純情ロマンチカ47話の感想です。エメラルド最新話でコミックス23巻のネタバレを含む感想になります。どうぞお気をつけください。

お義姉さんにウサギさんとの関係を打ちあけほっとした束の間のクリスマス。ウサギさんは美咲とのデートのため、珍しく締め切りを守るというミラクルを起こします。

井坂さんが倒れるというハプニングもありつつ、手作りのスノードームをプレゼントする美咲。来年はウサギさんの手作りがほしいとお願いする美咲は幸せを噛みしめるのでした。前回の復習はこちら。

純情ロマンチカ23巻46話 ネタバレ感想

それでは以下中村春菊先生の「純情ロマンチカ」47話の感想です。ネタバレにご注意ください。

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純情ロマンチカ47話 感想 ネタバレあり


藤堂は本当にいい奴だなあ


ウサギさんが暮れの仕事に追い込まれている年の瀬。大学生最後の冬休み中の美咲は、年始に公開される「ザ・漢」の映画の特典付きチケットを藤堂と買いに行って大盛り上がりです。

いきなりシークレットの特典が出て大興奮の美咲。藤堂くんも良い特典が当たったらしく、趣味のあう普通の大学生同士でオタ活を満喫しているのでした。藤堂くんは卒業後は寮住まいになるため、社会人になって一緒に遊べる仲でいられそうです。

ウサギさんが一般家庭のおせちを食べたいとリクエストしたため、この後材料を買いに行く予定の美咲。ウサギさんは餅つき機まで買ったらしく、仕事が行き詰まった夜中になると、餅つき機の動画を延々と真顔で見るという奇行をとっているようですw

藤堂くんは、美咲とウサギさんがお互いにまったく価値観が違うのに同居できていることに感心しています。「俺がいなかったらあの家廃墟になってると思う」と慌てる美咲。藤堂くんにはウサギさんとの関係は何も話していません。

美咲から「卒業後もあの部屋で一緒に暮らす」と聞いても、藤堂くんは何も怪しんだり追及したりはしませんでした。爽やかな笑顔でバイトに向かう藤堂くんに、美咲は穏やかな友情を感じるのでした。ほんといい奴です、藤堂君。

ウサギ母の登場で固まる美咲


息抜きが必要だと美咲に電話するウサギさん。どうやら仕事がもう少しで終わるはずが、あと数行のところで迷宮に入り込んで出口が見えなくなってしまったようです。

すると偶然、ウサギさんと電話する美咲のそばを、薫子さんが通りがかります!ついさっき帰国したばかりの薫子さんは、安定の着物姿で凛とした表情を崩しません。強気な態度も相変わらずです。

今回は自家用機がメンテナンス中で、一般の飛行機で帰国したらしく、少々お疲れな薫子さん。先に帰国していた水樹も荷物持ちとして当然のように呼び出していました。

ウサギさんと通話中だと知った薫子さんは、美咲から奪い取った電話でウサギさんを駅まで呼び出します。強引なところも相変わらず。結局、ウサギさんが迎えに来てくれるまで、3人でお茶することになりました。

ふと、改札手前の券売機で着物姿の美しい長身の美女が路線図を見上げて固まっていることに気づいた美咲。困っているのかと声をかけると、女性は切符の買い方が分からず固まっていたため、親切にやり方を教えてあげます。

すると女性を見た薫子が、驚いて声を上げました。

「薫子さんの知り合いの方?」

「知り合いも何も、宇佐見奈津子叔母さま。秋彦兄様のお母様よ」

こんなところでまさかのウサギ母との初体面!美咲は人形のように固まってします。この手のシチュエーションは何度か経験済みの美咲wそれらはことごとく不幸への序章だったのでしたww

いきなりのカミングアウト


ウサギ父兄とはまた違った圧を感じるウサギ母にビビる美咲。その整った顔立ち、特に目元はウサギさんにそっくりです。

田中さんが迎えに来るはずですが渋滞で遅れるため、電車に乗ってみようかときまぐれを起こしたウサギ母。薫子には「叔母様には無理よ~」と呆れられてしまいます。

ニコリともしないウサギ母に、あろうことか薫子さんは美咲を紹介したついでに爆弾発言を落しました。

秋彦兄様の恋人よ。

悪気がないとはいえ、あまりにもあっさりとウサギ母に真実を告げる薫子さん。思ってもみないタイミングでの唐突なカミングアウトに、美咲は動揺しおたおたするしかできませんでした。

良かったわ。これで宇佐見の血も途絶える。

美咲をじっと見つめて意味深につぶやくウサギ母。宇佐見家の闇を見てきた人ならではの重たい言葉なのでしょう。ドキットする美咲ですが、薫子さんは叔母のこういう態度に慣れっこのようでした。

迎えに来た田中さんを連れて去って行くウサギ母は、最後にちらりと美咲に視線を向けます。見られていたことに気づいた美咲ですが、正直もっと何か言われるかと思っていたので、少し肩透かしを受けたような妙な気持ちでいました。

薫子さんいわく、ウサギ母は不器用なだけで誤解されやすく、彼女が言ったことをそのまま受け取ってはダメだとのこと。あの言葉は「ウサギさんは宇佐見家に縛られずに生きればいい」という意味なのです。

そんな雰囲気には思えなかった美咲ですが、薫子さんの言うことならそうなのでしょう。美咲の両親は亡くなっていますが、美咲にはお兄ちゃんもお嫁さんも甥っ子もいて、決してひとりきりではありませんでした。

