yoshi先生の初コミックスです。
まず、絵が美麗です。キャラがみーんな美麗イケメンで眼福でした。あと男性の筋肉を含むガチッとした身体の描き方もお上手です。
同人誌で活躍されていたそうですが、さすがの画力。デビュー作でこんなに安定した美麗な絵柄とは、最近の新人さんはもう新人さんとはいえないなと感心してしまいます。
【あらすじ】
「そんなに伝わってなかったかな……君が好きだってこと」フローリストの陽斗の店に来るたび、注文したバラを陽斗に贈りつづける美形の金髪青年・ルカ。
ルカの熱い視線が気になっていたけど、ただの客だと自分に言いきかせていたのに――。偶然見つけたルカの経営するレストランに強引に誘い込まれ、男同士だというのに突然唇を奪われてしまって!?
表題作に加えて同時収録の短編が3作、そして後日談という形の1冊です。
表紙の通りの美しさですが、yoshi先生はきっとたくさん絵を描いてこられた人なんだろうなあ。
BLに限らず、時々お顔はきれいだけど身体が今いちバランスが悪くて惜しいなあっていう作家さんがいますが、この方はどちらも麗しいです。
え、エロいからとかじゃないんだからねっ(嘘)
拾われた絵のモデルのお話なんですが、美麗な絵柄と相まってなんとも官能的でエロチックで大変美味しかったです。ごちそうさまでした。
他にも、お花BL(えっw)、リーマンもの、幼馴染などありますがどれもあっさりしていて先が読めるいわゆる王道です。
どれも好きになる理由やらその過程がもう少し丁寧なら、話にぐっと厚みや深みが出たかなあという印象です。
しかしおもらしもあったり、とにかくエロはしっかりめで(しかもみんな良い身体)そこはうっとりとため息ものです。
yoshi先生はせっかくの美しい絵柄なので、もっとこういうエロを極めるというか変態性のある突き抜けた方向を目指してみてもおもしろいのでは。
これが初コミックスということなので、その美麗な絵を生かして次回作は変態的にエロくシリアスな長編なんかを期待したいです。
今後が楽しみな作家さんです。
しっかりした長編のストーリーを堪能したければ、短編ということもあってあっさり感がありますが、その中にもエロスはぎゅっとつまっていました。
修正が安定のリブレなので残念なことにはなっていますが、これはまあいつものことです。慣れと、お得意の妄想力で全力カバーしました。
とにかく今は難しい話や重い話は読む気分じゃない人、あまり深く考えずに読めてかつエロいものを欲している人、その上美麗イケメンじゃないと嫌よという人におすすめです。
「リブレのBL旬コミ冬15」では、サンプルよりもちょっとだけ多めに読めるので気になったらチェックです。
旬コミを無料で読むためには
おはようございます!本日発売ですよろしくお願いいたします~!( ´ ▽ ` ) pic.twitter.com/Et0SpQjlWr
— yoshi (@yoshikra) 2015, 12月 9