ディアプラス3月号の全体の感想です。

テンカウント39話はすけべ回だわーいと邪悪な目で期待していたら、思ってたのと違って清く美しい展開でした。ようやくあの人の再登場で黒瀬くんの過去も回収されようとしています。

激萌えしたのは雨隠ギド先生の「あやしの湯ももいろ美人」と最終回を迎えた木下けい子先生の「春の風は優しく」の2作品。

やはりある程度長く活躍されている作家さんはひと味もふた味も違いますね。

「親友ってそこまでしなくちゃいけないの?」と「エモーション!」はとても爽やかにハピエンで最終回を迎えました。「花恋つらね」は1回お休みです。

それでは以下ディアプラス3月号のネタバレ感想です。

ディアプラス 電子書籍


ディアプラス3月号の電子版は3/17に配信されます。

追記)配信されました。2017年6月12日までの期間限定配信です。

ディアプラス 2017年3月号[期間限定]

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ディアプラス3月号感想 ネタバレあり


テンカウント39話 宝井理人


個別に感想を書きました。

テンカウント39話 ネタバレ感想

春の風は優しく 最終回 木下けい子


結婚話を持ち出した千々石にドン引きする泉さん。千々石は成績表を持ち出し、大学卒業後は一流企業に就職するからと将来設計を立て完全にその気になっています。

千々石ならこれくらい突っ走るとそんな気がしてたのはたぶん読者も同じなのでは…(笑)真面目で一本気で一途な千々石が眩しいです。

半年後や1年後も千々石を好きでいる自信がないからとたしなめる泉さんは、結婚話をやめないと逃げ出したくなると千々石に釘を刺しました。

泉さんは純粋でまっすぐな千々石と、いろいろ経験してきてだらしない自分が釣り合わないと思っているんですよね。なんと自分の閉店して本当に逃げ出してしまいました。

ここからの千々石がかっこいいこと!とんでもなくいい男で痺れました。絶対に探し出すと行って行動して、泉さんを見つけ出した千々石。

女性客で賑わうおしゃれカフェで働く泉さんは案外サマになっていますが、そこでひとりで「ふわふわバナナ&ストロベリースペシャル」を真顔で注文する千々石にじわじわきます。

仕事が終わるのをまちぶせして「50メートル5秒だから(逃げないで)」と言って話し合いの場を設けて、千々石は改めて泉さんにふさわしい男になると告白しました。

すーっと心に沁みるプロポーズやその後の「愛しとうよ…」があまりにも素敵すぎて感動です。純朴な大学生である千々石が泉さんよりもずっと大人に見えて、最高のクライマックスとなりました。

これはすごい。この最終話は何度も読み返しています。

木下けい子先生はこちらもおすすめです。



あやしの湯ももいろ美人3話 雨隠ギド


お酒に強い七尾が近所の人に飲まされ、それをかばおうとする乙丸。さりげなく七尾をフォローしようとする姿がいいですね。

しかし外見に反してお酒には弱い乙丸が、寝ぼけて七尾のことを「おいしそう」と告げます。このときの乙丸の目が鋭くてぞわっとしました。

かっこいいんですが何か闇を抱えているようでドキドキ。七尾も意表を突かれてびっくりしています。

2人の距離はまだどこか遠慮もあるんですが、だけどお互いに気になっていて2人のときは明らかに他の人とは違う雰囲気が漂っていて目が離せません。

個別の感想はこちらをどうぞ。

あやしの湯ももいろ美人 ネタバレ感想

雨隠ギド先生は「青年発火点」もおすすめです。

青年発火点

青年発火点

青年発火点



エモーション!最終回 秋平しろ


両想いになった一樹と翔平。一樹がこれまで恋愛話に乗ってこなかったのは、興味がないふりをしていれば彼女がいなくても怪しまれないと思っていたから。

キスをして気持ちを確かめ合うも、ここは森の中。しかも稲荷んのことが気になる翔平は凹みます。そんな翔平に、一樹は稲荷んは翔平を困らせたくて嘘をついていただけだと教えてあげました。

