花恋つらね9話のネタバレ感想です。ディアプラス12月号最新話の感想でコミックス2巻に収録分のネタバレになるのでお気をつけください。

舞台を終えた帰り道、いい気分だったのに源介に「歌舞伎役者としての相方に」と言われてショックを受ける惣五郎。

源介の今までの告白ちっくな発言も全て仕事上の最高の相方として、役者としての発言だったのかと涙します。

惣五郎としては自分の気持ちを自覚したばかりだっただけに、受けたダメージがとても大きかった前回8話のラスト。

花恋つらね2巻8幕 ネタバレ感想

誤解は解けるのか、あるいはもっと違う方向へとこんがらがってしまうのか。

それでは以下ディアプラス12月号夏目イサク先生の「花恋つらね」9幕の感想です。ネタバレ注意です。

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花恋つらね(2)

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花恋つらね9幕 感想 ネタバレあり


表紙は源介と惣五郎の和装2ショット。さすが和装が正装なだけあって良く似合います。惣五郎のこのスイッチが入ったときの流し目の色っぽさよ。

これは惣五郎もメロメロになりますね。本編では今まさにこじれてますけどね(涙)

泣きすぎてやつれた惣五郎


せっかく距離が縮まって惣五郎のことを好きだと気づいた矢先に、源介の言う一番は相方としての一番だということに気づいた惣五郎。

読者としては、言葉の通りに理解するとそうだけどでも実際はそうじゃなくて!って言いたいけど言えないこの辛さ。

惣五郎は失恋したと思いこみ、泣いて眠りにつきます。ぬいぐるみを抱きしめて寝ていますがせめてもの慰めになるといいな。

翌日具合が悪くなって学校も休んでしまう惣五郎。惣五郎の世話をしてくれている忠さんも困り顔です。今朝見た惣五郎の顔は泣きすぎて腫れていてひどい有様になっていました。

帰り道に暴漢に襲われたんじゃないかと心配する忠さんですが、お岩さんのような自分の顔に惣五郎もため息をついています。

ヒロトに相談してみると


学校を休んだ惣五郎に、心配したヒロトからラインが。泣きすぎて頭がガンガンする惣五郎ですが、昨日の源介の言葉を思い出すだけでじんわりと涙が浮かんできます。

ヒロトに相談しようか迷っていると、まさかそんなことになっているとは思っていない源介からもラインで連絡がありました。それを見てまた泣けてくる惣五郎。

思い切ってヒロトに来てもらい「失恋した」と相談しますが、ヒロトとしてはついこの前告白されたと聞いたばかり。

ひどい顔のまま惣五郎は事の詳細を話します。源介の好意は、役者としての惣五郎が好きというだけで個人的なものではなかったこと。自分の勘違いだったこと。

幸いにももうすぐ夏休みだから学校で会わずに済む、と逃げ腰の惣五郎にヒロトはまっとうなアドバイスを送ります。

学校は休み明け嫌でも会うし、今後舞台で一緒になることもある源介をずっと避けながらやっていくのか。惣五郎も頭のいい子ですから、ヒロトに冷静にそういわれると考えを改めました。

源介は芸の肥やしだ!


なんとか気合を入れ直し、自慢の顔も元に戻ったところで覚悟を決めて学校へ行く惣五郎。今までフラれたことなどなかった惣五郎は、断られた方がどんな気持ちかなんて考えたこともありませんでした。

しかし源介とのことがあってから、いつも普通にしていたことが普通にできなくなっていたりすることに気づきます。

まわりの大人たちが口をそろえて経験値を積めというのはこういうことだったのかもしれません。これまで知らなかった感覚をつかんで、それを芸の肥やしとしていく。

何も起きないのがいいのではなく、何かが起きたときに同自分の中で対処するのか。どのように落としどころを作って自分を納得させるのか。

思うようにいかない世界で自分で自分の気持ちをコントロールすること。仕事をする上で生活をする上で、自分の気持ちを自分でメンテナンスすることは欠かせないことです。

源介は芸の肥やしだ!と自分に言い聞かせる惣五郎。

源介の手を払いのけてしまう惣五郎


言い聞かせながらも、当の本人が目の前に来たら内心動揺してドキドキバクバクする心臓。チラ見せにあった通りに学校で気軽に声をかけてくる源介に、平常心を保とうとすればするほどぎくしゃくした態度になる惣五郎。

