「SUPER NATURAL」の感想です。

絵津鼓先生が2015年に3冊刊行されたコミックスのうちの1冊です。前作のBL漫画「ラストフライデイ」がとても良かったので期待して読みました。

ラストフライデイもそうでしたが、こちらも200ページ超えのボリュームなのでお得感はありますね。関西弁なので方言好きな人にも楽しめると思います。

美容師の卵の2人のかわいい恋のお話です。

SUPER NATURAL 電子書籍



SUPER NATURAL 感想 ネタバレあり


好きだからツンツンしてしまう


美容師を目指して同じ専門学校で学ぶ暢(攻)と大地(受)はクラスも一緒の仲のいい友達同士。

しかしある時、大地を好きになったことに気づいた暢は、自分の気持ちに戸惑ってつい大地につらくあたってしまったり、素直な態度が見せられなくなってしまいます。

好きなゆえにツンツンしてしまったり反発したり、ささいなことが気になって自意識過剰になってしまったり。それがモロに態度にでてしまう。

暢の言動やそのイラつき具合は10代のまだ未熟な男の子ならではだなあと思いました。経験値が浅すぎて自分をまだまだコントロールしきれないんですね。

同性を好きになった葛藤


あえて描かれませんでしたが、似たようなことでもそうでなくてもイライラする子たちはきっと他にもいたんじゃないかな。

なんといっても寮暮らしという集団生活で暮らして学校も一緒となると、いくら仲が良くても多少はストレスがたまることもあったでしょうし。

自分のことでいっぱいいっぱいでいろいろと失敗も繰り返して、あとで思い返すと顔が真っ赤になってしまうようなことも、たくさん経験しながら人は成長していくんですよね。

同性の友達を好きになったという葛藤や、その気持ちの持っていきどころが分からずにもやもやする暢ですが、その気持ちが真剣なものだということはこちらにも伝わってきて好感が持てました。

暢の態度に戸惑う大地ですが…


そんな暢に大地は戸惑い気味です。しかし告白を1回仕切り直しという展開の後に男らしく気持ちを伝えた暢を、大地は受け入れました。

けっこうあっさりとくっついた2人でしたが、お互いに探り探りのおつきあいなのがピュアでかわいいです。

キスするときも相手の様子を見ながら少しずつ距離を縮めていくとか、おっかなびっくりながらも絆を深めていって、すれ違いやケンカもありつつ2人が一緒にいるのが自然になっていく。

タイトルの意味はここに繋がっていくのかもしれません。

お似合いの2人にニヤニヤ


大地の方も天然キャラですが意外としっかりしていて、お似合いの2人だなあとかわいくてニヤニヤしながら後半は読めました。

大地が暢を好きになったのもきちんと理由があったし、専門学校で技術を学び最後に東京へ行くというところで、続編「SUPER NATURAL JAM」に続きます。

今回は舞台が美容専門学校でしたが、けっこうしっかり専門学校内部のことも描かれていたりして興味深かったです。絵津鼓先生もそういう学校のご出身なのかな。それとも取材されたのでしょうか。

私はお仕事BLも好きなので、続編ではお話に絡めて美容業界のあれこれも描いてもらえると嬉しいです。

美容師さんって立ち仕事で体力も必要でしょうし、客商売ならではの大変なこともたくさんありそう。

感想まとめ


ラストでエロはありましたが絵津鼓先生のかわいい絵柄に呼応するようなあっさりとしたエロで、どこか微笑ましかったです。

「7倍くらいゆっくりして」って言うのが失礼ながら笑ってしまいました。本人たちは必死でしょうが7倍ってけっこう大変じゃない?w

あっさり風味のかわいらしい絵柄の丁寧なお話を読みたい人、ハードな描写もないのでBL初心者の方にも安心しておススメできます。

続編も楽しみに待ってます。

絵津鼓先生のBLコミックス






JOY 分冊版 1巻

JOY 分冊版 1巻

JOY 分冊版 1巻



絵津鼓先生のその他マンガ一覧

絵津鼓先生のBLコミックスはその他各電子書籍サイトでも発売されています。ご利用の状況に合わせてどうぞ。