マガジンビーボーイ11月号の感想です。

嘉島ちあき先生の新連載「モモオニ!」が素晴らしくて萌え萌えキュンだったマガビー11月号。表紙巻頭カラーにふさわしい第1話でした。

目を覆いたくなるような展開の「抱かれたい男1位に脅されています」や、あなたの犬になりたいとのたまうアダムがイケメンすぎて辛いバーバリティースなど目玉作品も安定のおもしろさでした。

しつこいようですがモモオニ!はアホエロコメとして超期待です。名作になる予感。どきどき。注目すべきは角(つの)ですよ、角。時代は角を欲している(違う)

それでは以下マガジンビーボーイ11月号の雑誌全体の感想です。各作品ごとにネタバレが多々あるのでどうぞお気をつけください。

マガジンビーボーイ 電子書籍配信


マガジンビーボーイ11月号の電子書籍の配信は20日です。BL雑誌の電子化の中ではまだ早い方なので、配信待ちの方はしばしお待ちを。

追記)配信されました。2017年4月30日までの期間限定配信です。

MAGAZINE BE×BOY 2016年11月号

MAGAZINE BE×BOY 2016年11月号

MAGAZINE BE×BOY 2016年11月号


マガジンビーボーイ11月号 感想 ネタバレあり


モモオニ!1話 嘉島ちあき


表紙巻頭カラーで新連載がスタートしました。舞台は現代なんですがファンタジー要素満載のコメディです。1話目からすごくおもしろそうな予感がバリバリです。

昔話の桃太郎のリアル子孫の桃山桃吾(とうご)が経営しているキビ団子屋「桃山堂」では、仲間のキジやサルたちも従業員として働いています。一応老舗のキビ団子屋。

そこへやってきたのが鬼ケ島からやってきた、卵から生まれたばかりの赤鬼。実は昔話の桃太郎のストーリーは間違っていて、鬼は誤解されたまま桃太郎にレ○プされたということで、赤鬼が桃太郎に仕返しにやってきたのでした。

赤鬼は鬼ケ島から持参した食べ物を使って桃吾につっこもうとしますが、勃起すら知らない赤鬼に逆に桃吾がエロいことを教えるという超展開。最初は赤鬼×桃吾かと思わせておいてどうやら逆のようです。いいぞいいぞ。

赤鬼の背後からソロプレイのやり方を実践したりエロエロ。キャラクターは基本的には全員人間の姿ですが、赤鬼だけは興奮すると角が出てきて、しかもどうやら性感帯のよう。この設定すごくエロい。萌えるわあ。

鬼は頭にしか毛が生えない(つまりパイ○ン)とかオイシイ。人間×人外のようなそうでもないようなところが絶妙です。

天狗が鬼の味方で空を飛べたりとか、ファンタジー要素もありつつ楽しくてあっという間に読んでしまいました。きっとこの天狗が当て馬になるんだろうな。

さあケツを出せ!とか鬼ケ島名物の飲食物が危ないものばっかりだったりとか、出落ち!?かと思わせておいて終わりまでずっとおもしろかったのがお見事。

コメディとしても最高だし1話のつかみはOKです。このノリすごく好き。続きが超楽しみです。が次回は1月号ということで12月号はお休みなんですね。早く読みたいです。

嘉島ちあき先生のコミックはこちらもおススメです。

俺と上司のかくしごと

俺と上司のかくしごと

俺と上司のかくしごと



バーバリティース 18話 鈴木ツタ


のっけから陛下(クリス)をお菓子で買収してご機嫌なアダム。クリスをだっこしているアダムを見ていると幸せそうで何よりです。

クリスの警護のレオネルが受け受けしおじさまなんですが、アダムの言葉に真っ赤になって絶句するのがかわいい。

王太后様の目には、フラフラしてばかりだったアダムが今は立派な騎士のようになったという評価です。アダムはジョエルに恋をして変わったんですね。

アダムはサイモンとジョエルを狙っている脅迫状が無関係とは思っていない様子。しかし騒ぎの後証人たちがこぞって行方しれずになったりと今はお手上げ。もしかすると兵士の中にサイモンの仲間が潜んでいるかもしれない。

状況は変わらないままですが、アダムは「私はあなたの犬になりたい!」とか言っちゃったりと相変わらず好意が分かりやすいです。耳まで見えてます。イケメンに犬耳。すばらしい。