「兄様は家族がいてもずっと一人きりだったから、私は兄様が美咲と出会えてよかったと思っているのよ」

薫子さんの言葉はずっしりと重いけれど、美咲にとってはとても温かいものでした。言い方が悪くて、散々息子であるウサギさんを傷つけてきたウサギ母。薫子さんはつぶやきます。

「でもたまに、どうにかできないのかって思っちゃうのよね…」

ウサギさんと母親の関係改善を願っている薫子さん。なぜならウサギ母は、これまで出版されたウサギさんの本を全部ちゃんと読んでいるのでした。息子への愛情が皆無なわけではないのです。

来年も再来年も


年末の仕事を全部終えたウサギさんと、担当編集の相川さんは死にそうになりながら今年最後の仕事を終えました。ほんと相川さん毎度毎度お疲れ様です。

相川さんがかわいそうだと苦言を呈する美咲に、ほぼ死にかけているウサギさんは棒読みで「これからは締め切りを守る」と心にもないことをぶつぶつw

死相が出ているウサギさんを背負ってお風呂に連れて行く途中、ウサギさんが来る前にウサギ母に会ったこと、薫子さんが自分たちの関係を恋人だと言ってしまったことを伝える美咲。

「母に何か言われたか?どうせ俺の事は興味がないから好きにしたらいいとか言ってたか。…慣れてるから大丈夫だ」

そんなことは言っていないし違うけれど、家庭の事情は人それぞれ。ウサギ母が言っていたことの意味もよく分からない美咲は、迷ったあげく、ウサギ母がウサギさんの著書を全部読んでいることだけを伝えました。

「本気で興味なかったらそーゆーこともしないと思うし…」

これ以上どういっていいのか分からない美咲は困ってしまいます。すると気を遣ったウサギさんが困ったように笑いました。「抱きたい」ストレートなウサギさんを、照れて真っ赤になった美咲は一旦拒絶します。しかし結局、折れてしまうのでした。

さあお風呂でエッチなお時間です。浴槽の壁に手を突かせて後ろを指でいじるウサギさん。足を開かせて前と後ろを同時に責められると、美咲は気持ちよくてたまらない気持ちになってゆきます。

素直じゃない美咲にいじわるをするウサギさん。どうしてほしいか言わせるウサギさんがドSです。美咲もちっさすぎる声で「いれてほしいかも」とか言っちゃうとかかわいすぎるでしょおおおお!

お風呂の外で中でエッチする2人。ウサギ母の言葉が言葉通りの意味でないのなら、お互いが誤解しているのなら、いつかそれがなくなるといい。そう思いながらウサギさんに抱かれる美咲。

困ったように笑うウサギさんの顔を、美咲はもう見たくはありません。ウサギさんにとってのご褒美は美咲であり、美咲にとってのご褒美もウサギさんなのです。いつの日か好きな人の家族のわだかまりが少しでも溶けることを祈る美咲なのでした。

明けて大晦日。ウサギさんからの、一般的な行事に参加したいとの希望で、美咲は夜中の初詣に繰り出すことになります。改まって「来年もよろしくお願いします」と頭を下げるウサギさん。美咲も「こちらこそ」とお辞儀しました。ところがふと無言になる美咲。

「どうした?」

「なんでもない」

こうなるとしつこいウサギさんに根負けした美咲は、ヤケになったように叫びます。

「来年もよろしくお願いしますじゃなくて、来年も再来年もずっとよろしくだろ!」

2人が一緒にいるためにはまだまだ乗り越えなければいけない事だらけです。でもきっと大丈夫。来年も再来年もいつまでもずっと支え合って共に生きるのだから。

純情ロマンチカ47話の感想まとめ


兄、父ときて、ウサギ母が登場です。なんだろうこのラスボス感。非庶民オーラばりばりで世界一駅の利用が似合わない人、それがウサギ母です。御着物姿で切符を買おうとする姿は違和感バリバリでCGのようでしたw

ウサギ母はクール系長身美女で、着物ではなく洋服を着ればそのスタイルの良さが際立つことでしょう。笑顔どころか表情の変化が乏しいので、何を考えているのか分かりにくい女性です。薫子さんとは真逆のタイプですね。

宇佐美家は夫婦仲も親子仲も良くなさげですが、そのうちこの頑なな母子にも少しは雪解けがくるといいな。先は長いでしょうが、息子の本を全部読んでいるとか、やっぱり母親として気になっている証拠ですもんね。

初詣に出かけるときに、寒さでブツブツ言うウサギさんが、実はおみくじや絵馬やお守りや屋台でのお神酒がほしいとか、密かにすっごく楽しみにしている様子が微笑ましかったです。

ウサギさんは、なんでも美咲と初めてを体験して、美咲もまたウサギさんとの初めてを経験して2人して成長していくんですね。美咲がウサギさんへの気持ちを認めてから、基本的にはずっとラブラブなので、安心して見ていられます。

お兄ちゃんへのカミングアウト問題もあるし、ウサギ母問題もあるし、この先まだまだ楽しめそう。15年目のご長寿BLとして記録をどんどん塗り替えていってほしいです。

次回は2018年8月下旬発売のエメラルド夏の号です。それではまた純情ロマンチカ48話の感想でお会いしましょう。


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