酔いどれ恋をせず3話の感想です。雑誌最新話の感想になるのでネタバレNGな人はお気をつけください。

ノンケにはもうこりごりということでエッチ禁止令を出した水澄。いっぽう情報誌などにお店を紹介するのを渋る誓に、水澄はブーイングを寄せます。

酔いどれ恋をせず2話 ネタバレ感想

エッチなしなんて残念すぎる決意を固めた水澄が本当に我慢できるのか。メディアへの露出に消極的な誓にも何か事情がありそうです。

以下「酔いどれ恋をせず」3話のネタバレ感想です。

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追記)発売されました。


酔いどれ恋をせず3話感想 ネタバレあり


のっけからの飯テロ


ほかほかのぷるっぷるの出来立ての親子丼に目をキラキラ輝かせる水澄。まかない料理なのに豪華で美味しくて、嬉しそうに食べる様子に誓も半ばあきれ気味です。

本当に食べるのが好きな水澄は、親子丼のキモは卵でも鶏肉でもなくお出汁だと思うと食通のコメントを残しました。

確かに蕎麦屋さんのカレーや親子丼って家庭では出せないプロの味っていう感じですもんね。あれはやっぱり出汁に秘密があるのでしょう。

やばい。急に食べたくなってきました。インスタントじゃないほかほかの卵がとろっとした親子丼。

もっとたくさんの人に知ってほしい


一度は誓が断ったものの、水澄は根強く情報誌の取材を受けるように誓を説得しています。

座席に限りがある店内なので土日はお断りすることもありますが、平日は余裕があり席が埋まらないのは非常にもったいないこと。

何よりもっと誓の料理をたくさんの人に食べてほしい。そんな強い想いもあって、なんとか誓のお店を多くの人の目にとまるマスコミに出したい水澄。

お店で食べている人がみんなとても嬉しそうな顔をしていること、気に入って何度も通ってくれる人がいることに気づき、誓の料理がそうさせていると力説します。

ずっと利き酒師として飲食関係で働いてきた水澄でも、こんなに頻繁にお客さんにおいしかったと言ってもらえるのは初めての経験のようです。

それだけ誓の料理の腕前がすばらしいということなのでしょう。どこかで修業してきたのだとは思いますが、誓は一体何者なんだろう。実はすごい人だったりするのかもしれません。

誓(の料理)を好きすぎる水澄


あまりに熱心に一生懸命に自分の作った料理を褒める水澄に、誓は「お前は俺の料理を好きすぎだろう」と、つんと横を向いて照れています。

いつも無表情な人が照れる姿は貴重で、しかも照れ方が不器用な人のまんまでかわいい。しかも誓の照れ姿を見て、誓よりも顔を真っ赤にして照れる水澄もかわいいです。

なんてお似合いなんだこの2人。ほんわかしたいい雰囲気に和む準備中の店内。もう恋人でいいじゃん。付き合っちゃえよと中学生みたいにわいわい外野から声を飛ばしたくなります。

