あの植田嬢を華麗に撃退した黒瀬君にキスを迫られ、いきなりベロチューを成し遂げた城谷さん。やったね!もう何も怖くありません。
あの城谷さんが他人とキス。エッチと順番は逆になりましたがこれはひとつの区切りです。そんな城谷さんが黒瀬くんに何かを告げかけて…というところまでが37話でした。
テンカウント6巻37話 ネタバレ感想
黒瀬君とのはじめての恋人同士の甘いキスに、腰が抜けかけ城谷さんはいったい何を言わんとするのか。泣けましたよ(小声)
それでは以下、テンカウント38話の感想です。ネタバレ注意です。
テンカウント6巻 電子書籍
テンカウント6巻38話 感想 ネタバレあり
城谷さんも黒瀬君も泣いた
雑誌は1回お休みだったので鼻息荒く楽しみに待ち構えていました。新年1発目のテンカウントです。さすがにもう妨害は入らないと思うし、城谷さんが自分の気持ちを黒瀬くんに伝えられるようになると黒瀬くんも嬉しいでしょうから、よりいっそう頑張っちゃうのでは?(何を)
とか思って油断していました。
泣きました。
開始2ページでうるうる。そして3ページ目の衝撃で思わず泣いていた自分にびっくりです。38話は扉絵を入れて10ページと短めでしたが一番幸せでしばらく呆然としてしまいました。。。
静かに迫ってくるものがあったので今から38話を読む人は覚悟しておきましょう。
黒瀬くんのことが好きなんです
キスしてみて嫌じゃなかったら俺のことを好きだと認めてくれますか?そう言われてキスをした黒瀬くんと城谷さん。寂しそうな黒瀬くんの手を震える手でつかんだ城谷さんは、一生懸命気持ちを言葉に乗せようとします。
一緒にいると今日は外で食事ができるんじゃないか、また変なことをされるかも。そんなふうに不安だけど同時にすごく楽しかったと城谷さん。
チラ見せの扉絵にあったように、一緒にいることがふつうになっていくといいなと城谷さんも心のどこかで考えていたのでしょう。
本当は黒瀬くんに触って欲しいといつも思っていましたが、だけどそう思うのはいけないことだとずっと自分にブレーキをかけていました。
そんなふうに思うことは気持ち悪いことなんだと、自分で自分を抑えていた城谷さん。だけど、さっきのキスは嫌じゃなかった。
俺はきっと黒瀬くんのことが好きなんです。
泣きながら一生懸命口を開く城谷さんは、不潔恐怖症が治らず10の項目が埋まらなければ、ずっと黒瀬くんがそばにいてくれると思っていました。
城谷さんの涙がうつったんですかね
城谷さんの初めて見せるせいいっぱいの本音、その想いを聞いていた黒瀬くんは呆然と城谷さんを見つめています。
症状がよくならなければ黒瀬くんと離れることはない。本当は大好きでずっと一緒にいたかったし離れたくない。
城谷さんの飾らない本心からのまっすぐな告白に、黒瀬くんの目からはすーっと美しい涙があふれ出しました。びっくりする城谷さん。
自分でも泣いていることに気づいていないような黒瀬くんは「城谷さんの涙がうつったんですかね」と自然と流れ落ちる自分の涙に気がつきます。
黒瀬くんの涙の理由
子供の頃、親に相手にされず家庭内でひとりぼっちの寂しい思いをしてきたことを思い出す黒瀬くん。悪さをしても叱られることもなく、自分に無関心な親に受け入れてもらえなかった幼少期。
想いを寄せていた西垣さんにも逃げられてしまい、受け入れもらえなかった過去。城谷さんの言葉に、はじめて好きになった人に受け入れられるという経験に、心から安堵したゆえの涙だったのではないでしょうか。
人が人に救われるということ
ここまでずっと追いかけてきた2人が心から結ばれたシーンに、私もどうしようもなく泣けてきて自分にびっくりです。
人はこうやって人に救われることがある。人に傷つけられた思い出したくもない過去があっても、それでもまた人に会って受け入れられて救われる。
