楢崎壮太先生の「ねこねこベイビー」のネタバレ感想です。

善治&紗以編の「ねこねこダーリン」が終わってしまい意気消沈していたら、なんとねこねこシリーズの新連載が始まりました。

今度の主役は猫谷家の長男で、やたらと凹んではしょっちゅう猫になっていたあのお兄ちゃん(珂以)がメインです。

思った以上にかわいくて残念で愛すべきお兄ちゃんのお話にわくわく。かわいい猫の姿に悶える覚悟もできてます!

今から読む人は末っ子亜以編「ねこねこハニー」と、亜以の兄の紗以編「ねこねこダーリン」を読んでからどうぞ。

というわけで以下「ねこねこベイビー」の感想です。コミックス未収録なのでネタバレにお気を付けください。

ねこねこベイビー 感想 ネタバレあり


1話の感想 マガジンビーボーイ4月号


亜以の高校の入学式当日「また友達できなくても気にするなよ!」と余計なアドバイスをするお兄ちゃんの珂以。KYすぎて(笑)案の定、紗以にアッパーカットを食らわされてしまいます。

殴られた理由が分からないお兄ちゃんは「それが分からなきゃ一生フラれ続けるぞ」と紗以からナイスな助言を受けました。

「一生」という言葉にショックを受けて、光の速さで猫になってしまうお兄ちゃん。紗以に「何人もに告白しすぎなんだよ」とあきれられてしまいます。

だけど本当は何人もに告白しているのではなく、同じ人に何度も告白してフられ続けていたのでした。

大学の入学式当日、美少女に出会ったお兄ちゃんは一目ぼれして速攻で「付きあってください!」と告白しますが、実はこの美少女、鈴城杏介という名前で外見は美少女風ですが正真正銘の男。

一瞬で失恋したかと思いきや、何の因果か運命か2人は学部も学科も同じで必然的に一緒にいることが多くなっていきます。

人見知りで集団行動が苦手な杏ちゃんを、何かと気遣っては友達として仲良くなっていったお兄ちゃん。

男である杏ちゃんにもときめいていたお兄ちゃんは、ある日公衆の面前で再びストレートに告白します。

もちろんフられてしまいますが、大学内で2人は公認の関係になりました。お兄ちゃんは杏ちゃんを口説き続け、そのたびにフられ続けるという無限ループ。

お兄ちゃんがまっすぐすぎてオブラートが仕事しないあたり、正直でホントにピュアなんですね。杏ちゃんも告白に慣れてしまったようで、お兄ちゃんへの塩対応も手慣れたものです。

あまりにしつこいため、杏ちゃんから嫌われつつあるお兄ちゃん。授業で隣に座ろうとしたら嫌がられたりと、かなり冷たく邪険に扱われている状態なのはちょっとかわいそうな気もします。

そんなある日、杏ちゃんの昔の恋人の話になり、男と付き合ったことがあるような杏ちゃんの態度にお兄ちゃんはショックを受けて、まさかの学食で猫になってしまいます!

近くでそれを目撃した女の子がざわつきはじめた瞬間、杏ちゃんが立ち上がって服ごと猫になったお兄ちゃんを運んでくれて事なきを得ました。

動揺すらしない杏ちゃんですが、その顔は怒りに染まっています。こんな大ピンチ状態なのに、愛しの杏ちゃんの腕の中にいることで幸せを感じるお兄ちゃんが能天気すぎてもはや清々しい(笑)

まったく悲壮感のないお兄ちゃんの呑気さと前向きさは、逆に何かと武器になりそうですね。

ぶっちぎりで正直で純粋さが際立ったお兄ちゃんの好感度が今回一気にぐーんとアップ!まっすぐで素直な男の子が好きな人を一途に追いかける姿は眩しいです。

ツンツンしている杏ちゃんがデレるとどうなるのか早く見てみたいような、もうちょっと不憫なお兄ちゃんとのやりとりを見てみたいような複雑な心境に陥ってしまいました。

2話がますます楽しみです。

※2017年9月26日までの期間限定販売です。

マガジンビーボーイ 2017年4月号

マガジンビーボーイ 2017年4月号

マガジンビーボーイ 2017年4月号



2話の感想 マガジンビーボーイ6月号


猫に変身するところを杏ちゃんに見られてしまった猫谷家長男・珂以。

杏ちゃんは助けてくれましたがなぜか怒っているようで、それ以降今まで以上に完全に珂以を拒絶するようになってしまいます。

「もう俺に好きだとか言うな」冷たく言い放たれて、猫になるような人間は気持ち悪いのかなとちょっとだけ凹む珂以。

弟達も心配しますが、そこはさすがお兄ちゃん。こういう体質なんだから仕方ないじゃんとかなりポジティブに受け止め、杏ちゃんのこともあきらめないとあくまでも前向きなのでした。

