと、数百年前にさかのぼって、この言い伝えがはじまるきっかけとなる初代当主の過去編のお話1つです。

過去編は昔のお話だからか、表題作以上にじめっとしていて病み度は高いし、蛇プレイなんかもあってこれまたエロい。

着物とかふんどしとか時代物のいいところもありつつ、生唾ものの、じめじめした薄ら暗いこの感じは、押入れで読みたいBLナンバー1です。なんだそりゃ。


変態エロスだけじゃない


ちなみに先生のお名前は「わんしまこ」と読みます。あ、常識ですか。私は以前、はじめて碗島子作品に触れたとき、つい何とお読みするのか調べてしまいました。国語力よ。。。

帯もそれっぽくシリアス風に黒帯の白抜き文字で「日照りが続く村で、当たり前のように求められる涙とは」とか書いてあるので、表紙買いした人は痛い目に合うかもw

のどかな田舎の純朴な高校生ピュアラブ、ではまったくありませんが、泣かせるためならば何でもアリ。お道具使うのもなんでも厭わない、むっつりな灯の鬼畜攻め(しかし愛もある)がけしからん変態エロス。

そしてエロのみならずストーリーも読ませるので、同時収録の過去編とあわせておススメです。

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