様子がおかしい惣五郎に触れようとした源介の手を思わずパシッと払いのけてしまいます。お互いに驚いた表情で固まる2人。

源介はすぐに、もしかしてあの夜の話がまずかったのかと惣五郎に確認します。相方になってほしいと言ったけれど、今の時点ではちょっと早すぎたかもしれないと反省している源介。

まだ学生だしそんな風に言うのは惣五郎にとっては重かったかなと気にしています。だけど惣五郎が気にしているのはそこではありません。スレ違う2人の思考。

「早くこっち側に来てほしい」という源介の言葉を惣五郎は、役者として一緒にやったほうがおもしろいことができるという意味だと捉えています。

板に立つことばかりを考えている源介に、惣五郎は自分だけが好きになっていたことを思い返しうつむきます。

俺は俺で前に進む


源介は源介で、言えば言うほどうまく伝わらないようなもどかしさを感じています。絵にかいたようなすれ違い。惣五郎も自分が勘違いしていると思い込んでいて、交わらない2人の思考が切ないです。

惣五郎は相方うんぬんの話について「約束はしない」ときっぱり。自分は自分で芸を磨いて歌舞伎役者として前に進む。

その先で源介と釣り合う役者になってたら、どのときどうするか考える。惣五郎はあくまでも役者として源介に伝えました。

思いきって源介と話したことをさっそくヒロトに話して覚悟を新たにする惣五郎が辛そう…。ですがこの先も源介のいる歌舞伎の世界で生きていくのだから、こんなことで醜態はさらせない。

今できる唯一の方法で覚悟を決めた惣五郎が切ないですが、芯の強さはやはり幼少期から厳しい世界で生きてきたんだなと感じさせられます。

一方的にフラれた源介


いっぽう惣五郎に線を引かれてしまった源介は、なにやら深刻そうな表情で考え事をしています。

モデルの西田に「フラれた」と端的に伝えるも、その視線の先には惣五郎がいました。最近までうまくやっていたのにと不思議そうな西田に「いろいろぶっちゃけたら拒否られた」と冷静です。

まあその通りでもあるし誤解でもあるし、ああもうこの高校生2人をどうしてくれよう。どっちも悪くないんだけどどっちも言葉が足りないのは確かで、でも高校生ならこれくらいがリアル。すっごいリアル。

経験値のない高校生同士ってこういう言葉足らずのすれ違いや勘違いが多々あってしかるべき。そうやってみんな大人になっていくわけです。

にしても夏目イサク先生には、またもモダモダさせられます。くうう。

あいつ以外にいないから絶対どうにかする


西田は源介の惣五郎への執着を知っているから爆笑しますが、いい加減惣五郎に対してぐいぐいいくのをやめたらどうかと助言。

西田は源介の部屋で惣五郎の切り抜きを見て、源介の惣様好きっぷりを知っているんですね。源介が惣五郎以外に興味がないということもよく分かっています。

押せ押せで行かずに様子見している間に誰かに取られたらどうするんだと男らしい源介。一途な攻めっていいなあ。執着ものは嫌いじゃないから源介にはぜひぜひぐいぐい頑張ってもらいたいです。

自分には惣五郎以外にはいない。だから絶対にどうにかする。強い決意を秘めた表情の源介が、氷のような表情になってしまった惣五郎をどうやって口説くのか。

というところで花恋つらね9話は終了でした。

花恋つらね9幕の感想まとめ


せっかく開きかけていた心のシャッターをピシャーンと下ろされてしまった源介。ここからが踏ん張りどころですね。

休載後2ヶ月ぶりの連載再開が嬉しくて、しかも終わり方がまだちょっと希望が持てる感じだったので良かったです。

惣五郎としては自分一人が勘違いして舞い上がってしまっていたことが悔しいし恥ずかしいし、だからといってずっと避け続けるわけにはいきません。

役者としてもまだまだな自分というものもよく分かっています。芝居も稽古も人生経験もまだまだ圧倒的に足りていません。

今後源介と一緒に舞台に立つこともたくさんあるでしょう。だからこそ立派に成長してから、源介の言う「役者としての相方」についても考える。

自分の中でそういう落としどころを見つけたわけですね。そうやってかたくなになってしまった惣五郎をどうやって軟化させ、自分の本心を伝えるのか。

誰かに取られる前に源介は惣五郎を公私ともに相方として迎えることができるのか。

次号ディアプラス1月号は2016年12月14日(水)に発売です。1月号は花鳥風月が表紙です。雨隠ギド先生の新連載も始まります。

ではまた次回「花恋つらね」10話の感想でお会いしましょう。

追記)10話の感想を書きました。

花恋つらね10話 ネタバレ感想

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