四宮しの先生の「色咲き」が電子書籍化されました。

「このBLがやばい2016」でベスト20は惜しくも逃しましたが、堂々21位にランクインした作品です。表紙の淡い水彩画チックなカラーが優しくて好きです。

四宮先生の色の使い方は柔らかくて、ほんのり切ないような懐かしいような気持ちになって癒されます。中表紙のカラー絵も素敵。

7つの色をテーマにしたBL短編集です。


色咲き

色咲き

色咲き



【あらすじ】

7つの恋心を7色でつづったBLオムニバス。

[黄]セフレ。岸さんはバイト先の店長と不倫中。気持ち悪いのが気持ちいい。そんな、ただれたセフレ関係で――しあわせ知らずの岸(きし)さん。岸さんに「好き」はわかるのか。

[灰色]初恋。岸さんを追っかけるのは年下男の美保(みほ)くん。犬みたいだけど優しいヤツ。優しくしないで。もやもやしてしまうから……だけど、こみあげる気持ちの正体は?

[青]ロボット・[緑]ヤンデレ・[白]傷フェチ・[紫]ヒモ男・[赤]おとぎ話。に加え、トモエとナルの描き下ろしショート収録。

「色咲き」 四宮しの



傷あとフェチの話、童話のような話、黄は不倫からの話、ロボットの純愛など多様な「色」のストーリーです。

ハッピーエンドもありつつどこか余韻の残るような展開に、四宮しの先生の力量を感じました。

私は「青」が一番好きかなあ。描き下ろしもあったのでそれ込みで「青」にぐっときました。

いわゆるザ・王道からは少し外れているかもしれません。

でも、たまには王道から脇道にそれて、裏路地を少しのんびり歩いてノスタルジックな気分に浸ってみたい人や、今はちょっと長編を読む体力がないかな、という人にはぜひおすすめです。



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