エスケープジャーニー14話のネタバレ感想です。コミックス3巻の感想なのでネタバレにお気をつけください。

仁科には「友達」だとはっきり告げた直人は、ミスターS大に選ばれた太一と大学構内で劇的なラブシーンを繰り広げます。

太一のほうも改めて直人に好きだと告げ、確認するかのように抱き合った2人の関係は今まで以上に深いものになりました。ずっと一緒に生きていくため、お互いの家族と会う決意をした太一と直人ですが…。

家族の問題そして友達へのカミングアウトなど、太一と直人の関係も佳境に入ってきたところまでが前回13話でした。

エスケープジャーニー3巻13話ネタバレ感想

それでは以下おげれつたなか先生の「エスケープジャーニー」3巻14話のネタバレ感想です。

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エスケープジャーニー3巻14話 感想 ネタバレあり


大切な人にだけでも話そうよ


普通の幸せから外れて一緒にもがいて生きることを選んだ太一と直人。それはきっと「普通」よりもずっといいことなのでしょう。

公園で、直人の家族に会うための打ち合わせをする太一は浮かない表情でいました。直人はそんな太一に気づいて「それ何の顔?」とつっこみます。

これからずっと2人で生きていくという覚悟は決まっていますが、本当に話していいのか、知らない方が幸せなことだってあるのではないかと太一にはまだ迷いがありました。

打ち明けたら自分たちは確かにスッキリするでしょう。だけど変なものを見るような目で見られたり、余計な責任を感じられたりするのはとても辛いし嫌なことです。

直人にも同じような迷いはありますが、これからずっとおじいさんになっても一緒にいて太一が太ったりハゲたりするのを見たいし、そのためには2人きりで完結していてはいけないと考えていました。

俺らにとって大切な人にだけでも話しとこうよ。

直人は家族関係が良好なため複雑だった太一よりはカミングアウトに前向きです。太一はやはり自分の母親にまず会ってちゃんと話をしようと決意しました。直人の家族に会うのはそのあとに。。。

思い立ったらすぐ行動で、さっそく明日母親に会いに行くと言う太一。学校は学園祭の片づけで休みだからちょうどいいタイミングです。

「今学校に行ってもややこしいだろうし。どうせもうすぐ卒業だし良かった」

ぼそりとつぶやく太一に、直人も笑顔が消え複雑な表情でうつむくしかありませんでした。学園祭でのキスが大学で噂になっているのは2人とも薄々勘付いているのでしょう。

ミスターS大に選ばれて注目されている太一。その相手はコミュ力が高く学内にも友達がたくさんいて顔が広い直人。

この手の色恋の噂は瞬く間に広まりセンセーショナルな話題として大学生の恰好のネタになるのは目に見えています。

母さんは俺がいたのに幸せになれなかったじゃん


翌日、母親の家を訪れた太一。お母さんはあかりちゃんと一緒に明るく太一を出迎えてくれました。先日のことも「太一を責めたいわけじゃない。苦労してほしくない」と言うお母さん。

「家族って暖かいものよ。太一にも知ってほしかったの」

「俺だって知りたかった。母さんと父さんから教わりたかった。…でも母さんにとって俺と父さんは暖かくなかったんだよな」

息子である太一の言葉に表情を硬くしたお母さんは、あかりちゃんをいったんこの場から退かせました。確かに小さい子供に聞かせるような話ではありません。

「家族というのは心から安心できて、いないと生きていけない存在なのよ」

「俺と直人もそうだよ」

焦った様子で饒舌になるお母さんを前に太一は静かに返しました。「男同士じゃ子供を育てるという幸せは手に入らない」そう主張するお母さんに対して太一はさらに言葉を重ねます。

「母さんは俺がいたのに幸せになれなかったじゃん」

子どもを育てるだけが夫婦や家族の幸せではないはずです。しかし太一のお母さんの価値観では「家族=子供がいる」という絶対的な方程式があるのでしょう。

太一を置いて出て行き新しい家族を作ったお母さんには、太一の選んだ道にとやかく口を出せないのではという気もするのですが…。

「ごめんなさい」

泣きながら謝罪するお母さん。しかし太一は、お母さんが本当は悪いとも思っていないということにも気づいていました。

「あかりちゃんにはちゃんと教えてやれよ」

幸せにしたい、されたいと思えて心から安心できる存在。お母さんは今後あかりちゃんとの暮らしの中でそんな家庭を築いていく必要があります。太一にはしてあげられなかったことも含めて。

母親と別れて帰宅する途中、あかりちゃんが太一を追いかけて走ってきました。直人と太一の2ショットを絵に描いてくれたようで「また遊んでくれる?」と無邪気なあかりちゃん。

「あかりちゃんが大人になってまた遊びたいと思ったら遊ぼうな」優しい笑顔を向けてあかりちゃんと指切りする太一の表情は優しくて、まさにお兄ちゃんそのものでした。

直人がポロリして激震が走る久見家


いっぽう直人は自宅で家族に囲まれいつも通りに賑やかに過ごしていました。みんなでくつろぐリビングでは一家が勢ぞろいしています。

テレビで活躍するオネエの芸能人に「こんなきれいな人なら彼氏もいっぱいできそうだよね」と盛り上がる中、話題が話題なので直人は返答に困っていました。

苦笑いで言葉を濁す直人に気づかないお兄ちゃんは「これだけ綺麗でも男はちょっとな」と否定的な意見です。

お兄ちゃんいわく「ゲイは遺伝の問題で個人がなろうと思ってなるわけじゃないから仕方ない」ということ。ネットの意見をそのまま信じているようでした。

「生物学的に異常っていうか…」

お兄ちゃんの言葉にカチンときて、黙ってはいられなくなった直人はついに大きな声を出してしまいます。

だったら俺がそうだっつっても兄貴は異常だって言うのかよ!

ハッとする直人が「…なんつって」とごまかすも時すでに遅し。驚愕するお兄さんたち。お父さんなどはビールを注ぐ手が固まってしまいコップからあふれ出しています。

楽しい一家団らん中だったはずの久見家に激震が走ったところでエスケープジャーニー14話はおしまい。15話に続きます。

エスケープジャーニー14話感想まとめ


前回のラストでミカが泣きそうになっていましたが、噂も流れているであろう大学のほうは今回は動きがありませんでした。派手にキスを目撃されているから太一も直人も何らかの覚悟はしているようです。

友達の中には距離をとって離れていく人や好奇の目で見るようになる人など明らかに態度が変わる人もたくさんいるでしょう。

ミカ&ふみちゃんなら大丈夫だと思うのですが、せっかくみんなで楽しく過ごした大学生活が最後の最後で嫌なものにならないといいなと思います。

悪意を持っておもしろおかしく噂したり、あからさまに無視したり排除しようとしたり、世の中にはいろんな人がいますからね。。。

太一は母親とちゃんと向き合って話せたことで何かをふっきったのでしょう。母親は母親で新しい家庭で幸せになってもらい、自分の幸せは直人と一緒に掴んでいくということで腹をくくりました。

直人のほうは自分たちのことを「異常なもの」のように扱われついカッとなって勢いのままカミングアウト!さあどうなる久見家!?

直人のお母さんは驚きはしてもそのうち理解を示してくれそうですがどうでしょう。そう簡単にはいかないかな。直人の家族は明るくてみんな仲が良いし、最終的には直人を信じてそっと見守ってくれると信じたいです。

次回15話は10/7発売のマガジンビーボーイ11月号です。

それではまたエスケープジャーニー15話の感想でお会いしましょう。

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