大学でツンツンが増し増しの杏ちゃんのまわりには、相変わらず野良猫たちがうじゃうじゃと集まっています。

「人間も猫もみんな杏ちゃんが好きなんだよね」と、またどさくさに紛れて近づく珂以ですが、案の定杏ちゃんはスーッと離れていったりと平行線の2人。

珂以は学園祭・クリスマス・お正月とすべての告白イベントを杏ちゃんに華麗にスルーされてしまい、そうこうするうちに大学2年生の春(今)になったのでした。

どんなに冷たくされてもめげない珂以のポジティブシンキングには感動すら覚えます。これはある意味お兄ちゃんの最大の取り柄でしょう。

普通ここまで冷たくあしらわれたらプライドがどうとか単純に心が折れたりとかで、いい加減あきらめそうなもの。

だけどお兄ちゃんはまっすぐにぶつかっては壊れて立ち直るを延々と繰り返しています。揺るぎないポジティブっぷりがあっぱれ。

杏ちゃんのほうも、ツンツンしながらも珂以の直球に赤くなったりと少しは態度が軟化したかな?と思った矢先「家でルリが待っているから」と気になる言葉が口をついて出てきました。

んん!?女の子の名前っぽく思えますがルリちゃんとはいったい?

珂以も、突然出てきた女の子の名前に驚いて杏ちゃんを追及します。すると杏ちゃんはさらに衝撃の告白をしてきました。

俺はマタタビ人間なんだ。

ファ!?マタタビって猫が大好きな匂いで有名なあのマタタビのこと?猫にとっては媚薬にもなるというマタタビ。つまり杏ちゃんはマタタビの匂いがする特異体質の人間ということなのでしょうか。

杏ちゃんは、猫に変身する体質の珂以が自分を好きだと言うのは匂いのせいだと思っていて、珂以の気持ちは気の迷いだと考えているようです。

珂以は無意識に杏ちゃんの匂いに惹かれているだけで恋愛感情ではない。杏ちゃん本人はそう思っているっぽいですね。

さあ珂以お兄ちゃんはどうやって恋愛感情だと証明するのでしょうか。このまままっすぐに気持ちを伝え続けるしかないのかな。

杏ちゃんのほうは珂以にほだされてちょっと好きになっているふうにも見えますが…。ルリちゃんが何者なのかも気になります。

3話も楽しみです。

※2017年11月28日までの期間限定販売です。

マガジンビーボーイ 2017年6月号

マガジンビーボーイ 2017年6月号

マガジンビーボーイ 2017年6月号



3話の感想 マガジンビーボーイ7月号


杏ちゃんの「マタタビ人間」というのはやはり猫を引き寄せる体質ということでした。珂以はそのせいで自分をを好きなのだというのが杏ちゃんの主張です。

ちがうもん!俺は俺の意思で杏ちゃんが好きなんですぅ!

