ひだまりが聴こえるリミット11話のネタバレ感想です。雑誌Cannaの最新話になるのでネタバレにお気を付けください。

リュウくんの作ったスマホゲームの試作会に顔を出した太一と航平。物怖じしない太一は、知らない人の輪にもどんどん入っていき、すぐにその場に馴染みます。

そんな太一をちらちら見ながら、バカにしたように何かを話すリュウくんの知り合いがいました。本気で怒った航平は、太一を引っ張って出て行き、大げんかになってしまいます。前回の復習はこちら。

ひだまりが聴こえるリミット2巻10話 ネタバレ感想

それでは以下「ひだまりが聴こえるリミット」11話のネタバレ感想です。

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ひだまりが聴こえるリミット1巻 ネタバレ感想

ひだまりが聴こえるリミット2巻11話 感想 ネタバレあり


取材は結局お断りした航平のお母さん


航平の自宅では、航平のお母さんの料理教室のテレビ取材が中止になっていました。頭を下げて謝る鈴木さん。

ディレクターから「航平くんにも後から取材を」と頼まれたあのあと、お母さんはすっぱりと告げたのです。

「そういうことならこのお話はなかったということで、とっととお帰りくださいな」

そういって中止になったあとで、お母さんは「大人げなかったわ」とちょっぴり凹んでいます。でも自分の子どもの班でを勝手に商品扱いされたら、親なら誰だって怒るものです。

お母さんの浮かない表情は、それだけが原因ではありませんでした。実は航平のお母さんは、航平の耳が聴こえなくなったのは自分のせいだと責めていたのです。

航平の耳は高熱が原因の突発的なものでした。しかし、航平は性格上、自分が我慢すればいいと思っているところがあります。

「それを知ってたのに気付けなかった。ダメな母親でしょ」

もっと早く気づいて病院に連れていってあげてたら、そこまで聴力は落ちなかったかもしれないと、お母さんはうつむきがちに語るのでした。

太一にはマヤみたいな子がそばにいた方が


社会保険労務士試験の受験を考えている航平。大学では厳しい表情で何かを考えていました。

航平の姿を見かけたマヤは、まわりの友達にはやし立てられます。どうやらマヤが航平を好きだと勘違いしているお友達は、航平のところへとマヤを押しだしました。

「あんなにカッコよすぎると逆にムリ」「自分じゃ釣り合わないなーとか思っちゃうよね」友達はマヤが去った後で口々に言います。

航平に声をかけたマヤは、航平の冷たい表情にビクッとしてしまいました。「何かありました?」思わずそう聞いてしまうマヤ。航平はハッとして、困ったように笑います。

「ちょっと喧嘩っていうか…悪いのは全部俺なんだ」

自分を責めて苦しそうな航平。心配したマヤは思わず大きな声を出してしまいます。

「私でよかったら愚痴でも何でも聞きます!それで少しでも先輩の気が楽になるなら、どんとこいです!」

「太一もマヤみたいな子がそばにいた方が幸せだよね」

自分は太一にふさわしくないと思っている航平は、寂しそうに切なげにつぶやきます。マヤにも心を開かないまま、航平はひとりで去って行くのでした。

今ここにあいつがいたら絶対楽しいのに


太一のほうは、会社で航平のことを考えないように仕事に集中していました。まわりの人たちはロボットのような太一を気にかけて心配しています。

(航平のやつ、ひとりで何でもかんでも勝手に決めつけやがって)

帰り道でひとり思い出しながらムカムカする太一。友達でいたときのほうが、いろんなことを話せていたと、今さらながらに思います。

もやもやする太一は、おじいさんに近所のお祭りの太鼓をたたくピンチヒッターを頼まれ、速攻で駆け出して行くのでした。

太鼓を叩いて思いきりストレス発散させる太一。

(今ここにあいつがいたら絶対楽しいのに)

