I HATE ネタバレ感想です。

ナツメカズキ先生のBLデビューコミックです。キヅナツキ先生と名前の字面が似ていますが、BL作家さんの世界にもカタカナのお名前の先生が多いですね。

「I HATE 」の発売当時、あちこちで品切れになった小松先生のBL漫画「それから、君を考える」と同じ発売日でした。

ナツメ先生もツイッターで「ずっと大好きな小松先生のデビューコミックスと同日発売なので嬉しい」とおっしゃっていたので、小松先生とお友達なのかもしれません。

お二人とも発売当日に重版がかかったそうで、最近の新人さんのレベルの高さがうかがえます。表紙も今風のオシャレな感じが目をひきますね。


I HATE

I HATE

I HATE



【あらすじ】

10年振りに偶然の再会を果たしたヒロと桐谷。2人は高校最後のひと夏だけ“キス友”だった――。忘れたい過去の記憶。

しかしそれは、27歳になっても誰とも付き合えないという形でヒロを縛り続けていた。一方、再会後も平然とする桐谷だったが……。クールな男達の熱い感情が迸る!

「I HATE」 ナツメカズキ



「I HATE」

高校時代にキス友だった2人の再会BLと、幼馴染BLの2本です。

セフレはよく聞きますが、キスフレは珍しいですね。キスだけするフレンド、略してキスフレ。性欲盛んな10代に、キスだけのギリギリプラトニックな関係というのがまたそそりますね。

しかもなんと、最近男の子同士のキスフレがリアルにあるとか本当ですか!?け、けしからんですな。もうお姉さん時代に取り残されてる感ハンパないよ。。。



高校の時にキスフレだったヒロ(受)と桐谷(攻)。

しかし桐谷のキスが深くなると怖くなって逃げ出し、以来それがトラウマとなって未だに誰ともキスもできずに27歳になった童貞ヒロ。

ある日仕事で10年ぶりにホストになった桐谷と再会します。高校の時のことを思い出して動揺し悩むヒロ。こんなところもやはり童貞っぽいです。

恋愛方面では10年たった今も高校生の時のままなんですね。なかなか素直になれないヒロですが、桐谷のほうも平気そうに見えて実は10年間好きなままでした。


一見平然としていますが、内心はヒロの言動に一喜一憂したりと忙しい桐谷。ヒロに好かれたい、でもそれ以上に嫌われたくないという一心でクールぶっている桐谷が愛しいです。

両片思いのもだもだもありつつ、結局は思いが溢れてくっつくんですが、チュッチュチュッチュしてます。チュッチュチュッチュしすぎですw

桐谷はホストなのでスマートにエロ突入かと思いきや、ヒロのことを好きなあまり臆病になって強引になれず、なかなか手が出せなかったりとこちらもかわいいです。

もちろん2人とも大人になったので今度はチュッチュだけではすみません。この2人のエロがすごく良かったので、ナツメ先生のエロには今後も大いに期待しています。



「No where,Now here」

ヒロと桐谷と同じ高校の同級生の別カップルのお話で、表題作よりもこちらの方が長めです。

定番の幼馴染設定ですが、子どもの頃に公園で絵しりとりしてるシーンが激カワ激萌えです。うわーこんなの反則なかわいさ。これだから幼馴染は。イイネ!

かわいいかわいい幼少期を経て大人になった、デザイナーの赤也(攻)と、公務員のあおえ(受)

東京でデザイナーとして働く赤也は一途にあおえを想っています。思わずキスして告白してしまいますが、素直に気持ちをぶつけられたあおえは、戸惑ってぐるぐると悩む。


雑誌で初恋のエピソードの絵しりとりを言っちゃうとか、赤也の方の好きな気持ちがとても強いのが伝わってきて胸に迫りますね。

あおえが赤也のそばにいたいと自分の気持ちを自覚して「行かないで」なんて、赤也が爆発しちゃうのも分かります。

必死でがっつく感じも、幼いころから想い続けてきた赤也の懸命な想いからくるもので、お互いの気持ちがやっと通じたことで解放されたのでしょう。



書き下ろしは2組のカップルが会うお話です。キャラクターの描き分けなど課題もあるかとは思いますが、これで新人さんとかすごいですね。

次はエロももっとガッツリ描いてもらって、まるまる1冊長編を読んでみたいと思いました。

短髪好きな人、オシャレ系のBLが好きな人、キスシーンに萌えたい人、チュッチュにエロスを感じたい人には特におススメです。

ナツメカズキ先生、小松先生と同じく2冊目も注目したい作家さんになりました。



同日デビューの小松先生の作品。



ナツメカズキ先生の作品一覧