世界一初恋小野寺律の場合23の感想です。コミックスの12巻の内容でネタバレを含む感想になるのでどうぞご注意ください。

23話は灰谷さんがらみのお話が本格的になるかと思いきや、律ちゃんの昔の友達が出てくるという意外な展開になりました。

前回22話までの流れは、エメラルド編集部が社長賞をもらって皆で温泉旅行に行き、美濃さんの息子を通して律ちゃんも少しだけ素直になりかけるという展開でした。

世界一初恋 小野寺律の場合22 ネタバレ感想

台風でもう一泊することになり温泉エロがあるかと思いきやそこはカット。お仕事に戻ってきたところからが23話です。

世界一初恋の高律は確かに流れがパターン化していて、特に律ちゃんが3歩進んで2.9歩下がるみたいな感じでジリジリしますが、それでも私はやっぱり好きで毎回楽しみにしています。

それでは以下、中村春菊先生の「世界一初恋」小野寺律の場合23ネタバレ感想です。

エメラルド夏の号 電子配信


エメラルドは残念ながらまだ電子書籍化されていません。雑誌は分厚いしそろそろ電子配信も考えてもらいたいところです。

世界一初恋 小野寺律の場合23 ネタバレ感想


今回は扉絵はカラーなしで、その代わりに表紙が高野さんと律っちゃんです。中村先生のカラーイラストは相変わらずお綺麗ですが、こう見るとやはり絵柄が変わってきたなという感じがします。

エメラルド編集部の日常


社長賞のおかげで香川に行くことになるも台風直撃で結局足止め。合計3日間も仕事がストップするはめになってしまったエメラルド編集部。

帰ってきて早々に死屍累々になるエメ編のみなさん。香川は楽しかったけど今その百万倍苦しいと震える木佐さん。律ちゃんも睡眠時間が短くヘロヘロになっています。

そんな中デキる男高野さんは涼しい顔で、床に寝ていた律ちゃんを踏んづけるという暴挙に(笑)絶対わざとだ!と怒り心頭な律ちゃんに、まったく動じない高野さん。

ああこれですよねこれ。いつものエメ編の日常が帰ってきました。高野さんは律ちゃんになんだかんだ構うし、律ちゃんはキーッてなるし。

エメラルド編集部のこういう忙しそうなお仕事風景(?)が私はけっこう好きだったりします。

高野さんとりっちゃんのかみ合わない会話


律ちゃんが高野さんに「背後から殴り返したい」と物騒な怨念を送っていますが、絶対できないんだろうなー。

律ちゃんが心優しい穏健派なのもそうですが、なんといっても高野さんからの仕返しが怖いですもんね。夜に何倍もになって返ってきそうだし。

何かのついでのように、作り置きした食事があるから夜に一緒に食べようと誘う高野さん。そして案の定ツンツンとお断りする律ちゃん。

が、高野さんはこれまたいつも通りにツンツン律ちゃんを華麗にスルーして、強引に約束をとりつけてしまいます。まったくかみ合わない会話がもうお約束で楽しいです。

律ちゃんもご飯くらい一緒に食べたっていいのになあ。まあご飯だけですむはずもなく、その後のアレコレを考えちゃってひいてしまうのでしょう。高野さん、いつもがっつきますからね。

流されるけれど覚悟が決まらずぐるぐる


律ちゃんとしても結局高野さんを拒めずいつも流されてしまうし、身体はもう完全に高野さんに開いているのに気持ちに踏ん切りがつかずにもがいている状態です。

箱入り息子の律ちゃんとしては先の先の先のことまで考えて(小野寺出版の御曹司)躊躇しているのに、こういう身体だけみたいな関係はずっと続いている。

そんな自分が嫌で高野さんを遠ざけようとするも、高野さんはそうはさせてくれずいつも強引なまでに迫ってくる。ということが幾度となく繰り返されてきているわけです。

確かにじりじりしてしまいますが、ここはもう律ちゃんが覚悟を決めるまでしばらくはぐるぐるするのを見守るしかないと腹をくくりましょう。

新キャラ登場!りっちゃんの友達 清宮尚


律ちゃんと高野さんが会議に向かうと、会議室には若い男性の姿がありました。黒髪でどことなく高野さん風な青年です。打ち合わせで来ていた人のようですが、なんとこの青年は律ちゃんの友達でした。

