チュン太とのキス写真という決定的なシーンを撮られてしまった高人。スクープを狙ったカメラマンのハセと取引をしてなんとか対応するも、週刊誌には際どい写真が掲載されてしまいます。
チュン太の才能や将来を考え冷たく別れを告げた高人は、最後に2人で抱きあうも悲しく切ないばかりのHになってしまい…。というところまでが前回11話の内容でした。
11話の復習はこちら。(ネタバレ注意)
抱かれたい男1位に脅されています11話 ネタバレ感想
3巻が発売されたばかりですが4巻は2017/3/31(金)に発売されます。4巻は早かったですね。話数がたまっているというのもあるかな。
4巻はハワイでデートから入って今連載中のパパラッチ編という流れで、3巻の過去編から現代に戻っての内容です。描き下ろしがまた楽しみ!(気が早い)
それでは以下マガジンビーボーイ1月号最新話「抱かれたい男1位に脅されています。」12話の感想です。
抱かれたい男1位に脅されています。4巻 電子配信
抱かれたい男1位に脅されています 新章4話 感想(ネタバレあり)
マガビー1月号の表紙を思わずひっくり返して眺めてしまったのは私だけでしょうか。早く仲良く2ショットが見たいです。
本編の扉絵はチュン太のソロ。「二度と迷わないよう、選択肢を奪ってあげましょう」という煽り文句はチュン太の逆襲がこれから始まるということでしょうか。
別れを選んだ高人の決意も固いですが、チュン太がこのまま黙っているはずもありません。誰かの手を取るチュン太の鋭い目は誰をとらえているのか。
高人のスクープが掲載された週刊冬文
スクープ第一弾は止めようもなく、週刊冬文に掲載され瞬く間に世間に広まってしまいました。SNSを通じて盛り上がる人たち。
ファンを含め世間のみんなは、男と抱きあっている高人の姿とその表情を見て反応も様々です。
もろに抱きあっているからマジっぽいという人、相手が誰かと詮索する人、なんかイメージ変わるなーとがっかりする人etc...
高人の事務所としても、業界への根回しをして報道などは最小限に抑えることができても、世間の人たちの口にチャックすることはできません。
今はネット社会なので、1つどこかで話題になると良くも悪くもすぐに一瞬で世界中に広まってしまいますからね。やむをえません。
ロミオとジュリエットじゃなくてジュリオw
いっぽうチュン太の事務所の社長は、高人のスクープ記事を見て「人の恋路を邪魔するなんて」とイライラしています。
ちなみに社長の名前はロミオ、カメラマンの弟の名前はジュリオ(笑)ジュリオ社長は高人を敵視してはいましたが、高人と関わるようになってからチュン太がいい方向に変化したことを感謝していました。
誰にも無関心だったのに、高人や高人の芝居に興味を持つようになって俳優としても人間としても大きく変わったチュン太。
社長はそんなチュン太の成長を喜ばしく感じていたところだったので、今回のスクープには複雑な心境でピリピリムードです。
ロミオ社長とジュリオは相手がチュン太であることを知ってはいますが、もちろんそれは社内秘密で口外は厳禁。
高人が抱きついている相手がチュン太だということがバレたら、チュン太にとってもダメージは計り知れません。社長が舌打ちするのも無理はないことでしょう。
探りを入れるべく動き出すチュン太
チュン太は事務所で外を眺めて何かを考え込んでいる風です。遠くを見つめるチュン太がかっこいい…フリスクを噛み砕いてイライラするのを抑えているのでしょうか。何をしてもサマになるイケメンってずるい。
スクープ写真を見てイライラするロミオ社長と話すジュリオ。ジュリオはファッションカメラマンとして、スクープ写真の高人の表情を見て「そそるわぁ」とか呑気につぶやきます。
