このBLがすごい2016ではなく、このBLがやばい2016です。一般漫画の方のランキングが「このマンガがすごい2016」なのでややこしいですね。
一般投票を募って今年のBLコミックのベストを決めるという、腐女子の年末の風物詩です。クリスマスよりもお正月よりも、このBLがやばいの出版でもって1年の締めくくりを感じるという腐女子あるある。
私自身も投票したということとランキングの予想もしたので、ワクワクしながら読みました。目次の後のページにすぐランキングなので、探さなくていいのは楽です。ページをめくるときにちょっとドキドキしましたが。
追記)このBLがやばい2017の結果が発表されたので順位と感想を書きました。
このBLがやばい2017 BL漫画ランキング結果【ネタバレ感想】
以下「このBLがやばい2016年度版」BLコミックランキングのネタバレ感想になります。しつこいようですが思いきりランキングのネタバレをしていますので、どうぞお気をつけ下さい。
それぞれ1巻の試し読みもくっつけておきますので興味があればぜひどうぞ。
このBLがやばい2016年 BL漫画ランキングベスト20
対象作は2014年10月から2015年9月までの1年間に発売されたタイトルです。感想を書いたものはリンクも貼っておきますが、すべてネタバレしていますのでこちらもお気をつけください。
1位 テンカウント3巻
1位の対象巻は3巻です。これはもう圧巻ですね。表紙でも大きく作品名と宝井理人先生のお名前が載っていました。
BLで異例の100万部も売れていて、今年の怒涛のグッズ展開やサイン会やイラスト集の発売などもあり、まさにテンカウントの年でした。
私も雑誌で追うくらい好きで、黒瀬くんと城谷さんが幸せになるのをじりじりと待っています。
テンカウント3巻 ネタバレ感想
テンカウント4巻 ネタバレ感想
2位 抱かれたい男1位に脅されています。2巻
対象巻は2巻です。こちらは去年の5位からアップしました。桜日梯子先生も人気キャラクター投票のSKB総選挙(サクラビハシゴそうせんきょ)などもあり、ファンブックが発売されるなど勢いがありました。
ドラマCDもですが今過去編が連載されていてまだまだチュン太と高人から目が離せません。
抱かれたい男1位に脅されています2 ネタバレ感想
3位 恋愛ルビの正しいふりかた
表紙に作品名とお名前が出ていたので上位だろうとは思いましたが、堂々の3位です。おげれつたなか先生もまだお若いでしょうにすごいです。
先生のお名前は「マカロンたなか」だったかもしれないとか。そっちのほうが本屋さんでも口にしやすいですが、おげれつ先生はおげれつ先生ということで。もう他だとピンとこないw
気が早いですが来年は
4位 花は咲くか
対象巻は5巻です。これはもう誰も文句なしなのではないでしょうか。5巻完結で、約10年の連載に幕がおりました。5巻を読み終えた後のあの胸がいっぱいな気持ちを私は忘れません。
花は咲くか5 ネタバレ感想
来年は
5位 四代目・大和辰之
一体何者なのか。彗星のごとく現れた謎の画力と艶めいたエロスに全てをもっていかれました。スカーレット・ベリ子先生が新人さん(というにはあまりにも大物感が漂いますが)として5位にランクインです。これも納得。
絶賛配信中の
しかし謎すぎるスカベリ先生…。
6位 終わらない不幸についての話
誤算のハートの発売後に続編が読みたいという話をよく見かけたので、そんな声も届いてのスピンオフだったのかなあと思うと、なんだか嬉しいです。
6位 薫りの継承
「終わらない不幸についての話」と同率の6位。ダークな作品です。私としたことが予想でまさかの中村明日美子先生の作品を1つも入れなかったことに今気づきました。
8位 囀る鳥は羽ばたかない3巻
対象巻は3巻です。私が雑誌を追いかける漫画のひとつ、我らがヨネダコウ先生の作品がここに入りました。この作品は最終巻を読むまで安心できないのですが、萌えと緊張感のバランスが最高です。
囀る鳥は羽ばたかない3巻 ネタバレ感想
9位 そんな目で見てくれ
これは意外でした。ここまで比較的シリアスな話がランクインする中で、この表紙にしてまさかのギャグ漫画が9位に。毛魂一直線先生、お名前がユニークで1回聞いたら忘れられません。
すばらしい表紙詐欺です。(褒めてます)
10位 恋するインテリジェンス2巻
対象巻は2巻です。丹下道先生は去年の驚異の新人さんですが、今年もベスト10入りしました。文字数多めなのも印象的です。
