テンカウント37話のネタバレ感想です。コミックスの6巻に収録される内容になりますのでネタバレNGな方はお気をつけください。

黒瀬くんが本領を発揮して植田嬢を撃退後、自分とキスして嫌じゃなかったら好きだと認めてほしい城谷さんにぐいぐい迫ったところで終わった36話。

喫茶店は出て非常階段口にじりじりと追い詰められた城谷さん。ついさっき回し飲みもクリアして逃げ場のないところでどう出るか。

コミックス5巻まできてまだキスもしていない黒瀬くんと城谷さんですが6巻にしてとうとう…!?アハーンな展開に皆さん鼻血覚悟です。

テンカウント36話の復習はこちら。ネタバレ注意です。

テンカウント36話 ネタバレ感想

もう観念しちゃっていいんじゃない?YOU素直になっちゃいなYO!というわけで宝井理人先生の「テンカウント」37話の感想です。

テンカウント6巻 電子書籍


テンカウント(6)

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テンカウント6巻37話 感想 ネタバレあり


巻頭カラーで甘いシーンからです。扉絵は浴衣姿で秘境の温泉宿でしっぽり新婚旅行中(確定)の黒瀬くんと城谷さん。

城谷さんは安心しきった表情で軽く酔っぱらっています。色気たっぷりすぎて黒瀬くんとこの後セッセしたってやつです。確信。

白い浴衣のはだけた胸元が怪しく光っていて、ぜったい黒瀬くんここに手をつっこんでる。確信。

黒瀬くんのほうも風呂上りなのか髪が濡れ髪っぽくて艶っぽいです。若旦那風の黒い浴衣がエロくてカメラ目線が終わったらこの後セッセしたってやつです。確信。

結論:2人ともエロい。

黒瀬くんと城谷さんがキス!


ずずいっと逃げ場をなくして壁ドンして迫る黒瀬くん。城谷さんは赤くなりながらぎゅっと手を握って乙女のよう。

どうなるどうする?と手に汗握っていたら、城谷さんが動きました。覚悟を決めたのか、背伸びして黒瀬くんのほっぺにチューする城谷さん…!

一瞬ですぐに離れて「今はこれくらいなら好きって認めても…」と若干の困り顔でお茶を濁そうとした途端、雄の顔になった黒瀬くんが城谷さんの顎をつかんで唇を重ねます。

やった!やったよー!!

こんなかわいいことされたらもう好きって認めてるのと同じことですからね。黒瀬くんもよくここまで我慢しました。

しかもベロチューだった!


衝動的に噛みつくようにキスする黒瀬くんに、城谷さんは目を開けたまんまびっくり。顎をつかむ黒瀬くんの手をつかみかえしますが震えて力が入りません。

ジタバタすることもできず、舌を出すように言われてその通りにする城谷さん。本当はもう唇にキスする気はあったんじゃないかな。こうなるのを望んでいたような気もします。

べろちゅーのシーンは2ページにわたってるんですけどエロいしキュンキュンするし、この2ページのためにディアプラスを買ってもいいと思いました。割と真剣に。

私はキスするとしても城谷さんが初心者だし、軽くチュッとするくらいかなと思っていたんですがガッツリしましたね。黒瀬くんならやるかもなーって思ってた。

腰が抜けるくらい気持ちよかった


何回も恋人同士のキスをする黒瀬くんと城谷さん。城谷さんはもう抵抗せずに(できずに)腕を黒瀬くんの背中に回してギュッとしがみついています。かわいい。

城谷さんの初めてのキスの感想は「腰が抜けるくらい気持ちよかった」だそうです(笑)そして実際にちょっと腰が抜けてる城谷さん。足がガクガクしちゃってます。

キスなんかよりももっとすごいことを散々やってるはずなのに、この2人が6巻になってようやく無事にキスできたことに感動しました。長かったなあ。しみじみ。

おでこをくっつけて甘い雰囲気のまま、デートの続きをしましょうと提案する黒瀬くん。植田嬢という思わぬ邪魔が入りましたが、本当は城谷さんと2人きりで一緒にいたかったですよね。

今日ははじめて城谷さんのほうからデートに誘ってくれて、食事に行くはずだった記念すべき日なわけですから。

思っていたタイミングとは違ったかもしれませんがキスもできたことだし、もっともっとイチャイチャしたいってことですよね分かります。

目が点になる黒瀬くん


と思っていたら城谷さんの天然発動。予約していたのはなんとホテルのラウンジという、とんでもなく意味深なお店をチョイスしていました。

こういうところ本当に城谷さんマジ城谷さんだわ。黒瀬くんも愕然とした表情で城谷さんを見つめています。食事の後のことを期待していたように見えても仕方ありません。

でもハッと気づいた城谷さんが「誤解しないで」と慌てます。ホテルのラウンジを選んだのは、今度仕事で使うかもしれないところだったから下見として行きたかったとツンツンと言い訳。

いくらツンツンしようともあんなキスしてフラフラのトロトロになってたんじゃ、カップルのイチャイチャにしか見えません。

「誤解するなって言われたの今日2回目です」というチラ見せの黒瀬くんはここのシーンだったんですね。チューできなくてすねた黒瀬くんじゃなかった(笑)