ジョエルは「何もしないからアダムを寝室に来るように言ってほしい」と王太后様に頼まれて複雑な心境に陥っていますが、それをアダムに伝えるのでしょうか。

続きはなんと「来春」ということなので、またしばらくお預け。19話が待ち遠しいです。

BARBARITIES I

BARBARITIES I

BARBARITIES I



先輩がむかつく!2話 御景椿


相楽先輩の裸(上半身)を奇麗とか思ってしまう加賀谷。相楽の父は有名な写真家のようで、本人もいろんなコンテストで賞を撮ったりしている天才のようです。

加賀谷としては劣等感もあるため相楽に自分の写真を見てほしくない。だけど相楽は加賀谷が本当に写真が好きなんだなとうらやましそうです。

相楽は演出を覚えたら入選できると言いますが、自分のようにはならなくていいと加賀谷へのアドバイスを途中で打ち切ります。

なるほど、きっと相楽先輩は今は素直に写真を好きとは言えなくなってきているのかもしれません。だから自然な空気感を写真にできる加賀谷を気に入っているということなのかな。

相楽の写真は賞をとるために撮っている写真になってしまっているのでしょうか。天才には天才の苦悩があるということか。

まだギャグっぽい感じですが、お互いにないものを補い合うような関係のカップルに今後なっていきそうですね。今回も8ページと短めだったのでもう少し読みたいな。

抱かれたい男1位に脅されています。パパラッチ編3話 桜日梯子


個別に感想を書きました。あわわエロありですが悲しい展開です。

抱かれたい男1位に脅されています。新章3話 ネタバレ感想

さんかく窓の外側は夜 24話 ヤマシタトモコ


またもいちゃいちゃしてますよ冷川と三角が。今回は冷川が三角を壁ドンですよもう。慎重さがいい仕事してます。

肉体と魂を少し離しますが、そのせいで冷川が不安定になり肉体に戻ってこれなくなりそうに。思わず冷川を平手打ちする三角。

おかげで肉体に戻れて、手に手をとってその場から逃げるとかもう愛の逃避行にしか見えない。謎の宗教団体とどうからむのか注目です。

「さんかく窓の外側は夜」4巻は12/10に発売決定です。

さんかく窓の外側は夜 1

さんかく窓の外側は夜 1

さんかく窓の外側は夜 1



それではよい終末を 3話 小衿


ご機嫌にやってきた慎吾は水道管もすぐに直してしまい、北村は「どうせ俺は何もできない」とネガティブヒッキーのまんまの発言。

慎吾の「やればできるのにやらないだけ」という言葉をお説教ととってしまいまう北村は闇属性を発揮しています。

泣きながらお前に何が分かるんだと訴える北村に、思わずキスして告白する慎吾。北村は突然の出来事に茫然として慎吾を追いだします。

そんな北村のために、卒業式で北村をふった元友人の高木くんを連れてくる慎吾。高木くんはあの時北村の話の途中で断ってしまったことを謝罪しました。

思い切って気持ちを打ち明けようとしている人の気持ちを考えていなかったと謝るなんて、高木くんもいい子だなー。

仲直り(?)してじゃれあい笑顔まで見せる北村を見て驚く慎吾。自分の前では見せたことのない表情を高木には見せることで、まだ北村は高木のことが好きなんだと誤解してしまいます。

北村は慎吾に触れられたら真っ赤になってしまうくらいもう慎吾を好きになっているのに、勘違いしたまま邪魔はしないと去っていく慎吾。

慎吾は確かに得体のしれないところがありますが何者なのか気になりますね。高木くんを連れてきたりとかもすごいですが、謎が謎を呼びます。

次はとうとう北村が動き出す番になるのでしょうか。引きこもってしまっていた北村が頑張って一歩を踏み出せるきっかけになるといいのですが。

体操服を脱がさないで1話 秀良子


意外にもマガジンビーボーイに掲載されるのは初めてという秀良子先生の新連載がスタートしました。

新連載といっても読み切りのアンソロジーの「下衆BL」「女子BL」「屑(くず)」に出てきた2人のお話です。新連載というよりはこのシリーズの最新話という位置づけです。

