テンカウント32話ネタバレ感想です。

黒瀬君の哀しい過去、そしてカウンセラーになった経緯が明らかになった前回31話。合体後、甘い朝を迎えたはずが思わぬ形で弱気な黒瀬君の姿を見た城谷さんが32話ではいったいどう出るのでしょうか。

復習用に31話の感想はこちら。ネタバレしているのでご注意ください。

テンカウント31話ネタバレ感想 ディアプラス6月号

7月号は扉絵を入れて13ページと短めですが「今までとは少しだけ違う自分――」という煽り文句にあるように、少しずつ変化しつつある城谷さんが期待できるテンカウント32話です。

扉絵は無防備に裸の城谷さん。わーいかわいい乳首がこっち見てる(やめなさい)この「僕は何も知りません」みたいな無垢そうな顔の裏に隠された女王様気質が見え隠れしていたりしていなかったり。

というわけで以下、ディアプラス7月号テンカウント32話の感想です。テンカウント5巻収録分の感想になりますのでご注意ください。

テンカウント 5巻 電子書籍



テンカウント32話 感想 ネタバレあり


弱気な黒瀬くんに驚く城谷さん


黒瀬君から「捨てないでくださいね」なんていうセリフを聞くとは思っていなかったのでしょう。余裕綽々ないつもとは違った一面を見せる黒瀬君に驚く城谷さん。

夕べ合体を済ませ気だるくもラブい朝のひとときのはずなのに、黒瀬君は子どもの頃の家庭環境や西垣さんとのことを思いだしてしまい苦しくなったのでしょう。思わず彼らしくない言葉が口を突いて出てしまったに違いありません。

いや、本当はずっと心の奥底では叫んでいたのかもしれません。自分に関心がなかった両親や自分の元を離れてしまった西垣さんには言えなかった言葉を。

「捨てないで」とはすなわち「こちらを向いてほしい」ということ。自分を受け入れてほしい。自分だけを―…。

一方、必死ですがっていたのは自分の方だとばかり思っていた城谷さん。これまでも黒瀬君に手を離されると捨てられたような気分になっていました。

なのに今、目の前にいる黒瀬君はこんなにも自信なさげで切なそうに目を伏せている。まるで親に捨てられることを恐れる子どものように。

城谷さんが思わず手を差し伸べるも…


「捨てないで」なんて気弱なセリフと陰りある表情に、城谷さんは思わず自らの手を持ち上げチラ見せにある通りにそっと黒瀬くんのほほを包みます。

過去の父親との関係から潔癖症となり、人を嫌い人との関わりを極力避けてきた城谷さん。抱きしめられたり肌に触れられるのは嫌。汚い自分が触って黒瀬君を汚すのも嫌。どちらも本当に嫌なはず。それなのに―。

震えながらも自らの意思で黒瀬君に手を伸ばした城谷さんの思わぬ行動に、心底驚いたような素の表情を見せる黒瀬君。そして城谷さんが何かを伝えようと懸命に口を開いたその時。

携帯のアラームが部屋中に鳴り響きます。ぬおおおアラーム!いいところでジャマが入ってしまいガッカリな我々読者。黒瀬君もこれにはちょっと不満気です。

城谷さんが慌ててアラームを止めに走り、結局言いかけた言葉は音声になる前に消えて、せっかくのいい雰囲気も流れてしまいました。

ぬおおおアラームめええ!お約束とはいえ空気の読めないアラームです。天候ですらエレベーターですら最近は空気を読むというのになんとKYな。

せっかくいいムードだったのに。黒瀬君がもっとも欲しい言葉を城谷さんが言ってくれたかもしれないのに。私が光の速さでアラームを止めて差し上げたかったです。

城谷さんはきっとどうすればいいのか迷いながらも、自分の素直な気持ちを伝えて不安気な黒瀬君を安心させたくて口を開いたんですよね。いつもの黒瀬君らしからぬ気弱な発言に、そんな彼を何とか励ましたかったし大丈夫だと言ってあげたかった。

黒瀬君に受け入れられ抱きしめてもらって初めて子どもみたいに泣くことができたあの記憶のままに、今度は自分が手を伸ばして黒瀬君を包み込もうとしたのでしょう。

なのにKYなアラームによってブチ切られてしまいました。

城谷さんの書きこんだ10項目


シャワーを浴びた後、黒瀬君のいれてくれたコーヒーにそっと口を付ける城谷さん。「当ててみて」と言った10項目めについて黒瀬君が何も言ってこないことを内心気にしていると、すっかりいつものクールな表情の黒瀬君がしれっと、お風呂でちゃんと中を洗ったかを確認してきます。

思わずコーヒーを吹き出しそうになって、盛大に動揺する城谷さんがいちいちかわいいです。後の処理をきちんとしないとお腹が痛くなるからと聞き、むせながらも「今は大丈夫です」とあたふた。

恋愛においては何もかもが初心ですからね城谷さんは。こういう知識はなくて当然です。むしろあったらびっくりする(笑)

