ジェラシー7話の感想です。雑誌最新話の感想なのでネタバレにお気をつけください。

逃げ回っていた卯一を見つけ、卯一に執着する半田を撲殺した明虎。消されるかと思われた卯一ですが、明虎は一時的に卯一をマンションにかくまいました。

独占欲を満たすべく卯一を風呂場で抱いた明虎は、同時に半田への嫉妬心も認めます。念願かなって明虎に抱かれた卯一が幸せな気分に浸っていると、そこへやってきたのは明虎の妻・の麻巳姐さん!というすごいところで終わった前回の復習はこちら。

ジェラシー2巻6話ネタバレ感想

一番会ってはならない2人がバッタリご対面でさあどうなる!?それでは以下スカーレット・ベリ子先生の「ジェラシー」7話のネタバレ感想です。

ジェラシー1巻 電子書籍


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ジェラシー1巻 ネタバレ感想まとめ



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ジェラシー2巻7話感想 ネタバレあり


初体面の卯一と明虎の妻・麻巳姐さん


マンションへやってくる直前に、何か嫌な予感がして浅生田に電話していた明虎の妻・麻巳姐さん。昨日家を出ていく明虎の背中を見てなんとなく気になっていたようで、人の機微に聡い姐さんに浅生田も舌を巻いていました。

麻巳姐さんに「明虎と“面倒なやつ”が一緒にいるからマンションに様子を見に行ってほしい」と頼んだのは浅生田でした。そしてご対面した卯一と姐さん。

ひと目見て卯一は麻巳姐さんが明虎の奥さんであることに気づきました。険しい表情の卯一の横をすり抜けて部屋へ向かう姐さんは全裸の卯一にも動じず平然としています。

麻巳姐さんが静かで落ち着いているから笑顔が余計に怖い。美人が不敵に笑うとほんと迫力があって恐いです。

こんなことくらいできゃーきゃー騒ぐような女性ではないからこそ明虎の妻のポジションにいられるわけです。突然フルチンの男が玄関先にふらりと現れようが麗しい笑顔で落ち着いて挨拶できる余裕が強くて眩しいです。

卯一にとって世界で一番嫉妬を感じる相手であり、また浅生田など他の誰よりも最もやりづらい相手なのでしょう。

せっかく憧れの明虎と身体を繋いでいい雰囲気だったところに邪魔が入っただけでなく、その人が明虎の最愛の妻であり、その背には2人の愛の結晶である息子がいるわけです。そりゃあ卯一もこんな恐ろしい表情になりますよね。おお恐っ



麻巳に銃を向ける卯一!


リビングで背中の息子をソファに下ろす姐さんに、隠し持っていた銃を向ける卯一。もちろん全裸のままです。直前にそれをお風呂場から見かけた明虎は首を横に振りますが、卯一は聞きませんでした。

明虎はここにいないと嘘をつく卯一に、お風呂場から声がしたと言葉を返す姐さん。銃を向けられてもまったく動じません。それよりも「まさか虎が男の子をね…」とそちらのほうに関心を示しました。

「明虎さん、嫁さんも子どももいらないって言ってたよ。俺だけでいいって」

銃を向け険しい表情のまま嘘をつく卯一。

あらそう?昨日あんなにしたのに足りなかったのかしら?

姐さんも美しい表情のままさらりと返します。

その様子にカッとなった卯一ですが、隙を見た姐さんが卯一から銃をあっさりと奪取!リボルバーは撃鉄を起こす前なら弾倉を掴むと撃てなくなる。それを浅生田から聞いて知っていた姐さんが素早く動いたのでした。

卯一の手から強引に銃を奪い取ると「子供が遊びでふりまわしていいものじゃないわよ」と銃で卯一の頭をゴチン☆姐さんのほうが一枚も二枚も上手です。

卯一は本気で撃つつもりなんて始めからなかったのでしょう。だから明虎に止められても聞かなかった。ちょっと脅かしてどんな女か品定めしてやろうという上から目線の気持ちがあったに違いありません。

2つのタイプの女


銃を奪った姐さんは、お風呂場で動けなくなっている明虎を支えてリビングに運びます。さらに自分の車から救急箱を持ってくるように指示して卯一を使うという大物ぶりも発揮しました。

姐さんはバッグに入っている明虎の服を全裸の卯一に貸してあげるという、会ったばかりの卯一の扱いをもよく分かっているような頭の回転の早い女性です。卯一も案の定、明虎の匂いがする服に機嫌がちょっと良くなったり。

