抱かれたい男1位に脅されています19話の感想です。単行本6巻のネタバレになるのでお気をつけください。

パパラッチにチュン太とのキス写真を撮られてしまい、チュン太の将来のために別れを選んだ高人。ところが思った以上にチュン太不在のダメージを受け、身も心もボロボロになってしまいます。

いっぽうチュン太のほうも黙って引き下がりはしませんでした。ドラマの共演者と共謀してSNSを使って巧みに世論を変えていくチュン太。腹をくくった高人は「一緒に生きてくれ」とチュン太にプロポーズして2人は元サヤに収まるのでした。5巻の復習はこちら。

抱かれたい男1位に脅されています5巻 ネタバレ感想まとめ

ちょうど5巻からの続きですね。それでは以下桜日梯子先生の「抱かれたい男1位に脅されています。」19話のネタバレ感想です。

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抱かれたい男1位に脅されています6巻19話 感想 ネタバレあり


高人のスペイン人になる宣言w


冒頭、高人が10人地ほど撮影以外で海外へ行くことを知らされたチュン太。高人の予定にはなかったはずなので動揺しています。っていうかなぜか地味に高人のスケジュールを全把握しているチュン太にじわじわw

「撮影ではないし詮索するな。お前はお前のやるべきことをすればいい」

高人は食い下がるチュン太をクールに突き放します。そうまでして高人がなすべきこととはいったい!?

スペイン人に、俺はなる!!

唐突に出てきた高人のスペイン人宣言wこれにはもちろん、ちゃんとした理由がありました。


ぞんぶんに殺しあってくれ


遡ること一か月前。テレビ局の会議室で卯坂さんたちと打ち合わせをする高人&チュン太。今度の2人芝居についての詳細を詰めているところです。

2人芝居のタイトルは「血の婚礼」。スペインの作家・ガルシア=ロルカの三大悲劇の1つといわれている作品で、これを2人芝居用にアレンジして、高人とチュン太で演じることになりました。

元々はスペインのアンダルシアの農村を舞台にした群像劇で、花嫁をめぐる花婿と元恋人、そしてこの3人をとりまく親類縁者によって構成されているお話です。しかし今回は、スポットを恋敵である花婿と元恋人にあてた脚本になっていました。

高人は花嫁の元恋人を、チュン太は花婿を演じ、さらに悲劇的な内容を暗示する「死」を高人が、「月」をチュン太が演じるという2人芝居です。

ぞんぶんに殺しあってくれ。

卯坂さんの言葉に高人はポカンとしてしまいます。実はこのお話、ラストで婚礼の夜に花嫁と元恋人が逃げて、追ってきた花婿と決闘になるという流れなのです。そして男2人は花嫁を残してその命を散らす…という悲劇。

「まさか卯坂さんが昼ドラ級のド直球を持ってくるなんて思いませんでしたよ~」

会議中に、若干の卯坂GPディスリを交えた軽口をたたく怖いもの知らずの沖さん。ああKY発言。でも嫌いじゃないw

卯坂さんは、そんな沖さんに冷たーく「事故物件の恋人~ひとりじゃないよ~」(どんなタイトルだよ)のロケに行ってくるよう、サクッと命令するのでした。呪われる!とかビビッてる沖さん乙。

「舞台という生の空間で、抱かれたい男1位2位の2人が、かき乱され激情に駆られ破滅していく。世間はそんなド直球を見たいだろう」

卯坂さんの真剣な瞳に、高人はため息をつきました。要するに抱かれたい男ツートップのタイマンショーをお望みの卯坂さん。

高人はそんな卯坂GPに対して「最近は協調するような現場ばかりだったから腕が鳴る」とやる気に満ち溢れていました。

「いい勝負を期待しているが、今回は東谷君の方に分があるかもな」

「はい?どういう意味ですかね?」

意味深につぶやく卯坂ゼネラルプロデューサーに不満気な高人。子役上がりでプライドも高い高人は、芝居でチュン太に劣ると言われたようでムッとしたのでしょう。ではなぜチュン太に分があるのか。その秘密は脚本に隠されていました。

セニョール高人に足りないもの


「血の婚礼」は情熱の国・スペインの物語です。お話の中で2人には「フラメンコを踊る」というミッションが課せられていました。ダンススタジオに通ってフラメンコを習う高人は、初めてのことにフラフラになってしまいます。