お互いにこんなところで出会ってびっくりしていますが、仕事中なので名刺交換をしてその場は別れます。

ここで出てきましたね新たなキャラクターが。彼の名前は清宮尚(きよみやなお)君。正直灰谷さんのことでモメる展開を予想していたので意外でした。

律ちゃんと清宮くんのやりとりをそばで見ていた高野さんは、やはり気になっている様子。独占欲が強いし律ちゃんの近くにいる男にはかなり敏感です。

清宮くんは律ちゃんが留学していたときの友人で、写真家をしているそう。高野さんはそれを聞いて何やら思うところありそうな表情です。

灰谷さんのこともですがこの清宮くんも律ちゃん寄りの人に違いないし、なんだか高野さんが不憫キャラになってきたような気がします。

灰谷さんからメールががが!


律ちゃんには灰谷さんからもメールが来ていました。食事の誘いですが、あわやそのメールを高野さんに見られそうになり慌てる律ちゃん。

そんな律ちゃんですが、灰谷さんが本当に自分のことを好きなわけじゃないということには何となく気づいているようです。

さすがの鈍い律ちゃんも高野さんにあれだけ警戒されている灰谷さんだし、2人の過去のことを聞いたらそうそう簡単には灰谷さんのいうことなんて信じられないでしょう。

そんな折、清宮くんが律ちゃんの家に泊まりにやってきます。急なことで片付いていない部屋に爆笑する清宮くん。昔から変わってない律ちゃんにあきれながらも楽しそうです。

それにしても律ちゃん、いくら忙しいとはいえ部屋がちょっと荒れてすぎなんじゃ…(笑)

こんなに仕事が忙しいと家は帰ってきて寝るだけになって逆に荒れないような気もしますが、律ちゃんの場合は違うようで完全なる汚部屋になってます。

高野さんvs清宮くん


片づけていたら高野さんがタッパーにつめた食事を持ってやってきました。清宮くんに驚く高野さんでしたが、半ば強引に部屋に上がりこみます。

3人で食卓を囲むも、高野さんは口数が少なく清宮くんは逆によくしゃべります。お酒の勢いもあってか、留学中の律ちゃんのことも話しはじめる清宮くん。

失恋して留学してきて最初は幽霊みたいに暗かったと、まさかその失恋相手が目の前にいるとは知らずに清宮くんは口を開きます。

心を閉ざしていた律ちゃんのルームメイトだったという清宮くんが、律ちゃんをふった相手がクズだったと言いかけたところで、高野さんがテーブルに缶ビールをドンと置いて威嚇!

そんな高野さんを見て何かおかしいと感じとる清宮くんは、あの時の律ちゃんをふった相手が目の前にいる高野さんであることに気づきました。

敵意をむき出しにして高野さんに律ちゃんを引っ掻き回すなと告げる清宮くん。留学中の律ちゃんを立ち直らせたのは清宮くんだったようです。

あーなるほど、高野さんに横澤さんがいたように、律ちゃんにも当時支えてくれる人がいたということですね。

清宮くんはりっちゃんを好き?


見知らぬ土地で生気をなくしていた律ちゃんをルームメイトとして一緒に過ごしていたのが清宮くんでした。

今まで律ちゃんの友達の出番がなく、このタイミングで留学時代の友人が出てきました。私には今のところ2人は単純な友愛のように見えますが、高野さんいわく清宮くんは律ちゃんのことが好きだそうで。

灰谷さんだけじゃなくここに清宮くんまで入ってきたら、けっこうややこしいことになりますがどうでしょう。

確かに清宮くんは高野さんに対する敵対心を見せましたが、あの時の失恋が律ちゃんの誤解だったということも知らない状態です。もちろん今の2人のことも何も知りません。

留学時代の律ちゃんから聞いた話のみで高野さんを判断しているなら、そばで支えた友達としては何かひとこと言ってやりたくもなるかもしれません。

が、それにしてもただの友達にここまで過干渉になるかなと言われると、やっぱり律ちゃんに気があるのかなとも考えられます。でも気があるなら今まで連絡もとらなかったのはおかしいし…。

