囀る鳥は羽ばたかない22話ネタバレ感想です。

イアハーツ7月号の表紙は囀る鳥の百目鬼と矢代です。相変わらずシリアスな雰囲気のカラーですが、表紙の2人はお互いの目を見つめ合っているようにも見つめ合っていないようにも見えます。

見ようと思えばそういうふうに見ることができるという微妙なさじ加減が絶妙です。百目鬼は矢代を見ていると思うんですが、矢代のほうがホント微妙な視線で…。

雑誌を横にして見てみると、矢代もやっぱり百目鬼を見てるかも!?と思えるので、雑誌をお持ちの方はちょっと横にして見てみてください。角度の問題かなあ?それとも私の目の錯覚かしら。

21話では矢代に頬の傷を舐められてスイッチオンになった百目鬼による直接的なエロのターンでした。愛のある行為としてうしろを舐め舐めされた矢代。いっぽう三角さんも平田の裏切りがほぼ確定であることに気づきました。

前号の「囀る鳥は羽ばたかない」21話の感想はこちら。ネタバレ注意です。三角さんについて私が語りすぎてて若干キモいです。

囀る鳥は羽ばたかない21話ネタバレ感想

囀る鳥は羽ばたかない4巻は9月30日に発売です。単行本派の方は待望の4巻ですね。

追記)そんなことより4巻の続きの23話が気になって夜も眠れないの今すぐ知りたいの!という人は23話の感想をどうぞ。考察含め無駄に長いネタバレ感想ですがお時間があるときにでも。

囀る鳥は羽ばたかない23話 ネタバレ感想 4巻の続きはこちら

以下、ネタバレ感想と願望やら考察やら何やらが混ざった感想になります。1つお知らせが。22話は今までで一番甘い感じです。

そしてとうとう22話にしてメッキー(百目鬼)のメッキーがメッキメキに勃ちあがりました!ふおおおおお(落ち着け)

囀る鳥は羽ばたかない4巻 電子書籍


囀る鳥は羽ばたかない4巻の電子配信は11/1です。電子にも紙についていた小冊子がついてくると公式から情報がありましたのでご安心を。

追記)配信されました。


囀る鳥は羽ばたかない22話 感想 ネタバレあり


扉絵は、たったひとりでネクタイの先をついばむ鳥を見つめる百目鬼。小さな鳥を守ろうとして手を伸ばそうとしているのか、それとも手を離した後なのか。

すべてが変わるときがくる、と煽り文句にありますが矢代との関係が今後大きく変化するということだと信じて見守りたいです。

ごまかしようのない矢代への気持ち


矢代の熱を車の中で沈めてからひとり車を出て、叱られて立たされる子どものようにうなだれる百目鬼。そのまま1時間以上、頭を冷やすように車の傍に佇んでいます。

考えているのはもちろん矢代のことでした。ごまかしようのない自分の矢代への強い気持ち。こんなにも人を、誰かを求めることはこの先ないのではないか――。

しかも自分が矢代を求めていることを、矢代本人に気付かれたかもしれない。なのにどうしても抑えることができない、矢代を自分のものにしたいという強い願望。自分の中から湧き上がる強い感情に百目鬼は動揺します。

影山医院の前から車を動かしたのも、影山に対しての嫉妬から。抑えることのできない自分を罰するかのように、立ち尽くす百目鬼の姿が切ないです。

軽いのに重いコンタクトケースの存在


百目鬼は自分の存在意義は矢代の手足であるということだけで、矢代には何一つ望まれていないと思っているのがまた哀しいです。

あああ違うのにいいい!百目鬼は今もなおポケットに入っているであろう影山のコンタクトケースの存在からも、矢代の中にいる特別な人は影山であることを信じて疑わないのでしょう。

くううコンタクトケースめえええ。私が今すぐ踏んづけて粉々にしてなかったことにしたいです。だけどこういう小物の使い方が作者の腕の見せどころで、作品をおもしろくするキーアイテムなんですよね。

だってナニをしていても百目鬼と私たち読者の頭の片隅には、あのコンタクトケースがチラつくんですもん。ヨネダ先生ずるい。

妹のために犯罪者になり、感情を押し殺すように家族との距離を置き、流れついて矢代と出会った百目鬼。これまでの人生において、ある意味ずっと無欲だったのでしょう。

そんな百目鬼が初めて自ら欲しいと思った人が矢代でした。人と人は互いにそんな存在に出会えることで、人生がいっそう彩り豊かなものになります。

矢代にとっても百目鬼がそういう人にあたるのだと思うのですが。。。

杉本は囀るの良心代表説


いっぽう竜崎と杉本のところには七原からの連絡があり、杉本も七原の無事を知ることができました。

基本、囀るの中では杉本はギャグ要因だと思いますが(えっ)自分のアニキ分の無事を知ってほっとしている杉本を見ると、囀るの良心代表のような気がして、笑えて…じゃなくて泣けてきます。がんばれ杉本。