珂以は思いきり全否定しますがこれを証明するのはかなり難しいことです。それにしても「ちがうもん!」って顎ヒゲの大学生の男子が言うとかわいいですねw

実は杏ちゃんに告白してきた猫人間は珂以で4人目だとか。これじゃあ杏ちゃんが珂以を信用しないのは無理もありません。

っていうか猫になれる人って他にもいるんですね。人間の世界に紛れているのかあ。夢があっていいな~。

自宅で珂以がお父さんにマタタビ人間について聞いてみると、猫人間にとってやけに魅力的に見える人間というのは確かにいるそうです。

兄弟や親せきで同じ人を好きになったりするという話もお父さんは聞いたことがあるらしい。そこで珂以は弟の亜以と杏ちゃんを会わせてみることにしました。

杏ちゃんをひと目見た瞬間、亜以はぼうっとなってしまいすり寄って甘えたりとメロメロに。うわあ、やっぱり猫人間は杏ちゃんに無意識で惹かれるようです。

弟で実験をしたことで家に帰ってちょっとモメますが、そこは猫の姿になって兄弟でモフモフ。くっ…かわいい。

翌日、その杏ちゃんがインフルエンザになってしまい珂以は世話をしようと家まで押しかけます。

男で鳥を飼っているとか絶対に引かれると思った杏ちゃんは、クローゼットに鳥を隠しているというかわいいところがありました。

男の子で鳥ってそんなに珍しくもないと思うのですが、杏ちゃんとしては気になっていたんですね。

珂以は引くこともなくキメ顔で杏ちゃんに告げました。

俺はかわいいと思う。

杏ちゃんが赤くなっているのは風邪のせいだけじゃないはず。自分の好きなものを否定されずに褒めてもらえて嬉しかったのでしょう。いい雰囲気になる2人。

杏ちゃんもあれだけストレートな好き好き攻撃を受けたらほだされているでしょうから、あとはもう時間の問題かな。

というわけで、あの「ルリちゃん」は彼女とかではなくてマメルリハという小さなインコのことでした。

ルリちゃんをきっかけに珂以と杏ちゃんがもっともっと近づけるといいのですが。いい雰囲気はいい雰囲気なのであと一押し!

4話も楽しみです。

※2017年12月26日までの期間限定販売です。

マガジンビーボーイ 2017年7月号

マガジンビーボーイ 2017年7月号

マガジンビーボーイ 2017年7月号



4話の感想 マガジンビーボーイ8月号


インフルエンザの杏ちゃんを見舞ったことで少し距離が近づいた2人。元気になって大学に復帰した杏ちゃんを珂以は大歓迎しました。

病気明けでいっそう美少女オーラが増幅していてキラキラしている杏ちゃんを守るべく睨みを利かせる珂以が相変わらずまっすぐです。

「やっぱり杏ちゃんがいる大学はいいなあ」しみじみする珂以に、杏ちゃんは頬を赤らめていたりといい雰囲気。

マタタビ効果については珂以は「好きなのは変わらないし別に良くない?」と深刻には考えていませんでした。珂以らしいですね。

マタタビ効果があるならずっと杏ちゃんのことを好きということだから浮気の心配もないし、と笑顔の珂以。しかし杏ちゃんの表情は曇りがちです。

大学の皆で杏ちゃんを囲んで外でランチしていると、珂以が杏ちゃんのほっぺについた食べかすを口でとろうとしてあわやキスしそうになってしまいました。

どさくさに紛れて杏ちゃんの唇のすぐ横にキスをした珂以に仲間たちはドン引きです。確信犯な珂以はお仕置きとしてその日はもう杏ちゃんに近づかせてもらえませんでした。

珂以にしてはすごくスマートでかっこいいキス(未遂)でニヤニヤしてしまいました。キス未遂を反省しつつも「キスなんて付き合ったらいつでもできるのに!」となぜかもう付き合えること前提で考える珂以が前向きすぎて笑えます。

杏ちゃんもまんざらではなさそうだし一見いい雰囲気でお似合いの2人。

珂以は先週お見舞いに行って杏ちゃんのけだるげな姿を見て以来、杏ちゃんで毎日いけない妄想をしていました。翌日、大学で杏ちゃんを見つけて駆け寄ります。

昨日はごめんね、無理矢理キスしようなんてほんの少ししか思ってなかったんだよ!

やっぱり思ってたんじゃん!w反省しているのかしていないのか珂以の杏ちゃんへのブレないラブラブ光線に杏ちゃんはなぜか切なげです。

杏ちゃんのシリアスな雰囲気に、フラれるかもしれないと焦る珂以。一年以上地道に追いかけ続けて最近ようやく距離が近づいたのに、キスをしそうになったことで嫌われたと青くなってしまいます。

「もうそろそろはっきりさせた方がいいかと思って」

やっぱりー!とショックを受けた珂以はまた大学で猫の姿に変身してしまいました。杏ちゃんはさらに衝撃の言葉を続けます。

俺とキスしよう。

珂以以外にも猫に変身する人間3人に告白されたことがある杏ちゃん。実はその3人ともキスをしたら杏ちゃんのことを好きではなくなってしまったという過去がありました。

切なげな杏ちゃんはあきらめたように「王子様が魔法を解いてやる」と猫の姿の珂以にキス。さあ珂以は杏ちゃんへの気持ちがなくなってしまうのか。

あーもう気になるところで終わってモダモダするー!つまり杏ちゃんの体質は何かの呪いみたいな感じなのかな。猫人間を寄せつけて好意を持たせるけれど、それはキスをすればなくなってしまうという。

