花恋つらね11話のネタバレ感想です。コミックス2巻の内容になるのでネタバレNGな方はどうぞお気をつけください。

すれ違いから惣五郎に心のシャッターをピシャッと降ろされてしまった源介。なんとか元の関係に戻りたいと原因をさぐるも、学校が夏休みに入ってしまします。

2人の距離は変わらないまま、稽古に来ていた惣五郎の家に泊まることになった源介がどう動くのでしょうか。

11話は源介の過去回でしたが、そんなのが吹っ飛ぶくらい惣五郎が動きましたよ。キャー!10話の復習はこちら。

花恋つらね10話 ネタバレ感想

それでは以下「花恋つらね」11話の感想です。

花恋つらね2巻 電子書籍


花恋つらね(2)

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花恋つらね11話 感想 ネタバレあり


じゃあ好きにさせてもらいます


惣五郎の美人ママに大雨のため泊まっていくように促された源介。ママさんのナイスパスに、源介は嬉しそうですが惣五郎は微妙な反応でした。

好きにしろよ!とツンを発揮して目をそらし相変わらずの塩対応な惣五郎に、源介は内心「じゃあ好きにさせてもらいます」と若干イラッとしてる様子です。

だけど今はイラついている場合ではありません。惣五郎の態度が急変した原因を探る必要があります。

源介の子供の頃のお話


11話は源介の過去回になりました。まあ最後に大きな爆弾がありますがそれはまた後ほど…(笑)

大谷屋の御曹司として、生まれたときから「歌舞伎」が目の前にある環境で育った源介。

舞台で活躍しているかっこいいおじいさんやお父さんをお手本に真似をしていたら、周りのみんながすごいすごいと褒めてくれて、それが嬉しくてどんどんと歌舞伎の世界を好きになっていきます。

だけど仕事として舞台に立つようになったら、楽しいだけではありませんでした。友達が遊んでいる間も毎日毎日お稽古をして、昔は優しかった人たちも厳しくなっていきます。

大谷屋の大名跡を継ぐのは源介


学校では「女の着物を着ている」とひやかされたりからかわれたり、他の子たちとは違ったことをしているということで、いろんな意味で注目されて過ごしてきたのでしょう。

人前に出たら出たで、あれこれとうるさい大人たちの好奇心にも振り回され、唯一の味方だったお兄ちゃんも女形のため源介ひとりに重たいプレッシャーがのしかかっていました。

蔦丸お兄ちゃんは女形の道を進むから、代々立役の家系の大谷屋の大名跡を継ぐのは源介ということになります。

お兄さんも悪気はないのでしょうが、言葉ひとつひとつが妙に重たいのは同じ大谷屋の血縁者だから。

そういう意味では、味方であってもお兄さんが源介にとって本当に心休まる相手というわけではなかったのかもしれません。

嫌になって逃げだしてみても…


こういうのは子供のころから大人と一緒の世界で働く人の定めなんでしょうね。子供らしさよりも大人顔負けのプロとしての態度を求められる芸事の世界。

悪気はなくとも「歌舞伎の将来がかかっている」と小さい子供に変にプレッシャーをかけてきたり「これが大谷屋の御曹司か」と好奇の目を向けてきたりと、きっと無遠慮な大人もたくさんいたことでしょう。

同級生たちが遊んだりスポーツをして楽しんだりしている間も、源介は唄や踊りの訓練に明け暮れていました。

だんだん嫌になりかけ稽古をさぼるようになった源介。しかしおじいちゃんは、そんな源介を無理に稽古に連れ出したりはしませんでした。

外の世界に出て遊んでいても、楽しいはずなのにいつも心のどこかにあった歌舞伎のこと。

物心つく以前からずっと慣れ親しんできたことからは、そうそう簡単には離れられないものです。

源介はこの時点で、何をやってもちらつく歌舞伎のことを本格的に嫌いになる一歩手前だったのではないでしょうか。

歌舞伎が好きだからに決まってるだろう


そんな折、源介のおじいさんが倒れて入退院をくり返すようになってしまいます。具合を悪くしても医師に止められても、何度でも懸命に板に立とうとするおじいさん。

「なんでそこまでするの?」眉をひそめながら大好きなおじいさんに聞く源介。稽古をさぼっても無理強いしなかったおじいさんのことは、源介もとても好感を持っていたようですね。

