テンカウント27話のネタバレ感想です。

テンカウント26話が衝撃の「扉絵をいれて6ページ」というドSっぷりに悶絶したのが先月。ディアプラス2月号ゲットしてホクホクしながら帰って来ました。

そして今月の27話も、いろんな意味で地球を2周半ほどゴロンゴロン転げまわってしまう結果となりました。エロいよー!みなさん吐血の準備はいいかー!

27話は、26話であっさり帰ろうとする黒瀬君をおいかけてきた城谷さんがあわあわしたところからスタートです。26話の復習はこちら。

テンカウント26話 ネタバレ感想 ディアプラス1月号

以下27話の感想になります。テンカウント5巻に収録される内容なので、単行本派の方やネタバレ回避の方はどうぞお気をつけください。


今月号はうっかり開いたら、唐突な城谷さんのあられもない姿にうひょー!となることでしょう。

私は実際に見たときにファ!?ってなりました。マンションのエントランスでの会話などもうどうでもよくなっちゃうレベルです。

全体の流れとしては、前半で城谷さんのデレがきて本音ぶちまけターン、後半はひたすら神アングルオンリーのエロスのターンという構成です。

そして残念なお知らせとしては、扉絵を入れて15ページと今回もページ数は少なめです。とはいえ後半のエロがエロエロすぎて頭パーンなります。

よって、ページ数などどうでもよくなるという宝井先生マジックに見事に魅せられました。


テンカウント27話のネタバレ感想


扉絵は黒瀬くんが完全防備な真冬の衣装でコーヒーを飲み、こちらを流し目でクールに見るという構図です。

この黒瀬くんの肌の見えない覆われた衣装を脱がすのは、城谷さんのこれからの役割ということになるのでしょう。

城谷さんはほぼすべてを黒瀬くんに見せました。次は黒瀬くんの番です。が、もちろん今回のエロエロが終わってからでいいですよ、と。

基本、宝井先生のツイッターのチラ見せ通りの扉絵でした。


そして本編。

マンション前で黒瀬くんに追いつき、話し出した城谷さんですが、黒瀬くんに髪を触られてもう涙目です。

城谷さんにとっては人に髪を触られるというのは、父親のことをもい出すトラウマともいえるもので、そう知りつつ触る黒瀬くんのSっぷりがチラチラと窺えます。

髪に触れて接近してくる黒瀬くんに、あわあわともうあっぷあっぷな城谷さん。促されて続きの言葉を一生懸命紡ぎだします。

「本当は誰かに、黒瀬くんに汚してほしかった」「ひとりでは怖くて抱えられないから、一緒に汚れてほしかった」

そう、城谷さんは汚れた自分を拒絶しないで受け入れてくれる人、自分と一緒に汚れてくれる人を本当はずっと求めていたんですね。


めちゃくちゃにしてほしい、一緒に汚れてほしい。


好きですと告げたら一緒に汚れてくれると信じて本音を伝えた城谷さん。

自分のことをめちゃくちゃに汚してほしい、こんな自分をひとりで抱え込むのは怖いから一緒に汚れてほしい。女王様のワガママともとれる城谷さんの発言。

一緒に堕ちてほしい、なんて考えてみればぐうの音も出ないようなすごい口説き文句です。しかしそれが城谷さんの本心であり望みでもある。

黒瀬くんなら自分が泣いても躊躇しないからという、受け入れ側の黒瀬くんの器を信じての依存ともいえましょう。

城谷さんのその表情は思いつめてはいるものの、目の前にいる黒瀬くんという人を頼り信じて告げたことで、もう手を離さないのは城谷さんのほうなのではないかと一瞬思わせられます。

Sな人をあらゆる意味で離さないタイプのMというか、不思議なことに城谷さんのほうが黒瀬くんよりも立場が上のような気さえして来ます。


待ちわびていた黒瀬くん


そんな城谷さんの本心を初めから知っていたかのように、いつか城谷さんがそう言ってくると思っていたと言う黒瀬くん。

何度も会ううちに、本当は汚してほしいと思っているのではないかと考えるようになっていった黒瀬くんですが、そういう勘は良く当たるそうで、だからこそ黒瀬くんはずっと城谷さんを待っていたのかもしれません。

「城谷さんを一番めちゃくちゃにできるのは俺」だなんて言えるほどに、黒瀬くんには自信があったのでしょう。

いつか必ず城谷さんのほうから自分にお願いに来るという、確信めいた自信が。

城谷さんがじわじわ黒瀬くんを信じるようになった反面、自分にぴったりな人(=城谷さん)を見つけた喜びは黒瀬くんのほうが大きかったのではないでしょうか。

城谷さんが網にかかるのを今か今かと待ちわびていた黒瀬くんは、そのクールを装った無表情の裏側で、今のこの状況がもっとも心躍る展開となりつつある。

要するに黒瀬くんの思うつぼ状態なのでしょう。そして城谷さんは見事にそこにハマッていった。

これで城谷さんが幸せそうじゃなかったら黒瀬くんはただのペテン師のようですが、なんといっても城谷さんが幸せそうなので、もう我々としては固唾を飲んで見守るしかありません。

