ジェラシー11話の感想です。コミックス3巻の感想になるため、ネタバレにお気をつけください。

大和組の三代目明虎と卯一は27年前に出会い強烈に惹かれあいます。明虎の妻麻美も、卯一のことを半ば認めているような関係が築かれていきました。

明虎の力になりたい卯一は、金を稼ごうと動き始めます。当たり屋をやってみたり、株を始めてみたりしますが…。前回の復習はこちら。

ジェラシー2巻10話 ネタバレ感想

それでは以下「ジェラシー」11話のネタバレ感想です。

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1話ごとの切り売りはこちら。

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ジェラシー3巻11話感想 ネタバレあり


人の嗜好や願望を読む明虎


変造テレカで一儲けしようと考えている明虎。当時、まだまだ下っ端の舎弟だった浅生田は、トイレ掃除をしながらその話を聞いていました。

「浅生田、お前はどう思う?」

突然、明虎が浅生田に問います。すると浅生田は自らの考えをアイデアとして提案しました。

「俺は商売には疎い。よろしく頼むぞ」

浅生田は、肩に置かれた明虎の手から、暖かい力が流れてくるように感じるのでした。明虎が、浅生田に考えがあると気づいたのは、必用以上に長い時間トイレ掃除をしていたからでした。

(この人は人を読むのだ。護衛もつけうフラフラするのは、人の思考や願望を読み、それが地価に反映されることを身をもって知るためだ)

浅生田のなかで、全てがようやく繋がり、噂をうのみにして明虎に反発していたことを心から反省します。

株の暴落をチャートから予想する卯一


卯一は2日ぶりに、明虎に喫茶店へ呼び出されていました。浅生田が迎えにやってきますが、どうにもこの2人は相性が悪すぎます。

昔ながらの喫茶店で株の説明をする卯一。図書館で過去20年分の株の月足をグラフにしてみたら、グラフの動きに法則があることに気づいたのです。

グラフの法則を見ると、来年あたりに株はドカンと暴落するはずです。浅生田は、今の景気がそんなに簡単に落ちる訳がないとバカにしていますが卯一は真剣そのものでした。

明確な根拠はなにひとつありません。ただグラフからそう分析できるというだけです。

「暴落するんだから空売りするしかないね」

空売りすれば、もし100円の株が倒産すれば100円の儲けになりますが、1000円に上がれば900円の損になってしまいます。

うまくいけば100円の利益。しかし失敗した時の損失が無限大で予想できません。反対する浅生田に、卯一は「チャートにそう出ているから来年1月から確実に景気は下がる」と言い張ります。

普通に考えれば浅生田の言い分が正しいのでしょう。しかし明虎は違いました。

「普通のままでは勝てない」

明虎は卯一に「結果を出してこい」とすべてを任せました。

株の空売りの成功を確信


明虎も株の暴落は予想していました。しかし明虎のそれは、ただの勘です。

「本物の野生はお前の方だよ。俺は所詮野良犬どものボスでしかない」

「明虎さんのそういうとこ好きだよ。自分を正当化しない。明虎さんの勘と僕のチャートがあれば負けなしだよ」

絶対に成功する、と自信ありげに言い放つ卯一は、まっすぐに明虎を見て不敵に笑いました。そっと卯一の手をとろうとする明虎。

しかし卯一はすっと離れてしまいました。いけずな卯一に、明虎は思わず苦笑いします。

しばらくして明虎は、卯一と浅生田を喫茶店に置いて、父親のところへ向かいました。本家からの呼び出しがあったのです。


昔は仲が良かったらしい浅生田と卯一


卯一をマンションに送り届ける車内。浅生田と2人きりになり、卯一にとって息がつまるような気まずい沈黙が続いていました。

わざとシートをバタバタしてみたり、変顔をしてみたりw卯一なりに場の空気を和ませようとしますが、浅生田にはまったく通じません。

「何がそんなに気に入らないの!僕たち昔は仲良かったじゃん。学校帰りに浅生田くんのおばあちゃんのとこで買い食いしてさ」

卯一が祖母の話を持ち出したとたん、浅生田の表情が変化しました。急に路線変更した浅生田は、ある小さなボロ家の前で車をとめます。

実はこの家は頑固なおじいさんが住んでいて、何度も説得してもどうしても土地を譲ってくれず、浅生田は困っていました。

「これも仕事だ。お前ちょっと説得に行ってみないか。地道な仕事もこなせたら若の評価も一気にあがるかもな」

浅生田は卯一を試そうとしたのでしょう。うまく言いくるめられた卯一は、意気揚々とボロ家を訪ねます。

ところがこのおじいさんは、元気にシャベルを振り回して暴力に訴えて反抗する人でした。

浅生田も卯一に懐柔された!?