みーちゃんとキヨさん


水澄は誓の料理にどんな日本酒が合うかを考えるのが楽しくて仕方ない様子です。仕事が楽しい。そう思えるのは、そこに誓の料理があるから。

生き生きとした表情で語る水澄に、少しは情報誌のことを前向きに考えはじめているのか誓も何か思うところありそうな表情です。

するとそこへやってきたビルのオーナーのキヨさん。もう水澄とはすっかり仲良しで、みーちゃんキヨさんと呼び合う仲です。

まだ誓の店で働くようになって一か月ですが、水澄はかなりキヨさんにも気に入られている様子で微笑ましいですね。

キヨさんの後押しで取材を受けることに


キヨさんは水澄が好きな桜餅を差し入れに持ってきてくれました。ううう桜餅。食べたくなってきた。もう出てくるもの出てくるもの食べたくなる大変な飯テロ漫画です。

水澄はキヨさんにも情報誌のことを持ちかけ、なんとか取材を受けるようにもっていこうと頑張ります。お店を繁盛させたい一心で一生懸命な水澄。

キヨさんは誓のお店だから誓の好きなようにしたらいいと言いますが、お客さんがほとんど来ない日はもったいないとは思っていました。

自分の目が届く範囲でというのも大事だけど、誓ほどの腕があればもっとお店を大きくしてもいいくらいだと言うキヨさん。

少しくらいメディアで宣伝してもいいんじゃないかというキヨさんの後押しもあり、誓は一度だけならと渋々OKを出しました。

キヨさんと誓の関係


水澄は、自分が1週間言っても聞かなかったのに、キヨさんが一言いったら取材をOKした誓に少しだけひっかかりを覚えます。

家で新メニューを考えている誓に、それとなくキヨとの関係を聞いてみました。

もともとは誓の父親の古い友人で、母親が早くに亡くなった後は近所に住むキヨさん夫婦がいつも面倒をみてくれていたようです。

子どもの頃から誓を知っていて、育ての親のようなものだったのでしょう。

ふと気になって誓の父親はどんな仕事をしているのかと問う水澄に、誓は驚くほど冷たく「おまえには関係ない」と突き放しました。

んんん??これはどうやら何かワケありっぽいですね。父親との確執があるとかでしょうか。父子関係はあまり良くないのかもしれません。

そば打ちをやってみる水澄


誓には父親とのことで「踏み込むな」という強い拒絶をされた水澄は、仕事には影響はないものの地味になんとなく気まずさを感じていました。

準備中の店でそばを打つ誓を近くで見ていると「水澄の舌を参考にしたい」と誓はそばの試食を頼んできました。

昨日はあんなふうに突き放した態度をとったのに今日はうって変わって優しい態度をとる誓に、水澄は胸中複雑になるも嬉しくなってしまいます。

もう完全に誓の言動に振り回されています。好きになったらそうなっちゃうのは無理もありません。そんな水澄が誓のそば打ちをキラキラした顔で見つめていると、やってみるか?と誓が声をかけてくれました。

食べるのは水澄だからどれだけ麺を太くしてもいいといじわるに告げる誓に、むしろそうめんにしてやる!と力む水澄。

やったことがある人なら分かると思いますが、そばとかうどんとかって素人が切るとかなりいびつな形の太麺になっちゃうんですよね。

案の定、水澄もきしめんみたいになってしまいました(笑)誓も背後で遠慮がちに笑っています。当たり前ですがプロってやっぱりすごい。

昨日は悪かったな


切り方を教えてくれようと背後から近づいてきた誓は、昨日のことを気にして謝ってくれました。言い方にずいぶんと棘があったことを誓自身も反省しているようです。

だけどそんなことよりも、バックハグのような体勢に緊張し始める水澄。落ち着かなくて意識して、つい誘うような腰つきになってしまいます。

無意識で腰を突きだしていた水澄は、わざとじゃないと大慌て。「しばらくエッチはしない」という宣言は撤回したのかと誓の方は相変わらずの落ち着いた態度です。

誓から仕掛けたエロス


離れてほしい水澄に、誓はいたずら心が沸いたのか後ろから乳首をいじりはじめました。エロスはしばらくおあずけかと思っていたら、まさかのご褒美です!

水澄の片手を自分の片手で抑える姿勢がもうエロい。乳首をいじられてすぐに反応してえっろい声を響かせる水澄もエロい。

つまんだりこすったりひねったりと刺激され水澄は痛がりますが、本当に?と誓はいじわるに責め続けます。

痛いだけじゃなくて気持ちいい。自分も誓も下半身が固くなってきていることも感じとる水澄は、これ以上されたら自分から誓に乗っかってしまいそうで、苦肉の策で誓のを口ですると宣言します。

お口でご奉仕もエッチは禁止


口でするから乳首はもうやめてという意思表示。トイレに場所を変えてお口でご奉仕する水澄がエロすぎます。しかも顔にかけさせて自分が満足するというドMっぷり。

思わず抱き寄せてうしろに指を入れた誓ですが、水澄は気持ちよさそうなはずなのにいざ最後までしようとすると全力で拒否してきました。

結局トイレを追い出され、水澄がなにをそんなにこわがっているのか分からずに考え込む誓。水澄は誓を放り出したあと、自分で自分の後始末をして、危うく流されそうになる自分に嫌悪していました。

誓はフレンチの重鎮の息子だった!?


そんなことがあってしばらく後、キヨさんが再び柏餅をお土産に持ってお店にやってきました。

キヨさんは、仕込中の誓が作ったものを自然と水澄の口に運んで感想を聞くのを見て、夫婦のようないい雰囲気の2人にこにこしています。

あの誓が他人に味見をさせていることに驚くキヨさん。そこまでの信頼関係が築けているということでしょう。

試用期間の1か月を過ぎ、誓からは何も言われていませんでしたが、正式採用してもらえることになっていた水澄も嬉しそうです。

しかし情報誌には水澄には知らなかったことも掲載されていて…。なんだか騒ぎになりそうな嫌な予感がする終わり方でした。

酔いどれ恋をせず3話感想まとめ


まずはエッチ禁止宣言をしたにも関わらずエロくて最高でした。やっぱりこうでなくちゃね。水澄も早く素直になればいいのになー。

いっぽう、気になるのは情報誌に載っていた見出し。「フレンチの重鎮・楯野川の息子が作る絶品蕎麦」「父親譲りの確かな味」とか書いてありますがこれは…。

フレンチの重鎮ということはその世界では腕をならした父親を持っているということですよね。もしかして誓はいいところお坊ちゃまなのでしょうか。

でもあれほど頑なにメディアへの露出を嫌がっていたのは、父親との関係を取り上げられたくなかったからなのかな。

単純に二世であることを売りにしたくないということではなく、水澄が父親のことを聞いてきたときの態度といい、何か確執がありそうな気配です。

お母さんが亡くなったこととも関係があるのかもしれません。元奥さんのこともまだ出てきていないし、またまた続きが気になります。

次回4話は2017年5月30日発売のシェリプラス7月号です。2号に1回の連載なのでもどかしい。切実に毎号読みたい連載です。

ではまた酔いどれ恋をせず4話の感想でお会いしましょう。

追記)4話の感想を書きました。

酔いどれ恋をせず4話 ネタバレ感想

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