卯一が車から戻ってくると、明虎は姐さんの膝枕で静かに寝息を立てています。安心したように眠る明虎と、穏やかな表情でそれを見つめる姐さん。

麻巳姐さんを中心に親子3人で休む姿を見た櫓木は、一瞬その場に立ちすくむしかありませんでした。

姐さんは立場を顧みずに平気で危険な橋を渡る明虎にため息をつきながら傷の手当てをしたあと、なんと卯一をお茶に誘います。

卯一がいちいちギクッとしているのも何だかかわいいですね。どんな女なのか見定めようとしているけれど何だか調子が狂うという感じでしょうか。

姐さんが一息ついてコーヒーを淹れていると、おもむろに卯一が口を開きました。

「あんた説教するタイプ?」

卯一が今まで見てきた限り、浮気現場を見た女性は2つのタイプに分かれます。ひとつはその場で泣きわめいて半狂乱になって卯一に襲い掛かってくるタイプ。もうひとつは「こんなことは卯一のためによくない」と諭してくるタイプです。

1つめはまだ素直で可愛げがあるけれど、2つめはやっかいでタチが悪いというのが卯一の評でした。煮えたぎる腹の中をオブラートで隠して勝手に卯一を哀れむ女。そんな女の言う「あなたのため」はいつだって「自分のため」です。

自分の胡散臭さは棚に上げて清廉潔白な女神にでもなった気でいるお説教タイプの女の言葉は、残念ながら卯一にはまったく響くことがありませんでした。



悪い男ってゾクゾクしちゃう!


黙って聞いている姐さんは、やくざの嫁になって色々あったけれど浮気相手との対面は経験がなかったため何を話そうか考えていました。

「でもまあ虎のやることだからね」

夫である明虎を全面的に信頼している姐さん。実は姐さんは元ソープ嬢で、お客さんだった明虎と結婚したのでした。

卯一のいうような説教タイプの女は明虎も嫌っています。つまりもし姐さんが「あなたのためよ」などと自分の価値観で夫としてのモラルを説いたりするような女なら、きっと姐さんも今は東京湾に沈んでいたところです。

やくざの世界の中でも明虎はちょっと特殊で、自分が納得していることが何よりも大事だから、価値観の衝突になると容赦なくなるのでした。

妻から見ると明虎はとんでもない男ですが、明虎自身の中では筋が通っている。「理解に苦しむわ」などと言いながらも楽しそうな笑顔の姐さん。

卯一が「自分のことを言われているみたいだ」と感じるように、明虎と卯一はやはりよく似ているのでしょう。

「何があったか知らないけどあなたのために大怪我までして。馬鹿なんだから」

「もしかして嫉妬してる?」卯一の言葉に姐さんは「そうなの!」と素敵な笑顔で答えました。

私ね、彼のそういう普通を軽く超えていくところにどうしても惹かれちゃうの。悪い男ってゾクゾクしちゃう!

あっコレ敵わないやつだ。と卯一が思ったかどうかは分かりませんが、麻巳姐さんの心からの笑顔は明るくとてもキラキラと眩しいものでした。

敵ながらあっぱれな姐さん


明虎をサポートするのが自分の役目だと分かっている姐さんは、卯一をかくまったことにも明虎にとって何か意味のあることのはずだと考えています。

ポカンと姐さんを見つめる卯一に、姐さんは美しく穏やかな表情のまま「自慢になるけどごめんね」と前置きしてから静かに口を開きました。

私は虎に愛されてるって自信があるから。

こんないい表情で愛を確信されていては卯一にはどうすることもできません。案の定、身動きが取れなくなった卯一は文字通り子供のようにごねはじめます。

「あんた敵ながらあっぱれだよ!」

地団太踏んで悔しがる子供じみた卯一の言動に、姐さんもちょっとびびって引いてしまいました。姐さんの言葉は心からのもので、それは内面からにじみ出る余裕として表れています。そんな姐さんに卯一は敵うはずもありません。

敗北感でいっぱいの卯一は「まだ明虎さんの精子がお尻に残ってるのに!」と悔しそうにジタバタ。姐さんは内心明虎がすごい人を連れてきたと呆れていました。

卯一としては姐さんのこともうらやましいけれど、他人にそこまで信頼されている明虎のことも羨ましい様子です。

いつも相手を怒らせてしまい、怒ってるからごめんとセックスをするけど何が悪いか分からなくてまた怒らせてしまう。それでいつも家族になり損ねてきた卯一。。

半田に殺されてしまった血の繋がった家族とは仲が悪かったわけではないけれど、完璧ではなかったと卯一は言います。

「虎となら完璧な家族が作れる?」

静かに問う姐さんに嬉しそうに話す卯一。ついつい饒舌になりそうなところをハッと気づいてツンとしそうになるところが本当に子どものようです。姐さんもそんな卯一をあしらうのが上手くて、続く言葉を促します。

