ギヴン23話のネタバレ感想です。コミックス5巻の感想になるのでネタバレにお気をつけください。

春樹が秋彦を突き放せず同居生活がはじまった2人。複雑な感情のままはじまった同居ですが、春樹にとって不思議と苦痛ではない生活が始まりました。

秋彦も好きだった人(雨月)がいることなどこれまで以上に春樹に本音を語るようになり、春樹の失恋はひとつの区切りとなりました。いっぽう立夏と真冬はかわいらしく浴衣で花火大会デートなどしつつ…前回の復習はこちら。

ギヴン5巻22話 ネタバレ感想 キヅナツキ

それでは以下キヅナツキ先生の「ギヴン」23話のネタバレ感想です。

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ギヴン5巻23話 感想 ネタバレあり


上ノ山家にお泊り予定(!)の真冬


ソファで寝落ちしていた秋彦がハッと気づくと、キッチンで夕ご飯を作っていた春樹が視界に入ります。思わずギョッとして飛び起きる秋彦。居候させてもらう代わりに食事を作るという約束を守れずに慌ててしまいました。

そんなことはまったく気にしていない春樹は、そんなに炊事にこだわらなくていいと夕食作りを進めます。

「お前に任せるといつも同じ味付けになるもんな」

秋彦は穏やかな笑顔の春樹を思わず見つめてしまいました。春樹のソファから自分の匂いがすること。起きたときや寝る時に春樹の気配を感じること。穏やかに過ぎる同居生活を心地よく感じている自分に気づく秋彦…。

夏休み終了間際の新曲の音合わせでは、まだ歌詞ができていないながらもバンドとしての曲作りが順調に進んでいました。なんとか1曲が形になりつつあり、手ごたえを感じる4人。

秋彦と春樹が居残って個人練習をしている仲睦まじい姿を見て、立夏は2人に本当に何かあったのかと疑問に感じていました。はたから見ると今まで以上に仲良くしているお兄さん達に「?」の真冬&立夏。

しかし立夏はお兄さんたちどころではありませんでした。なんとこの日は真冬が初めて立夏家にお泊りにやってくる予定なのです!

理由としては明日から2学期で学校が始まるため、神奈川に家がある真冬は東京の立夏の家からそのまま登校する流れになったのでした。

やましい理由は(多分)ない。

きっぱり心の中でつぶやく立夏。しかし本当にいいのか?大丈夫か?家族もいるし大丈夫か!と脳内会議が忙しいのでしたw

「セミってセックスして~って鳴いてるらしいぜ」とかいう友達の言葉を思い浮かべて顔をひきつらせているあたりがもうね、かわいい。DT高校生かわいすぎ問題。



真冬から唐突に「由紀」の名前がポロリ


両親は就寝している夜遅くに帰宅した立夏と真冬を迎えたのは、美人のお姉ちゃんでした。同じ顔にびっくりする真冬。この2人って地味に初対面なんですね。

やましい気持ちはないと言いながらも眉間にしわを寄せて念入りに歯磨きする立夏。真冬は平気そうですが、立夏がかなり意識しまくっているのが楽しいです。

結局立夏はベッド、真冬は床で寝ることになります。真冬は今気づいたかのように「冷静になると急展開だね」とぼそりとつぶやきました。

「隣りの部屋には姉貴がいるから大丈夫。とにかくさっと寝る」

クールに言って電気を消したものの、立夏がそんなにさっと眠れるはずもありません。好きな人と始めて過ごす夜なのです。緊張のあまり目が冴えわたる立夏は、ノリで泊まりに来れば?などと軽く言ってしまったことを激しく後悔していました。

暗がりの中で真冬のほうをチラリと見ると、真冬はなぜか布団もかぶらずに起き上がって壁の時計をじっと見つめています。

そもそも男を相手に実際どうこう思うのだろうか?具体的に何がしたいんだ?とぐるぐると考える立夏。しかし時おり、自分でもビビッてしまうくらいの衝撃と焦燥が急に襲ってくるという自覚がありました。

真冬に触りたい。

そういう衝動が何度かあり、そのたびに真冬を傷つけたいのかどうしたいのか分からなくなっていた立夏。真冬がそのあたりのことをどう思っているのかも気になっていました。

新しい曲の歌詞がまとまらないのはやっぱり俺のせいなのかと立夏が思い始めたその時、唐突に真冬が口を開きます。

あの時計、由紀んちにあったやつと同じだ。

まるで試しているかのように急に切り込んできた真冬。その瞳は壁時計だけをまっすぐに見つめています。泣くのではないかと思うほど澄んだ瞳は、はたして本当に時計だけを見つめているのでしょうか。立夏は思わずベッドから降りて、真冬を抱きしめました。

「昔の事はよく知らないけど、俺がいる時に勝手に一人で泣きそうになってんなよ」

真冬にすがるように抱きしめる立夏の腕ににじみ出る悔しさ。

(この感情をどう説明すればいいんだろう?)

