アーティスト写真も作り本格的にバンドとしての形が出来上がりつつある中、秋彦に連れられて雨月のコンサートに出かける真冬。
秋彦と落ち合う途中で秋彦の派手な女性関係を目にしてしまいます。悪い顔で笑う秋彦。そしてコンサートははじまって…というところまでが前回15話でした。
ギヴン3巻15話 ネタバレ感想
真冬を気に入っているという雨月が秋彦とはどんな関係にあるのか。ただの同居人ということではなさそうです。
以下シェリプラス1月号キヅナツキ先生の「ギヴン」16話の感想です。
ギヴン3巻 電子書籍
ギヴン3巻の電子配信は4/14からです。各ストアで予約も始まっています。
追記)配信されました。
シェリプラス1月号 電子配信
1月号は12月22日(木)に電子配信されます。シェリプラスは電子化が紙の雑誌から約1ヶ月後なので電子派のかたはもう少し我慢です。
追記)配信されました。2017年6月26日までの期間限定配信です。
ギヴン3巻16話 感想 ネタバレあり
暴力的なまでの才能をもつ雨月
雨月のヴァイオリンメインの演奏が始まった途端、その姿に、その音色に魅入ってしまう真冬。秋彦は雨月のその音色に昔のことを思い出していました。
学生の頃、自分の音楽に夢も自信もあった秋彦。しかしそれはある時教室でヴァイオリンを演奏している雨月の音を聴いて失われました。
音の美しさ、変幻自在の表現力、そして確かな技術。圧倒的な情感と官能。ヴァイオリンを通して雄弁に語る雨月の音を聴いたあの日以来、雨月のことを大嫌いになった秋彦。
そんな雨月の演奏を前に、獲りつかれたようにうわごとのように「曲が作りたい」とつぶやく真冬。感じる力が常人とは逸する真冬は今後まだまだ化ける。
直観的にそう感じている秋彦は真冬の可能性を確信している様子です。才能のある人間の音にインスピレーションを感じている真冬は、良質な音に触れれば触れるほどその才能を発揮するのかもしれません。
月並みですが、まだ若い真冬にはいろんな音楽を聴いて吸収して影響を受けて歌っていってほしいですね。それがバンドのためにもなるし真冬自身のためにもなります。
カウントダウンフェスの選考審査
ギウンはバンドとして1曲しかありませんが、カウントダウンフェスのアマチュア出場枠のコンテスト(CAC)に申し込んでいました。
このフェスはかなり大きな国内フェスで、アーティストの登竜門。プロに混じってアマチュアも出演するチャンスがあります。
その選考に申し込み、二次審査まで通過したギヴン。一次審査は書類でしたが二次審査はネット投票によるものでした。
実はギヴンは無名中の無名バンドなので投票数自体は多くはないもののコメント数がかなりたくさんついていて、それが投票にも反映される仕組み。
選考ページに乗せておいたギヴンのライブ動画を見た人たちがコメントを付け、さらにSNSのおかげで音楽ファン以外の一般層にも拡散したのが二次審査通過の要因でした。
そのおかげでバンドのSNSのフォロワー数はいつの間にかすごい数になっているようで立夏もその数に驚愕しています。
今はSNSがあるから一気にたくさんの人に広めるには便利な世の中ですよね。ギヴンのSNSなら私もフォローしたい。
大物感が漂う真冬
三次審査はライブ審査になるようで、ライブと聞いてぼんやりしていた真冬が急にシャキッとします(笑)
コトの大きさを分かっていなさそうな真冬に立夏はつっこみますが、真冬の頭の中はもうライブのことでいっぱい。
雨月のコンサートに行ってから音楽に飢えているような真冬。その表情に立夏や秋彦たちもピンと緊張感が漂います。
コメントがたくさんついたこともバンドにとってはかなり大きいことですよね。なんだかんだメンバーみんなも嬉しそうだし。
持ち曲がたったの1曲しかないような無名アマチュアバンドなのに、ライブ動画を見ていいと思って応援してくれる人がいるという事実はバンド活動の支えになります。
カウントダウンフェスの選考ライブにやる気を見せる真冬に、立夏は最近ちょっと真冬との距離感をとりあぐねている自分に気づきました。
ちょっとした置いてけぼり感なのでしょうか。才能を秘めた真冬に置いて行かれないように立夏も努力しなければいけないということでしょう。
柊と玄純もCACにエントリー
真冬の幼馴染の柊と玄純も、CACにエントリーして二次審査通過していました。ギターは今はサポートの人が入ってくれているようです。
玄純の高校の軽音部の友達がいろいろと事情を知っていてヘルプに入ってくれて助けてくれている様子。
ちなみに歌っているのは柊。それを聞いた真冬が思いっきり笑うのを我慢しているけど表情筋が律しきれていないのがまた(笑)
しかしギヴンはまだバンドで1曲しか持ち曲がありません。もし三次審査が通ってカウントダウンフェスに出場となったら1曲ではすませられません。
雨月の音を聴いて曲を作りたくなった真冬が新曲を制作するということになるのかな。
代えのきかない相手に失恋?
真冬は雨月のコンサートで演奏を聴き、分かったことがありました。1つ目は音で感情を共鳴させるというやり方があるということ。2つ目は秋彦も真冬と同じであること。
一方、コンサートを終えて帰宅した雨月は、秋彦に演奏の感想を聞こうとします。帰ってきた雨月をいきなり掴んで押し倒し首筋に噛みつく秋彦。
秋彦に向かって「なんで懲りないの」とつぶやく雨付は抵抗もせず「今日はする日なの?」と秋彦を受け入れて…。
かつての自分がそうだったように、秋彦が代えのきかない人を好きになってしかも失恋しているということに勘付いている真冬。
ギヴン16話感想まとめ
15話で見せた秋彦の悪い顔に何かあると思ってはいましたが、失恋しているということは雨月に対してということ…ですよね。
代えのきかない人が雨月で、もう失恋しているというのに雨月を抱こうとしている秋彦。懲りないということは何度かこういう事が繰り返されてきたということです。
「懲りない」というのは何に対してでしょう。身体の関係にあっても心は手に入らないということが分かっているのにということ?
昔、雨月と秋彦にいったい何があったのか。うーんまだ分かりませんが、秋彦と雨月の過去がとんでもなく気になってきました。
真冬と立夏の関係がはじまったら次は秋彦ターンがくるかと思っていましたが、けっこうこじらせている可能性が高いですね。
次回17話は2017年1月30日発売のシェリプラス3月号。秋彦と雨月の関係、そしてフェスの三次審査、柊たちのバンドのことも何気に気になります。
ではまた17話の感想でお会いしましょう。
追記)17話の感想を書きました。
ギヴン17話 ネタバレ感想
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