スーパーラヴァーズ34話の感想です。コミックス12巻のネタバレになりますのでお気をつけください。

朝倉嬢の異様な執着心から起こったハルの記憶喪失事件。17歳の高校生に戻ってしまったハルでしたが、その後なんとか無事に25歳の記憶が戻りこれにてストーカー事件は一件落着です。

どんなに酷いことを言っても絶対に自分を見捨てなかった零を改めて大切だと感じるハル。記憶を失っていた間に零とヤッてしまったのかと青くなってしまいますがセーフだったことも判明しました。前回の復習はこちら。

スーパーラヴァーズ(SUPER LOVERS)33話 ネタバレ感想

それでは以下あべ美幸先生の「SUPER LOVERS(スーパーラバーズ)」34話の感想です。ネタバレ注意です。

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雑誌エメラルドもスーパーラバーズもまだ電子配信されていません。

SUPER LOVERS(スーパーラヴァーズ)34話感想 ネタバレあり


森先生を微妙に警戒するハル


森先生のカウンセリングを受けるハルと零。2人が普通に話しているところを見たいと言われたため、カウンセリングルームでイチャイチャしていると森先生からストップが入りました。

もうカウンセリングを受ける必要性を感じていないハルに、森先生はにっこりと笑顔のままカウンセリング継続を告げます。ハルのためというよりは零のためにもカウンセリングを続けた方がいいと言う森先生。

ハルに自覚はなくとも、零はハルのささいな言動ひとつに大きく影響されているということを森先生はさらりと指摘しました。

ハルが無意識下で零をコントロールしようとしている…ということでしょうか。ハルが森先生を微妙に牽制というか警戒しているのは、その無意識に気づかれるのを本能的に避けているからなのかもしれません。

紀保さんの花屋さんで買い物をすませるハル&零は、家に上がって芹ちゃんの相手をしてあげることになりました。そこで零は初めてハルがピアノが弾けることを知ります。

一緒に暮らしていてこんなに近くにいても、まだハルのことで知らないことがたくさんあるのでした。

童貞喪失より先に処女喪失?w


部屋でいちゃついていると、この間付けたキスマークが消えていることを確認してきたハル。もうすぐ零の学校の夏休みも終わるため、さすがにあんなのを付けて登校させるわけにはいきません。

「お前童貞オーラ丸出しだもん。そんな跡付けたの見たらみんな絶対思うよ」

童貞喪失より先に処女喪失?ってさ!

デリカシーのないハルの直球の言葉にブチ切れた零は、見事な平手打ちをかましたのでした。

肝心なことは言わないクセに余計なことだけははっきり言うハルが気に喰わない零は、怒り心頭でヤギのお世話をしに学校に向かいました。

榎本とバッタリ会って紀保さんの話題で仲良く喧嘩(?)していると、偶然やってきた先生。進路の話題になり、先生は零には国外に出た方がいいと助言を送ります。

先生はハルのことも「器用に何でもこなせる人が家庭環境のせいでただの人になっているのは見ていて心苦しい」とひとり言のようにつぶやきました。

「ハルが自分で望んだ結果だとしても?」

真顔で先生に返す零。ハルの場合は自分で望んだというよりは他に選択肢がなかっただけなのかもしれません。先生はハルの能力も高く評価して、もったいないと思っているようでした。

榎本も先生の言葉に思うところはあるようで零に向かって口を開きます。

「お前の兄貴は不自由だよな。お前のせいでどこへも行けない」

「ハルは自分で望めばどこへだって行けるし今までだってきっとそうしてきた」

「お前それマジで言ってんの?だから童貞はこえーよな」

榎本にも「童貞」と言われてカチンとくる零。零にはまだ自分の置かれた環境がどんなに幸せで恵まれたものなのか、今一つピンと来ていないのでした。

ハルの子供時代の誘拐事件


自宅でもハルにまた童貞を笑われてしまった零は、ハルが初めて女性と関係をもったときのことを聞いてみることに。がしかし、明後日の方を見て下手にごまかすハル。

零は蒔麻にハルの小さい頃の話を聞きに行って、5歳の頃のハルの写真を見てドン引きしてしまいます。そこに写っているのは今とはまったく違う天使のような微笑みをたたえたふんわりと美しい5歳児の姿が!

