雷神とリーマン2巻の感想です。ネタバレしているのでNGな方はお気をつけください。

匂い系BL・ニアBLとして誉れ高い「雷神とリーマン」2巻は1巻以上の萌えとキュンでニヤニヤしながら読みました。

狙ってないのに狙い澄ましたかのような雷遊の言動には、大村じゃなくても惚れてしまいます。雷遊の言動は人としての優しさや温かみが感じられるので、人間以上に人間っぽい神様だなあ。

正しいくて立派なことを言うのにあまりお説教臭く聞こえないのは、雷遊が大村と過ごす日常の子どもみたいな姿を見ているからでしょうか。

1巻の感想はこちら。

雷神とリーマン1巻 ネタバレ感想

巻数の表記が「2」ではなく「二」となっていますが巻ではなく章なんですね。というわけで以下「雷神とリーマン」2巻いや二章のネタバレ感想です。

雷神とリーマン2巻 電子書籍


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雷神とリーマン1巻 電子書籍



雷神とリーマン2巻 感想(ネタバレ含)


俺とオオムラは未来を約束した仲だ


学校に行きたがる雷遊を見て、なんとかしてあげようと動く大村。神様の世界には当然学校制度なんてないでしょうから、興味を持つのは当然のことです。

しかし学校に行くには戸籍がないと難しい。しゅんとしている雷遊を見て、いろいろと策を考えてあげる大村が優しいです。

無理だと切り捨てるのは簡単ですが、好きな人のために何とか力になってあげたいという大村の健気な気持ちが沁みます。

結局、学校経営をしているお寺の親戚を頼ることになった大村と雷遊。

親戚のお寺に行く途中で、疲れた大村におんぶしてあげようかと聞く雷遊にキュンとしてたら、親戚の高校生リクの前で「俺とオオムラは未来を約束した仲だ」とか大真面目に爆弾発言をかましてくれました。

真っ赤になってあたふたする大村に目が点になるリク。そりゃそうですね。ちなみにリクも安定の目つきの悪さで、おしゃれあごひげまであってイケメンだけどTHEヤンキーなビジュアルです。

リクと一緒に学校に行く雷遊はリクの友達と仲良くなり、誕生日を問われますが答えられません。いつ生まれたのかは分からない神様の雷遊。

仕事から帰った大村はそんな雷遊に「今ここに雷遊が存在していて目の前にいる今日という日のほうが大事」とさらりと告げます。

毎日ここにいてくれて嬉しいと言う大村のそばに行きたいと思うも、オオムラの仕事が終わるまで我慢してソワソワしている雷遊がかわいくて癒されました。

学校の友達が雷遊のことを「雷(らい)ち」と呼んでるのもツボです。

雷遊の記憶の秘密が切ない


一応高校生の雷遊のために電車で図書館へ行く2人。もちろん雷遊は電車も初めてで、自分たちは動いていないのに景色が流れていくことや、飛んでいるみたいと感動する子供のような雷遊がキラキラしててかわいい。

大村が学生の頃よく通っていたラーメン屋で雷遊とご飯を食べるんですが、おいしそうに食べる2人を見ているとラーメンを食べたくなるので要注意です。

図書館では雷遊の驚異の記憶力が明らかになります。ざっと見ただけですべてを覚えてしまう雷遊。実は雷遊は記憶が消えることもなく、これまでのすべての記憶が蓄積されているようです。

だとしたらそれは拷問に近い。確かに見たくないものや忘れたいことまで記憶から消されることなく鮮明に残ってしまうなら狂い出しそうな気がしますね。

人間は時間の経過とともに色々なことを忘れる生き物で、忘れるからこそ辛いことや悲しいこともいつしか記憶が薄れていき過去のこととして思えるようになります。それがすべて残っているとなると辛いでしょう。

雷遊の記憶の秘密に触れ、大村は雷遊との楽しい記憶を増やしていこうと決意します。照れながら告げる大村の表情と、その気持ちをくみとった雷遊の落ち着いた態度。

とても良いシーンなのに、この2人が人間と神様という明確な隔たりがあることを痛感させられて、なんだか切なくなってしまいました。

人間は笑っているのが一番美しいぞ


学校でいじめられている女の子(重山さん)を助けた雷遊。外見の優劣など雷遊にはまったく無意味なこと。他人も家族も大切だと思う人間はじゅうぶんに美しい。

外見に惑わされて本質を見失うな、苦しんでいる者がいたら手を差し伸べてやれと怒る雷遊が最高にかっこいいです。

自分という人間はこの世に2人といない。自分は装飾品ではないのだから自分の価値は自分で決めてよい。そう語る雷遊はやっぱり神様なんだなと感じました。

手を取り支えあうことで弱さを補うのが人間同士。だからこそ人は人を愛しく思い、互いに労わる気持ちや慈愛の心や優しさを力に変える知恵を身につけてきたのでしょう。

「人間は笑っているのが一番美しいぞ」優しい笑顔で言う雷遊に、重山さんや雅ちゃん以上に私が落ちました(笑)キザだけど言ってることはその通りで、恥じらわずに言い切るからまたかっこいい。

泣き笑いする重山さんの笑顔にきゅんとくるリクもまた素直でかわいいです。リクの初恋かな。こういうの、いいですね。

神様助けて(笑)


雅ちゃん宅でエロ本とHなビデオを見てしまった雷遊。えっちが何かというところも分かっていない雷遊に、リクたちがいろいろと入れ知恵をします。

気になる子はいないのかと聞かれて、まっさきに大村を思い浮かべた雷遊。リクが読んでるのが「ムフフ読本」というタイトルなのが地味に笑えます。

帰宅した大村に、雷遊はエロ本で勉強したことを素直にぶつけて「見せろ。手に取って見たい」と、またも爆弾発言。大村は「神様助けて!」とか内心思ってますが神様は今アナタの目の前に…(笑)