実は妙に腕のいいカメラマンがいるということが業界の中でも噂になっているらしく、以前からカメラマンの間ではハセのことがちょっとした話題になっていました。
ゴシップと撮っているなんてもったいないと言われているハセ。高人と取引したあのカメラマンのことですね。腕がいいのは高人も認めるところでした。
そこへひょっこりと顔を見せるチュン太。野生の勘でピンときたのか、ジュリオにハセのことを調べてほしいと優しい営業スマイルでお願いします。
ハートマークを飛ばしてOKするジュリオさん。チュン太には甘いようでぴったりくっついて離れません(笑)ああっずるーい。チュン太に抱きついていいのは高人だけだよっ
チュン太もさすが自分の魅せ方をよーく分かっているあたり、抱かれたい男1位は伊達じゃないですね。イケメンってずるい。
通常通り笑顔で仕事をする高人
高人は高人でいつも通りにこやかに仕事をこなしていました。しかしどこにでも噂は付いて回るもので、スタッフも聞こえていないと思っているのか、あのスクープ写真について噂をしています。
聞こえていても知らぬ顔でにっこり笑顔を見せる高人。長い間芸能界にいるだけあって、こんなことくらいで仕事に影響を出したりはしません。
高人もそんなにヤワじゃない。私生活でメンタルがボロボロでも仕事はきっちりする。そのあたりの切り替えはさすがプロでした。
初の海デート記念の人形が!
しかしふと休憩中にチュン太との海デートでもらった気持ち悪い、じゃなくてキモかわいいお揃いの人形をカバンの中から見つけてしまった高人。
人形を眺めながら物思いにふけっていると、背後から坂巻プロデューサーが近づいてきます。驚く高人に、空気も読まず週刊誌ネタをふってくる坂巻さん。うわわ…。
スタッフたちも2人の様子にハラハラしていますが、坂巻さんはかまわずぺらぺらとスクープネタをひっぱります。やめてあげてえええ。
「記事のことなんて気にしないで!」とか言ってますが野次馬根性が見え見えだし、それより何より空気を読んでー!!
こういうKYな人ってどこにでもいますからね…しかも本人はちっとも悪気がなく、励ましているつもりだったりするからたちが悪い。
気遣ってくれているスタッフだって大勢いるわけだし、プロデューサーとしては俳優を含めて皆でいいものを作ることに集中させてあげる環境を整えてあげてほしいですが…。
しかも高人が落とした海デート記念の人形を踏みつけて割ってしまいます!(わざとじゃない)
遅れてきたヒーロー卯坂さん
人形を割られてしまい、密かにショックを受ける高人。そこへ卯坂さんがやってきてピンチを救ってくれました!ヒーローは遅れてくるを地でいく卯坂さん。
プロデューサーである坂巻さんよりも、ゼネラルプロデューサーである卯坂さんのほうが立場は上。人形も高人の手に戻り、その場はいったん落ち着きました。
卯坂さんは、高人にチュン太とのことを何となく忠告したりして、ずっと高人のことを気にかけてくれていた人。
高人のスクープの件でドラマのキャスティングをし直すことになったりとなかなか難しい立場の人ですが、高人も昔からお世話になっているということでホッとした表情です。
その卯坂さんに、たまには飲みに行こうと誘われる高人。卯坂さんってモブ顔じゃないしイケメンだしヒーローポジションだし、なにか起こりそうな予感にハラハラ。。。
年上のベテラン女優を口説くチュン太!?
チュン太はチュン太で高人と別れたことでボロボロになることもなく、むしろ演技に凄みが出てきて共演している大物女優の黒川百合江も圧倒されています。
スタッフたちにもチュン太のお芝居に魅せられ、いいドラマが撮れている様子。するとチュン太が何を思ったか、黒川さんの手をとって「もっと深く指導いただきたい」などと口説き文句ともとれるような発言を!