今回も珂以のブレないまっすぐさはそのまんまで、そんな珂以に戸惑いながらも杏ちゃんが赤面したり気にかけたりしているのがいじらしくて切ないです。両想いだよね絶対。

あわよくばキスしたいと頑張って空回りする珂以ですが、あんなに杏ちゃん杏ちゃんと言っていたのがキスしたことでスッとなくなっちゃうのかな。

そうなるかもと思えば杏ちゃんだって珂以を好きになるのに躊躇しちゃいますよね。都合がいいけれど、珂以だけは特別!とかだといいな。

5話も楽しみです。

※2018年1月28日までの期間限定配信です。

マガジンビーボーイ 2017年8月号

マガジンビーボーイ 2017年8月号

マガジンビーボーイ 2017年8月号



最終回の感想 マガジンビーボーイ9月号


実は昔から猫人間に好かれるマタタビ人間の杏ちゃん。キスをしたら猫人間の気持ちは冷めてしまうと猫の姿の珂以にキスしました。

そのあと大学で杏ちゃんを見かけた珂以は、いつもならすぐに近づいて好き好きと言うのにあっさりとスルー。

やっぱり自分への珂以の気持ちはカン違いだった。元から珂以は自分のことなど好きではなかった。杏ちゃんは自分に言い聞かせます。

だけど自宅では2羽の鳥が心配するくらいに大泣きしてしまう杏ちゃん。本当は珂以のことを少なからず想っていたのに。珂以だけは他の猫人間とは違うと思っていたのに。

猫なんて大っ嫌いだ。

たったひとりで泣きじゃくる杏ちゃんが切ないです。するとそこへ珂以が部屋を訪ねてやってきました。泣きすぎてぼうっとしていた杏ちゃんは大慌てで招き入れます。

「俺にもういっかいキスしてくれない?俺、全然好きなままなんだけど」

あっさりと杏ちゃんに告げる珂以は大真面目です。猫の姿のときにキスしたから効力がないのかもしれない。それを確認しに来たと知った杏ちゃんの瞳からは止まったはずの涙がまたあふれ出しました。

「キスしたら今度こそ本当に俺のこと嫌いになるかもしれないだろ」

泣きじゃくりながらキスを拒否する杏ちゃんに、珂以は言葉を重ねます。

一瞬好きじゃなくなるかもしれないけど、でもどうせまた一瞬で好きになるからキスして。

イケメン台詞ばんざい!猫谷家の長男、残念な男かと思いきや決めるところではきっちりと決めてきました。

それでも杏ちゃんは珂以を信用できません。昔の恋の話をしはじめる杏ちゃんを黙らせるかのように自らキスをする珂以。

びっくりしている杏ちゃんを置いて珂以はそのまま部屋を出て行ってしまいました。杏ちゃんがやっぱり気持ちが冷めたのだと呆然としているとそこへ…。

杏ちゃん、やっぱり好きなんだけど。

無言で出て行った珂以は、実はどのくらいでキスの効果が出てくるか分からないので近所をひとまわりしてきただけでした。しかも全然効果がなかったらしく、ケロッとしたまま。

「俺のことはキスから好きになって」

杏ちゃんがまさか自分をすでに好きになっているとは思いもしない珂以は、飛びついて泣く杏ちゃんを優しく抱きしめてくれました。めでたしめでたし。

やだもうナニコレ心温まるわこんなの。ほっこりしかなくて幸せ~。いい人しか出てこないし安心して珂以と杏ちゃんの恋の行方を見守ることができました。

珂以が底抜けにいい奴で、ストレートでブレないところがすごくいいなと思います。こんなにまっすぐに一途に想われたら杏ちゃんだってそりゃ期待するしほだされるでしょう。

最初に杏ちゃんがツンツンしていた理由も説得力のあるものだったし、残念男かと思われた珂以がとてもまっすぐないい男で、ピュアで心優しき2人の恋に大変癒されました。

最終回で珂以のモフモフがなかったのは単行本の描き下ろしで補充されるということです。ねこねこシリーズといえばやっぱりモフモフが大事です。

ところでゲスいお話ですがこの2人のエッチってどんな感じになるのかな。珂以はやるときゃやるから案外男らしく攻めたりして。美人受けの杏ちゃんはすごく乱れてとんでもなくエロいことになったりして。妄想は膨らみます。

ねこねこシリーズ長男編はこれでおしまい。またどこかでかわいい猫人間たちに会いたいです。楢崎壮太先生連載お疲れ様でした。

コミックスも次回作も楽しみにしています。

※9月号の電子版は8/24に配信です。




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