長かったこのシリーズもようやく終わりました。なんかもうずっと待っていたから、感無量というかなんというか。「マッチ売り」からはじまって約10年。草間さかえ先生ほんとお疲れ様でした。
本編に加えて全サ小冊子に掲載されていた2つの短編も収録されているので、読む機会に恵まれなかった人には嬉しい1冊になっています。
後半の短編は「かごめかごめ」が廣瀬と有原の最初の出会い、「東京行進曲」と「ゆりかごのうた」が澤と花城との出会いが描かれています。「続・東京行進曲」は本編後の描き下ろしです。
【あらすじ】
1通の恋文で人生を狂わされた男たち。絡まり合った運命の糸は解かれ、それぞれのしあわせを見つける4人の未来は…。
最後のトンネルがもうもうとっても良かったです。長いシリーズを終りまで追いかけていると、なんだか家族を見守るような気持ちで読んでしまいますね。
花城さんが幸せそうでなによりだし、澤の涙と有原の笑顔も見ることができたので、すごく温かい気持ちになれました。甘いデレエロスもあって満足です。
完結するまで読むのを控えていた人は、まずは
2カップルを最後まで見届けられてよかった。トータル4冊で1つの大きなシリーズとして完結しました。
お話の途中だとどう転ぶか分からないのでなかなか評価もしづらいですが、完結した今、胸を張っておススメしたい作品です。
4人の出会いが描かれる無料のお試し版も配信されています。120ページもが無料と太っ腹です。どの漫画もそうですが、自分に合うか合わないかは試し読みしてから判断すると外れにくいかと思います。
2016年1月31日までの期間限定なので、気になる人はお早めにどうぞ。
草間さかえ先生へのインタビューも公開されています。
シリーズを通して描きやすいキャラ、描きにくいキャラについて、「澤は気をつけて描かないと何か微妙に違う人になります。」だそうです。
微妙に違う人w
なんか分かるような分からないような。
今後の野望としては「変質者だけど犯罪性のない攻が描きたいです」とのこと。
ハイハイ!先生、それ読みたいです!
草間さかえ先生のその他作品。