朝と夜が涼しくなってきて驚くほどあっという間にかけていった夏でした。今年もガリガリくんをよく食べた8月だったなー。
8月はBL漫画もたくさん読みましたが「シン・ゴジラ」と「君の名は。」という話題の映画も観に行きました。やっぱり「シン・ゴジラ」の石原さとみはかわいかった。
「君の名は。」も平日夜の仕事終わりにぼっち参戦しましたが、すごく混んでいて学生さんらしきカップルに挟まれていましたよとご報告しておきます。
あっもちろんひとりで来てる人もたくさんいたので、今からひとりで行こうかなという人はご安心を。
シン・ゴジラは男性客の方が多めで、君の名はは男女半々くらいでしょうか。どちらもこの夏の話題作ということで男女ともに人の入りはすごかったです。
映画館で食べるキャラメルポップコーンと炭酸ドリンクがあんなにおいしいのはなんででしょうね。本来は塩味のポップコーンが好きなのに映画館だとついキャラメルのほうを選んでしまいます。
というわけでようやく8月の積み本を読み終え新刊にも追いついたので8月のおすすめBL漫画ベスト5です。(順不同)
8月のBL漫画ベスト5
「テンカウント」5巻 宝井理人
まあこれは外せないでしょう。城谷さんの過去と黒瀬くんの過去が明るみになりようやくの合体までたどり着きました。エロいはエロいんですが、ここまでの2人を見てきたファンとしては感慨深いものがあります。
5巻はオマケ漫画も秀逸でした。本編とのギャップ。歌って踊れる(?)黒瀬くんのギャップがもう最高でした。
テンカウント5巻 ネタバレ感想
私は本誌でも読んでいるので5巻のラストのあの美女は誰なの!?と気になって気になって夜しか眠れない人はこちらの感想をどうぞ。(思いっきりネタバレ注意です)
テンカウント34話 ネタバレ感想 5巻の続き
「思い違いが恋の種」おわる
期待を裏切らないおわる先生の新刊はやっぱりエロくておもしろかったです。エロだエロだとエロがクローズアップされがちなおわる先生ですが、エロだけじゃなくて特に攻めのキャラが明るく前向きで誠実なのがお話をただのエロ漫画に終わらせませんでした。
個別の感想はこちら。(ネタバレ注意です)
思い違いが恋の種 ネタバレ感想
8月末の土曜日に紙と電子書籍が同時発売されたんですが、レンタで配信される10時を待ち構えて読んだのが懐かしいです。
しがない会社員にとって週末は貴重な休息の時間でいつもは昼まで寝てるのがデフォルトなんですが、BLのためなら早起きもなんのその。(注:読んだあと二度寝しました)
「スイートハート・トリガー」ニャンニャ
もともと同人誌として発表されていたものが電子先行で単話配信され、その後コミックスとしてまとまりました。イケメンと地味なゲイという鉄板の組み合わせです。
コール(受)のかわいさとアレックス(攻)のかっこよさのバランスが良すぎて、どっちのキャラが好きかと問われると小一時間悩むレベル。
コールがいわゆるヤンデレで、自信がなくてこじらせまくってるわ危険な暴走をするわでもう大変。対して飄々としているアレックスがそんなコールにどんどんはまっていくのがまたイイんですよね。
海外が舞台になっているので海外ドラマが好きな人なんかにも刺さるかもしれません。アレックスのフルネームがアレックス・ロドリゲスなのは気にしたら負けです(笑)
「好き嫌いは言わないよ」阿部あかね
作家買いしている阿部あかね先生の新刊です。ほだされ系大食い大学生×下品なビッチのカップル。直が作った話題騒然の(?)ゲス弁には思わず笑ってしまいました。
ゲスくて口も悪いビッチ受けが本気になっていく様子は定番とはいえ見ていて微笑ましいし、最初はドン引きしていた陽向がそんな直と時間を共にするにつれて惹かれていくのも流れとして自然でよかったです。
