「飴色パラドックス」7話のネタバレ感想です。コミックスの4巻に収録される内容になります。

笠井が尾上に惹かれはじめた途端に交際宣言をして釘をさす蕪木。笠井の件はさておき実力派俳優の熱愛スクープを追う尾上たちは…。

カラーで氷プレイからはじまった飴色パラドックス7話。作画もすっきりしていて見やすいですが、夏目イサク先生のカラー、色使いがポップで好きだな。

シェリプラスはこれまで季刊誌だったのですが2016年9月号から隔月刊行化されたので、今後は2ヶ月に1回のペースで読むことができます。電子書籍化も決まりました。

作家陣も、おげれつたなか先生、スカーレット・ベリ子先生、夏目イサク先生、橋本あおい先生、キヅナツキ先生、佳門サエコ先生と超豪華です。

それでは以下、夏目イサク先生の「飴色パラドックス」7話のネタバレ感想です。コミックスの4巻に収録される内容になるので、コミックス派の方やネタバレNGな方はどうぞお気をつけください。

飴色パラドックス4巻 電子書籍


飴色パラドックス4巻の電子書籍の配信は10/13からです。

追記)発売されました。


飴色パラドックス7話感想 ネタバレあり


冒頭からカラーで、蕪木と尾上が朝っぱらからイチャイチャしています。まだ起きたくない蕪木にいたずらをしかける尾上。氷を背中にツツーッと…。天然ってこわい。イチャイチャ最高。

朝から濃厚なキスで反撃されて真っ赤になる尾上に、あっさりやめる蕪木。さくさくとドライヤーで髪をセットなんかしつつ知らん顔です。

蕪木のあまり構っていなさそうなあのいつもの無造作ヘアは、ドライヤーでセットしていたんですね。しかもさっき尾上にキスして押し倒したのは、尾上の髪をぐしゃぐしゃにするため。蕪木はいたずらも倍返しです。

なんだかんだラブラブな2人を見ていると安心します。

仲良く2人で出社すると、張り込みに行く笠井とばったり出会います。尾上に好意を持ちかけたと思ったら、速攻で蕪木に釘を刺され戦意喪失したような笠井。

逃げるように去って行く笠井に、尾上は自分たちの付き合いを知ったから引いてしまったのかなと勘違いしています。あんたを狙ってたんだよ!と総ツッコミしたくなります。

でももし尾上が笠井の気持ちに気づいたら、仕事上もぎくしゃくしちゃいそうなのでちょうどいいのかもしれません。尾上は鈍いですがこういう鈍感さが人を救うこともありますよね。

笠井が深みにはまらないためという意味でも、蕪木の交際宣言は良かったんじゃないかなと思います。

蕪木と尾上が今スクープを狙っているのは、40歳の実力派俳優の印南(いなみ)と20歳の新人アイドル春田のスキャンダル。2人で同じジムに通っていて時間も重なることも多く怪しいのですが、決定的な2ショットはまだありません。

印南はかなり用心深いらしくなかなか尻尾がつかめない。苦戦する尾上たち。張り込みでは、印南を尾上が、春田は蕪木が追いかけることになります。

印南をベンチで待ち伏せする尾上。しかしそのベンチのとなりのベンチにまさかの印南が座ります。いきなりの急接近に動揺する尾上は、脳内で必死でバイトまで時間を潰してるフリーターという設定を作ります。

これは尾上も焦るでしょうね。芸能記者として追っているターゲットが予想外に物理的に近づいて来るとか、挙動不審にならないように平常心を保つのが大変そう。

印南は芸能人なのに変装らしき変装もせずに堂々としています。お約束のサングラスとかもかけずにいて、騒がれたりしないのかな。実力派俳優ということなので、知る人ぞ知るという感じなのでしょうか。しかもマネージャーもつけずにいつもひとりで動いています。

横目でそんあ印南をチラ見すると、これまたタイミング悪くばっちり目が合ってしまう尾上。印南はおもむろに立ち上がり、立ち去るかと思えば尾上の横に座りました。

いや~~びっくり!まさか芸能人がこういう出方をしてくるとは思いませんでした。印南は40歳でこれまでも熱愛の噂があったようですし、記者に後をつけられるなんて慣れっこで、記者の態度を試すくらいは余裕ということ?思わぬ行動に私も尾上もびっくり。

