毎回言葉を失ってしまいますが9話も胸がいっぱいになるいい最終回でした。ヴィクトルと勇利がどう見ても完全に遠距離恋愛カップルで、もういろんな意味で泣けてきます。
ユリオのポニーテール、フリーでの演技、人間やめました、ヤコフへの言葉、ハグ祭り、カツ丼ピロシキ、マッカチンの無事、切なくて感動の再会、プロポーズ。
ロシア大会が終わり勇利のグランプリファイナル出場もギリギリ決まりました。挙げだしたらキリがないくらいの感動回。なのにどうしてこんなに切ない気持ちになるのでしょう。
勇利のFSの途中からなんだか涙腺が緩くなってきてクライマックスではもうダメでした。終わりをチラつかされると本当つらい。
前回8話の感想はこちら。
ユーリオンアイス8話感想 足の甲にキス【私はあなたの奴隷です】
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ユーリオンアイス9話の感想
全国各地でボルシチが売り切れ続出だとか聞いて、みんな考えることは同じなんだなあと妙に感心してしまいました。
私も無印良品で買っちゃったよ…。
公式グッズにマッカチンのティッシュケースも発売されるし。かわいなーマッカチン。シャネルのリップバームが爆売れした5話直後が懐かしいです。
コーチはヤコフでヴィクトルは日本へ
やはりヴィクトルはマッカチンのそばに行ってあげることになり、勇利はロシアでひとりで戦うことになりました。
公式練習でヤコフとは会話がないことを諸岡アナにつっこまれあわあわしながら誤魔化す勇利。勇利はホントに嘘つくのとか苦手そうですね。
元々勇利はフレンドリーなタイプではないし万事控えめだから、突然決まったコーチとベタベタするとか難しいでしょう。ヤコフの方ももしかすると勇利の出方を見て合わせてくれていたのかもしれません。
ヴィクトルが急にいなくなったことで動揺しがちな勇利を、なるべくいつも通りの平常心でいさせてあげるのがヤコフの仕事ということになります。
人間をやめたエミルとシスコン卒業のミケーレ
8話ではあまり目立たなかったエミルですが、FSでは「人間やめました」という驚きのテーマに合わせて4回転を4本入れてくるプログラムで臨みました。
ミケーレはFSの直前に妹のサーラに決別宣言をされてしまいます。今まで妹のために滑ってきたミケーレ。ここで崩れるかと思いきや、落ち着いて新生ミケーレを見せてくれました。
妹の見ている前で、その手をそっと離すという粋な伊達男ぶりをリンク上で見せたミケーレ。観客席にいたポポさんいわくミケーレは「行き場を見失った愛」を見事表現したのでした。
ミケーレはただの残念イケメンではありませんでしたね。かっこよかった!ごめんミケーレ、君のことを誤解していたよ。
まさかミケーレ&サーラのほうが決別後の独り立ちを早々にキメて、ヴィクトル&勇利のほうがそうそう簡単にはいかないっていう流れを誰が想像したでしょう。
「これがワシの真実の愛。さよなら、サーラ」とミケーレが落ち着いた声で言った時、ヴィクトルと勇利がこれからどうなってしまうのか切ない気持ちでいっぱいになってしまいました。
韓国のスンギルくんは思ったように滑れず、グランプリファイナル出場は逃すことに…。ちなみにフリーの衣装はショートの衣装と違って落ち着いた雰囲気のものでした。
ユリオの全力のFS
カナダ大会でJJに負けたユリオ。フリーはポニーテールで登場します。いつも長い髪で顔が隠れがちですがポニーテールすごく似合いますね。
地元開催の重圧を跳ね除けて滑るユリオ。JJと勇利に勝つために、後半に6つジャンプをもってくるという構成に変えてきました。
強くても美しくなければ意味がない。リリアさんの考えたプログラムで滑るユリオは体力不足から辛いながらも見事にミスなく滑り切りました。
JJに対する敵対心をバネに、後半のスタミナ不足をなんとか気迫で補ったユリオ。JJはユリオをライバルとはまだ見ていないようですが、いつかヴィクトルに並ぶスケーターとして認識するようになるのかもしれません。
