飴色パラドックス10話の感想です。雑誌の最新話でコミックス4巻の感想になるためネタバレNGな人はお気をつけください。

俳優の印南(いなみ)の怪しげな動きを追ううち、ほぼ彼がクロであることが確定的になりました。

しかし印南のほうから軽く脅しともとれる発言がありいったん引きかけるも、尾上と蕪木は2人で結託してこの件を追い続けることになります。

飴色パラドックス9話 ネタバレ感想

それでは以下夏目イサク先生の「飴色パラドックス」10話のネタバレ感想です。

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飴色パラドックス10話感想 ネタバレあり


現役女優からの有力証言


決定的なウラをとるべく各方面に聞き込みを行う蕪木&尾上。印南と熱愛の噂になった現役アイドルの春田への取材もできることになりました。

印南から「親友がいる信頼できる会社で、ちょっと脱ぐだけで儲かるバイトがある」と持ちかけられたことがあると証言してくれる春田。

かなり危うい話なのにさばさばと話してくれてとてもいい子です。こういう憎めないタイプのカラッと明るい子のほうが芸能界で成功するのかも。

蕪木たちがもっと決定的なものがほしいと思っていたところ、現役の女優からの有益なウラ取りに成功します。

人気が落ちかけていた頃に印南の紹介で仕事を始めたというこの女優は、やめたくても違約金がネックになってやめられず今も苦しんでいる様子。

やはり印南と会社はグルで、あの優しげな笑顔に騙されていたと涙する女優さん。自分の名前を出してもらってもいいからと、あそこから逃げ出したいと必死です。

芸能界という厳しい世界でなんとか生き残りたくて、つい印南の甘い話にのってしまい道を踏み外してしまった女優さん。

自分で選んだとはいえ選ばざるを得なかったこともあります。辞めることもできずにかわいそうですね。

自分が今正しいと思う方を取れよ


これでクロが確定となった印南。尾上は事実を知って胸中複雑な表情です。

親友に片思いしていると語ってくれた印南の言葉にも表情にも嘘がなさそうで、最後までいい人だと信じたかった気持ちがあったのでしょう。

スクープネタを記事にしている間も、印南とたびたび張り込み中に顔を合わせたこと、「尾上くんと出会えてよかったな」と言ってくれた笑みなどを思い出す尾上。

蕪木はこの記事をなかったことにしてもいいと言ってくれますが、偶然聞いていた編集長が大人としてのアドバイスをくれました。

「自分が今正しいと思う方を取れよ。お前の後悔までおれは責任取れないからね」

見なかったことにして記事を出さなければ印南の手によってまた悲しむ女の子が出てくるかもしれない。

尾上はやめたいと言って泣いていた女優の姿を思いだし、記事を掲載することを決意しました。

印南に会いに行く尾上&蕪木


記事掲載の前にもう一度だけ会いたいと印南に会いに行く尾上。蕪木にもついてきてもらう約束をとりつけました。

撮影現場でいつも通りの穏やかな笑顔を見せる印南に、尾上は来週の雑誌にAV斡旋していたことが掲載されると告げます。

まったく動じない印南。演技なのか素なのか分かりませんが、こういう日がいつか来るかもしれないと覚悟していたのかもしれません。



蕪木が調べたところでは印南が脅しをかけてきた「悪い仲間」というのも実は存在せず、ここ数日蕪木や尾上たちの周辺に不審な人間や見張られている様子もありませんでした。あの脅しはハッタリだったんですね。

ずっと追っていた尾上としては印南が意味もなくAV斡旋なんてしていたとは思っていません。

「好きな親友のためにやってただけじゃないんですか?」

印南の話してくれたことが嘘ばかりではなかったのではないかと信じたい尾上は畳み掛けます。しかし印南は認めません。

「そうだと言ったら美談にしてくれる?尾上くんはもうちょっと人を見る目を磨いた方がいいね」冷たく告げる印南。しかし去り際、蕪木には「君がうらやましいよ」とぼそりとつぶやいていました。