竜崎の見張りとしてくっついている杉本ですが、竜崎がうっかり漏らした「矢代を助けようとした」発言に驚きます。竜ちゃん、うっかりさんすぎ。ツメの甘さもさすが俺たちの竜崎です。

杉本を掴みあげて一生懸命ごまかそうとしている竜崎がなんかもう愛しい。でも杉本も言ってますがその気持ち、まっっっったく矢代に届いてませんからね。残念すぎる竜ちゃん。だが愛しい。

しかしほのぼのしていられる時間もそう長くはなく、竜崎と杉本のところに平田の部下たちが乗り込んできます。

竜崎の死亡フラグが立ち上がる?


前回21話のラストで竜崎の女を捕えるようにゲスい指示を出していた平田。嫌な予感は的中して、案の定竜崎の彼女は捕えられ乱暴されています。それを動画で見せられた竜崎はこの後どう出るでしょうか。

竜崎死亡フラグがまた立ちあがったということにならないといいのですが。

平田はこれまでの言動を見ていても、キャラとして救いようがないというか人間的魅力をなかなか感じられない人ですね。うーむ。

矢代や百目鬼や影山がいいキャラなのはもちろん、三角さんと天羽さんは素敵すぎる組み合わせだし、七原の過去回があって七原最高ってなったし、竜崎は俺たちの竜崎出だし杉本もギャグ要因として必要だし、主要キャラは皆それぞれ魅力的なのに。

普通こういう平田のような悪役には何かしらの大きな魅力があってもよさそうなんですが、ここまでのところ徹底して嫌われ者のゲス路線を突っ走っています。

どう頑張っても一番になれないタイプだがここまで虚勢を張ってやってきた努力型の人間(平田)が、あらゆる面で優れた天才型の弟(矢代)に敵わず父親(三角)にも目をかけてもらえず、劣等感に胸をかきむしり、己の器の限界を感じとりながらも日の目を見るチャンスを伺いながら鬱屈した思いを抱えて過ごしてきた遠き日々、みたいな平田掘り下げ回とかあるかなあ。なさそう。

平田はひとことで言うならば「矢代や三角さんのようになりたかった」ということの裏返しでこんな裏切り行為に走ったのでしょうが、もし今後平田の生い立ちや内面の葛藤や迷いが描かれるなら、ちょっと見てみたい気もしますね。

平田の内側に潜むやり場のない思い、己の限界、三角さんに認めてほしいという強い願望、マグマのように渦巻く愛憎。今のところ、妄想で補てんするしかありません。

百目鬼 森のくまさん説


いっぽう百目鬼は、疲れて車で眠ってしまった矢代を自分の部屋に運びます。雨の中お姫様だっこで矢代を運ぶ百目鬼は、王子様というよりは森のくまさんのよう。

私は常々百目鬼が森のくまさんに見えて仕方がないのですが皆さんどうですか。赤ずきんはもちろん矢代。紳士的な森のくまさんな百目鬼。そういう二次創作を誰かください。

チラ見せの通りに百目鬼の部屋で矢代の頬に触れ、自分よりも矢代が強ければいいのにと目を伏せる百目鬼。

百目鬼の目には、多くの部下を従えていても、どんなに淫乱で変態でも、矢代が本質的に強いとはいえない繊細な側面をもっていることを感じとっているのでしょう。

そしてそれこそが自分がそばにいる理由となっている。弱さや脆さに加えて危うさを抱えている矢代だからこそ、百目鬼はそばにいる。百目鬼の存在意義はそこにあります。

矢代の儚さや危うさに百目鬼は気づいているがゆえに離れることもできず、かといって自分のものにもできない。なのに今にも自分の欲望を抑えきれなくなりつつあることに戸惑う百目鬼。

今の関係を変えることもままならず前にも後ろにもどちらにも進めず、がんじがらめになっているように見える百目鬼の苦悩は計り知れません。

時をかける矢代(違)


そんな百目鬼の苦悩も知らずに部屋で目覚めた矢代ですが、ぼんやりする頭で見慣れないボロい部屋を見た第一声がこちら。

ついに時をかけちゃった?俺

またぶっこんできましたよーwヨネダ先生のこういうところ大好きです。全体的にシリアスなのに、ニヤッとするようなセリフを時々ぶっこんでくるんだもん。負けた。

キャラクターのセリフって最も作家さんのセンスが現れると思うんですが、ここでこんなセリフが出てくるのはヨネダ先生しかいないんじゃないでしょうか。脱帽です。

このあたりからは「囀る鳥は羽ばたかない」の中でも過去最高に甘い雰囲気になります!初めて行ったカレ(百目鬼)のお部屋で2人きりというシチュエーションもさることながら、2人のやりとりが何かもう甘くて切なくて。