気持ちも少しは落ち着き、休憩中に航平にメールをしようとした途端、はしゃぐ子どもにぶつかられて携帯を壊されてしまいました。

そこへヨコとヤスが現れます。ヨコは女の子をナンパすべく、男2人で夏祭りにやってきたのでした。ナンパ目的だと知っていたら一緒に来なかったとヤスはぶつぶつ。

ヨコとヤスは大学3年生。来年就職活動でもう遊べないからと、ヨコは週3で合コンを挟んでいるようです。ある意味すごいw

「今日学校でマヤちゃん見かけたけど、杉原に告るとか言ってたぞ」

ヨコが間違った情報を流すと、ヤスと太一はびっくりして大声を上げてしまいます。ヤスも一緒になってびっくり。ヤスは1度マヤちゃんとデートしていますからね。

「オーカミ女(マヤ)って航平のこと好きだったのか!?」

太一は新情報に慌てふためいてしまいました。「うまくいっちゃうかもよ?」意地悪なヨコの言葉に「それはダメだ!」と反応したのは太一。

航平と太一の関係を知らないヨコとヤスは、太一の権幕にぽかんとしてしまいます。太一は、もしヤスとマヤが付き合っているとしたらという例え話をして、自分のことを2人に相談してみるのでした。

太一にはずっと変わらずにいてほしい


ヤスがマヤの役に立ちたくてそのために仕事に就き、そのせいで一緒にいられる時間が少なくなった。マヤは他の人とばかり話すようになり、悩み事も話してくれない。

そんなたとえ話を聞いたヨコは、あっさりと口を開きました。

「相手が望んでる訳でもないのに役に立てる仕事に就くって、その設定重くね?将来を犠牲にして自分のためにって、俺がマヤちゃんの立場だったら責任感じるわー」

「それでもしヤスが仕事の愚痴をぽろっと言ったら“私のせいで”とか余計に思っちゃうんじゃねーの」

何も知らないヨコは、核心を突いた言葉を口にするのでした。会ったときに、航平に仕事の愚痴を言っていた太一は、思い当たる節がありすぎて自己嫌悪に陥ります。

ヤスはヤスで、マヤと自分のことを重ね合わせて口を開きました。

「悩みが耳のことだったら俺じゃ分かってあげられないし、俺にできることなんて何も…」

目を伏せるヤス。しかし太一は、できることがないと言って諦めるヤスに、怒って感情的になります。

「自分の耳のせいでヤスが自分から離れて行っても仕方ないって、諦められても仕方なって、オーカミ女がそう思ったら嫌じゃないのかよ!?」

俺はぜったいイヤだと絶叫した太一は、そのまま手元にあった缶ビールを飲みほして、ばたっと倒れて眠ってしまうのでした。

相変わらずまっすぐで騒がしい太一。ヨコとヤスはあきれながらも、太一にはそのままでいてほしいと願っています。

(諦めたらもうお前には届かないじゃないか。そんなの嫌だ。俺はただお前の一番近くにいたいんだ)

いっぽうゲームの試作パーティのあと、リュウくんに殴られた男が、腹いせにSNSで悪口を拡散していて…。

感想まとめ


テレビ取材をきっぱりと断った航平のお母さん。自分の料理教室を宣伝のためにもいい機会でしたが、失礼なテレビマンの態度に腹を立てて、カッコよくすっぱりとお断りしました。

切な息子を無遠慮なマスコミの道具にされそうになって怒るのは当然のことです。

いっぽうで、航平が昔から何でも我慢してしまういい子だと知りつつ、身体の異変にいち早く気づいてあげられなかったことで、お母さんは自分自身を責めています。

一見、明るくて優しい航平のお母さんも、人知れず自分の子育てに悩みながら、ここまで航平を育ててきたのでしょう。

航平のほうは、太一に自分がふさわしくないと思い込んで自分を追いつめていました。マヤのような子がそばにいた方がいいと、ひとりで抱え込む航平。

ふさぎこんで、マイナス思考になっている状況で、航平がまた頑なになってしまわないといいのですが。

太一のたとえ話を聞いて、太一のまっすぐな気持ちに触れたヤスにも、何か心境の変化があったのではないでしょうか。マヤちゃんとの距離を感じていたヤスが、触発されて動き始めるかもしれません。

太一も「友達でいたときのほうがよかった」と多少ネガティブになったりもしますが、簡単には諦めない想いの強さや、その熱いハートがとても眩しいです。

ただ一番近くにいたいだけだと願う太一の気持ちと、太一を想って離れようとしている航平の気持ちが、また重なる日が来てほしいです。

リュウくんのほうの会社のゲームはちょっと心配ですね。今は事実かどうかはともかく、SNSで悪い噂はすぐに広まってしまいます。

ゲーム発売前の段階で悪評が立ってしまったら…ゲームのリリースに影響がないことを祈るばかりです。

次回「ひだまりが聴こえるリミット」12話は10/28発売のCanna62号です。それではまた「ひだまりが聴こえるリミット」12話の感想でお会いしましょう。

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