なるほど、稲荷んは翔平がうらやましかったんですね。妹のこともあって、一樹にも好かれ友達もいる翔平に嫉妬して孤立させたかった。

別荘に戻って稲荷んに謝る翔平。本当は妹のことも大事だし稲荷んのことも好き。これからも友達でいたいと素直に告げます。

稲荷んの嫉妬からくるいじわるだったわけですが、こんなことになってもやっぱり友達としての稲荷んが好きな翔平と一樹。

翔平もですが、そばでフォローする一樹もとてもいい子です。普通はなんとなく離れていきそうなものですが、そうはしないのが一樹と翔平の性格の良さ。

みんな不器用で寂しくて臆病で、ひとりでは生きていけない。だから稲荷んもひとりにしたりしない。

大人になって形は変わっても、この4人にはずっと良い友人関係を築いていってほしいなと思いました。

最後に一樹と翔平のエッチまでありましたが、なくても全然OKだったくらい高校生の恋と友情と青春の眩しいお話でした。

秋平しろ先生の「いちばん遠い星」もおすすめです。



ばいばい、コンプレックス前篇 端丘


男を好きになったと懺悔する手紙を寄越して、自分たち家族を捨てた父親を探して島にやってきたトシキ。

ひょんなことから知り合った青年イノセが父親の恋焦がれた男だったと判明します。父親はすでに亡くなっており、好きになった男には実際には相手にされていませんでした。

怒りの矛先がなくなるも、イノセが父親の遺体を何年も探してくれていることに気づき距離が近づく2人。

これ、どうなるんだろう。お互い淡い恋で終わってもいいけど、せっかくなら2人ともが救われる結末を期待したいです。

リレーション×××前篇 日ノ原巡


三兎さんとのデートで浮かれる翔平が無邪気でかわいかったです。がらんとした映画館で一番後ろの席をすかさず抑える三兎さん。

映画を見るだけなのにぐったりしている翔平が初心でピュアピュアでした。しかし支配的な母親と喧嘩して家を飛び出してしまう翔平。まずは三兎さんのところに転がり込むという形になるでしょうか。

せっかくの好きな仕事を頭ごなしに辞めさせようとするお母さんも強引で、とてもとても三兎さんを紹介するとか難しそうですね。

母親との決着とかも含めて前後編でおさまるかな。

1DKえっち1話 吉田ゆうこ


ディアプラス初登場の吉田ゆうこ先生の新連載です。

誘うべくして誘ったのか、家出高校生の楓を家に連れ帰った佐伯。楓の誘いから体の関係を持つかと思いきや、佐伯は楓におもちゃを入れるだけ。

相手が入れてほしくて辛そうにすればするほど興奮するという性癖の持ち主の佐伯は、それに応えようとする楓を手放せなくなってしまいます。

1話めからエロかったし不思議な吉田ワールド全開といったところ。かわいらしい絵柄なのに道具使用だったりエロくていっそう卑猥です。

佐伯が人を連れ帰るのは2度目とつぶやいていたので、今後前の子が出てきたりするのかも。のめり込む大人と、誘う高校生。互いに事情がありそうでそれぞれの背景も気になります。

吉田ゆうこ先生はこちらもおすすめです。



恋愛なんてゆるしません!―お付き合い篇― 須坂紫那


その後の読み切りです。

晴れて恋人関係になった藤堂と直斗。藤堂の優しい笑顔に赤面しつつも、これから始まる社内恋愛にわくわくしはじめる直斗がピュアです。

だけど藤堂は会社ではそっけなくてクール。避けられているようで悩む直斗は、思いきって藤堂の家を突撃訪問。

実は藤堂も付きあうことになって舞い上り、どうふるまったらいいのか分からずに戸惑っていただけでした。

藤堂の言葉責めに直斗の身体が素直なところはニヤニヤ。末永く爆発しちゃってください。

恋には向かない職業2話 金井桂


三倉と少しでも近づきたくて、先日割ってしまったお皿の代わりのプレゼントを用意する頼。

渡すときのシュミレーションをしながら重くならないようにセリフの練習をしていたり、しいじらしくて健気です。本当に三倉さんのことが好きなんですね。

歌やダンスのレッスンにも熱心な頼は、グループの中でもかなり好かれているようで微笑ましい。

みんなのお兄ちゃんとしてしっかりしている頼ですが、メンバーはもっと頼ってほしいと思っている様子。こんな風にメンバー同士が思いあえるグループはきっとまだまだ成長します。

