王道で行くと手にとってもらう機会もできそうですが、反面、その他大勢の漫画に埋もれてしまう。それはBLも一般漫画も同じです。
だからといって奇をてらいすぎると、中身を誤解される恐れがあって、本来手にとってもらえる層が敬遠してしまう可能性があり、とても危険。
両者のバランスが大切です。バランスを保ちながらも、一風変わった独特のセンスを感じさせ、なおかつ購読意欲を損なわない。難解すぎず、単純すぎず。
今回はそんな、うまいこと読み手の興味をそそるべくつけられた、「中身が気になるタイトル特集」です。
気になる、とても気になるあの漫画。タイトルもなんだか変わっているし、最近よくネットでも書店でもやけに見かける、あの漫画。タイトルが秀逸だと、本屋さんでポップを作ってもらいやすい気がしますね。
オイ!!オバさん
思わずふり返ってしまいそう・・・なんという心臓に悪い(?)タイトルでしょうか。妙齢の働く女性なら、びくっとしてしまいますね。耳が痛い。
オッサンフォー ~終わらない青春~
ちょw
この表紙にこのタイトルで少女漫画とかwwあーもう、負けた・・・w
ニーチェ先生~コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた~
身近な「コンビニ」と、身近ではない「ニーチェ」と、今後身近になるであろう「さとり世代」という3つのキーワード。この3つを組み合わせただけで、もう8割がた勝ちでしょうと思わず唸るタイトル。
どーにゃつ
どーにゃつ?ドーナツのこと?なんでもにゃーにゃーとかわいく言ったからってムリなんだから・・・
くっ・・・かわいいじゃないか。
殺し屋サムのバレーボール
こちらも意表を突く組み合わせ。どう考えても「殺し屋」と「バレーボール」は併記しにくい。そして「サム」という名前も地味にじわじわきます。
小南正太郎、家から出るをはじめました。
目新しくはありませんが、ドキッとする人にはドキッとするタイトル。出不精なので、ドキッとしました私も。少年漫画に分類されていますが、少女漫画のようなきれい目な絵です。
僕と彼女の×××
まあ、思わせぶりなタイトルですねえw誰ですか?最初に×××にエロい言葉を当てはめたのは?(はい、私です)
男女入れ替わりの漫画で設定はベタですが、内容は面白いです!完結してるので一気読みできるのもポイント髙し。
人気あったから、番外編も出てます。こっちもおもしろいです。
おじょじょじょ
タイトルからは一切中身が想像できない漫画です。ノリはコメディですが、キャラがかわいくて凸凹すぎる2人の距離感もなかなか。
人間仮免中
このマンガがすごい2013オトコ編3位の、圧倒的で壮絶な自伝漫画。読後、「生きてるだけで最高だ・・・ほんとに」とつぶやきたくなります。
トモちゃんはすごいブス
物議を醸しだしそうなタイトルですね。
表紙だとか中味の絵的にも、うすっぺらいコメディ(失礼)かと思いきや、意外や意外!ディープで引き込まれていくストーリーです。
少年よ耽美を描け
キター!!
BLが好きな人にはぜひお勧めしたい少女漫画です。それもそのはず、著者のミキマキ先生はBL漫画家でもいらっしゃるので、よーく分かっていらっしゃいますw
レンタでは、他にも気になるタイトルが特集でたくさん紹介されています。
漫画のタイトルについては、「このマンガ、おもしろいのにタイトルで損してるよなあ・・・」って思うこともあります。漫画家と編集者が必死で考えたものでしょうが、大人の読者はけっこう冷静に見ていたり。
そしてやっぱり、どんなにタイトルで「勝った」としても、やっぱり中身がつまらないとただのピエロになってしまいますね。BLだけではなくどんな漫画でも。
今後も漫画を楽しむ大人に向けて、名タイトルかつ名作が数多く出版されるのを期待したいです。漫画ってやっぱり、いいですね。
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