百目鬼の全裸に目が点


まず起き上がって矢代が見たのは、シャワーを浴びて浴室から出てきた全裸の百目鬼でした。全裸の百目鬼でした。大事なことだから2回言いました。

こりゃシャワーを浴びたカレと今からあんなことやこんなことしますシチュじゃん、という盛大なツッコミを忘れるくらい1ページまるごと使っての百目鬼の全裸姿。

ありがたいことに背後からも正面からも百目鬼の全裸が描かれていますが、いい身体してます。

腰にタオルとかも何も巻いてないですからね。腰にタオルとかも何も巻いてないですからね。大事なことだから2回言いました。眼福です。

いわゆるすっぽんぽん状態ですが、あえて隠さないというそんなところも百目鬼らしいなと思ったり。正面からの全裸も雑誌なので修正もなしです。7月号の見せ場のひとつは紛れもなくココでしょう。

単行本とか電子になったらさすがにぼかされると思うので(局部くっきりではありませんが)百目鬼の正面からの全裸を見たい人は本屋さんにGOです。

それにしても引き締まったいい身体をしてますね。私は正面よりも背後からの全裸のお尻のしまり具合(ソッチの意味じゃなくて)、背中からの流れで筋肉がきゅっと絞まっていてお尻につながっているのが見事だと思いました。画力のある人の全裸は芸術です。

突然目の前にあらわれた全裸の部下に固まる矢代。矢代にこんな表情をさせられるのは百目鬼だけなんじゃないかな。

百目鬼が着替えて痛み止めを車にとりに行く間に、七原救出のときに殺さずに利用しようとした2人組に電話をかける矢代。

あの2人組のうち百目鬼に腕を折られたほうと話しているようですが、彼らはどうやら矢代につくと決めたようです。そうしないと平田に狙われるというのも理由ですね。七原を逃がして矢代も始末しそこねたわけですから当然です。

が、さっそく電話口で矢代に「平田より矢代さんがいい」と3回言わされたりwと、おちょくられています。なんかかわいいな。2人組と無事に手を組むことになり(?)やってほしいことがあると話す矢代。

スーパー甘々タイム


戻ってきた百目鬼はインスタントのおかゆも持参していました。家にあったものかな。薬を飲む前に何かを胃袋に入れておかないと胃が荒れますからね。さすが優秀なおかん百目鬼。

そこでチラ見せにあった「あーん」です。お互いにごはんを食べさせあうというラブ期まっさかりなカップルめいた百目鬼と矢代。

ついさっきまで緊迫した殺るか殺られるかの銃や暴力の世界にいた2人とは思えぬ、穏やかないいシーンです。

何もない殺風景な百目鬼の部屋ですが、事務所に泊まることも多く引き払おうかと考えている百目鬼に、矢代はストップをかけます。

百目鬼が組に来てまだ3か月。正式に盃を交わしたわけではないのでまだ組員ではありません。小指を落としたからと言って極道になるわけじゃない。

最近は落とした指はあとからくっつけることが多く、七原も実は制裁として痛みを味あわせて一応のケジメをつけ、百目鬼を組脱けさせようと思っていたのでした。百目鬼はそれを拒否したわけですが…。

やはり矢代はまだ何とかして百目鬼をこちらの世界から遠ざけようとしていました。焦る百目鬼を尻目に久しぶりに膝まくらをさせる矢代。

矢代の怖さの正体


あの虎のTシャツはもったいなくて2回しか着ていないという百目鬼に笑いをかみ殺す矢代。しかも妹と母親に会った時に着て行ったらしいwメッキーやるなあw

たまに母親や妹とも会える関係になったのは良かったですが、矢代としてはそんな話を聞いたらよけいに組に入れるのを渋ってしまいそうですね。

他の部下よりも百目鬼をかわいいと思い、しかしそんな百目鬼を怖いとも感じるようになった矢代。百目鬼が自分に対して向けてくる言動は、これまで矢代が誰からも向けられたことのないものでした。

百目鬼が忠犬のように、ただただまっすぐにひたむきに自分に向けてくる温かいまなざしや敬愛に矢代は戸惑い、怖さを感じている。人は未知なるものには警戒を覚え畏怖を感じる生き物です。