頼のほうも、悩みや愚痴や体調などもなるべく口に出して話すようにしていて、アイドル活動はうまくいっている模様。だけど口にはできない言葉もあって…。

三倉さんへの気持ちは歌詞にのせるしかない頼。この先、三倉さんへの気持ちが失われていくことはない。すれ違って離れていても募るいっぽうです。

これはそのうち頼が爆発しそうなかんじですね。三倉さんを困らせたくはない頼のことだからギリギリまで我慢するでしょう。

今のところ頼の秘めたる気持ちばかりがとても大きくて切ないです。こういう健気な子は報われてほしいな。

金井桂先生は「きょうだいのルール。」もおすすめです。



曖昧なエスキース1話 立野真琴


新連載です。

家の前で流血して倒れていた外国人ジョンを拾った美大生のシン。目覚めたジョンは自分の名前すら覚えておらず、病院も警察もなぜか拒みます。

シンにモデルになってほしいと頼まれ居候しているため仕事として引き受けるジョン。ジョンの顔や身体はシンにとって理想的なものでした。

ジョンがどういう立場や仕事なのか謎ですが、どうやらやばい組織の人に追われているようです。ハードボイルドな展開になるのかな。

タイトルのエスキースとは美術の下絵のことです。美大生と何者かに追われているようなジョンがこの後どう絡むのか気になりますね。

親友ってそこまでしなくちゃいけないの?最終回 せいか


治療と違って優しくて怒らない賢人にときめく一星。賢人が自分を好きだと良いことしかないと自覚した一星は、本番も受け入れました。

エッチすることになった賢人と一星に、ゴムやら何やらを全て用意してくれていたあやさんがナイスアシスト。

無事にすませた後、賢人は一星に親友というだけではなくて恋人になりたいと改めて告白しました。

「親友も恋人もヒーローも全部おれがなってやる」と男らしい一星。エロくて甘くてラブラブな2人が幸せそうでほっこりしました。

せいか先生は「彼の嫌いな生徒について。」もおすすめです。



瞬きもできないほど2話 天咲吉実


加賀の様子がおかしいことに気づく玲也。なんとかごまかしますが、その後も調子をとり戻せずNGを繰り返して現場は困惑ぎみです。

異変を感じとっていた玲也は、現場で吐きそうになっている加賀をとっさの機転で助けます。玲也が男前!いざという時に頼りになる男は攻め受け関係なくかっこよくて惚れ直しますね。

実は共演者の女優から、あの母親と同じ香水の匂いがしていて昔を思い出していた加賀。トラウマを呼び起されてしまい絶不調に陥っていました。

玲也の支えもあってなんとか持ち直せそうな加賀。こうやってどちらかが辛いときや窮地に立たされた時に支えあえるカップルっていいなと思います。

春まであと少し 三池ろむこ


読み切りです。超新星といわれている16歳の美人女優とドラマで恋人同士を演じることになった優斗。

その共演にちょっとだけやきもちを焼いていた秋朋に喜ぶ優斗がキュートです。

お互いに背中を追いかけている感覚が10代らしくて、まだまだこれからののびしろを感じさせられました。

お高いチョコレートがあまり美味しく感じない味覚も若々しくて、まだちょっと早いっぽいと苦笑いする2人がとてもお似合いでした。

三池ろむこ先生はこちらもおすすめです。

ゆうぐれのまち

ゆうぐれのまち

ゆうぐれのまち



ももいろ倶楽部にようこそ93話 二宮悦巳


浅黄と塾講師の両片思いのもだもだ番外編。

言った言葉がブーメランになって自分に刺さって凹む浅黄。先生も密かにショックを受けています(笑)

「ハッピーエンドのその先にいるってどんな感じ?」と聞く浅黄に、バッドエンドが前より怖くなくなったと照れながら言う裕平がなんだか頼もしかったです。

君の泣きっ面にキス 間宮法子


読み切りです。Sっけのある受けとMっけのある攻めの組み合わせ。互いに目覚める感じが良かったです。

ずーっとおあずけをくらっているし泣くほどつらいのに我慢する惟ちゃんが偉い。髪を下ろしたところがかっこよくて一瞬「誰?」ってなりました(笑)

間宮法子先生の作品はこちらもおすすめです。



オレの可愛いモンスター2 山本アタル


読み切りです。瑛太の過去回。

真面目に親の望む通り、敷かれたレールを走ってきた瑛太。大学受験でそんな生き方が虚しくなり本命は白紙で提出。滑り止めの大学で出会ったのが椿でした。

言われるがままに自分の意思もなく歩いてきた人生で、たったひとつ自らの意思で選んだのが椿。

どこか孤独を抱えた似た者同士の2人。このまま仲良く寄り添って生きていってほしいです。

感想まとめ


雨隠ギド先生と木下けい子先生がさすがの底力と筆力で魅せられたディアプラス3月号。テンカウントも西垣さんが出てきて終わりが見えてきました。

次号のディアプラス4月号は3号連続で創刊20周年記念号です。20年とかすごいですね。テンカウントが表紙でミニドラマCDも付いてくるという豪華な仕様になっています。

記念ショート&読み切りには、左京亜也先生やまさお三月先生や未散ソノオ先生などたくさんの作家さんのお名前があります。

夏目イサク先生の「花恋つらね」も連載再開、そしてなんと志水ゆき先生の「是-ZE-」が2号連続で限定復活するそうですよ。

是−ZE−(1)

是−ZE−(1)

是−ZE−(1)



ディアプラス4月号も楽しみです。

追記)4月号の感想を書きました。

ディアプラス4月号 ネタバレ感想

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