「好きだからに決まってる」と、病床にあるおじいさんは痩せて顔色が悪いのに、不思議とキラキラとした笑顔で源介に告げました。

自分が作り上げた役とその舞台を見て、観客のみんなが喜んだり悲しんだりといろんな表情を見せる歌舞伎の世界。

嬉しそうに生き生きと語るおじいさんを見て、おじいさんはみんなに認められたすごい役者だからそう思うのかもしれないと、そんなことを考えながらふと見ていた舞台。

そこには源介と同い年の惣五郎の姿がありました。

一つだけ言っておきたいのですが、子供の頃の源介のまあかわいらしいこと!まるっこくって小さくて、夏目イサク先生の描かれるちびっこキャラは本当にかわいいです。

チラ見せにある扉絵のちびキャラ達がその辺をうろうろしていることを想像すると悶絶してしまいます。

三等身のちびキャラやデフォルメキャラをうまく描ける作家さんは無条件で尊敬したくなります。大好きだー!

キラキラしていた同い年の惣五郎


惣五郎のことは玉乃屋の御曹司ということで名前は知っていた源介。きっと惣五郎も毎日稽古ばっかりしていて大変に違いない。

しかし舞台上で惣五郎は、源介のおじいさんと同じようにきらきらと輝いていました。とてもとても、しんどそうだったり辛そうだったりには見えません。

舞台が終わって楽屋に訪れた源介は、遊びに来た友達に囲まれている惣五郎の姿を物陰から目にします。

おじいさんが今まで頑張ってきたから、孫である自分がかっこいい役をやらせてもらえた。だからその期待に応えていかないといかない。

子供ながらに自分のポジションをよく分かっている惣五郎。なのに「いつかおじいさんみたいなすごい役者になりたい!」と前向きな笑顔も絶やしません。

あの、ここで一つだけ言っておきたいのですが、幼少期の惣五郎もすごくかわいいです。うひょー!(落ち着け)