ぽかんとするスタッフ&田口さん(笑)黒川さんも、いい芝居をする相手役のイケメン若手俳優に口説かれ悪い気はしないのではないでしょうか。
これはきっとチュン太なりの作戦なんじゃないかな。この人を味方につけておくと芸能界で何かと便利だとかそういう感じの。
それともこの女優さんとスクープ写真をわざと撮られるように仕向けて、高人のスクープを忘れさせる目的とか。
チュン太と大物女優なら芸能人同士のビッグカップルということで、そちらに記者が集中するし世間の目も高人から遠ざけることができます。
うーん、ただこのベテラン女優の黒川女史がそうそう簡単にチュン太に乗せられるかどうかは微妙なところですが…。いやいやチュン太の魅力をもってすればイケるか!?
自分のことよりもチュン太の才能
卯坂さんの部屋で目覚める高人は、記憶を失くすまで飲んで騒いでいました。どうやら深酒して、酔って騒いで吐いて暴れて奇行の限りを尽くして卯坂さんの部屋を荒らした模様です(笑)
部屋が散らかっているのは卯坂さんのせいじゃなくて、高人の奇行によるもの。それだけ高人には鬱憤が溜まっていたのでしょう。
よく見知った卯坂さんと一緒だということで、高人も安心して飲んで気が緩んだに違いありません。
酔いが覚め改めて、スクープが出てしまいドラマのキャスティングで迷惑をかけたことを謝る高人。まだ高人の穴を埋めるキャストは決まっておらず難航しているようです。
卯坂さんは週刊誌がスクープ第二弾・第三弾を用意しているかもしれないと警戒していますが、それはないと断言する高人。
言い切る高人に卯坂さんが理由を問いただすと、高人はしぶしぶカメラマンと取引をしたことを話しました。
主演や正統派の役は来なくなっても、自分の器用さや演技力があれば小さな役でも使ってもらえる。自分の仕事が犠牲になったとしても、若いチュン太の才能を絶対につぶしたくない。
そんなことを考えていた高人は、カメラマンの要求が「裸になれ」だったとしても脱ぐ覚悟はできています。しかしそんな高人に卯坂さんはぴしゃり。
「甘いわ」
豹変した卯坂さんが高人を押し倒した!
床に押し倒してのしかかる卯坂さんに、訳が分からず茫然とする高人。取り引きしたカメラマンにこういうことを要求されるかもしれない、と見下ろす卯坂さんは真剣な面持ちです。
慌てて抵抗しようとするも押さえつけられて、チュン太とのことも匂わされ動揺する高人。卯坂さんはやっぱり高人とチュン太のことを薄々気づいているのでしょう。
「俺もお前ならいけると言ったら、どないする?」高人に迫る卯坂さん。お国ことばが出るということは本音なのでしょうか。思ってもみなかった展開に高人は心底驚いて戸惑っています。
高人からしたら、昔から知っていてお世話になっている卯坂さんがこういうことをしてくるとは夢にも思っていなかったはず。だからこそ安心して部屋まで来て飲んで眠りこけていたわけです。
お前の覚悟を俺が試してやる、と囁かれベルトに手をかけられる高人は、チュン太とは全然違う卯坂さんに愕然とします。やはり高人はチュン太としかこういうことはできないし、したくない。
だけど高人の覚悟は本気です。それを見せたいがために、試そうとする卯坂にキスしようとする高人!しかしその手が震えていることで、卯坂さんはさっと高人から離れてくれました。
卯坂さんは本当に試しただけ?
