村上左知先生の「真夜中は相思相愛」ネタバレ感想です。

リバありかなあと期待しましたが、今作はリバなしでした。リバが苦手な人も、いつかひっくり返るんじゃないかとハラハラせず安心して読めると思います。

あっさり風味ですが、互いの心境の変化が丁寧なお話です。

反対にリバが好きな方は迷わず村上先生の「にゃあと鳴いたら」を読むとよろしいかと思われます。(先生ご自身もリバがお好きなようですね)

村上先生は来年2017年でデビュー20年だそうです。ひとつの仕事を20年も続けるのがいかに大変なことか想像に難くないですが、これからもぜひ頑張っていただけたらと思います。


真夜中は相思相愛

真夜中は相思相愛

真夜中は相思相愛



ヒモのような生活で適当に生きてきた大学生の留以(攻)は、ある日地味めなリーマンの貴明(受)に拾われます。

これまでずっとセックスで相手を満足させてつなぎとめて生活してきた留以は、当然のように貴明を抱くことで居場所を確保します。

たけど本当はセックスが好きじゃない留以。つなぎとめるためだけの手段になってしまっていたならHに嫌気がさしても仕方ありません。

そんな留以に、貴明は突如「もうセックスはしない」と言いだします。


貴明のほうはいわゆるむっつりというか無表情ですが夜はエロく、だけど健気て不器用ながらも食事を作ったりと留以に尽くします。

そんな貴明に、留以も少しずつ惹かれていく。2人が恋を自覚して想いあうも、すれ違ったり遠慮したり言葉が足りなかったり。

貴明がバイトをはじめたりと成長しながら、つらいことや小さな幸せを感じながら、ごく普通の恋人同士として変容していくカップルを微笑ましくも温かく見守りたいと思えるお話でした。

貴明が指輪を贈る日のことも見たいなあ。一生懸命選んだ指輪を、待っていてくれた貴明に照れながら渡すのを、柱の陰からじっと見ていたいです。

表題作の他のもう1篇も短いながら、ここからBがLするのねという「はじまり」をのぞき見しているようでにやにや。名前呼びにドキドキするとか高校生って清くて尊い。

豚骨ラーメンや味噌ラーメンは胃もたれするから、あっさり塩味のするするっと食べられる麺類のようなBLを読みたい人におすすめです。

奇をてらった設定もなく、大げさな事件も事故も何も起こりませんが、日常BLでちょこっとエロいのが欲しい時にもどうぞ。



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