始発で撮影に向かった清宮くんを送り出したあと、妙に不機嫌な高野さんは律ちゃんに昔のことを尋ねました。

分かっていてもおもしろくない高野さん


清宮くんとは付き合っていたとかではなく、お世話になったし信頼している友達だと説明する律ちゃん。

でも高野さんとしては、自分の知らないところで誰かが律ちゃんにそんなにも関わっていたということがやっぱりおもしろくないし、悔しいし羨ましいし嫉妬してしまう。そんな気持ちをストレートに律ちゃんにぶつけます。

好きな人のことなら何でも知りたいという気持ちが高野さんは人一倍強いのでしょう。執着&独占欲が強いのはいつものことですね。

律ちゃんの過去を知っている人が現れた途端、10年間の空白が今になってじわじわと高野さんを焦らせたり悔しがらせたり。

でもこればかりはどうしようもないことで、過去は何をしても変えられません。高野さんにはこれからがあります。

律ちゃんだってほんのちょっとずつだけど変わり始めていて、高野さんのことを以前よりずっと考えています。なかなかデレないですが。

高律のエロス


その後、もう明け方だというのに合体する高野さんと律ちゃん。後ろから前から高野さんも気持ちよさそうで、律ちゃんは相変わらず余裕がなさそうです。

「心も身体も俺だけでいっぱいにしたい」高野さんの殺し文句に真っ赤になる律ちゃん。律ちゃんも実のところ高野さんの嫉妬が少し嬉しかったようです。

嫉妬されるのが嬉しいなんてもう完全に恋人同士じゃないですか。なんてリア充なんだ。10年前に誤解していなかったら今2人はどうなっていたでしょうね。

律ちゃんがやさぐれることもなく、あのまま天使のようにすくすくと嵯峨先輩を追いかけて素直なままにラブラブカップルになっていたのかな。

それとも若いころの思い出として今は別々に生きている人生だったりするのでしょうか。うわわ、そんなの嫌だー!

もしもの話なのでなんとも言えませんが、律ちゃんにも高野さんにも共に過ごすであろうこれからのほうを大切に過ごしていってほしいと思います。

翌朝。

エメラルド編集部でぐったりしている律ちゃんに「死ぬなら校了が明けてからにして!」と鬼のように揺さぶる木佐さん。

なんだか元気な高野さんは律ちゃんに嫌味を言ったりして、いつものエメラルド編集部です。

と思いきや、灰谷さんからのメールを背後から見ていた高野さんがさくっと削除して律ちゃんが怒ったところで「世界一初恋」小野寺律の場合23はおしまいでした。

世界一初恋 小野寺律の場合23 感想まとめ


今回は「律ちゃんが恋に落ちるまであと○○日」というカウントダウンがありませんでした。地味に楽しみにしているのでちょっと残念です。

律ちゃんの留学時代の友達が出てきて、灰谷さんとのことも決着がついていないし、またひと波乱もふた波乱もありそうな予感がします。

清宮くんはビジュアルがちょっと高野さん似ということもあって、留学時代の律ちゃんも、だからこそ仲良くなれたのかもしれないなあと思ったりしました。

高野さんに横澤さんがいたように律ちゃんには清宮くんがいた。お互いにそばにいてくれて支えになってくれる人がいて、その点はすごく救いですね。

高野さんが律ちゃんと別れて大学時代に荒れて不安定だったのと同じで、もし誰もいなかったら律ちゃんだって留学先で危うい状態だったかもしれないですし。

そう思えば清宮くんがいてくれて良かったです。24話は清宮くんの話のままかな。それとも灰谷さんがらみに戻るかな。

次回、エメラルド冬の号は12月28(水)に発売されます。ちょうど年末ですね。待つと長いですが、なんだかんだとあっという間にやってきそう。

「世界一初恋」小野寺律の場合24話も楽しみです。また読んだらすぐに感想を書きたいと思います。

それでは「世界一初恋」小野寺律の場合24話の感想でお会いしましょう。

追記)24話の感想を書きました。

世界一初恋小野寺律の場合24話 ネタバレ感想




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