明るくて笑えて楽しいBLを1冊読んだな~という満足感。どシリアスものに疲れた人でビッチ受けが地雷とかでなければお勧めしたい作品です。
「雑踏に遊ぶ魚」なりた晴ノ
なるべく新人さんの作品は読んで応援したいと思うので、軽い気持ちで読みましたがこれは当たりでした。
女装男子×AVスカウトマンのお話です。女装攻めなので苦手な人は苦手だとは思うんですが、女の子女の子してないし男らしい女装攻めです。
メイ(攻)が派手な美少女なのに対して、楢崎(受)のほうが普通というかくたびれ感があるというか地味というかモブっぽい(ひどい)んですが、中身は飄々としていてのらりくらりとかわすのがうまくてちょと曲者というキャラ設定がなんともいい味を出していてGOOD。
同時収録のイケンンとオタクの中身が入れ替わるという短編もおもしろかったです。なりた晴ノ先生は商業BL初コミックスだそうですが、これからも注視していきたい作家さんになりました。
BL業界は二次で力をつけた新人さんが次々と出てきてくれるので読者としては嬉しい限りです。
8月のざっくりなまとめ
ベスト5はこんな感じでしょうか。いつも思いますがこういうのはその時の自分の心理状態とかも大きく左右されるので、今現在のベスト5ということで。
8月は他にも素敵なコミックスがたくさんありました。
ハジ先生の「辺獄のカレンデュラ」Iと未散ソノオ先生の
ナツメカズキ先生の「MODS」も良かったー!これも入れたかったです。5つに絞るのって楽しいけど難しいですね。
エンゾウ先生の「ドラッグレス・セックス」は前作の「マザーズスピリット」とはまた違う引き出しを見せてもらえて私は満足です。次回作がどう来るのか楽しみです。
「錆のゆめ」上巻は久間よよよ先生の初コミックスです。またも叫びだしたくなるようなすんごい作家さんが現われました!下巻が楽しみすぎます。
「恋に落ちる5秒前」は「職員室の秘めごと」に少し出てきた高校生の番外編でした。さらっとしたクセのない爽やかな絵柄で前作を読んでいなくても楽しめると思います。
松田うさち子先生の「どうしようもない」は兄弟もので病み系でエロありという、ほんとどうしようもない感じが(自分が)元気な時に読むと滾ります。
ふんわりほわほわBLとかを読んだあとに読むとガツンとやられるのが「グラン・ギニョール」。耽美的で背徳的なゾワゾワを楽しめる人ならこの独特の世界観にはまってしまうはず。2巻は出るのかな。ドキドキ。
「グリーン・コントラスト」まだ1巻なのでこれからに期待したいです。ハードボイルドな路線でいくということなのでしょうか。続刊が待たれます。
「日の当たらない場所」も1巻で続きものです。まず2冊目のコミックスとは思えないくらい絵が奇麗で読みやすいですね。1巻では体の関係を持ちましたが2人の気持ちが深まるのはこれからという感じのところで終わりました。島の今後にも注目したいです。
「スタンバイ・キス」1巻。これを急展開ととるかスピーディととるかによって評価が分かれそうですが、私はこのノリが好きで2ヶ月連続リリースの2巻も楽しく読みました。ボディガードと御曹司という組み合わせは鉄板でいいですね。
それぞれ各電子書籍サイトでも発売されています。ご利用の状況に合わせてどうぞ。
新刊BLに加えて昔のBLもちょくちょく読んでいるのですが、この作家さんってこんな作品も描けるんだ!などの発見があるので既刊本を探すのも楽しいものです。
新刊で読んだものすべてには触れられないのが現状ですが、感想を書かなかったからとかここに入れなかったからと言って他はダメだったとかでは全然ないので、そこだけはご理解くださいませ。
というわけで8月のまとめでした。
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