すげぇお前に抱きつきたい


印南に突き放されてショックを受ける尾上は、今すぐ抱きつきたいと言いますが我慢します。撮影現場の近くなので野次馬もたくさんいて人目を気にしたんですね。

蕪木が「別にいいぞ」と男らしかった!蕪木のスタンスとしてはそこまでコソコソするつもりはあまりありません。

というよりは、尾上が弱っているのを見て蕪木もきっと抱きしめて励ましてあげたいと思ったんじゃないかな。

かっこいい蕪木にキュン。こういう頼もしい人が支えてくれるから尾上もがんばれるのでしょう。

印南のほうも尾上にはごまかしましたが、本当はやはり親友を助けるためにやっていたことだったのでした。

学生時代から印南が俳優になることを応援してくれていたかけがえのない親友。仕事で失敗して落ちていく姿を見てもバカなやつだと見捨てることができず、ずるずると付き合い続けてきました。

「女の子を用意しないと殺される」と泣きつかれて以来、親友が頼ってくれて喜んでくれるならと協力してきましたが…。

もう雑誌に出てしまうからということで、印南は親友に最後のお別れの電話をします。印南の密かな思いはきっと永遠に届かないままなのでしょう。

印南の背中は寂しげですがどこか清々しく映りました。

お前がいて良かった


外で飛びつくことはできなかったぶん家ではくっつく2人。尾上は切なげで甘えたモードです。

エッチも丁寧にしなくていいと何かをふっきろうとしている尾上。蕪木もそんな尾上に合わせて激しく抱き合います。

身体を繋いでもなかなか気持ちが浮上しない尾上は、印南の件で自分の読みが間違っていたことを素直に蕪木に謝りました。

尾上は自分の甘さを痛感してひとりで凹んで反省モードに。確かに印南の言った「人を見る目を磨いた方がいい」という言葉は、自分が悪いことをしていると思っているから出たものでしょう。

記者でありながら情に流されて本質に気づけなかった尾上は、今回の事件でかなり落ち込んで消耗しているようですね。

お前がいてよかった。

優しく頭を撫でてくれる蕪木に素直に甘える尾上。

印南の件は胸中複雑な思いを残して決着。後に残ったモヤっとする気持ちはそのうち時間が解決してくれるのを待つしかないようです。

飴色パラドックス10話感想まとめ


今回で印南編は完結ですが、なんとも後味が良くないのは仕方がないことなのでしょうね。

印南の周りにもっといい友人がいてくれたら…と感じずにはいられませんが、こればかりはめぐり合わせです。

好きな人を助けたい、頼りられたら力になってあげたい、嬉しそうなに喜ぶ顔を見たいと思うのは恋する人なら皆同じこと。

悪いことだと分かっていてもつい協力してしまった印南。雑誌に記事が出てもAVへの仲介だけなら犯罪の立証は難しい。とはいえ芸能人はイメージが大切な仕事です。

しばらくは表立った活躍はできないでしょうし、この騒ぎによって事務所から解雇される可能性もあるでしょう。芸能界では厳しい立場に追いやられるかもしれません。

この先のことは多少気になるところですが、ちょっとしょっぱくて切ない余韻を残したまま印南編はこれでおしまいです。

印南と親友の関係がちらほらと見え隠れしたことにより、尾上と蕪木にとってもほろ苦い経験となったのではないでしょうか。

飴パラは本来はラブコメベースですが、たまにはこういうしっとり系のお話も悪くないなと思いました。

あとがきによると「次はすごくバカな話を考えています」だそうです。わーいたーのしみー(笑)

次回11話は7/29発売のシェリプラス9月号です。

ではまた飴色パラドックス11話の感想でお会いしましょう。

追記)11話の感想を書きました。

飴色パラドックス11話 ネタバレ感想

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