卯坂さんが大人の対応をしてくれましたが、高人は「ベッドで試してくれないと」と冷や汗をかきながらも憎まれ口をたたきます。
高人の本気を感じ取った卯坂さん。高人は本気でチュン太の才能を芸能界の宝だと感じていて、自分を犠牲にしても俳優としてのチュン太を守りたいと考えている。
子役から長く芸能界にいる高人の目から見て、チュン太の芝居の才能は得難いものなのでしょう。高人がそこまでいうのならチュン太の才能は本物ということ。
自分の芸歴20年はチュン太の才能よりも安いと断言する高人を見て、卯坂さんはあきれます。中防の頃から見てるお前を抱けるか、とか言ってる卯坂さんですが本当にその気がなかったのかは…。
私は卯坂さんって実は、という気がしないでもないのですが、ここまで高人がチュン太に惚れこんでいるのを見せられたら引き下がるしかなかったんじゃないかなと邪推してしまいました。
東谷くん参戦!ハセちゃんどうする!?
週刊冬文はハセの撮った高人のスクープ写真のおかげでバカ売れしたらしくホクホクの編集部。ハセが実はもっとヤバいネタを持っているんじゃないかと期待している記者もいます。
この業界にまだ染まり切っていないことをチクチク指摘して「夢を見ているところがあるんじゃないか」と余計なことを吹き込んでくる同僚を、軽く流すハセ。
ハセとしては芸能人のスクープ写真を追いかけるだけじゃなくて、カメラマンとして活躍したいと思っている。
カメラマンとしての将来をあきらめていないし、こんなところでくすぶっていたくないという野心をもっているわけですよね。だからこそ高人に取引をもちかけました。
でもそれを「夢を見てる」とか言われちゃうと、腹の内を見透かされたみたいでハセとしては辛いし面白くもないでしょう。
カメラマンとしての腕が確かなのも業界で噂になるくらいです。才能があるだけにそれを生かし切れずスクープカメラマンとしてくすぶっているハセ。
そんなハセのもとになんとチュン太がやってきました!
抱かれたい男1位に脅されています12話 感想まとめ
きゃー!!とうとうチュン太がハセさんに辿り着きました。チュン太からは天敵になるであろうハセですが、まずはチュン太がどう出るかですね。
ちなみにラストの煽り文句が「東谷くん参戦!ハセちゃんどないする!?」って卯坂さんの口調が移ってますよマガビーさん(笑)
かっこいいチュン太の登場シーンでシリアスなラストなのに「どないする!?」の文字に思わず笑ってしまいました。やられたー。
高人との取り引きのことはハセからは言わないと思うから、きっとチュン太は卯坂さんから聞くと思います。その取引をどうやって収めるのかがキーになってきそうですね。
なんなら高人が外されたあのドラマを盛り上げるプロモーションの一環として、高人とチュン太で2人の写真集とかを出すというのはどうでしょう。もちろんハセさんがカメラマンで。
写真集といっても仲のいいイケメン俳優同士の友人としてのオフショットを中心に、ドラマのロケ地でくつろぐ姿とか日常の一コマとかでいいんじゃないかな。
それだとお互いのファンも嬉しいしドラマのファンも嬉しいし、ドラマ自体もこの写真集が売れたら視聴率が取れるでしょうしいいことづくめです。
カメラマンのハセの力も認められたらもっと仕事も増えるでしょうし、みんなハッピーになれそうなんですが。あ、でもその前にキャスティングを高人にしてもらわなきゃ。
ドラマはまだ高人の穴を埋めるキャストが決まっていないみたいだし、これはきっと高人がまたキャスティングされるという伏線だと信じています。
ところで卯坂さんって本当に高人のことを何とも思ってないのかな。押し倒してとっさにお国ことばが出るって怪しいですよね。
東京に出てきてだんだん言葉が標準語になっても、とっさの時やとりつくろえない時って故郷の言葉が出てくるもの。
卯坂さんにもいい相手がいたらいいなーと本編とはまた違うところで妄想してしまいました。
次回5話は2017年1月7日(土)発売のマガジンビーボーイ2月号です。お正月早々にまた高人とチュン太に会えるのが楽しみです。
それではまた13話の感想でお会いしましょう。
追記)13話の感想を書きました。
抱かれたい男1位に脅されています13話 ネタバレ感想
桜日梯子先生のBLコミックス
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