マンガ大賞は書店員など漫画好きの有志の人たちが選考員になって選ばれるマンガ賞です。2008年からはじまって今年で10周年を迎えました。
何でも10年続くとすごいものですが、ほぼボランティアで運営されているのはひとえに漫画を愛する人たちの愛のなせる技でしょう。
今回のノミネート作について94人の選考員から挙がった作品数は過去最多の計253タイトル。
そこから同率順位を含む上位13作品がマンガ大賞2017ノミネート作品に選ばれました。
公正を期するため、マンガ家や編集者などの関係者は選考員には入っていないというのは大きなポイントかなと思います。
マンガ大賞2017ノミネート13作品
対象となったのは2016年1月1日から12月31日までに単行本が発売された作品のうち、最大巻数が8巻までのマンガ作品です。
マンガ大賞2017
金の国 水の国 岩本ナオ
東京タラレバ娘 東村アキコ
私の少年 高野ひと深
波よ聞いてくれ 沙村広明
響〜小説家になる方法〜 柳本光晴
アオアシ 小林有吾/上野直彦
からかい上手の高木さん 山本崇一朗
空挺ドラゴンズ 桑原太矩
ゴールデンゴールド 堀尾省太
ハイスコアガール 押切蓮介
ファイアパンチ 藤本タツキ
約束のネバーランド 出水ぽすか/白井カイウ
ダンジョン飯 九井諒子
ノミネート13作品からは漏れましたが1次審査で名前の挙がった作品の中には好きな作品がたくさんありました。
BL漫画はおげれつたなか先生の「エスケープジャーニー」やキヅナツキ先生の「ギヴン」などもありました。
ヤマシタトモコ先生の「さんかく窓の外側は夜」や田亀源五郎先生の「弟の夫」などとても熱い作品も選ばれています。
松田奈緒子先生の「重版出来!」やオノ・ナツメ先生の「ACCA13区監察課」など自分の好きな作品が選ばれていると嬉しくなってしまいますね。
まとめ
今回選ばれた13作品の傾向としては、若干男性寄りかなあという印象です。選考員の男女比が分からないのでなんともいえませんが男性向けが少し多めかなと。
この中から1位がマンガ大賞として選ばれるわけですが、予想としては勢いで言うならドラマ化もされた「東京タラレバ娘」が強そうです。
20代30代の女性には刺さりすぎるくらい刺さってるから大ヒットしていて、私もわくわくしながら楽しく読んでます。あとがきまでおもしろい!
ただこれが男性の目にどう映るのかはよく分からないので予想が難しいですね。
タラレバやダンジョン飯は他の賞やランキングなどでも見かけるので、個人的に推したいのは「金の国 水の国」です。
ふんわりと優しい童話のようなお話に癒されました。変に引き延ばさず1巻できれいにまとまっているのもポイントです。
「私の少年」も大人の女性と少年という組み合わせや、この後どうなるのかという期待感や不安感に目が離せません。
私は自分も投票できる参加型のランキングや漫画賞が好きなんですが、それはそれこれはこれとして世の漫画通の人たちが何を選ぶのかとても気になります。
ノミネート13作品の中から2017マンガ大賞はどの作品になるか。
3/28(火)の発表が楽しみです。
追記)結果が発表されました。
【マンガ大賞2017】ランキング結果
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