ひだまりが聴こえる幸福論の続編リミット第6話のネタバレ感想です。雑誌の最新話でコミックスの感想になるのでネタバレにお気を付けください。

救急車で病院に運ばれた太一のおじいさんは盲腸でした。手術も無事に終わりほっと安心する太一のもとに航平が駆けつけてきてくれます。

両親が離婚してどちらにも引き取ってもらえなかった太一にとって、おじいさんはたったひとりの大切な肉親。航平の胸で大泣きする太一は航平の家に泊めてもらうことになりました。

部屋でいい雰囲気になってもキスしてこない航平に抗議する太一。「途中でやめられなくなるから」と困り顔の航平に「やめなくていいじゃん」と爆弾発言を落として…というところまでが前回5話でした。

ひだまりが聴こえるリミット5話 ネタバレ感想 文乃ゆき

前半はラブくて良い雰囲気、うって変わって後半はシリアスというジェットコースターのような6話でした。それでは以下「ひだまりが聴こえるリミット」6話の感想です。ネタバレ注意です。

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ひだまりが聴こえるリミット6話感想 ネタバレあり


ベッドの上で睨みあう恋人たち


太一の言う「やめなくていいじゃん」のあと、航平の部屋のベッドでお互いに目をそらせずににらみ合う航平&太一。

航平のお母さんはもうすでに就寝中で、まさか息子の部屋でこんなにらめっこが起きているとは想像もしていないことでしょう。

「かかってこいオラァ!」

完全にケンカ腰で航平に今にもとびかかろうと構える太一に、航平は色気がないなと内心あきれ気味です。確かにこれでは今から決闘でもするかのよう。

「太一、本当に意味が分かっているの?」落ち着いている航平の素朴な疑問にムッとして「馬鹿にするな」と太一。誰かとしたことはないけれどエッチの知識はもちろん太一にもあります。

でも男同士でどうやってすればいいのかまでは太一は知らない様子でした。「お互いにこう、技をかけあうみたいにするのかと…」太一はプロレスか何かと勘違いしているような気合の入り方です。

太一が無理しているのではないかと気遣う航平に、太一は「すれ違いが多くて別れる社会人と大学生カップル」の話を思い出していました。

太一は太一で航平とはずっと一緒にいたいと思っているわけですね。別れたくないし立場の違いでぎくしゃくしたくありません。

「俺も男同士は初めてだから最初からどこまでできるか分からないけど」言いながら太一の手をそっと握る航平。甘い時間に突入か?と思いきや航平は唐突に指相撲を始めました。

航平は緊張している太一を和ませようとしているのでしょう。そうとは知らない太一は、驚きますがいざゲームとなると一生懸命で夢中になってしまいます。

航平の勝利に悔しがる太一は「もっかいしよう!」とチャレンジを試みますが、太一に抱きしめられてしまいました。強い力に動けなくなる太一。

バクバクと心臓の音が激しくて航平に笑われるのではないかと慌てる太一は、ふと心臓恩が自分ではなく航平のものだと気づきます。落ち着いているように見えて航平も航平で緊張しているのでした。

航平は「男同士は初めて」と言っているわけだし女の子とはしたことあるんですよね。わりと落ち着いていられるのはエッチそのものが初めてではないからでしょう。

とはいえ好きな人と思っても見なかったタイミングでする機械が訪れたのだから緊張するのは当然です。

太一、好きだよ。


お風呂上りで濡れた太一の髪に触れる航平の手は優しくて、あっという間に視界が反転して押し倒されてしまった太一。

太一はいつもと違う航平の様子に戸惑いながらもキスを受け入れました。しかし初めてのディープキスに「いいい今ししし舌!なんだ今の!」真っ赤になって慌ててしまいます。

べろちゅーもしたことなかったんですね。てっきり済ませているとばかり思っていましたが、太一のこの様子じゃあエッチはまだまだほど遠いんじゃ。。。

いきなりのディープキスに驚く太一に、航平はまっすぐに告げました。

太一、好きだよ。

見つめられて愛をささやかれ何も言えずに真っ赤になってしまう太一のおでこに航平は優しくキスを落します。いつもと雰囲気が違う航平に太一はびびって内心「わーーーー!?」とパニックに。