「極道になればこんなことは日常だ。ロクに我慢もできないお前が耐えられる世界じゃない」

諭すように浅生田に言われた卯一は、再度おじいさんのところへ向かいます。しばらくすると、卯一が機嫌よく戻ってきました。

おじいさんと一緒に囲碁を打って話を聞いてあげたところ「卯一になら任せてもいい」と言ってくれたのです。

「これ浅生田くんの手柄にしていいからね。」

「いいのか?」

「友達じゃん。お互い好きな人のために頑張ろうよ」

難攻していた仕事の手柄をあっさり譲ったことか、あるいは友達認定されていることか、あるいはその両方か。浅生田は思わず吹き出してしまいます。

態度を軟化させ、すっと自分のタバコを卯一に渡す浅生田。共通の目的ができた2人には、どうやら仲間意識が芽生えたようです。

一筋縄ではいかない明虎の父


放免祝いに顔を出さなかった明虎と、大和会の組長、つまり明虎の父親は、本家の座敷で睨みあうように向かい合っていました。

明虎は、顔の怪我を「バイクで転びました」とすっとぼけますが、嘘はすぐに会長に見透かされてしまいます。

会長は、浅生田の考えた商売のやり方に口を出してきました。明虎がホームレスに差し入れしているのが気に食わないようです。

ホームレスのような、いくらでも替えがきくものに情をかけても意味がないと考える会長に、明虎は反論しました。

「任侠とは本来弱いものの味方であるはずだ。社会から疎外されているのは俺達も同じだ。なぜ同類を差別する」

封建主義の家長気取り、と吐き捨てるように言う明虎に、会長はその青臭さを指摘しました。

「お前はわしを警戒しているようだが、わしが手を下すまでもなく、花村一家は自滅する。お前の甘さに殺される」

ピリリとした指摘に、明虎は何も言い返しませんでした。ところがその帰り道、明虎のタバコを持つてが震えていて…。

ジェラシー11話 感想まとめ


会長のド迫力!70を過ぎている老人とは思えぬ眼光の鋭さと威圧感に、この人なんかやばいわ…この人がやっぱりラスボスだわ…と確信しました。こわっ

明虎も自分の甘さに思い当たる節があるから、会長の言葉に言い返さなかったのでしょう。武者震いなのか、悔しさからなのか、手を震えさせて舌打ちしていた明虎。

明虎の甘さがいずれ破滅を迎えてしまう日が来るのでしょうか。不吉な予言のようでゾッとしました。

いっぽう、卯一と浅生田は、一応の和解?の姿勢を見せました。和解というか、浅生田が一方的に苦手意識を持っていたのが、今回少しマイルドになって卯一を多少認めたという感じですかね。

正反対な性格の卯一と浅生田の、明虎を挟んでピリピリした雰囲気は嫌いじゃなかったので、ちょっと寂しいような気もします。

浅生田が祖母の話に過剰に反応していたのは、ワケありだからでしょう。ここにいる人たちは、みんな何かしら過去や傷を抱えた人たちばかりです。

大ボス中の大ボス・会長に勝つための、まずは資金作り。卯一がからんだ株の空売りが、吉と出るのか凶と出るのか。

次回は9/29発売のシェリプラス2018年11月号です。

それではまたジェラシー12話の感想でお会いしましょう。

追記)12話の感想を書きました。

ジェラシー3巻12話ネタバレ感想 スカーレット・ベリ子

スカーレット・ベリ子先生のBLコミックス


スカベリ先生へのインタビューはこちら。大和辰之の衝撃の事実が明らかになります。

大和辰之の衝撃の事実(笑)とスカーレット・ベリ子先生への貴重なインタビュー

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