「大人になるって残酷な現実だよね」

落ち着いた蒔麻の言葉が深いですwハルがどうして日本に来ることになったのかは、蒔麻もあまり詳しくは知りませんでした。しかしここでハルの幼少期の驚愕の事実が発覚します。

実は子供の頃にカナダでハルが誘拐されかけたことがあったらしく、その事件のせいでハルは父親に連れられて日本にやってきたのです。

幸い犯人はすぐに捕まり、ハルも平気そうなそぶりだったので大きな事件にはなりませんでしたが、この事件がトラウマになって今のハルの人格に影響している…ということになるのでしょうか。

蒔麻に聞いてよかったとつぶやく零。誰もそんな話は教えてくれないし、ハルはこの話だけでなく言わない(言えない)ことがたくさんあるのだと零はひっそりと寂しさを感じていました。

「聞きたいなら普通に聞けばいいよ」と優しくフォローしてくれる蒔麻。とはいえハルが答えるかどうかはまた別の問題です。

歩く18禁男をふりまわす零


抱きついて眠るハル&零。自分に勉強以外の取り柄がないと言う真面目な零に、ハルはぎゅっと抱きしめて褒めちぎります。

親のいない零でしたが気づけばここまで何不自由なく生きてきました。何も持っていない自分がいろなものを与えてもらって幸運だったと感じる零。

どんな子供だったのか?大人になったら何になりたかったのか?ピアノ以外に春子に教わったことは?別れる時は寂しかった?8歳の自分に合った時正直どう思った?春子と暮らす自分を疎ましく思わなかったのか?

ハルのことを何でも知りたいけれど、聞いて「お前には関係ない」と言われるのが怖くて結局零は何ひとつ聞けずじまいなのでした。

自分がどこかおかしいのではないかと凹む零に、ハルは大人バージョンのキスがしたいと迫ります。零の口に強引に指をつっこむと零に舐めさせました。

口ん中も感じるって知ってた?

苦しくなった零に、ハルはなおもエロく迫ろうとします。雰囲気を出そうと脱ぎだすハルに零はドン引きしてしまいました。18禁オーラ全開で余裕の笑みを浮かべるハルは、すっかりその気になったのに零に拒絶されて結局ぎゃあぎゃあ騒ぐ羽目にw

「童貞のくせに大人の男を振り回して!」

「また童貞って言った!」

わちゃわちゃと喧嘩しながらもイチャイチャする海棠家は今日も平和なのでした。

忘れることを許されて逃げているだけ?


学校で進路の話題になったとき、十全は資金の問題から進学ではなく就職を考えていると聞かされた零。選択肢が山ほどある零とは違う人もいるということに、今さらながらに気づいた零は、恵まれた環境にいることを実感します。先生も重ねて指摘します。

「自分自身の価値を決められるのは恵まれた人だけ。大抵は他者から決められる。なのに君は選択肢がある幸福に気づきもしなかったんだ。君はまわりに対して無頓着すぎる」

淡々と零に告げる先生。

忘れることを許されて逃げているだけかな。思い出す努力を一切否定するのは腹が立つね。

嫌なことは思い出さなくてもいい。そう言われたからあえて思い出そうとはしなかった零。すると記憶の何かがひっかかったのか、零はその場で倒れて意識を失ってしまいました。

心配してかけつけたはいいものの保健室でいかがわしい雰囲気を醸し出すハルに零は半ば飽きれ気味です。どこでも18禁男になれるのはハルの長所(?)でしょう。

子供の頃にもこういうことがあったとふと何かを感じる零。不自然に消えている頭の中の空白部分。自分はいったい何を忘れているのだろう?考えても思い出せない記憶に零はモヤモヤするしかなくて…。

スーパーラバーズ34話 感想まとめ


ストーカー事件が33話で一段落着いて、新展開になりました。零の進路問題と幼少期の忘れた記憶を中心に、ハルの子供時代を絡めて踏み込んでいく展開になりそうです。

ハルが森先生を警戒しているのは、無意識に零を強く束縛して支配しようとしていることを察知されないように本能で防衛しているのでしょうか。

零のほうも、ハルが記憶を取り戻してからはハルにこれまで以上に優しく接しています。ハルが人前でベタベタしてきても以前のように冷たくあしらったりはせず、ハルのさせたいようにさせていました。

大事な人に2度も忘れられて不安だったことから、もうハルを失うまいと零のほうも無意識にハルを甘やかしているのかもしれません。お互い共依存のような関係になっている状態なのかな。まだ病的ではなく健全な依存だとは思いますが…。

零は確かに今の恵まれた環境に無頓着でいますが、だからといって欠けている嫌な記憶を無理に思い出す必要はないでしょう。先生の言葉は子供には酷だし、零を追いつめるような発言の数々にはちょっとドキッとしてしまいます。

長男と末っ子のバカップルっぷりに、亜樹が一番被害を受けている姿は申し訳ないけど地味に笑えました。亜樹の部屋はハルの部屋の真上なんですね。いちゃいちゃする長男&末っ子に嫌気がさして蒔麻の部屋に緊急避難している亜樹にはお気の毒様としか言えませんw

次回35話は4月下旬発売のエメラルド春の号です。それではまた「SUPER LOVERS」35話の感想でお会いしましょう。

追記)35話の感想を書きました。

スーパーラヴァーズ(SUPER LOVERS)12巻35話 ネタバレ感想

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