ディアプラス12月号の各漫画の感想です。

テンカウントに花鳥風月に、花恋つらねに不機嫌彼氏のさらい方と大好きで楽しみな連載ばかりで幸せなディアプラスの全体感想です。

おげれつたなか先生のロンリーとオーガンジーも佳境に入ってきました。こ、これはちゃんとハピエンになるのかな…。来月が最終回なんですが切ない終わりの予感がして辛いです。

せいか先生の「親友ってそこまでしなくちゃいけないの?」はじわじわヤバくなっていく展開にニヤニヤしっぱなし。

着せてよし脱がせてよしの和装特集も読みごたえたっぷりでした。先生たちへの和装についてのアンケートは共感しかない神アンケートでした。

ディアプラス 電子書籍


BL雑誌ディアプラスは紙の発売後から1ヶ月後に電子書籍が配信になります。12月号は12/16に配信スタートです。

追記)配信されました。2017年3月12日までの期間限定配信です。

※現在は配信が終了しています。

ディアプラス 2016年12月号[期間限定]

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ディアプラス12月号感想 ネタバレあり


以下、ディアプラス雑誌全体の感想です。思いきりネタバレしているので各漫画のコミックス派の方はお気をつけください。

テンカウント37話 宝井理人


個別に感想を書きました。巻頭カラーにふさわしい内容でした!とうとうむふふなアレですよ。

テンカウント37話 ネタバレ感想

花鳥風月45話 志水ゆき


個別に感想を書きました。今月号は曜明と火弦のずーっとエロのターンです。

花鳥風月45話 ネタバレ感想

志水ゆき作品は「是−ZE−」も超おススメです。

是−ZE−(1)

是−ZE−(1)

是−ZE−(1)



花恋つらね9話 夏目イサク


個別に感想を書きました。連載再開。待ってたー!

花恋つらね9話 ネタバレ感想

ユア・オンリー・アイドル 三池ろむこ


12/1発売の「ためいきデイドリーム」に収録されている「マイ・オンリー・アイドル」の読み切り番外編です。

アイドルになった幼馴染の優斗にキスされて以来、テレビで優斗を見るたびに思い出してしまう秋朋。遊びに来てくれた優斗にも照れてしまいますが、優斗のストレートな気持ちは受け止めようとします。

キスするだけの初々しいカップルっていう感じの2人ですが、実際に普段そばにいた人が突如アイドルになってCMに出たりコンサートをやったりするのを見るってどんな気持ちなんでしょうね。

遠くの人になってしまった感はハンパなさそう。優斗の多忙によるすれ違いとか、いろんな困難もあると思いますが、2人ができる限りずっと一緒にいられるといいなと思います。

アイドル同士のカップルもいいですが、アイドルと一般人のカップルもなかなかいいものですね。

三池ろむこ作品はこちらもおすすめ。

ゆうぐれのまち

ゆうぐれのまち

ゆうぐれのまち



不機嫌彼氏のさらい方3話 左京亜也


個別に感想を書きました。アンジェロと高見沢って昔あれだったの?

不機嫌彼氏のさらい方3話 ネタバレ感想

ロンリーとオーガンジー4話 おげれつたなか


個別に感想を書きました。

ロンリーとオーガンジー4話 ネタバレ感想

おげれつたなか先生の作品はこちらもおすすめ。



エモーション!3話 秋平しろ


「話したいことがある」なんて意味深なことを言う一樹ですが、翔平はまさか一樹の気持ちが自分に向いているなんて考えもしていません。

一樹におんぶされてうとうとする翔平がかわいい。この両片思い状態のもだもだした感じがたまらないんですよね。もう少しこのまま青春を過ごしてくれてもいい気さえしてきた。

翔平としては自分の想いを一樹に知られたくないけどでも伝えたい。矛盾する気持ちに思い切ってけりをつけるべく、告白を決意した翔平。

麻美んが協力してくれそうで3人で遊びに行こうとするも、稲荷んも誘おうと言われて断れない翔平。そりゃあここでイヤって言ったら嫌な奴になっちゃいますからね。

結局稲荷んの別荘(稲荷んは金持ちのお坊ちゃま)を使わせてもらえることになり、フェアじゃないからとバカ正直に一樹に告白することを稲荷んにも伝えた翔平。

別荘でくっつく展開ですよね。だとしたら稲荷んは失恋ということに。稲荷んってすごくいいやつだし別の誰かを早めに用意してあげてください秋平先生。

秋平しろ先生の「いちばん遠い星」もおすすめです。



冬に輝く月を最終回 木下けい子


身体は繋いでも気持ちが受け入れてもらえないままずるずると関係を続けることに納得できない千々石。俺のこと好きですか?と聞くと「君とのセックスは好き」と答えるクールな泉にもめげません。