下まつ毛が長いのは昔からなんですね。うらやましい。

幼少期の源介も惣五郎も、大きな瞳がくりっくりでぬいぐるみみたいな愛らしさがあります。ぎゅーってしたくなりました。

もう一度歌舞伎を頑張ろうと決意した源介


置かれた立場を踏まえて自分の役割を果たし、さらに目標も失わない子供のころの惣五郎。

御曹司という立場に甘んじることなく、さらに芸を磨いていこうとしている惣五郎のまぶしい笑顔は、行き詰っていた源介の心に刺さるものがありました。

惣五郎の笑顔は無邪気ではありますが、いっぱしの歌舞伎役者然としていてかっこよかったです。

そんな惣五郎の言葉に感銘を受けて、もう一度歌舞伎をがんばってみようと決意した源介。おじいさんも嬉しそうです。

なるほど、こうやって源介は惣五郎に出会って影響を受けて、もう一度舞台に立ちたいと欲するようになったわけですね。

そして惣五郎の雑誌やら写真やらを集めたり調べたりする熱心なファンとなっていったのでした。

一緒の部屋で寝ることに


おじいさんや惣五郎のようにキラキラした役者になりたい。そう思った源介はその後おじいさんともよく歌舞伎話をするようになり、最高の相方の話も聞くことになります。

惣五郎の家でお風呂に入りながら昔のことを思い出していた源介。同じ学校に転校が決まった時はうれしかったし、最高の相方の相手は惣五郎しかいない。

そう思っていた矢先に、なぜか心を閉ざし急によそよそしくなってしまった惣五郎には困惑するしかない様子です。

今までの惣五郎は分かりやすかったからどうにかできていましたが、今は何を考えているのかさっぱり分からず、ただただ避けられまくっている状態です。

いったいどうやって攻略していけばいいのかと考えを巡らせる源介は、部屋の前で忠さんと言い争いをする惣五郎の姿を見かけました。

源介の布団は客間に敷いてほしかった惣五郎ですが、忠さん的には惣五郎にヒロト君以外の親友ができるチャンスだと気を利かせたようです。ナイス忠さん(笑)

一緒に舞台を踏む役者仲間の源介と仲良くなることは、惣五郎のお世話掛の忠さんとしては大歓迎で喜ばしいことなのでしょう。

バックハグでガッチリホールド


惣五郎の部屋ではもちろん2人きり。しかし惣五郎はさっさと布団にくるまって背を向けてしまいました。

季節は真夏。ふとんにすっぽりくるまる惣五郎に、足の裏をくすぐってなんとか顔を見て話をしようとする源介。

なんていうか、やり方が高校生だなあって感じでほほえましいです。厳しい芸事の世界にいても、2人ともまだ10代の高校生なんですよね。

案の定、くすぐられたことでびっくりして飛び起きる惣五郎に、源介は避ける理由を尋ねます。相方の話は別に良かった。ということは他に理由があるのでは?疑問をぶつける源介に、真っ赤になる惣五郎。

はっきり言ってほしい源介に、惣五郎は言えるはずもなく「話したくない」とまた背中を向けてしまいます。

すると源介が動きます!なんと惣五郎の背後からガッチリとハグ。「ちゃんと話してくれるまで離さない」と離せ離さないでモメる源介&惣五郎。

ちょっと色気が足りない気がしますが、もともとまだ恋人とかじゃないからそれは仕方ありません。

そ、そ、惣五郎が源介にキス!


色気が~とか呑気に思っていたら、惣五郎が思いきった動きを見せて目が点になってしまいました。こうきたか!って感じです。

「放っておいてくれ」という惣五郎に対して源介は、いつものごとく「どれだけお前のことを好きでここまでやってきたと思ってるの」と相変わらずのラブコール(にしか聞こえない)を送ります。

軽く「好き」という言葉を使う源介に切なくなった惣五郎は「好きとか簡単に言うな」と源介を押し倒してキス!

えええっ!?源介のターンだとばかり思っていたし、過去回でちびっこ惣五郎&源介にニヤニヤしていたので、あまりの不意打ちにびっくり。

キスといっても唇に触れるだけのキスですが、押し倒された源介は目を見開いたままポカンとしています。

「俺もお前が好きだよ」と告白する惣五郎。

「だけどそれは相方としてじゃない。だからいやなんだ」思いきったことをしてもなお、辛く苦しそうな表情のまま惣五郎は静かに部屋を去っていきました。

花恋つらね11話の感想まとめ


もおおお油断してましたよ。前半の源介の過去回想でたくさん昔の愛らしい2人を拝めたし、源介が惣五郎に堕ちて行ったきっかけも判明して満足満足と思っていたらラストでバーン!

そりゃあ源介も押し倒されて唖然としたままでしょう。一瞬何が起こったのか分かっていなかったような顔でした。

でもじわじわ赤くなって唇を抑えたところで終わっているので、これでもう誤解は解けるパターンかしら。だって源介も惣五郎をそういう意味でも好きなわけですよね?

惣五郎のこんな本音を聞いちゃったら、男たるものここはびしっと言わなくちゃ。源介のターンはまだまだ続きそうな気配です。

花恋つらね12幕も楽しみです。それではまた次回「花恋つらね」12話の感想でお会いしましょう。

追記)12話の感想を書きました。

花恋つらね12話 ネタバレ感想

夏目イサク先生のBLコミックス



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