ちなみに「今日2回目」というのは、さっき植田嬢に捨て台詞として「勘違いしないで!」って言われたことだと思われます。

なんかもう2人の濃厚なキスのおかげで植田嬢のことなんて頭からすっ飛んでいました。濃い1日です。

コンビニのおでんデート


行く予定だったお店の予約の時間は、植田嬢のことなどあり残念ながらとっくに過ぎてしまっていました。

お店に時間をずらしてもらうようにお願いしてみますが人気店なので難しく、ホテルのラウンジはまたの機会に。

食事し損ねた黒瀬くんと城谷さんは、黒瀬くんの提案でコンビニのおでんを一緒に食べることになります。いいないいなーこういうのカップルっぽくて素敵。

おでんと一緒にビールを2つ買う城谷さんは、黒瀬くんと食事に行ったりするうちにこれくらいは付き合えるようになったと嬉しそうです。

日常生活の中で他の人と同じようにできることが増えていき、少しずつ変化している城谷さんの表情が明るくてホッとします。

こうやって悩みを抱えている人が呼吸をしやすくなって、生きづらくなくなっていく様子は見ていて安心しますね。リアルはなかなか生きづらい世の中になっているから余計にそう思います。

ちょっと拗ねて寂しそうな黒瀬くん


夕日を見ながらベンチに座っておでんを食べる黒瀬くんが合成写真のよう(笑)あまり黒瀬くんとおでんって結びつかないから意外というか新鮮です。

ただ黒瀬くんは独身一人暮らしですから、コンビニのおでんにはけっこうお世話になっているみたいですね。

私も冬場はしょっちゅう食べます。コンビニのおでんって味が沁みてて美味しいしクセになります。大根とか卵とか大好き。やばいおでん食べたくなってきた。

ベンチではさっき放置してしまった植田嬢のことを話題に出す城谷さんに、黒瀬くんがちょっと拗ねモードです。せっかくデートしてるのにまた他人の話かと寂しげな表情を浮かべる黒瀬くん。

植田嬢は城谷さんには怒ってないですよ、と告げる黒瀬くんですが、なるほど黒瀬くんが植田嬢に過激なことを言ったのは、敢えて自分の方に矛先が向くように挑発したという計算があったのかもしれません。

黒瀬くんの植田嬢撃退っぷりを見ていない城谷さんは、よく分かっていないようですが。

敵と認定した人には容赦ない黒瀬くんについても、城谷さんはこれから知っていくことになるのでしょうか。それとも永遠に知らないままなのかな。

気持ちを口にし始める城谷さん


おでんを食べる黒瀬くんの口元を見て、さっきのキスを思い出す城谷さん。黒瀬くんに大事にしてもらえるのは嬉しいし、さっきのキスも嫌じゃなくて気持ちよかった。

だけど植田嬢との2ショットを思い出して、もしかしたら誰かに黒瀬くんをとられてまたひとりぼっちになるかもしれないと想像するだけで涙目になってしまいます。

大好きなお父さんを植田嬢にとられてしまったときのように、また孤独になることを怖れる城谷さん。

好きな人を独り占めしたい、誰にもとられたくない、自分のことだけを見ていてほしい。城谷さんにどこまで自覚があるかはともかくとして、これぞ独占欲というものです。

思わず涙目になってしまう城谷さんを気遣う黒瀬くん。

そんな黒瀬くんの優しさに城谷さんは、何度も好きだと言ってくれる黒瀬くんを傷つけて今寂しそうな顔をさせているのが自分だということに気づきます。

城谷さんは勇気を出して黒瀬くんの手を取りました。

黒瀬くんと会う前はいつも落ち着かないこと。そのおかげで気が付いたら嫌なことを考えるのを忘れていること。

震える手で気持ちを言葉にして伝えようと頑張る城谷さんに、黒瀬くんはただただ驚いて…というところまでがテンカウント37話でした。

テンカウント37話の感想まとめ


キスしました!37話の感想はこれだけでもういいような気もするくらい胸がいっぱいです。けっこう激しいキスに城谷さんもあわあわですが、ちゃんと受け止めて返しました。

1巻の時点ではキスはおろか他人への柔和な笑顔さえ見せなかった城谷さん。まさに氷の女王のごとく、自分の殻に閉じこもって他人を拒絶し世界と繋がらずにたった一人で生きてきました。

そんなとき黒瀬くんと出会い、少しずついろんなことを克服して関係を深め自分自身の感情にも素直になれるようになっていきます。

三上くんから見ても雰囲気が柔らかくなった城谷さんの変化が好ましく映っているように、きっと社長を含めた周囲の人たちにも城谷さんの人物像が少しずつ変わってきているに違いありません。

人は一瞬では変われない。だけどほんのわずかながらに、少しずつでも1歩ずつでも行きつ戻りつしながらいつしか変わっていくことができる。そこに誰かの支えがあればなおのこと…。

深読み厨の私は、テンカウントは物語全体でそういうことを伝えようとしているんじゃないかなあと思いました。

ところでこうなると城谷さんの10項目はキスじゃないんでしょうか。これで実は10個目はキスでしたっていう流れになるよりは、もうひとつ越えることがあるという流れのほうが面白そうですがはたして。

いつも気持ちをもらってばかりだった城谷さんが黒瀬くんへの想いを伝えたら、キスして気持ちも盛り上がっている黒瀬くんはどう出るでしょう。部屋に連れ込んでくれてもいいのよ?(ゲス顔)

次号ディアプラス1月号は2016年12月14日(水)に発売です。しかし1月号の予告にテンカウントの文字がありません(号泣)というわけで次号はお休みかも。でも今回チューしたしまあいっか。

追記)宝井先生のツイッターで1月号はお休みだとアナウンスがありました。38話は1/14発売の2月号から再開です。

ではまたテンカウント38話の感想でお会いしましょう。

追記)38話の感想を書きました。

テンカウント38話 ネタバレ感想

宝井理人先生のBLコミックス


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