「絶対に俺を好きにさせちゃるけん」と男らしい千々石。くっ…方言ずるい。朴訥とした男の方言とかずるすぎる。好き。

ところで木下先生の描く男の背中の美しさたるや、さすがです。ラグビーをしていた体育会系の男の身体ってかんじでステキです。

泉は千々石の将来のことを考えて素直になれないんですよね。ゲイであることで諦めた夢があったのも実際のところなのでしょう。

厳しい現実を見てきたからこそ、将来のある大学生のことを巻き添えにしたくない。だから嘘をついて突き放して離れようとした泉。

しかし故障でラグビーをあきらめざるを得なかった千々石の「もうなにもあきらめたくない」という強い気持ちが泉にも伝わりました。

こういう鈍感で不器用だけどまっすぐな年下攻めっていいな。泉と一緒に幸せになるがいいよ。方言が効いたしみじみと素敵なお話でした。

私は木下先生は作家買いする先生なんですが、やっぱり絵柄もお話も大好きです。

木下けい子先生の「幾千の夜」もおすすめです。

幾千の夜 第一夜

幾千の夜 第一夜

幾千の夜 第一夜



親友ってそこまでしなくちゃいけないの?3話 せいか


一星のどんな姿を見ようとももう自分の心に乱れはない!と無心でエロマッサージをする賢人。いいところにあたっちゃって思わずかわいい声が出る一星にザワザワするあたりがもうご乱心です(笑)

折り紙を折って心を落ち着かせようとする賢人の焦りようも笑えるし、誰かに相談しようにも一星以外に親しい友達もいないからぐるぐると考え込んでしまう姿すら滑稽に映ってしまいます。

もともとひとりが好きな賢人には、一星がひとりだけいれば10人分の友達くらいの存在感があったわけで、要するに特別な友達だったわけです。

もうイキたいと涙目になって訴える一星を見て「エロマンガで美少女が言うやつだ」と雷に打たれたような賢人にも笑いがこみあげてきて、あーせいか先生のこのノリ好き。

自分のマッサージでエロかわいくなっていく一星にのことがどんどん気になる賢人。いっぽう一星はマッサージのあまりの気持ちよさに、指以上のものを入れたらもっと気持ちいいんじゃないかと期待しはじめます。

「ちょっと入れてみない?」とか好奇心で言ってみた一星に、このところ悶々としていた賢人が愕然としたところで続く。きゃー!こうやってどんどん深みにはまっていくんですね分かります。

せいか先生は「課長、結婚しましょう!!」もおすすめです。



シークレット×××後篇 日野原巡


三兎さんの秘密を教えてもらえず、引き止めようとしても「関係ない」と言われて傷つく翔平。確かに恋人からの「関係ない」はきついものがありますね。

しかし三兎の秘密は思っていたような恐ろしげなものではありませんでした。湊に完全にだまされた翔平。単純だけど思いやりがあって行動に移せる翔平はいい男です。

湊がくれた女装した三兎の写真がグッジョブ!湊にもどうやらお相手が現われたっぽいし前後篇でとてもきれいにまとまったお話でした。

恋愛なんてゆるしません!4話 須坂紫那


付き合おうと軽々しく言うノンケの直斗に対して、藤堂はどうすればいいのかわからずに考えさせてほしいと友達でいることに。

藤堂の気持ちを知って離れたくないと思った直斗は一生懸命お弁当を作ったりと藤堂に尽くします。外で思わずキスしてきた藤堂に照れながらドキドキする直斗がかわいい。

もう恋人としてお付き合いするのも時間の問題ですよね。友達としてではなく恋人として離れたくないと直斗が自覚しはじめたらとてもスムーズに進みそう。

こういうじれったい時間が一番楽しいっちゃ楽しいんですが。

須坂紫那先生は「俺の愛しのニートくん」もおすすめです。



わざとじゃなくてもごめんなさい6話 栖山トリ子


Hなことについて勉強しなきゃと思ってデリヘルの子とホテルに行ってしまった幸介。入江としては未遂に終わったとはいえおもしろくありません。

キスをして仲直りして、それだけで幸せな気持ちに浸ってご機嫌になる入江が健気だしかわいいです。ところがそんな入江に昔の男からの電話が。

嫌な予感がする入江ですが、これは1人で会わないほうがいいんじゃないかな。仕事の新しい企画とか言ってますが本当かどうか怪しいところです。

昔入江をヤるだけヤッて弄んだ男らしいので雲行きはあやしい。このことがきっかけて幸介との関係が進展するとかだといいのですが。

感想まとめ


和装特集の作家さんへのアンケートのところにある、猫野まりこ先生の6コマイラストが繋がっていて6コマ漫画になってるんですけど、これ超萌えたんだけど私だけでしょうか?

わさび先生の「月華の鬼」のお話ですよね。すごいわ猫野先生…。たった6コマでこんなに妄想をかきたてるお話を仕上げてくるなんて感動です。

「ここはBL編集部」も密かに好きで、ベリプラス編集部が楽しそうすぎてホモホモしくってナイス。猫野先生はデフォルメキャラもかわいくて好きです。

猫野まりこ先生は「ナルキッス」もおすすめ。



和装特集もすごく力が入っていて、作家さんたちへの和装へのアンケートは首をぶんぶん縦にふりながら読みました。

和装のいいところっていろいろありますが、見えそうで見えなかったり布の間からのチラリだったり着たままエロスが異様にエロかったり、香り立つ色気が洋服とはまた違った意味合いを持つんですよね。

作家さんたちもさすが分かってらっしゃる!脱がせやすいというのもポイントだし乱れた感じがエロティックだし、カップルが和装で並んでいるだけで無限の可能性を感じます。

テンカウントはとうとうチューして、花鳥風月はエロスのターン、花恋つらねの連載再開と萌えと夢とエロスと幸せがたっぷり詰まった12月号でした。

次号ディアプラス1月号は2016年12月14日(水)に発売です。1月号は花鳥風月が表紙です。雨隠ギド先生の新連載も始まります。

1月号も楽しみに待ちたいと思います。

追記)1月号の感想を書きました。

ディアプラス1月号 ネタバレ感想

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