立夏も真冬もお互いに無言のまま抱きしめあい、時を刻む時計の針の音だけが静かな部屋に響き渡るのでした。

春樹といると音楽が楽しい


秋彦の個人練習に付き合っていたら夜中の3時を過ぎてしまい、タクシーに乗るのももったいない2人は1時間ほどの道のりを歩いて帰ることになりました。

20歳の大学生らしく「1時間なんて案外すぐだから」と平然と口にする秋彦に、春樹は呆れ気味です。春樹がちょっとおじいさんっぽすぎるようなw

秋彦はガソリンを入れて行こうとコンビニでビールを調達しつつ並んで歩く2人。飲みながらトンボをつかんでみたり、小学生のように寄り道しながら長い長い自宅への道を共に歩きます。

秋彦が寄り道ばかりするから、いつの間にか夜は明け朝日が眩しく照り始めました。始発も動き始め、なんのために徒歩を選んだのか分からないありさまに…。

2人で笑ながら帰宅する頃にはもう汗だくで疲れ切っていました。無防備に横になる春樹を見て思わず目をそらす秋彦。

春樹といて今、音楽が想像以上に楽しい。

秋彦はその事実に打ちのめされていました。雨月といたときには感じられなかった音楽の楽しさを、あろうことか振ったはずの春樹のそばで感じることができたのです。

昔から楽しいから音楽をしていたはず。いつの間にかそれすらも忘れていた秋彦。そのことに気づかされたのは他でもない春樹なのでした。その事実を秋彦はどう捉えるのか。

ギヴン23話 感想まとめ


真冬が何気なく口にした爆弾発言。亡くなった由紀のことをこれから真冬がどこまで語るのかは不明ですが、2人の間では暗黙の了解のようにあえて話題にするのは避けてきたことなのでしょう。

自分の隣りにいるのに時々いないような真冬の寂しそうな瞳を見るたびに、立夏は苛立つような哀しいような寂しいような悔しさを感じていた立夏。自分が真冬に対して触りたいと思うように真冬も考えくれているのかすら分からない自分に、立夏は苛立っているのかもしれません。

由紀の名前を出したのは真冬としては特に深い意味はなかったのかもしれませんが、それにしてもちょっと迂闊だったかな。今カレの家にお泊りするときに元カレの名前は禁句でしょう。ただ、本当にもう何もないから、もう良い想い出になっているからこそ由紀の名前をポロリと出せたと考えることもできます。

とりあえず立夏は一時的にでも壁時計を外したほうがよさそうです。じゃないとこの部屋にもう真冬を呼べなくなってしまいそう。時計を見るたびに由紀のことを思い出しているのかとか余計なことをグルグルと考えてしまうでしょうし。

「この感情をどう説明すればいいんだろう?」というのは立夏と真冬の両方の気持ちなんじゃないかな。真冬にとっては由紀との過去への感情、立夏にとっては今の真冬への気持ち。

どちらも現状では上手く説明できなくて、お互いにもがいていくことになるのでしょうか。高校生組は身も心も結ばれるのはまだ先のことで、どうやらイバラの道になりそうです。

対して大人組のほっこり具合にはちょっと意外なくらいでした。春樹が秋彦をあきらめてから、今になって今度は秋彦のほうが春樹の魅力に少しずつ気付き始めたような描写が気になります。

「春樹といると音楽が楽しい」秋彦がそこに気づいちゃったのなら、もしかするともう一緒にいて苦しくなる雨月との恋には戻れないんじゃないかなとドキドキ。そうなると雨月がますます孤独になっちゃいますね。。。

秋彦の感じている心地よさは、今までの雨月との関係に疲れた魂を癒す存在が春樹だというだけで、それは家族愛のような友愛であり、決して恋愛感情ではないと思うのですがどうなんだろう。

大人組の関係の変化、そして立夏と真冬の進展にも目が離せません。

次回は3/30発売のシェリプラス2018年5月号です。

それではまた「ギヴン」24話の感想でお会いしましょう。

追記)24話の感想を書きました。

ギヴン5巻24話 ネタバレ感想

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