5月のおすすめBL漫画ベスト5と5月のふりかえりまとめです。

突然ですがBL雑誌を買うみなさんはアンケートとか出しますか?私は毎回ほぼ必ず出してプレゼント企画とかも応募するんですが、BL雑誌に限っていうとけっこう当選しやすいのでおすすめです。

女性ファッション誌とかのプレゼントは全く当たらないんですが、BL関係はわりとよく当選するので嬉しいです。もともと限られたジャンルで、応募者も少なめの穴場なんじゃないかと予想していますがどうでしょう。

今日ポストにまた嬉しいお知らせがあったので、ちょっと書いてみました。疲れて帰宅してポストに出版社からのお届け物があるとテンションがぐっと上がります。

アンケートハガキを出したことすら忘れているので、サプライズプレゼントをもらった気分で嬉しいです。このところサプライズプレゼントをもらうなんてリアル生活でまったくないので感無量ですw

アンケートには作家さんや編集部へのメッセージも書けて応援にもなるし、プレゼントも当たればラッキーなので、雑誌派のみなさんはぜひぜひポストへ。

ちなみによく当たることとは関係ないとは思いますが、メッセージはできる限り丁寧な字で、枠いっぱいに具体的に書くようにしています。何かの参考になれば。

というわけで本題へいきましょう。5月のおすすめBL漫画ベスト5を考えてみました。順不同です。
「花恋つらね」

迷わず作家買いする夏目イサク先生の新作。表紙、鮮やかで艶っぽくて素敵。うっとり。生まれながらのお家柄(御曹司)、梨園という特殊な環境、そんな中で高校生ながらも芸事に懸命な2人は爽やかでひたむきで、ファン目線で応援したくなります。

1巻ではまだエッチなことなんて微塵もないし愛情なのか友情なのかも微妙なところですが、お互いを意識して良きライバルでもあり切磋琢磨できる関係。こういう2人が少しずつ近づいていくのはたまらないですね。



「ひだまりが聴こえる-幸福論-」

ささいな思い違いや小さな誤解などが積み重なって現実をより複雑に、より切なくしてしまう。出会えただけで幸せだったと思えるような人に会えるのはとても幸せなこと。航平と太一が出会えて良かったと心底思いました。

前作の「ひだまりが聴こえる-幸福論-」から今作まで、2人に起きたことすべてをひっくるめて最後にはとっても幸せな気持ちになれる優しくて温かい名作です。

雑誌で追いかけていたときにも感じましたが、BL好きにもそうでない人にも多くの人に読んでほしい作品です。さらなる続編も決まったので、今後もっとラブい展開になるのが楽しみすぎます。

実写化も決まりましたが、アニメにもすごく向いている作品だと思うのでいつか動く航平&太一を見てみたいです。その場合は劇場版の「同級生」のスタッフでお願いします。



「スクリーン」

村上キャンプ先生の1年半ぶりのコミックス。前作の「BANBA BURGER」がすごく好きだったので期待値とハードルが上がりまくった状態で読みましたが、結果キュン萌え死です。

お付き合い9年、共に暮らして6年という安定した関係のカップルかと思いきや、どこか初々しくかわいくて愛もたっぷり。笑えて萌えてキュンしてハラハラして、ええい忙しいわ!とニヤニヤがとまらない作品でした。

幼少期からの2人の関係性も萌えるし、半ばからのシリアス展開も当て馬のキャラクターもすべてが自然に感じられてあっという間に読み終えてしまいました。

しかもエロまであるなんてキュン萌え死している場合ではありません。起き上がって記憶を消してもう一回読みたいと思います。



「伸るか反るか」

「ふたりの熱量」に収録されている「右か左か」の続編ですが、前作を読まずとも楽しめます。長いつきあいの親友同士の40代のおじさま達が恋人になり、お約束のベッドポジションを争う流れはベタですが甘くてよかったです。

2人とも作画が若々しいのでTHE・オヤジ感や枯れた感はありません。そういうのを期待して読むとがっかりするかもですが、そこはあまり気にならないなら橋本あおい先生の美しい絵柄なので安心して読めると思います。



「つたや家」

表題作は兄弟4人が全員ゲイになるという、ひとことで言うと身もふたもない(?)お話ですがファミリーものとしてほのぼのできました。

切なさもありにやっと笑えてエロい。吉池マスコ先生は超絶美麗な絵柄というわけではありませんが、私はこの独特のへたうま(褒めてます)で味のある絵柄やストーリーのテンポがとても好きな作家さんです。

しかもゴリゴリのエロさ。この泥臭さが心地よいです。あと、吉池先生の描くチビキャラがかわいくてもうキュンキュンします。



ベスト5はこんな感じでしょうか。その時の気分によってベストは変わったりもするので、あくまでも今のベストになります。こういうのを考えるのは難しくもあり楽しくもありますね。

あれを選ぶか、いやいややっぱりこっちの作品の方が、待て待て落ち着けアイス食べてからもう一度整理しよう、とか脳内会議をしながら1か月を振り返るのはおもしろいです。

これを毎月やっておくと年末のランキングの予想とかもしやすくなるんですよね。他にも5月は豊作な1か月で幸せなBL月間でした。

その他にも5月は豊作でした。

「グッドバイライラック」

高校教師と元教え子のお話ですが、ありきたりな設定ながら最後まで一気に読ませるのはさすがゆき林檎先生としか。



「いちばん遠い星」

秋平しろ先生の3冊目のコミックもかわいくてほんわかした雰囲気に癒されました。先輩後輩がさぐりながらじわじわ近付いていくもだもだ、からのくっついたらイチャイチャが甘すぎて最高でした。



「無恋愛紳士」

ARUKU先生らしくて魅入ってしまいました。絵柄もですが、トーンの貼り方なども丁寧で作品を大事にしている感じが好印象です。

無恋愛紳士

無恋愛紳士

無恋愛紳士



表紙を見ての通りおじさまBLです。タイトルを見ての通り先生BLでもあります。オムニバスですが「おじさま」「先生」にピンとくる人はぜひ。渋くて味わい深く意外な拾い物をしたような気分です。でもまあ、あまり初心者向けではないかな。



「カーストヘヴン2」

久世×あつむが中心の2巻。好みが分かれるかとは思いますが、1巻を読んで続きを読まないはずがありません。怖いが読みたい、読みたいが怖い。これはくっついてハピエンになったら幸せという終わりになるのでしょうか。最終回まで目が離せません。

カーストヘヴン 2

カーストヘヴン 2

カーストヘヴン 2



「君に降る手紙のはなし」

短編3つですが満足度の高い1冊でした。



「すのつく言葉で言ってくれ」

コメディとして楽しく読みました。高野ひと深先生の初BLコミックということで新人さんになりますが、またおもしろそうな人が出てきたなという印象です。次回作にも期待。



6月も梅雨の暑さと不快感を吹き飛ばすようなBL漫画にたくさん巡り会いたいです。

6月の新刊BLコミックス購入リスト

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