「明虎さんは“何でそんなことをするんだ”とか“何で言っても分からないんだ”とは言わずに“よくやった”ってほめてくれた」

そのことが卯一には何よりも嬉しかったのでした。

みんなですき焼きパーティ


姐さんは嬉しそうに語る卯一に、明虎の眠る横を指して「貸してあげる」と眠るように諭します。このところ追われて逃げ回っていたのでろくに睡眠をとれていない卯一。姐さんはそんな卯一を気遣ってくれたのでした。

「眠っている間にズドンとかしないわよ」

銃を警戒する卯一を横にならせて眠らせようとする姐さんは、眠れない子供を放っておけないと言いながら卯一をそっと寝かしつけました。

明虎がふと目を覚ますと横には熟睡する卯一の姿が。そこへ浅生田がさっと駆け寄ってきます。浅生田は銃を持っている相手のところへ大事な姐さんを使いに出すようなことをしてしまったことを頭を下げて詫びました。

しかも、明虎を半田から守れずに怪我をさせたことと合わせて指を詰めようとするクソ真面目っぷり。明虎は半分あきれたように「ちょっとひと息つけ」と浅生田の肩をたたきました。

結果的に明虎は無事で卯一も静かに眠っていて姐さんにも特に問題はありません。浅生田の生真面目さは長所でもあり短所でもありますね。

卯一が目覚めると、明虎と浅生田と姐さんとですき焼きをしている真っ最中でした。卯一にも当然のように「ごはん食べよ」と姐さんが声をかけます。

すき焼きの手順をめぐって浅生田が口やかましく言ってみたり、明虎と卯一が完全にそれをスルーしてパクパク肉を食べたり、謎のほのぼの空間で過ごす4名+赤ちゃん1名。

あげく「もう今日はここに皆で泊まろう」と姐さんが言いだすという超展開に。そんな賑やかな様子に卯一は嬉しそうな笑顔を見せました。

キャットファイトのゴングが鳴ったかに見えたジェラシー7話は、まさかのほのぼのすき焼き回で終了です。

ジェラシー7話 感想まとめ


超展開のレッツすき焼きパーリーナイトな7話でした。こういう形でこの場が丸く収まるとは麻巳姐さんがかっこよくて惚れ惚れしてしまいます。姐さんにこうも絶対的な自信を見せられては卯一も降伏するしかありません。お手上げでしょう。

姐さんも明虎の無茶なところに心惹かれていて愛しているんですね。姐さんの嫉妬は卯一への向けられたものではなく、明虎の性格そのものに対する嫉妬でした。

人は自分にないものや欠けているものに対して憧れる生き物です。姐さんも自分にはないものを持っている明虎を好きになり、その明虎を支えるために一緒にいるのでしょう。明虎さんは女の趣味がいいですね。

赤ちゃんの辰之がところどころで卯一や浅生田と絡んでいたりするのも微笑ましいというかなんというか。まさかこの赤ちゃんと卯一が将来あんなことをするとは。人生何が起きるかどうなるか誰にも分からないものです。

姐さんは元ソープ嬢だということですが、明虎と出会って結婚に至るまでも別の一つの物語として読んでみたいな。BLじゃないですがかなり面白そうです。

卯一が望む椅子にすでに座っている女性との対決ということで、緊張感MAXのピリピリした超ド級のシリアスになってもおかしくないところですが、今回けっこうコミカルだったのもスカベリ先生らしくてワクワクしました。

明虎を風呂場で見つけた時の姐さんの第一声が「ハァイ♪いつみても傷ついたあなたってセクシーだわ」とか明るく嫌味たっぷりだったり、すき焼きで浅生田がめんどくさい人になってたり、ちょいちょい楽しくてニヤニヤしてしまいました。

バトル回のようなほのぼのすき焼きファミリーパーチーで幕を閉じた7話。緩急話題といってよいか分かりませんが、この後の展開を思えばひと時の休息だったといえるのではないでしょうか。

卯一も久しぶりに追われてビクビクすることなくゆっくり眠れたことでしょう。この後どうなっていくのか、現代パートでのハチとの関係もそろそろ何か動きがあればいいな。

次回8話は11/30発売のシェリプラス1月号です。

ではまたジェラシー8話の感想でお会いしましょう。

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スカベリ先生へのインタビューはこちら。ちょっとびっくりな大和辰之の衝撃の事実が明らかになります。

大和辰之の衝撃の事実(笑)とスカーレット・ベリ子先生への貴重なインタビュー

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