3話もずっと27年前の過去回想ターンでした。現代のハチとの生活に戻ってくるのはまだ先になりそうです。
自分と同じ匂いのする明虎にまとわりつく卯一。しかし卯一は明虎とどうなりたいか自分自身もよく分かってはいませんでした。
2人でデートしたり明虎のなじみの理髪店でオーナーと飲んだりしながら明虎の出方を見るも、明虎は容易には踏み込ませてくれません。
ジェラシー2話 ネタバレ感想
卯一に癒されているというオーナーの言葉。卯一に昔の自分を見ている明虎は卯一をこちらの世界には引き入れたくないと考えているようですが…。
以下シェリプラス1月号スカーレット・ベリ子先生の「ジェラシー」3話の感想です。
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ジェラシー3話感想 ネタバレあり
卯一はオーナーが苦手?
明虎が去ったあとあのまま酔いつぶれて理髪店に泊めてもらった卯一。起きがけに隣で眠るオーナーをおしゃぶりしようとします。
驚いて目覚めるオーナーに「宿代」とご奉仕を続けようとするも、オーナーにはその処世術が世の中の常識じゃないと諭されてストップ。
オーナーはそっちの趣味は一切ないノンケのようです。なんとなく卯一はこのオーナーを苦手としているような感じですね(笑)
明虎とはまた違う落ち着きや冷静さがありそうなオーナー。明虎のことも昔から知っているようですし、明虎が甘えることができる人生の先輩であり良き友人なのでしょう。
画策する卯一の目論見は
卯一はなんとか明虎のファミリーに入れてもらおうと画策します。大和会の親戚筋にあたる弥生組の半田本部長にとりいろうと目論む卯一。
本部長が認めてくれたら明虎も認めてくれる。そう考える卯一にオーナーは、卯一のような街のチンピラが幹部クラスには近づけないとバッサリ切り捨てます。
街の床屋さんにしてはその筋の話に妙に詳しいことを卯一がつっこみますが、オーナーは華麗にスルー。オーナーにだって過去いろいろとあったのでしょう。誰にでも秘密や抱える過去があります。
直接大和会の幹部に取り入らないのは、繁華街で見かけた弥生組の半田本部長がそっちの人だから。
卯一はひと目で女好きか男好きかが嗅覚で分かるらしく、見事にそっちの匂いのする半田に目を付けたのでした。
頭と身体を使って半田と仲良くなって見せると自信のありそうな卯一。もともと卯一は頭良くて、自分にできることを理解しているため策略もずいぶんと的を得ています。
オーナーはそんな卯一には興味もないらしく、そっけない態度を崩しません。かんしゃくを起こした卯一は強引にオーナーにキスして、それでも気がおさまらずにシャンプー台で用を済ませるという極悪っぷりを発揮。
卯一らしいなあ。でもこのシャンプー台でシャンプーされる人ご愁傷様です…。
見事な誘惑で半田と寝る卯一
卯一は半田を待ち伏せして、計画通りにその色香でこっちの人であることを匂わせました。挑発して誘う卯一に、たまらず手を出す半田。
半田のアホっぽさがいっそ清々しくてかわいいおじさんに見えてくる不思議。よほど卯一のほうが性悪で恐ろしいです。でも目当てのものに対する執着やまっすぐさは純粋ともいえる。
半田の趣味の悪い部屋で身体の関係を深める卯一は、半田を懐柔すべくすり寄っていきます。抱かれるときは明虎を思い浮かべながら。
半田も急に近づいてきた卯一をそれなりに疑っているらしく出身のことを尋ねてきたりと警戒心は完全には解けていない様子。
しかし卯一は実家との折り合いは悪いようで、そのことすら半田の心をつかむために利用しました。卯一、恐ろしい子。
明虎と浅生田の関係
一方、明虎は父親に勝つために土台を作り上げているところでした。まずは卯一が仕組んだあのドラッグパーティをしていた息子の親の会社である「SM不動産」を狙うことを浅生田にもちかけます。
しかしいつになく消極的な浅生田。浅生田としては結果的に卯一の仕掛けによってもたらされた恩恵に預かるのがおもしろくありません。
昔から卯一には勝てなかったという浅生田。明虎も父親には一度も勝てたことがありません。同じ土俵で勝つためにはSM不動産のことを上手く進めなければいけない。
明虎の父親の息のかかった連中に、新しい主に変わったことを周知させる必要があります。そのために動けるのは明虎を支える浅生田だけ。
明虎に任されて思わずちょっと照れる浅生田がかわいいです。明虎もけっこうな人たらしなのかもしれません。
サウナで我慢比べする明虎と卯一(笑)
浅生田の働きによって巧みに明虎を遠ざけられていた卯一は、ようやくシマの外のサウナで明虎をつかまえました。
素っ裸で2人きりのサウナ。卯一は安定の全裸ですが明虎は腰にタオルを巻いています。隣に座るのが恥ずかしくて顔を見れない卯一にニヤニヤ。乙女か。全裸なのはいいのか。
卯一はヤクザには向いていないと断言する明虎ですが、卯一はむきになってしまいます。できないと言われるのが一番嫌な卯一。
なぜかサウナで明虎と我慢勝負になってしまいました。真っ赤な顔でフラフラになる卯一。明虎は卯一に微妙に触れたり抱き寄せたりとちょっとズルいイタズラを仕掛けたりと甘い雰囲気に。
なかなか降参しない卯一に楽しそうな明虎。ふと明虎のタオルをとった卯一が見たのはご立派なモノでした(笑)
勝負は卯一の負けかと思いきや、一緒に倒れる明虎。遊び過ぎた…と思いながら束の間の休息を得た明虎が楽しそうで何よりです。
ジェラシー3話感想まとめ
色仕掛けで半田に取り入る卯一さんさすがです。しっかしあんなに簡単に落とされちゃって弥生組は大丈夫なんでしょうか。
それだけ卯一の色香にやられる男が多いということでしょう。まさに魔性の男です。
明虎さんのブツが大きいことは理髪店のオーナーも知っていましたが(これはきっとお風呂で見たとかですよね)、卯一が卒倒するほどのものだったようで(笑)
なかなか27年前の回想シーンから現代に戻らないなーハチがもっと見たいなーと思っていましたが、過去話も相当引きこまれますね。
この世界に卯一を入れたくない明虎と、どんな手を使っても家族になりたい卯一。この後どうやって関係を築いていくのでしょう。
明虎が過去の自分を卯一に重ね、自分と似たような卯一といると癒されていることが今後の大和会に何か影響を与えるのでしょうか。
浅生田と明虎の良い主従関係や浅生田の卯一へのコンプレックス、明虎と父親との確執などまだまだ目が離せません。
次回4話は2017年1月30日発売のシェリプラス3月号です。
ではまたジェラシー4話の感想でお会いしましょう。
追記)4話の感想を書きました。
ジェラシー4話 ネタバレ感想
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