Sな人はMな人を嗅ぎ分ける、Mな人はSな人を引き寄せる。

Sな人はMの人を飴と鞭で調教するといいますが、まさにこの2人の相性はぴったりで、出会うべくして出会ったとしか思えません。


怒涛のエロエロ展開


ここからはもう怒涛の展開です。

部屋にさくっと招き入れる黒瀬くんのスムーズな誘導。

次のコマにはもう城谷さんはシャツははだけられ、下は生まれたままの姿でベッドに腰かけさせられています。

城谷さんだって、羞恥心はありながらももうきっと拒まなかったはず。玄関付近でのウダウダとかは華麗にスルーされています。うん、もういいよねそういうくだりは。

しかし、黒瀬くんがひざまずいて城谷さんの脚を舐めるも、城谷さんは我慢ができず黒瀬くんの顔を反射的に蹴り飛ばしてしまいます。

汚してほしいと願いながらも被虐心が勝ってしまう城谷さん。思わずやってしまったことですが、黒瀬くんの鋭い視線にドキリと反応します。


神アングルキター!


城谷さんの城谷さんを見た黒瀬くんも、無表情ながらも興奮を隠せない表情でスイッチが入ります。あっさりと城谷さんをベッドに押し倒す黒瀬くん。

舌なめずりをしながら城谷さんを見つめる黒瀬くんの表情は、その目は鋭くまるで獲物を捕らえる獣のよう。

仰向けになった城谷さんの両足を広げさせ、片足を城谷さんに持たせて、あの潤滑剤(用意周到にまだあったのね)を塗りこむ黒瀬くんですが、城谷さんは戸惑いながらも自分の足を持ち上げ、結果あられもない姿に。

か、神アングルキター!!

いやもう修正も最小限で(ありがとうございます)城谷さんの後ろも前もあっぱれなご開帳です。上から見下ろす黒瀬くんもさぞやいい眺めでしょう。

ドSっぷりを発揮する黒瀬くんは、ここで城谷さんに自分の指でほぐすように進言します。


仰向けになってご開帳する城谷さん


死ぬほど嫌なことなら死ぬほど気持ちいいですよ、という甘い誘惑に乗せられ、羞恥心に震えながらも自分でほぐしはじめる城谷さん。

えっろ!エロい。仰向けになってご開帳してる城谷さんがもうエロすぎてぐはっ(吐血)

だ、誰かA型の血液を!と思っていたら、ぐずぐずになった城谷さんが公衆トイレでひとりでシた時のことを思い出します。

あの時のことを見られているみたいだと感じながら、自分で自分を掻きまわしてとろっとろにかわいくなる城谷さん。

もう最後の砦であった手袋も脱ぎ、素手で自分の後ろに指を突っ込んでほぐしてぐずぐずになっている城谷さんがエロすぎます。

ああもうこの城谷さんを見れただけでも2月号を買った甲斐がありました。いつもきちっとスーツを着込んでいる人が乱れるのは気持ちがいいですね。


黒城はじめての共同作業


ドSな黒瀬くんは、ひとりでうまくできたら手伝ってあげますよとご褒美をチラつかせるのも忘れないという周到ぶり。

そして城谷さんのあまりのエロエロな姿に満足したのかガマンできなくなったのか、約束通りご褒美をあげる黒瀬くん。

なんと城谷さんの指と一緒に自分の指も差し込んで、城谷さんの後ろを掻き混ぜはじめます。

は、はじめての共同作業ですねっ黒城のはじてに立ち会うことができて私は感無量です!

「こんなきゅうきゅうだといつまでたっても俺のが入らない」と言う黒瀬くんですが、黒瀬くん自身ももうかなり息遣いが上がり興奮している様子です。

指2本でじゅうぶんほぐしたらイケるよきっと!と鼻息荒くなる私ですが、城谷さんはまさかの天然発動で「俺の?」とか意味が分かっていない模様。

んもう!城谷さんったら!黒瀬くんの黒瀬くんが爆発するでしょ!と思ったら、こんないいところでテンカウント27話は終了でした。


28話もきっとエロのターン


おおおおお。なんというエロ展開。

年明け早々にすばらしいエロスでした。

あるよねあるよねと思っていましたが、想像以上にエロかったです。宝井先生の美麗な絵でこんなにエロい話が読めるとは、テンカウントの連載があって良かった。

これまでの作品が純愛路線というかエロは控え目という印象だったので、宝井先生にとってもきっと冒険なんだろうなあと思いますがお見事です。

次回、このままヤッちゃうのかな。もうそろそろ黒瀬くんの黒瀬くんもムラムラどころの騒ぎではなくなる頃でしょうし。でもこの2人、キスはまだなんですよね。

今回は黒瀬くんが見事なご褒美プレイを見せてくれて、順調に調教が進みつつあるSとMというかんじですが、最後までシた後に黒瀬くん掘り下げのターンになるのでしょうか。

もう5巻に突入しているのでどのくらいまで続くのか分かりませんが、いつまでもエロエロしくぐずぐずの城谷さんを眺めていたいような、早く黒瀬くんの過去を知りたいような、相変わらず複雑な心境です。

なんにせよ来月もまたエロスのターンということで、それはそれで非常にわくわくします。さらなる吐血の準備はできています!

次回のディアプラス3月号には付録にテンカウントのミニドラマCDが付くので、そちらも楽しみです。

ではまたテンカウント28話の感想でお会いしましょう。

追記)28話の感想も書きました。

テンカウント28話 5巻ネタバレ感想 ディアプラス3月号




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