ギリギリの出来栄えとなった勇利のFS
ヴィクトルが今まで教えてくれたことが無駄だったとは言われたくない。力んでしまいミスをするも、なんとか自分を落ち着かせてリカバリーしようと懸命に滑る勇利。
ヴィクトルと過ごした日々を想いながら、本当はずっと金メダルがほしいと思っていたことを思い起こします。いつだって負けてもいいなんて思って滑っていた事はなかった。
ボロ負けした去年のグランプリファイナルでも、本当は金メダルがほしかった勇利。ここで負けたらすべてが終わってしまう。勇利は余計なことを考えずに集中しようとしています。
ヴィクトルと金メダルをとってから終わる
不安定な勇利の演技を見てユリオが「がんば!」と声をかけようとしたとき、JJが口笛でそれを制止しました。
演技中に声援を送るのはマナー違反ということで、思わず大きな声を出そうとしたユリオをJJが年上らしくさりげなくとめた…ということかな。
ヴィクトルがそばにいてもいなくてもしんどさは一緒。そうシンプルに考えて立て直した勇利の滑りを、ヤコフも静かに見守っています。
まだ終わりじゃない。ヴィクトルと金メダルをとってから終わる。勇利の中ではそんなストーリーが出来上がっているようです。
ヴィクトルはもうすぐロシアに帰るよ
キスクラでヴィクトルと同じように説教をするヤコフにお礼を言ってハグする勇利。
「ヴィクトルはもうすぐロシアに帰るよ」と心の中でヤコフに告げたのは、ヤコフの元からヴィクトルを奪ったけれど、ちゃんと返すと言う意味なのでしょうか。
裏を返せば、だからグランプリファイナル終了まではそばにいさせてねということ。勇利はグランプリファイナルで勝っても負けてもヴィクトルとのコーチ契約を終わらせるつもりでいました。
ああ、やっぱりグランプリファイナルが終わったら勇利は引退するのかな。
今までもちらほらと引退を匂わせる発言がありましたが、こうやって物語終盤で強く認識させられると、寂しくて切なくて息が詰まるような気持ちになってしまいます。
ヴィクトルへのコーチ料の代わりに勇利の引退を1年先延ばしにして、現役復帰したヴィクトルと勝負!とかの胸熱展開にならないかなあ。
一応「コーチ料は後で」っていう伏線が最初にあったわけですし、オマケで1年勇利が現役を続けるっていうオチ(?)になったらいいな。
競技人生にはいつか終わりが来て、実際にはその後の人生のほうが長く続きます。だからこそ、もう少しだけ私たちにスケーターとしての勇利を見せてほしい…。
JJはキングだった
JJはジャンプを全て成功させると全選手の中で一番難易度の高いプログラムとなるような構成でフリーに臨みました。
去年のグランプリファイナルでは3位に沈んだJJ。その時の金メダルはヴィクトル。そのヴィクトルと勝負するために組んだFSは、ジャンプが演技全体に溶け込んでいるような完成度の高いもの。
これがJJだ!とすべてのジャンプを成功させたJJ。ロシア大会の結果は1位がJJ、2位がユリオ、3位がミケーレ、4位が勇利となり、僅差で勇利のグランプリファイナル進出が決定しました。
コーチに似たの?ハグ魔になる勇利
ミケーレを抑えてギリギリ最下位でグランプリファイナルへの参戦が決まったことで安心したのか、会う人会う人にハグをして驚かせる勇利。
スンギルとか引いちゃってるし、あのJJですら大人しい勇利の突然のハグ祭りに言葉を失っています。ユリオに至ってはこっち来んな!とか言って逃げ回ってます(笑)
喜びを分かち合える人(ヴィクトル)がいなかったから勇利は寂しかったのかもしれませんね。消えてしまったヴィクトルのぬくもりを求めてさまよう勇利。
ですがロシア大会のラストでは嬉しいことにユリオが勇利の誕生日を覚えていてくれて、おじいちゃん特製のカツ丼ピロシキをとびっきりの笑顔と共にプレゼントしてくれるというサプライズもありました。
ユリオってばいい子じゃん!ツンツンしてるだけじゃなくて、ヴィクトルがいないから何だかんだと勇利を気にかけて彼なりに勇利を気遣っていたに違いありません。