城谷さんの身体のことを心配するも今は大丈夫と聞いて少しほっとしている黒瀬君。城谷家のリビングではやさしい時間が流れています。

少しずつ変わりつつある城谷さん


そんな黒瀬君を見て城谷さん自身も落ち着いた様子を見せました。2人でコーヒーを飲みながら過ごす静かな時間。他人の家で他人のカップで他人のいれたコーヒーを飲む。

潔癖症だから他の人より生きにくいと思っていたけれど、今こうして普通の人のふりをしてコーヒーを飲んでいると、そこまでの差はないように感じる城谷さん。

黒瀬君に抱きしめられようがコーヒーを飲もうが自分は自分。そんなふうに思うようになった城谷さんは、なんだか地に足が着いた感じがして頼もしいです。

黒瀬君に受け入れられ本音をぶつけることができて、城谷さんは初めて自分自身を受け入れられるようになってきたのではないでしょうか。他の誰でもない、かけがえのない自分というものを。城谷さん自身が変わりつつあるということに違いありません。

自分の体を気遣ってくれた黒瀬君の優しさにコーヒーの温かさを重ねて見ていたのでしょうか。ホッとしたような表情の城谷さんが穏やかで菩薩のようです。

そんな城谷さんを見て黒瀬君もまた静かに微笑みます。喫茶店では手もつけられなかった城谷さんのコーヒーカップ。それが今、もうコーヒーをほとんど飲み干せるまでに至りました。

三上君ひさしぶりの登場!


翌朝、出社してロビーで三上君に声をかける城谷さん。きゃああ三上きゅん出たあ!いい笑顔で相変わらずカラッとしていて爽やかな好青年です。

何事もなかったように明るい笑顔で挨拶を返してくれる三上くんに、城谷さんは「この間は悪かった」と素直に告げます。一瞬驚いたような表情の三上くんですが…。

というところで32話はここまで。テンカウント33話に続く。

32話の感想まとめ


久しぶりに三上くんがご出演です。城谷さんが謝ったのは、きっとこの前心配して声をかけてくれた三上くんを冷たくあしらってしまったことへの謝罪ですね。あの時、城谷さんは黒瀬君からの連絡がなく放置プレイで氷の女王と化していた状態でした。

城谷さんにとって三上くんは唯一といっていいほどの気のおけない友人で、黒瀬君とはまた違ったベクトルで失いたくない人なのでしょう。ここで三上くんのほうが城谷さんの変化に気づくという感じかな。

三上くんがまた出てきたということは、そろそろ何か物語にからんでくるのでしょうか。しつこいようですが、宝井先生のおっしゃっていた「三上には設定がある」という「設定」が満を持して出てくる日も近いのかな。わっくわく。

黒瀬君が妙に三上君に嫉妬したり気にしたりしていたし、実は今、三上くんは西垣さんと接触があるとか何か関係があるとかだといっそうおもしろくなりそうなんだけどな。(私の脳内:西垣さん生存&再登場設定)

全腐女子を敵に回した憎らしいアラームですが、城谷さんは生活のリズムを整えるために休日も平日通りに起きるらしく驚愕です。城谷さんおじいちゃんみたい(笑)

休日なんて昼まで寝てません?私は基本カレンダー通りの勤務で土日休みなんですが、いつも土日は両方とも午前中の記憶なんてほぼないに等しいです。なにせ寝てるか目が覚めても布団でゴロゴロしているダメ人間なので、土日の午前中なんて存在そのものがあってないようなもの。

城谷さんはすごく健康的で規則正しい生活を送ってそうですね。同棲したら大変だろうな黒瀬君。あ、でも夜の運動でうんと疲れさせて起き上がれなくしておけばいっか。わあ解決☆

今月号はドラマCDのキャストトークも掲載されていました。前野さんも立花さんも我々と同じく植田嬢のことは気にくわないようです(笑)

というわけで、32話では触れられなかった10項目めの内容も気になるし、みんな大好き三上きゅんが次回も出てくれそうなのが嬉しいです。

毎度のことながら無駄に長くてごちゃごちゃした感想を最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた次回7月14日(木)発売のディアプラス8月号、テンカウント33話でお会いしましょう。

追記)テンカウント33話の感想を書きました。

テンカウント33話ネタバレ感想




テンカウント(1)

テンカウント(1)

テンカウント(1)



宝井理人先生のその他BLコミックス


花のみぞ知る 1

花のみぞ知る 1

花のみぞ知る 1



花のみやこで

花のみやこで

花のみやこで



実写映画になったセブンデイズは「このBLがやばい2010」で5位受賞作です。

セブンデイズ MONDAY→THURSDAY

セブンデイズ MONDAY→THURSDAY

セブンデイズ MONDAY→THURSDAY



BLではない漫画も発売されています。2014年11月発売の、宝井理人先生の意欲作。

グランネリエ

グランネリエ

グランネリエ



宝井理人先生のBL作品一覧

宝井理人先生のBLコミックスはその他各電子書籍サイトでも発売されています。ご利用の状況に合わせてどうぞ。


関連記事