「ちょ待った、たんま!」

太一のスマホが鳴ったことを言い訳に航平から離れる太一は大慌てでベッドから降りました。あああああああいいところだったのに。

電話をかけてきたのは千葉さんでした。太一のおじいさんのことを心配して、明日は午後出勤にしていいと言ってくれます。

途中で中断して気まずい雰囲気の中、航平は電話の相手が千葉さんだったことが面白くないようで「あんなにむかつくとか言ってたのに仲良くなれたんだね」と声をかけました。

航平は、さっきまでの甘い雰囲気はどこかへ行ってしまい千葉さんや合宿の話をしはじめる太一の肩を掴んで遮りました。

「やっぱもう寝ようか。いろいろあって今日は疲れたでしょ」

太一に向かって静かな笑顔を向ける航平。結局エッチはうやむやになり同じ部屋で別々に眠ることになりました。

やる気だったはずなのにと拍子抜けした太一は、眠っている航平の背中を見つめながら、怒っているのかなと気にしたり、一緒にいるのに今のほうが寂しいと感じてしまいます。

そういえば航平の笑顔をしばらく見ていないことにも気づきました。航平は航平でなかなか寝付けなかったようで、お互いに気まずいまま朝を迎えます。

翌朝、先に目覚めた航平は頭と足が逆になっている太一に気づきました。寝返りを打ってベッドから落ちそうになる太一を慌てて支える航平がすごーく彼氏っぽいですね。

太一の寝顔を見ると、昨夜病院で泣いたため目元が腫れていました。激動の一夜。航平とエッチはしませんでしたが太一にとってはいろんなことがありすぎた盛りだくさんな1日でした。

航平はふと太一の腕にアザを見つけてしまいます。やけどの痕のようなもの。ドキットする航平は太一の寝顔を見つめました。

ヤスがマヤちゃんをデートに誘った!


大学ではマヤちゃんが友達とのお昼をうまく断ってひとりでランチに向かっていました。講義に集中して疲れているからお昼くらいは一人で静かに過ごしたいようです。

するとそこへヤスがやってきます。鑑賞会の予定変更を伝えに来たようですが、ずっと校内でマヤちゃんを探していたのでしょうか。

ヤスは思いきって口を開きました。

「もし他に用事なかったらちょっと飲みにでも行かない?」

おおっデートのお誘いです。ヤスがんばった!これまでも、ちらほらとマヤちゃんのこと気にしていましたからね。ちょっと照れながら思いきって言いましたっていう感じが初々しくていいな。

3話でマヤちゃんと航平の2ショットを偶然見かけたとき、ヨコにつっこまれて否定していましたが、やっぱりヤスとしてはマヤちゃんのことが気になっていたんですね。

マヤちゃんのほうはまったく想定外のお誘いだったようで驚いています。行くのかな、行かないのかな。1回くらいデートしてみてもいいんじゃないでしょうか。まずは気軽に先輩後輩として。

君もこっち側においでよ。


航平はフットサルの練習を見に出かけていました。なんとなく足が向いたということですが、ちょうどそこにはリョウくんがいました。

デートする相手いないの?

手話で話しかけてくるリョウくんは「女の子を紹介してあげようか」と航平に持ちかけます。「イケメンだから絶対モテるよ」さっそく写真を撮ろうとするリョウくんを遮って「ごめん俺好きな人いるから」と航平。

「付きあってる子?」

「一応」

言ってから照れる航平がかわいいです。話の流れから、最近感じている不安をリョウくんに話す航平。

自分の方から好きになったしずっと片思いだったから、たまに自信がなくなること。今でも俺の方が好きなんだろうなと思うし、それでもいいと思っていたはずなのに、最近俺じゃダメかもしれないと思うこと。

聴力がこれ以上落ちたらいざというときにその人のことを助けてあげられないかもしれない。誰にも言えない不安を口にする航平に、リョウくんは急に早くなった手話で返答しました。

まるで聴こえなくなったら何もできないみたいな言い方、むかつくなあ。

矢継ぎ早にたたみかけてくるリョウくん。

じゃあ別れたら?どの道うまくいきっこない。住んでる世界が違うんだから。

手話を読み取ることで精いっぱいの航平はリョウくんに気圧されてしまいます。

君は聴こえる人として生きたいの?聴こえない人にはなりたくないから?

