ひだまりが聴こえるリミット9話のネタバレ感想です。コミックス2巻の感想になるのでネタバレにお気を付けください。

仕事帰りに偶然航平とリュウくんに会った太一。流れで天童さんと千葉さんも一緒に謎の5人で食事をすることになりました。太一は初対面のリュウくんにも自然体で、まったく物おじせずに接します。

いっぽう航平は、太一をかわいがっている男らしい千葉さんを見てモヤモヤしてしまいます。その上、太一が大学を辞めたのは自分のせいだとネガティブに考えるようになり…。前回の復習はこちら。

ひだまりが聴こえるリミット2巻8話 ネタバレ感想

それでは以下「ひだまりが聴こえるリミット」2巻9話のネタバレ感想です。

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ひだまりが聴こえるリミット1巻 ネタバレ感想

ひだまりが聴こえるリミット2巻9話 感想 ネタバレあり


嫌な咳をくりかえす太一のおじいさん


夢の中、鳴り響く踏み切り音がまるで聴こえないかのように、電車に向かっていく航平。太一が危ないと大きな声を出しても振り向きません。

以前「太一の声は聴きとりやすい」と言っていたはずの航平ですが、聴こえているのにスルーしているのか、あるいはまったく聞こえていないのか、太一に背を向けたままどんどん進んで行ってしまいます。

不吉な夢を見た太一は、おじいさんの怒鳴り声で目が覚めました。いやな夢を見たことで寝覚めは最悪です。かなりうなされていたようで、見かねたおじいさんが起こしてくれたのでした。

航平とのデート30分前ギリギリに起床したため、慌てて出かける準備をする太一。おじいさんがゲホゲホと嫌な咳をしているのも気にしています。出がけに病院に行くように告げる太一ですが、病院嫌いのおじいさんが果たして素直に行くかどうか。。。

俺のためにそんなことしなくていいから!


航平と太一は噴水の前で待ち合わせをしていました。「ごめんねぼうした」とあわてて連絡を入れる太一。急ぎすぎて余裕がないためラインの文面がカタコトになっていますw

「もう少し人の少ないところで待ち合わせをすればよかった」と航平は人の多さに落ち着かずにいました。イケメンでスタイルも良い航平はチラチラと周囲の女性陣から視線を送られています。

太一は食事もせずに飛び出してきたため、お腹を空かせてダッシュで待ち合わせ場所に向かっていました。屋台のいい匂いにもめげず航平を探す太一。

「芸能人かな」「隣りの人マネージャー?」などとひそひそ声で話す女性陣の会話に、ふとそちらを見ると航平が見知らぬ男性に絡まれて(?)いるのを発見します。

太一は、お得意のタックルで男性につっこんでいきます。ところがこの男性は実は芸能プロダクションのスカウトマンでした。モデルや俳優を目指せる人を探しているということで航平に声をかけたのです。

「すごい綺麗な顔してるしスタイルもいいし舞台映えするから」と力説し、航平が困惑してやんわり断っているにもかかわらず、けっこうしつこく食い下がるスカウトマン。

太一は早口のスカウトマンの言葉の要点をまとめて航平伝えました。するとそれを見たスカウトマンは航平が耳が悪いと言うことに気づきます。

「なるほど~じゃあ難しいよね~。時間とらせちゃってごめんね~じゃあ頑張ってね」

「何だよその言い方」

途端に態度が一変したスカウトマンの言い方にカチンときた太一は、彼を思わず引き留めてしまいました。航平のことを何も知らないのに決めつけた言い方に腹が立ってケンカ腰です。

航平が太一をとめようとした瞬間、スカウトマンは揉め事は勘弁してとばかりにダッシュで逃げていきした。こういう時に黙っていられない正義感の強い太一。航平がとめても気が収まらず、逃げた彼をさらに追いかけて行こうとします。

太一は俺のためにそんなことしなくていいから!

航平の強い言葉に驚いてふりむく太一。航平は太一の気を取り直すように食事に誘いました。

無神経なテレビマン


2人がデートしている間に、航平のお母さんの料理教室のテレビ取材が始まっていました。髪も服もメイクも気合い十分な航平のお母さんはきらっきらで嬉しそうです。さりげなく航平のことに話題を持っていくプロデューサーらしきテレビ局の男性。

「障がいを持つ息子を支えながら料理で仕事する母親って、ドキュメンタリーとしても盛り上がると思うんですよね。よかったら後で息子さんも取材させてもらえませんか?」

美形親子で絵になるからと無神経に頼んでくるテレビマン。明るかったお母さんの表情は一変し、伏し目がちに了承するしかありませんでした。

航平と太一でリョウくんのところへ!?