とんでもない新人さんがたくさん出てきて、読者としては嬉しい限りです。
11位 やじるし
はらだ先生キター!歪んだ愛とかゲスい男を描かせたら日本一なんじゃないかしら。はまったら本当に抜け出せないはらだ節にメロメロです。
12位 BARBARITIES1巻
まだ1巻だからと控えめに予想したらベスト20に入ってきて歓喜。ですよねーってニヤニヤしたくなります。西洋風もファンタジーもちょっと苦手だなあと、読まずに敬遠している人は損してますぜ。
ジョエルかわいいよジョエル。
BARBARITIES I ネタバレ感想
13位 起きて最初にすることは
志村貴子先生がBLを!ということで、発売当時も話題になりました。義兄弟ものです。またBL書いてほしいな。
起きて最初にすることは ネタバレ感想
14位 リンクス
キヅナツキ先生の作品がここに入りました。映画のようなお話で、すごく読みごたえがあります。私はもっと上位かと予想していたんですが14位に収まりました。
リンクス ネタバレ感想
14位 私とあなたの馴染みの関係
「リンクス」と同率の14位です。腰乃先生も安定して良作を生み出してくださる作家さんです。エロエロなんですが明るくポップなのでテンポよく読めました。幼馴染最高。
16位 やぎさん郵便2巻
対象巻は2巻です。3巻も発売されとうとう完結しました。
17位 晴れときどき、わかば荘 まあまあ
わかばママとケンちゃんの話がスーパー感動タイムでじーんときました。もうみんな幸せにおなりよ…。
晴れときどき、わかば荘 まあまあ ネタバレ感想
17位 夜はともだち
同率17位です。SMなので人を選ぶかなと思いましたがベスト20に入ってきました。ヤッてるだけの単純なSMではないし、何かと考えさせられたお話です。
夜はともだち ネタバレ感想
19位 山田と少年
おお!この順位に三田織先生の「山田と少年」が入りました。ノンケとゲイのお話です。かわいい千尋がとにかくかわいい。
20位 STAYGOLD
ギリギリ20位に滑り込んだのが秀良子先生の作品。は、はやく2巻をくださいいいいいい(絶叫)
STAYGOLD1 ネタバレ感想
このBLがやばい2016の感想まとめ
2016年はこんな感じのランキングベスト20でした。
私は20冊とも既読の作品でしたが、感覚としてはまあ順当な感じかなと思いますがどうでしょう。新人さんもベテランもバランスよく混ざっているような印象です。
ファ!?と二度見する順位の作品はなかったし、ほぼほぼ妥当なところかなと。あくまでもひとつのランキングとして、例年のごとく楽しく拝見しました。
初心者の人はこういうランキングを参考にするとBL本選びで失敗しにくいのでおススメです。
「テンカウント」は描き下ろし2ページの「黒瀬くんと城谷さんと遺伝子」が掲載されていました。またも本編との落差がひどいw
黒瀬くんが自分の匂いについて、じりじりと城谷さんににじり寄っていくも、「ひっや、やめてください。来ないで!」(ホントにこう言ってるw)と、城谷さんに200%全力で拒否られるという、いつものちょっぴり残念なオマケ漫画の黒瀬くんでした。
「恋愛ルビの正しいふりかた」の番外編「ドバカップル」もさいっこうでした。腹筋するたびにチューするというリア充爆発しろ的なノリに、思わずムラッとしちゃってハイ合体という流れがかわいくてもう。永遠にいちゃついていてくださいご馳走様でしたという感想しかw
この2作品のファンなら読んで損はないと思います。
他、作家のインタビューやBL対談、ジャンル別コミック特集やBL通40名によるマイベスト5の紹介など盛りだくさんなので、この週末にじっくりと
どうしても今日買って土日でひきこもって読みたかったので、本屋さんを2軒ハシゴしたかいがありました。20位以降についてはこちらをどうぞ。
このBLがやばい2016コミックランキングネタバレ感想 21位から30位
2014年から2015年にかけて「美術手帖」や「はじめての人のためのBLガイド」が発売されたり、テレビでBLがとり上げられたりと広がりを見せたBL業界。
良し悪しはともかくとして、少しずつ一般にもBLが浸透しつつあるような印象的な1年でした。
2015年のランキングの感想はこちら。
このBLがやばい!2015年度版 ネタバレ感想
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