2巻なので多少は「ラブコメ」の「ラブ」が推されるかと思いきや、相変わらずのコメディっぷりに笑わせてもらいました。
あっちこっちに散りばめられた「分かる人には分かるネタ」が絶妙で、そんな中にもニヤニヤできるキュンシーン(?)もあったりするのがまた楽しいです。
メインカップルはゲーオタ×隠れ腐女子ですが、2巻の表紙になっている脇カップルもこれぞケンカップルという感じでなかなかいい味出してます。
1巻は100万部を突破して、「このマンガがすごい!2016」のオンナ編第1位にも選ばれました。すごいなあ。
2組のオタク用語満載のリア充カップルの日常が微笑ましくて、ずっと見ていたくなりました。
お兄ちゃんのことをさりげに心配していたり、人の笑顔を見ると自分も嬉しくなるといういい子です。
宏嵩より7つ下なのにしっかりしているし、ビジュアルはふんわりとかわいい感じで早く誰か
一緒に映画を見に行って号泣したという大学の仲良しの男友達(意味深)のビジュアルがとっても気になります。3巻で見られるかしら。
宏嵩の弱点がカミナリというのも意外でしたが、成海がきちんとフォローしていて好感が持てました。
この2人は子どもの頃仲が良かったわけですが、(1巻で成海は忘れてたけど)ときどき回想で出てくるチビ宏嵩とチビ成海のやりとりも微笑ましいです。
高校の頃の宏嵩のピアス事情にはちょっと切なくなったり。。。宏嵩ってハイスペックで優しいのに恋愛方面では不遇の学生時代を送ってきたみたいだし。
成海はそのへんは器用に隠れ腐女子として生きて、それなりに恋愛経験も積んできたようなので、今後元カレとかも出てくるかもしれません。
漫画と漫画の間にある小ネタもいい感じで、成海の彼シャツ姿とか、樺倉先輩のスーツを借りて男装する花ちゃんとかも見れました。
一迅社が本気を見せたという告知PVのキャスト秘話とかアフレコの収録話も聞けて嬉しいです。あとがきまで楽しくて、ふじた先生のサービス精神にうっとり(?)です。
【一迅社の本気】
樺倉太郎:杉田智和
小柳花子:沢城みゆき
二藤尚哉:梶裕貴
二藤宏嵩:伊東健人
桃瀬成海:伊達朱里紗
2巻とあるので、もちろん1巻から読むほうがキャラクターの関係性がスムーズに理解できるかとは思いますが、2巻から読んでも十分楽しめると思います。
ヒロインがいわゆる腐女子で、お相手がオタク(でイケメンで超いい男)ということさえ事前にインプットしておけばOK!
オタク同士のリア充カップルを、要所要所に挟まれる小ネタを拾いつつ笑いながら「いいなあ」と見守るラブコメです。
腐女子、オタク、漫画、アニメ、ゲーム、コミケ、コスプレ、リア充、このへんの単語にピンと来る人にはオススメです。
他にもピクシブ発の漫画がたくさん刊行されています。新しい人がこうやってどんどんデビューするというのは夢があっていいですね。
今は無名でも漫画家や作家を目指している人にとって発信できる場所が増えるのは、おもしろい漫画を待っている我々としても嬉しいです。
ピクシブ発の漫画たち。
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