デートでまずは腹ごしらえとハンバーガーをテイクアウトして道端で食べる航平&太一。お腹が空いていた太一はてりやきバーガーに大満足です。

ふと太一の頬についたソースをそっと指ですくって舐める航平。それを見た太一は真っ赤になってしまいました。さらっと口を拭かれた太一は超動揺して恥ずかしくなってしまいます。

(こいつモテるし彼女とかいたんだろうし、慣れてるのかな。今さらこんなの何でもないのかな)

内心バクバクの太一は一瞬焼きもちを焼いて、照れ隠しで航平に背を向けハンバーガーにかぶりつきます。航平はそんな太一の腕にあるヤケド跡をふたたび見つけて切なげな表情になるのでした。

この後の予定を考えていると、太一は「身体を動かしたい」と希望を出しました。バッティングセンターを調べてくれた航平の希望も問う太一。

「どこでもいいよ俺は。太一が行きたいならそれでいい」

「何だよ、それ」

スマホに視線を落しながら告げる航平に、太一はもやもやした気持ちを隠しきれませんでした。最近、太一は航平の態度が何だか気になっていたのです。

ところが航平はちょうど誰かから連絡が来たタイミングで、太一の言葉を聞いていませんでした。連絡はリョウくんからで、新作ゲームができたから今からお披露目会に来ないかというお誘いです。急いで断ろうとする航平に、太一はけろりと提案しました。

「えっ何で?行こうぜオレンジ頭のところ!」

感想まとめ


太一は航平の態度が気になっているようですね。航平が太一に合わせるばかりで遠慮して、本音で話していないように見えて、モヤモヤしているのかもしれません。

確かに航平はデートしていても受け身で、心ここに非ずというか、ずっと「自分が航平の足を引っぱる存在だ」とネガティブに考えていて、一緒にいて楽しそうというよりは元気なさげで切なそうです。

「俺のためにそんなことしなくていい!」と太一に大きな声を出してしまったのも、これ以上自分の犠牲にならないほしいという気持ちがあったからに違いありません。

ところが当の太一は、自分が航平の犠牲になっているなんて微塵も思っていません。太一は自分がやりたいことをしているだけなので、航平の態度には戸惑うしかないのでした。

太一のおじいさんの咳も大丈夫でしょうか。太一が航平に会いに行ってひとりになってから、ひどく咳き込んでいたのが気がかりです。悪い病気じゃないといいのですが。

この間の入院騒動があり、太一もたったひとりの育ててくれた家族を失う怖さを実感したはずです。いつまでもお元気でいてほしいですがちょっと心配です。

航平へのスカウトマンの言い方もかなり失礼でした。耳が悪いからといって芸能活動が難しいと決めつけ、じゃあ頑張ってと去り際に謎の上から目線。航平も複雑な表情だったし、太一が怒るのは当然です。

航平のお母さんもショックだったでしょう。自分が楽しんで生き生きとやってきたお料理教室へのテレビ取材も、料理教室の評判が良く実力があるからというだけではなく、その背後には息子ありきの依頼だったということ。そのことを事前に知らされていなかったこと。

「障がいのある息子とそれを料理で支える母親」という感動もののカテゴリーに振り分けられ、かわいそうな境遇でも懸命に生きる人たちという上から目線でストーリーを作り上げられてしまうこと。。。

制作サイドからすれば、母子共に整った容姿であるため「絵になる親子」という付加価値がつき、視聴率や話題性も狙えると考えたのでしょう。

テレビ局のプロデューサーの男性(?)も、普通は思っていても口にしないことを、ズバズバと平気で当のお母さんを前に言っちゃうとか、失礼で無神経すぎて驚きました。

感動的な番組を作るためになら人の気持ちなんて考えず何でもアリなのでしょうか。取材相手を思いやるという感覚が麻痺しているように思えてしまいます。

さて、これから航平と太一の2人でリョウくんのところに遊びに行くようですね。そこでリョウくんがらみでまた航平が不安になったり不安定にならないといいなと願うばかりです。

次回「ひだまりが聴こえるリミット」10話は6/28発売のCanna60号です。それではまた「ひだまりが聴こえるリミット」10話の感想でお会いしましょう。

追記)10話の感想を書きました。

ひだまりが聴こえるリミット2巻10話 ネタバレ感想

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