内心パニくる尾上に声をかける印南。記者だということも薄々勘付いているようで、尾上も完全に慌てふためき記者であることを認めてしまいます。

この場合、尾上が身分を偽らなかったのはよかったと思います。きっと張り込みをしていたら今後姿を見られることもあるでしょうし、こちらも仕事なので隠さないほうが得策ではないかと。

印南も芸能人なので、記者に追われることもある程度は想定内でしょう。尾上に名刺をもらい、春田とはただの友達で何もないと明るく説明します。おまけに春田をかばう発言もあり、一見とてもいい人そうです。

とても自然な感じで話しますが、印南は実力派として名が通っている俳優。尾上のようなタイプを相手にお芝居をするのは簡単でしょうから、言葉全てをそのまま信じていいのかは謎です。

案の定、会社に帰って蕪木の怒りを買う尾上。記者に対して馬鹿正直に熱愛をペラペラ話すはずはありません。確かにそれはごもっとも。しかし尾上は、印南が嘘をついているようには見えなかったとつぶやきます。

その後もまったく怪しいそぶりのない印南を追跡する尾上は、気づかれないように尾行します。が、うっかり蹴ってしまった空き缶がスコーンと印南に当たってしまうというまさかの天然ミラクル発動。

ここリアルにちょっと笑ってしまいました。尾上のこういうドジっ子なところ、妙に愛しいです。仕事とはいえやっていることは他人の恋愛を探って暴くこと。ゲスく見えるゴシップ誌の芸能記者という仕事も、尾上のような人だとなんだか愛せるのが不思議です。愛されキャラは強い。

正座して印南に謝罪する尾上。尾行の意味がなくなってしまいました。印南のほうも、尾上の芸能記者らしくない性格にちょっとガードが緩んでいます。

ガツガツした人の多いゴシップ誌の記者のなかでも、尾上は話していて力が抜ける。印南は尾上をおもしろい人認定したようです。

さらに警戒心が薄れたのか、印南はある秘密を尾上に告白します。実はずっと片思いをしている親友の男がいると尾上に告げる印南。親友は結婚しているし迷惑をかけたくないから一生の片思い。

この時の印南の表情は、確かに嘘をついているような感じではありません。ちょっと照れたような顔は、尾上に同じような匂いを感じとったからなのかは分かりませんが…それともこれも演技なのでしょうか。うーむ。

もしこれが本当なら印南も切ない恋をしているんですね。40歳の今も独身で、自宅に女性を連れ込まないのもこれなら納得です。相手は高校の時からの親友ということは20年近く片思いかあ。一途愛ですね。本当ならですが。

蕪木は尾上から印南の話を聞いて、にわかには信じられないようです。尾上が印南にまんまと騙されて懐柔されたと感じている蕪木。それには蕪木なりの根拠もありました。

蕪木の仕入れた情報は、なんと印南が知り合った女をAVに斡旋しているというもの。実際に斡旋された当事者からのリークというのが真実味を帯びています。

これまでの印南とあまりにもかけ離れた情報に驚く尾上。。。というところで「飴色パラドックス」4巻7話はおしまい。

えー!!印南は実際はどうなんでしょうね。尾上に見せた顔とAV斡旋の噂は結びつきにくいし、片思いが本当ならそっとしておいてあげたいです。

とはいえ実力派俳優のお芝居に、ころっと騙されている可能性も確かにあります。だってこんな大事な秘密、いくら尾上に気を許したからって芸能記者に外でペラペラしゃべるでしょうか。

記者にこんなことを告白しちゃったら、それこそおもしろおかしく記事にされるかもしれないじゃないですか。少しでも噂にでもなろうものなら今の時代ネットで一気に拡散されてネタにされたり、人気商売の俳優にとっては致命傷になる可能性も高い。

そんなリスクの高いことをするのはどうも不自然に思えます。芸歴だって印南はかなり長いでしょうし、スキャンダル狙いの記者との距離の取り方くらいは承知していそうなのに、そこはどうしても怪しく感じますね。

飴色パラドックス8話は2016/11/30発売のシェリプラス1月号に掲載されます。9/30発売のシェリプラス11月号はお休みです。

次回もまた楽しみにしています。

追記)8話の感想を書きました。

飴色パラドックス8話 ネタバレ感想

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