他人の感情にはさほど関心がなく、そういう意味では鈍感な矢代にとって、今までまわりにいた人間や部下たちからは向けられたことのない感情を百目鬼から向けられ怖いと感じている。

はっきりと何かを言われたわけではない百目鬼からの感情ですが、はじめてのものに矢代が怖さを感じるのは無理もありません。なぜなら矢代は人に愛されたことがないのだから。

またこの「怖さ」の中には矢代自身が自分に対して感じている「怖さ」も含まれてそうです。

あくまでもお気に入りの部下だったはずなのに


矢代自身も百目鬼に対する自分の感情が何なのか分かってはいません。一番かわいい部下。自分の手足。それ以上でもそれ以下でもない。ないはずだった。なのに百目鬼の言動に反応するかのごとく、変わりつつある自分の気持ち。

矢代のほうは、百目鬼への自分の気持ちは「お気に入りの部下」程度だった。だけどその気持ちが次第に移ろいつつあることに、矢代自身も薄々は気付き始めているように思います。

とはいえそれが何なのか探るのは怖い。認めるのは怖い。また影山の時のように辛い思いをするのは怖い。感情の渦に飛び込んでいくのは怖い。

人間、大人になればなるほど知恵が付けばつくほど、新しい世界や未知の世界に飛び込んでいくのは勇気が必要になります。変化を恐れ従来通りの生き方を望むようになる。

これまでの人生のうち人に愛されるという経験がない矢代にとって、自分の気持ちに向き合い認めることはとても怖ろしいことでしょう。その後に待ち構える「自分の気持ちを受け入れてもらえない」という怖さが控えているのですから。。。

せっかくだしセックスするか


インポだから安心しきっていた、と言う矢代は起き上がりまっすぐに「シャクらせろ」と告げます。

待ったなしにシャクりはじめ、次第に反応を示す百目鬼の百目鬼にさほど驚いた様子もなく口を離す矢代。百目鬼の態度からも、薄々はおかしいと思いはじめていたのでしょう。

病院で初めて矢代に口でシた時から勃つようになったと白状する百目鬼は辛く苦しそうです。隠していたことがバレてしまった。もしかするとそばにいられなくなるかもしれない。そんな恐怖があったに違いありません。

矢代のほうはどこかあきらめたように、治ったなら良かったじゃんと言いながら軽く「あ、そうだ」と口を開きます。百目鬼が言わないでほしいと願うひとことを、たった今思いついたように口にする矢代――。

せっかくだしセックスするか

22話はここまで。囀る鳥は羽ばたかない23話に続く。

22話の感想まとめ


おいいいいい!なんてところで終わるのおおおお!祝☆脱インポとか言ってる場合じゃなかった。反省。

しかも次号の2016年7月30日発売のイアハーツ9月号は単行本作業のため休載ということなので、4か月間このままの状態で放置プレイな我々読者。か、神よ…!

ちなみに2016年9月30日発売の単行本4巻はここまで収録予定だそうで、同日発売のイアハーツ11月号でこの続きが読めます。

百目鬼の部屋で目覚めた矢代の「時かけ」発言ですが、高校の時に暮らしていたあの部屋を思い出したのかなとふと思いました。

初めて人を、影山を好きになった高校時代。影山のコンタクトケースを手に美しい涙を流したあの頃――。寝起きの頭にまっさきに思うのがあの頃というのもまた、矢代の人生に高校時代がいかに印象深く記憶されているかの証のようで切なくなります。

さて、とうとうメッキーのメッキーがメッキメキに勃ちあがりいつでもスタンバイOKになりましたが、ここではまだシないですよねきっと。

平田のことも竜崎のこともコンタクトケースのことも、何一つ解決していない渦中ではしないと思いますがはたして。

部下には手を出さないと決めている(はずの)矢代。自分の気持ちに自覚はあるが肉体関係になったらもう矢代のそばにはいられなくなると恐れている百目鬼。

百目鬼の全裸のディープインパクトだった前半に、甘々でラブい雰囲気の後半。22話もかなり濃い展開にヘロヘロです。とりあえずもう10回くらい読み返したいと思います。

いつものことですが、また無駄に長い私の脳内ダダ漏れの感想に最後までおつきあいいただきありがとうございました。

次回23話は単行本4巻発売と同日発売の2016年9月30日のイァハーツ11月号です。ではまた23話の感想でお会いしましょう。

追記)23話の感想も書きました。

囀る鳥は羽ばたかない23話 ネタバレ感想



ヨネダコウ先生のBLコミックス


どれもハズレなしです。

NightS

NightS

NightS









ヨネダコウ先生のBL作品一覧

ヨネダコウ先生の漫画はその他各電子書籍サイトでも発売されています。ご利用の状況に応じてチェックです。


関連記事