あべ美幸先生の「SUPER LOVERSスーパーラヴァーズ」11巻の感想まとめです。

双子に呆れられながらハルと零がいちゃいちゃしつつも、時おりハルが両親の死や昔のことを思い出して切なくなる中、思いきり不穏なラストを迎えた10巻。

まさかの朝倉嬢の再登場に不穏な11巻ではハルがまたも記憶喪失になるという展開です。零との関係もぎくしゃくしっぱなし。いくら零の記憶がないとはいえ17歳のハルの暴言が辛くてぐさぐさ刺さります。

17歳のハルは感情のままに喜怒哀楽を周りの人にぶつけたり、ある意味17歳の高校生らしく子どものよう。零はそんなハルを健気に静かに見守ります。

2人の関係は進展どころか停滞してしまいますがとりあえず記憶は11巻ラストで戻るので、ここからがまた激甘な時間への第一歩となることでしょう。

それでは以下「SUPER LOVERSスーパーラヴァーズ」11巻のネタバレ感想まとめです。

SUPER LOVERS11巻 電子配信


連載が掲載されている雑誌エメラルドもスーパーラバーズ単行本もまだ電子配信されていません。

SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)11巻感想 ネタバレあり


各話のリンク先の感想はかなり詳細にネタバレしているのでお気をつけください。

17歳のときの記憶しかないハル


朝倉嬢に突き落され入院中のハルは、検査の結果はどこも異常がないのに目覚めないまま眠り続けています。お見舞いに来た零のキスによってようやく目覚めました。

ところがハルは記憶を無くしてしまい17歳の高校生だった頃に逆戻りしています。零のことも覚えていません。目覚めたらみんなから25歳だと言われ周りのものがいろいろと変化していて混乱するハル。

目が覚めたら急に零という弟がひとり増えていたなんて、17歳のハルにはにわかには信じられませんでした。しかし初めて見る自宅にホッとしたり、感覚的には25歳の記憶が残っている部分もあるようです。

家族だという見知らぬ弟・零にキスして「男が好きなの?」とぶしつけな質問をするハルですが…。

SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)11巻30話 ネタバレ感想

郁芳のナイスフォローが光ります


キスを思い出して動揺するハルは零に「物欲しそうな目で見るな!」と声を荒げてしまいます。無遠慮にキツい言葉を叩きつけるハルを、零はただ静かに受け止めるのでした。

家でハルを微妙に避けるようになった零。ハルはそんな零の態度に気づきなぜかショックを受けてしまいます。ますます訳が分からなくなるハル。無意識下では零を求めているのでしょう。2人のすれ違いが辛いです。

すると再び現れた朝倉嬢。ひぃぃどのツラ下げて!?こわいよこわいよう。しかし朝倉嬢のことをなにも知らない17歳のハルは普通に彼女に接触してしまいました。

ハルに久しぶりに名前を呼ばれて切なげで傷ついた表情の零。そんな零にイラつくハルは、またも零に冷たく当たります。

17歳のハルは25歳のハルとあまりに違いすぎてイチャイチャとは程遠い存在に…。一連の流れを見かねた郁芳が零をいったんハルから引き離してくれてホッとしました。

SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)11巻31話 ネタバレ感想

エッチ未遂のままハルの記憶が戻った!


本当は寂しいと思っているのにそれを表に出せずに零に八つ当たりするハル。そんなハルを零は見透かして気持ちをぶつけます。

懸命な零の手をハルは突き放せずどうしても拒むことができません。そんなハルは自分のことを知ろうと、あろうことかあの朝倉嬢に連絡をとってしまいました。

大雨の日、零と2人きりになったハルは投げやりに零と身体の関係を持とうとします。ハルの何気ない言葉に傷付いた零は雨の中を飛び出してしまい…。

SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)11巻32話 ネタバレ感想

スーパーラバーズ11巻の感想まとめ


郁芳の株が一気に急上昇した11巻。ピリピリしたこう着状態はお互いに辛いものなので、いったん距離を置くのはナイスアイデアです。郁芳の優しい計らいにとても救われました。

ハルの記憶がなくなって、いくらハルに冷たくされようとも見捨てず何とかそばにいようとする零が健気でかわいそうで見ていてヒリヒリと辛かったです。

ハルの零への暴言がいちいちきつくて拒絶が激しくて、いつもの甘々いちゃいちゃを知っているからこそよけいにグサグサきました。何度ハルに後ろからハリセンでパーンしてやろうと思ったことか。

恵まれた容姿からは想像できない零激ラブな言動から、いつもは残念イケメンに分類されがちなハル。長兄として、職業ホストとして体面を保ちつつ生きていくために身につけた笑顔の処世術。

25歳のハルは表面上は誰にでも愛想よく優しい笑顔を崩さずにいましたが、もしかすると本来のハルはもっとワガママで自分勝手な青年なのかもしれません。

これまでたびたび「零に出会わなければ…」というハルのモノローグが出てきます。

自分のせいで家族を失ったことへの負い目を感じ、零は失った家族の代用品なのではいか、あるいは自分だけが零と幸せになってもいいのかなど葛藤が無意識下にあるのでしょう。

大切なものを失ったハルが零に対して抱く過剰なほどの愛は、ラブラブという名を隠れ蓑にした自責の念の現れなのかもしれません。もちろんそれだけではないと信じていますが。

ハルに必要なのは家族を失ったという自らの過去にもう一度目を向け、今大切なものを受け入れること。

ハルが自分の過去を受け入れない限り、零との出会いを肯定しきれずに何度もぐるぐると同じところを回り続けるのではないでしょうか。

ともあれ2度目の記憶喪失は12巻へひっぱることなく11巻内で無事に終わりました。もうここからしばらくはハルと零の2人で、むせ返るような甘~い時間をいちゃいちゃしながら過ごせばいいんじゃないかな。

12巻まるごとそれに使ってもらっても誰も文句は言いません。一緒にお風呂に入って一緒に寝て、また双子の弟たちが引くくらいラブラブしてほしいものです。

スーパーラヴァーズ12巻も楽しみにしています。

追記)11巻の続きの感想はこちら。ネタバレ注意です。

SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)12巻33話 ネタバレ感想




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