リョウくんは航平の目を見たまま告げました。後半を否定しようとして、以前聴こえなくなったとき「一瞬ですんでよかった」とホッとしていた自分を思い出して言葉に詰まる航平。

聴こえる人にはなれないんだから、君もこっち側においでよ。

自信を無くして不安になっている航平に手を差し伸べるリョウくん。そして航平は…。

ひだまりが聴こえるリミット6話の感想まとめ


なんとも不穏な雰囲気のまま6話は終わりました。自分に自信がなくなっているときや不安になっている時にリョウくんのような言い方をされたら余計に不安を煽ってしまうだけなのでは。

リョウくんはずっと聴こえないという状況の中で生きてきて仕事もうまくいっていて「聴こえなくなる不安」というものを理解できないのかもしれません。

「別れたら?住んでいる世界が違うからうまくいかない」という発言もちょっと引っかかりますね。実際、聴こえない人と聴こえる人が恋人関係だったり夫婦だったりする場合もあるわけで、その人たちにかなり失礼なんじゃ…。

リョウくんに対しては正直4話でいきなり他人の持ち物を破いたり抱きついたり、ここまでかなり常識外の破天荒な言動があるのであまりいい印象が残らないのが残念というかなんというか。

千葉さんとリョウくんは今どういう関係なんだろう。この2人だとぶつかってしまいそうですが、やっぱりうまくいってないのかな。リョウくんがここに至るまでにどんなことがあったのかとても気になります。

航平は今まったく聴こえないという状態ではありません。人工内耳のことも考えているし、もちろん聴こえる状態のままでいたいと願っています。

耳のことを自分自身がどのように捉えて生きていくのかという、人生そのものについて問われているような、まさに航平は今岐路にたっているのでしょう。

前半の甘さは航平と太一らしくてキュンときました。ただ、太一はキスにも慣れていないしまだまだ先は長そうです。途中で逃げ出しちゃったしね。。。

航平の落ち着きとは裏腹に、太一は言い出したはいいけど内心アワアワと慌てすぎていてもう少し時間が必要な感じです。まあでもこの夜のことで2人は恋人として0.5歩くらい前進はしました。一応。

航平が気付いた太一の腕の傷ですが、木登りしていて落ちたとか友達と喧嘩してできた傷跡でしょうか。

追記)コメントで教えていただきましたが太一の腕の傷は「ひだまりが聴こえる-幸福論-」の描き下ろし「その予感」のキャンプの時にできた火傷の痕でした。幸福論を読み返してみたら確かにありました!火傷事件。大事なことなのに、あのあと2人がキスしたことしか記憶になかった私っていったい…。教えてくださりありがとうございました。


太一に何かあった時に守ってあげられないかもと航平が不安に思ったのは、太一の傷を見たのがきっかけでした。太一と仲の良さそうな千葉さんの存在も、嫉妬も含め航平の自信喪失に繋がっているのでしょう。

6話ではマヤちゃんとヤスの恋にも動きがありました。マヤちゃんもヤスもオシャレだしお似合いなんじゃないかな。

マヤちゃんが誘われてびっくりして頬を赤らめている表情は女の子という感じでかわいかったし、BLですが脇キャラの男女が自然に恋をする姿は微笑ましいのでぜひ応援したいです。

たまにマヤちゃんが太一の顔を思い浮かべたりするのは、恋愛感情というよりは人としての友愛とか親愛の情だと思うのですがそのへんはどうなんだろう。

自覚のない恋心なのかな?「幸福論」を読んでいると、マヤちゃんは航平と一緒にいる太一を見て2人の関係性をいいなと思っているようにも見えました。

どうやらここまでの連載の長さから、幸福論の続編のリミットは1巻では終わらない雰囲気です。ドラマCDにも実写映画にもなったし、あとはアニメ化してくれないかな。

次回「ひだまりが聴こえるリミット」7話は10/28発売のCanna56号です。と思っていたら予告にお名前がないので1回休みなのかも。単行本作業のためかな。

ではまたひだまりが聴こえるリミット7話の感想でお会いしましょう。

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私の感想はこちら。(ネタバレ注意です)

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