家族からは向けられなかった愛情を、他人から向けられて求められ、認められて癒されること。その相手が恋人のこともあれば友達のこともあるでしょう。
黒瀬くんの場合はその相手が城谷さんであり、そしてきっと城谷さんにとっても黒瀬くんの他にはありませんでした。
ひょんなことから出会った2人が心から互いを受け入れ求めあう関係に至ったのは、きっとご縁があったということ。恋人であれ友達であれ仲間であれ、誰しもがそんな「誰か」に人生のうちで巡り合えることを願ってやみません。
余裕のない黒瀬くんが最高
泣いている今の自分と、過去の自分に唇をかみしめる黒瀬くん。城谷さんの手をとり「ありがとうございます」と心からの感謝の言葉を告げました。
そのままホテルに向かう黒瀬くん&城谷さん。あれれ?また次回ということだったのでは。いやいやいつヤるの?今でしょー!(古)
ベッドまで待てずにキスをする2人。城谷さんも「また今度って言ったのに」とちょっと困り気味です。
城谷さんの首筋にかみつく黒瀬くんがせっぱつまった表情なのが最高。「俺、普段はこんなんじゃないんですよ?」と余裕のない黒瀬くんが最高(2回目)
正直になった城谷さんも最高
しかし城谷さんも負けてはいません。自分に正直になって、もうヤダヤダと言わない城谷さんが新鮮です。あのまま家に帰っていたら変になってたかもしれないから大丈夫と、これから起こることをもう受け入れている様子の城谷さん。
ホテルのベッドは平気かと聞かれ、黒瀬くんの家のベッドは平気だったと今更ながらに赤面します。
潔癖な人にとって、ホテルのシーツは消毒してあるとはいえ誰が使ったか分からない雑菌だらけのもの。余裕がなくても城谷さんの嫌がることは避けたいという黒瀬くんの優しさですね。
苦肉の策で黒瀬くんが考えたのは、ベッドのシーツの上に自分のコートを敷くということ。黒瀬くんのものだったらもう直接触れても平気ということでしょうか。
黒瀬くんのコートの上にちょこんと膝を抱えて座る城谷さんが爆裂かわいい。マスコットのよう。この城谷さんを延々と愛でたい人生だった。と言っている間にキスをして押し倒され、さあ夜はこれから!というところでテンカウント38話はおしまいでした。
テンカウント38話の感想まとめ
泣かされたし幸せだし今ちょっと頭が混乱しています。黒瀬くんはコートは安物だからとか言ってますが本当かな。まあコートくらい私を含む全国のテンカウントファンのお姉さまたちから何百枚と貢がれるから大丈夫さ。
城谷さんが素直になり好きだと伝えたことで、黒瀬くんが自分の過去を含めて受け入れて癒され、そのことに泣かされた38話。
ふんわり告白してお互いに満足してデートは終わりかなと思ったら、ホテルでエッチなことをするんですねっ。好きだと認め合った後の甘い甘いエロに全腐女子が期待!待ってる!39話を!
ところで3/23発売のテンカウントのCDの5巻では西垣役が新垣樽助さんで、子供の頃のショタ黒瀬役は斎賀みつきさんになりました。
ファーーー!斎賀さん×新垣さんとか豪華すぎて耳が幸せです。人選が最高としか。よよよ予約しなきゃ(動揺)
前野さんボイスの黒瀬くんが少年になったら斎賀さんボイスとか、黒瀬くんは子供の頃から完璧イケボだったんですね。
3月にはテンカウントのイベントもあるし、連載に終わりが見えてきたとはいえもう少し2人の関係を物陰から楽しみたいな。
2017年も美麗な黒瀬くんとエロエロな城谷さんをそっと見守っていきたいと思います。ディアプラス3月号は2/14(火)発売です。甘いエロ回になるであろうテンカウント39話も楽しみにしています。
ではまたテンカウント39話の感想でお会いしましょう。
追記)39話の感想を書きました。
テンカウント39話 ネタバレ感想
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