モザイクで見えなかったからということだそうですが、大村は流されずここはきちんと拒否しました。

大村としては雷遊に惚れているから近づきたいけれど、雷遊はそういう意味では言っていません。ざっくり言うと雷遊のは好奇心というか人間という生き物への探究心から。

だから何も知らない雷遊を利用したくない、人間というものをよく知ってそのうえで自分を選んでくれるときにまた言ってほしいと告げる大村。

よく言った!ここで流されてしまって勢いのままにいちゃいちゃしてもよさそうなものを、やはり大村は根が真面目なんですね。

でも言い終えた後で、かっこつけるんじゃなかったと若干後悔している大村が正直者で好感度大です。雷遊の恋人になりたいと妄想する大村が健気でかわいいです。

ちっちゃくなった雷遊に悶絶


たまたま早く帰れた大村と一緒に料理する雷遊。金曜の夜に一緒に料理するってリア充ってかんじでいいなー。

雷遊の刻んだ人参のイチョウ切りがリアルなイチョウの形になっててとんだ才能の無駄遣いだったり、おおさじ1杯の分量が分からず適当に入れて辛くなりすぎるとか、誰かと一緒に作ったものを一緒に食べるって多少味がおかしくてもいいものです。

酔って水族館デートの約束をとりつけたり、幸せそうな大村。雷遊もデートを楽しみにしているようだし、もうつき合っちゃえよ!

あと、ちっちゃくなった雷遊がかわいくって柔らかい子供の肌にキュンときたりお風呂で触った髪がヒヨコみたいだったり、大村と一緒に悶絶しました。

親友と家族を兼ねた存在


リクたち高校生が大村家にお宅訪問。

「リクの友達は明るくて優しい子たち」と雷遊に聞いていたのに、実際には80年代を彷彿とさせる傷だらけのリーゼントなヤンキー2人を見て目が点になる大村。

確かに電車とかではまったく見かけませんが、今こんなTHE・リーゼトな子っているんでしょうか。古すぎて新しいっていうか斬新。外見の通り他校の学生とけんかをしたりもしているらしい。

でも大村には基本的には礼儀正しくて、皆でゲームしたり楽しく過ごします。大村は高校時代は同性に深く立ち入るのが恐くてあまり親しい友達はいなかったんですね。

雷遊にいい友達ができて良かったと言う大村はいい父親のような表情ですが、雷遊のほうも大村が楽しそうでよかったと嬉しく思っています。お互いがお互いを思うこの感じ。

この2人は今は恋人ではありませんが、親友と家族をも兼ねているような関係ですよね。大村にとって雷遊は好きな人であり、雷遊にとっても大村はとても大事な人なんだなあ。

暴走雷遊を抱きしめる大村の愛


大村の出張でひとりで過ごす雷遊の外出着の背中に「レスラー」って書いてあってじわじわ。確かにお惣菜屋さんのお嬢さんとは体格差がすごいからレスラーに見える。

見てるテレビに映っているタレントも、ダウン○ウンとかマツ○とかよく見れば(見なくても)分かる人には分かりますね。こういう小ネタ好きです。

大村がいなくて1日1日が長く感じる雷遊は初めてさびしいという気持ちを理解します。確かにずっと一緒だった人がいなくなると、部屋が急に大きく見えたり静かに感じたりするでしょう。

そこで雷遊に異変が!さびしいと自覚した途端、意識が混濁して自分が消えそうな感覚に陥ってしまいます。パニックを起こす雷遊に、出張先からちょうど帰宅した大村が抱きしめてなんとか治めました。

でもおかげで大村は全治2週間のやけどを負ってしまいます。自分のせいでと謝る雷遊に、いつもしてもらっていることを返しただけと言う大村に愛を感じます。

自分が今大村といることが楽しいと言葉にして伝える雷遊ですが、人間が自分とは違って簡単に死ぬ生き物であることを改めて実感しています。

最後に水族館デートで手をつなぐ2人が幸せそうで、それを見ていたカップルの女の子の言葉に超納得したところで「雷神とリーマン」2巻はおしましでした。

感想まとめ


雷遊の暴走が気になった2巻でした。雷遊はまだまだ謎が多いし、そもそもこの暴走が何を意味しているのかも分からないので不気味です。

自分の感情がコントロールできなくなって暴走する雷遊は大村にとっては危険ですが、今後はこれを雷遊がコントロールできるようになるとより人間らしさに近づけるのでしょうね。

あと学校のお昼ごはんに、大村と一緒に早起きして作った大きなおにぎりをほおばる雷遊が幸せそうでほっこりしました。

食事のシーンがけっこうありますが、どれもおいしそうだし雷遊も大村もすごくおいしそうに食べるのでお腹がすきます。

大村は仕事もあるのに朝5時半起きで雷遊のお昼ごはんを作ったり、家に持ち帰りの仕事があっても雷遊との会話を大切にしていたり、いい男だなあと思います。雷遊もかっこいいですが大村もかっこいい!

人体の仕組みも2巻で学んだわけだし、雷遊が順調に人間の階段を上がっているのはフラグと考えていいのでしょうか。

3巻で2人の間に決定的な変化が起きるのか、あるいはこのまま少しずつ距離をつめる感じになるのか、楽しみに待ちたいと思います。

ジャンルがBLじゃないので見逃している人がいたら、ぜひ1巻から読むことをおすすめしたい作品です。





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