ゆるふわと見せかけてテクニシャンな小泉に体育館倉庫でへにょへにょにさせられるも、ギリギリのところで踏みとどまった柏原がニクいかわいい(笑)

お口でしてもらえばよかったのに。口論をしている姿が痴話げんかにしか見えない2人なのでした。

home 読み切り つゆきるゆこ


うひょーこれは…!知らない作家さんだったので軽い気持ちで読みましたが、すごく好きなやつでした!年の差BLです。

少年と青年という組み合わせが好きな人、そしてその後少年が成長して大きくなって(それも男らしい)再会というのが好きな人にはきっと刺さります。

小説家の寺尾は高校の時に文壇デビューして順調に作家活動するも、人付き合いは苦手。そんな時に近所に越してきた小学生の少年・澄晴(すばる)と出会います。

うっとうしいと思いながらも澄晴の天真爛漫さに癒されて満ち足りていく日々。そんな澄晴が海外に引っ越すことになり、いつかの再会を約束。

その後は互いにメールで連絡をとりあう2人ですが、寺尾は近々澄晴が高校を卒業して日本に来ることを知り、自分の気持ちを小説に託してそれを澄晴にも郵送します。

自分の澄晴への恋心を知ればもう会いに来ないだろうと思う寺尾ですが、澄晴は会いに来てハッピーエンド。

よくあるっちゃよくある流れなんですが、チビ澄晴と寺尾の交流から寺尾が変化していく様子や事故のエピソードなど、必要な要素が過不足なく盛り込まれていて非常にうまくまとまっていました。

寺尾がチビ澄晴をだっこして眠る姿が微笑ましくて良かった。澄晴という名前もすごくいい名前ですね。この名前の通りの少年が、すくすく育ってその名を裏切ることなく成長したのもまたグッときました。

小説家という設定もスパイスとして使われていたし、無駄のないストーリーに巧さを感じます。読み切りのお手本みたいな作品でした。これは収穫です。つゆきるゆこ先生の次の作品も大いに期待です。

私は少年と青年という組み合わせが元々大好きなんですが、この読み切りはツボでした。マガビー愛読者の中にもきっと好きな人多いんじゃないかな。そうだったらいいな。

知らない作家さんだなあと思っていましたが今調べたら「下衆BL」にも読み切りが載っていたんですね。また後で読み直そうと思います。

下衆BL

下衆BL

下衆BL



偽×恋ボーイフレンドlovely 2話 山本アタル


慧と口を利かないように昴に脅される犬神。自分のせいで慧が変に思われると心配する犬神は、学校ではあまり一緒にいないようにと慧に告げます。

放課後は一緒にいたいと泣きながら言う犬神が健気でかわいい。慧も犬神が何かあってひとりで悩んでいるということに気づいている様子。

三船は慧が犬神のために作ったお弁当を見て、犬神が女の子(実際は女装の慧)と二股をかけていることを見逃せなくなり動きます。

犬神の浮気相手の女の子(慧)を待ち伏せして偶然会い声をかけると、その子は自分の名前を知っていました。慧は女装しているのを忘れてついつい名前を言ってしまったんですね。案外抜けてる(笑)

女の子のあまりの美貌に思わず俺と付き合って、と告白する三船。えええこうなった!?ややこしいことになりました。どんだけ魔性の女装なんだ慧よ…。

慧だとバレても三船はからかったりはしないと思いますが、次回でばれるのはちょっと早すぎるからごまかして逃げるかな。



俺様デレ期 後編 野々宮ちよ子


情けなくて気持ち悪い自分、隠していた本当の自分を見せて素直にあやまった拓馬。凛も本心を伝えてめでたしめでたし。

こんなこともあろうかと(?)ちゃんと潤滑剤を事前に用意していたのはさすが。雨降って地固まるというハッピーエンドでした。

この後の話はb-boyキューブに載る予定です。

憑きあってください!前編 街まちこ


見えないものが見えてしまう洋平は、見えてしまうことをしっても気味悪がらずに気さくに接してくれる絢人(けんと)とお付き合い中。

もうHもしているという関係ということですが、そこんとこ詳しく!と思ってしまった私はダメ人間でしょうか。

優しい絢人とラブラブな洋平ですが、ある日絢人と同じ顔で性格の真逆な絢人の双子の弟に会ってしまいます。

どうやら双子ではなく絢人の中にいる別人格?のようですが、絢人に家族のことを聞たら距離を置かれてしまい凹む洋平。

かわいい感じのお話ですね。絢人が寝ぼけているときのクセでぺろぺろ舐めるのは、何か秘密があるのでしょうか。私は実は絢人が人ではない説(犬っぽくないですか?)に1票入れたいところですがどうかなあ。