プロポーズみたいだね
日本に帰国した空港のロビーで、元気なマッカチンの姿を見つけた勇利。そばにいたヴィクトルと勇利がガラス越しに見つめあいながらそろって走り出します。
もうこの辺で涙腺が緩くなっててダメでした…。たったひとりでアウェイを戦いきりグランプリファイナル出場を決めた勇利。
話したいことがたくさんある、とヴィクトルを想いながら競技人生の終わりを見据えている勇利と、コーチとして何ができるか考えていたヴィクトル。
「引退まで、僕のことお願いします」まっすぐ見つめる勇利の手にキスをするヴィクトル。ちょっと困ったように笑いながら「プロポーズみたいだね」
勇利がずっと引退しなきゃいいのにな…
抱きしめながらつぶやくヴィクトルのこの言い方が優しくて切なくて愛に満ち溢れていて…。駈け寄って抱きあうシーンはしっとりとした恋愛映画のラストシーンのようで息をのんで見入ってしまいました。
10話の予告
公式から次回10話予告文も出ました。
最終決戦の地・バルセロナ。オフタイムに観光に出かけ浮かれるヴィクトルは、勇利の決意に気づいておらず…。ふとした瞬間に1年前のバンケット(パーティー)の悪夢がよみがえり青ざめる勇利は…。
バンケットパーティーってよくフィギュアスケートの選手が試合後にやるお疲れ様パーティみたいなやつのことですよね。
過去のバンケで勇利に何があったんだろう。悪夢ということは恥をかいたってことなのかな。お酒の失敗談?勇利はパーティとかでも隅っこで大人しくしてそうだからそういうことはなさそうだけど。
もしかすると去年のグランプリファイナル終了後のバンケットパーティでヴィクトルとかクリスとかと絡んでたりするのでしょうか。あああこれだけでかなり妄想がはかどります。
ヴィクトルは勇利の引退はまだ先のことだと思っている節があって、勇利はグランプリファイナル終了後引退と考えているから2人の考えが思いきりすれ違っているのも気になるところです。
予告で大型バイク(ハーレー)に乗ってユリオに会いに来た(?)のはオタベック選手かしら。一瞬JJかと期待しちゃった私は腐ってます。
JJが何かとユリオに構うからついJユリに期待してしまうんだな。許せユリオ。
ユーリオンアイス9話の感想まとめ
よーく考えてみたら勇利は何回プロポーズするんだろう。もうすでに結婚してるわけだしキスも済ませたわけだし今さらなんですが、それでも何回も何回もいつまでも見ていたいヴィクトルと勇利のハグ。
ヴィクトルがつぶやいた「勇利がずっと引退いなきゃいいのにな」は、つまり「ずっと一緒にいたい」ということですよね?私、解釈として何も間違ってないですよね。
いつもに増して破壊力抜群のラスト。なのにしんみりと切なくて、もうあと少しでヴィクトルと勇利ともお別れかと思うと今からつらすぎるどうしよう。。。
ユーリロスになることは必至なので、今からシュミレーションして備えないといけないなと思いました。ううう辛い。
マッカチンはしれっと無事でいてくれて本当に本当によかったです。嬉しそうに勇利に飛びつく元気な姿にじんわりきました。もうマッカチンも歳が歳なんだから盗み食いはダメ絶対。
10話はどうやらグランプリファイナル直前のバルセロナでの息抜き回になるっぽいですね。ピチットくんは観光しているし、ヴィクトルと勇利もつかの間のデートを楽しむのでしょうか。
そこで2人がいろんなことを話せるといいな。オタベック選手もようやく出てきてくれそうだし、グランプリファイナルに向けていい助走回となってくれることを期待します。
ではまたユーリオンアイス10話の感想でお会いしましょう。
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ユーリオンアイス初の表紙を飾ったパッシュ12月号。私は電子書籍で買いましたがファンならゲットして損はないかと思われます。
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