無茶ぶりをしてくる卯坂さんに恨み節の高人は、激しいダンスレッスンに息も絶え絶え。いっぽうスペイン人のおじいさんを持つダンス経験者のチュン太はかなりの余裕を見せていました。

「高人さんとフラメンコを踊れるなんて嬉しいな」とキラキラの天使スマイルを絶やしません。昔おじいさんに教えてもらったことがあるらしく、チュン太はダンスは慣れっこのようです。

すぐに踊りこなしてやる!とムキになる高人ですが、フラメンコ講師の女性・ロドリゲス時子先生にお尻をむんず!と掴まれ、お説教をくらいました。

「このお上品なおケツみたいに小奇麗すぎてつまんないってアタシに何百回言わせるつもり?セニョール高人」

高人のダンスは綺麗ですが、勢いや情熱が足りません。時子先生いわく「血の婚礼」になっているスペイン南部のアンダルシア地方の踊りの特徴は情感と情念。

ほとばしるパッションが大切で、今の高人のような小利口にまとまったスカしたダンスではダメなのです。理屈なんて二の次で、頭ではなく心で身体を動かす必要があるのでした。

足りないものを求めていざスペインへ!


元々高人は、理屈を固めに固めて演じるマニュアル型の役者です。今さら計算するなと言われてもそう簡単にはいきません。しかし高人は、チュン太の踊る野性味あふれる情熱的な姿を見て、ふつふつと危機感を覚えます。

このままでは一緒に生きるどころか、チュン太の才能に置いていかれてしまう。

ダンスレッスンの様子を見に来た佐々木さんにも「調子どう?」と聞かれて「絶好調です」と言いつつも爪をギリギリ嚙んで悔しそうな高人。分かりやすいw

「結婚式の夜に花嫁と元恋人が逃げてしまうなんて、小細工の難しい題材だよね。あまり日本人には馴染みのない感覚。さすが情熱の国というか」

佐々木さんの言葉に、高人はスケジュールの確保を頼みました。調整すれば10日間くらいなら自由になれるようで、高人の瞳は、らんらんと輝いています。

「この西條高人、こんなところで頭打ちになるような男じゃないってこと、見せつけてやりますよ」

感想まとめ


なるほどこういうわけで高人の冒頭の「スペイン人に俺はなる!」発言だったわけですね。負けず嫌いな性格と芝居に対する情熱とが、高人をスペインへと飛び立たせたようです。

売れっ子俳優の高人が10日間もお休みがとれるとはさすがです。子役時代からの長い芸歴があってこそ、多少のスケジュール調整が可能な立場にあるということかな。

今後はおそらく、スペインでのあれこれが中心になってくるのでしょう。チュン太が高人をひとりで行かせるわけないので、なんだかんだと理由をつけて、この後チュン太もスペインへ向かうでしょうね。

海外が舞台になるということは、テンション高めで情熱的なスペイン男が、高人にちょっかいを出してくるとかもあるかもしれません。ありそう~w

映画でしか見たことがありませんが、スペインのアンダルシア地方の風景も楽しみです。

ロドリゲス時子先生の顔面と言葉の圧もすごかったですw高人のお尻をむぎゅっと掴んで許されるのは、時子先生とチュン太だけですよね。

口答えする高人に「煮えたぎったオリーブオイルにぶっこんでアヒージョにするわよ」とか怖いこと言ってるし、キャラ立ち最高です。

卯坂さんに軽くあしらわれる沖さんにはお気の毒様ですとしか言えませんでした。事故物件ロケでどうか呪われませんように。南無。

パパラッチ編が苦しくて切なくて強烈だったので、スペイン編では2人の絆がさらに深まるような、ほんわかした展開がいいですね。

あまり恋の邪魔者が入っていざこざが…というよりは、高人とチュン太が芝居に向けてまた一つ大きく成長するような姿が見られるといいなと思います。

果たして頭で考えて芝居をするタイプの高人は、情熱の国スペインで何かを掴んで、心で身体を動かせるようになるのでしょうか。また一皮むける高人の姿を見るのが楽しみです。

次回は7/6発売のマガジンビーボーイ8月号です。

それではまた次回の感想でお会いしましょう。

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