洋平が絢人にぴたっとくっついていく姿がかわいくて萌えキュンです。こんなんしてほしい。したい。相手がいない。

ほっぺにクリームついてるよ!3話 高峰顕


首輪もベロチューもご馳走様ですが、お菓子がおいしそうすぎて見てるだけで太りそう。深夜に見たらだめですね。デパ地下に行きたくなります。

柚科の作ったお菓子が好きなだけ、とか言っても真っ赤になってる水落がかわいいです。柚科はどんな角度から見てもかっこいいですね。

仲が良さそうな宇佐美を気にしてうっかり泣いてしまったり、首輪の意味を考えたり、ちゃんとくっつくのはもう少し先なのかもしれません。

高峰顕先生のBLコミックスはこちらが激推しです。



ちび恋 友江ふみ


ただひたすらちびっ子がかわいくてかわいくてかわいくて。ちびっ子を愛でるための作品といってもよさそうです。

公太の大きな瞳もふんわりした髪型もとぼとぼ歩く後ろ姿も、超必死な顔もため息をつく横顔もかわいくて。好きだー!デフォルメ顔も通常の顔もかわいいとかもう罪としか。

少女マンガでもいけそうな感じの絵柄でほわほわしていて癒されます。修二くんと心理テストの答えが同じでよかったね。

嬉しそうな公太の笑顔がかわいくてそれだけでもういろいろ許す(何を?w)という優しい気持ちになれました。マガジンビーボーイの癒し枠決定です。

友江ふみ先生のBLコミックスはこちらもおすすめです。



アイツの大本命 後編 田中鈴木


特別編の前後編のうちの後編です。扉絵が佐藤なんですがイケメンです。文句なしのイケメン。イケメンは悩ましい表情が似合います。

前回佐藤のお姉さんに「ぜんぜん釣り合ってない」ときついことを言われてしまいショックの吉田ですが、佐藤がちゃんとかばってくれました。

怒りで扉を壊してしまい自己嫌悪する佐藤。自分のほうが吉田に釣り合っていないと考えているようですが、吉田はきっぱり否定。

思わず吉田をぎゅっと抱きしめる佐藤のほっとした表情に一安心です。マナちゃんの490円の指輪も無事に外れましたとさ。

苦いのテーマ1話 阿部あかね


2017年の新作に先駆けてショート連載がスタートしました。本編開始まで4回続くショートです。

幼馴染で中学の時からラブラブな夏樹と新。一緒に暮らすことになりもうアレの声を我慢しなくてよくなります(言い方)

近所の銭湯で新が知り合ったのはいい身体の先輩・りょうま。りょうまとのことは夏樹には話さずにいた新ですが…。

きっとこれ大学の先輩ってりょうまのことですよね。波乱の幕開けということでしょうか。タイトルの通りに苦い思いをすることになるのは新か夏樹か。

ショートということは本格連載にもつながるお話なのでしょうか。阿部あかね先生なので続きが楽しみです。

阿部作品はこちらも超おすすめです。



マガジンビーボーイ11月号感想まとめ


抱かれたい男1位に脅されています。の展開が辛くてヒリヒリしてしまいましたが、バーバリティースでニヤニヤできて復活。アダムの笑顔がイケメンすぎて好き。

始まったばかりのモモオニ!が最高すぎてすごく楽しかったです。こういうラブコメいいな。エロありのコメディって両方の配分が大事だと思いますがモモオニ1話バランスがばっちりでした。

読み切りの「home」も思った以上に良くて、もう何回も読み返しています。タイトルの意味も作中で回収されていて納得。ここまで読み切りで満足させるのってすごいと思いました。

11/7(月)発売のマガジンビーボーイ12月号も楽しみです。次回は緒川千世先生のカーストヘヴン、夏目イサク先生の王子様の理由などまたも盛りだくさんになっています。

ではまた12月号の感想でお会いしましょう。

追記)12月号の感想を書きました。

マガジンビーボーイ12月号 ネタバレ感想

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