週刊誌の件で記者と取引をしてチュン太との別れを選んだ高人。いっぽうチュン太のほうは記者までたどり着きました。
高人と別れた後に大物女優の黒川百合江との交際をほのめかしたチュン太は…。13話前半の感想はこちら。
抱かれたい男1位に脅されています4巻13話前半 ネタバレ感想
それでは「抱かれたい男1位に脅されています。」13話後半部分の感想です。
抱かれたい男1位に脅されています。4巻 電子配信
抱かれたい男1位に脅されています 13話後半 感想(ネタバレあり)
週刊冬文の次なる特ダネは!?
冬文の記者・長谷川に会いに行く高人。連絡がないからあの約束はなかったことになったのか思ったと、わざわざ会いに来たようです。
あの約束とは、チュン太とのキス写真を出さない代わりにもっといい写真を撮らせるという約束のこと。高人はチュン太の将来のために、捨て身で大切な人を守ろうとしていました。
ところが今週の週刊冬文には衝撃的な熱愛記事が掲載されます。なんと、チュン太と大物女優黒川百合江の熱愛発覚!お忍びデート写真。
何も知らずにいた高人は、長谷川に渡された雑誌を見て驚愕してしまいました。
遊び慣れている黒川嬢
週刊誌の常連になっているらしい黒川嬢。
この冬文の記事のタイトルが「百合江ボーイズ14号」ってなってて思わず笑ってしまいました。黒川嬢、どんだけ若い子と遊んできたの(笑)
チュン太がどうやら14人目のボーイフレンドに選ばれたようで、しかもこの写真を撮ったのは長谷川でした。
スクープをものともせずに女優として活躍する豪傑な黒川嬢は、若い子との遊びも恋もすべて芸の肥やしにするタイプなのでしょう。
こういうお姉さん、1周まわってけっこう好きかも。チュン太もこういう大物女優だからこそスクープのお相手に選んだのかもしれません。
スキャンダルも慣れっこで、別れても黒川嬢には失うものがあまりなさそうですしね。すぐに次の百合江ボーイズ15号を見つけることでしょう。
長谷川と高人との取引はなかったことに?
今回の熱愛写真は、チュン太が長谷川に黒川嬢との関係をほのめかしたことからスクープ報道となりましたが、実際には撮らされたようなもの。
チュン太としては、長谷川に自分からネタを売り込んででも高人との写真は出されたくなかった。
「別れた相手との写真を出されちゃ困る」とチュン太は長谷川に言っていましたし、長谷川もそれを信用している様子です。
長谷川は高人に「すぐに女優に鞍替えするような男のために体を張ることにならなくてよかったんじゃないか」とアドバイス(?)して去っていきました。
無表情、無機質、無気力っぽい長谷川の表情も気にはなりますが…。
チュン太がわざわざ「(高人と)別れた」と長谷川に強調したのは、実際には高人を守るためでもあったのでしょう。
高人と別れたのは本当のことですが、黒川嬢との今の付き合いを前面に押し出して旬のネタにすることで、高人とのネタは賞味期限切れだと印象付けたかったに違いありません。
長谷川は本当にあきらめたのか
チュン太と黒川嬢との新しい熱愛報道が流れ、チュン太と高人はもう別れているということでネタとしては古くなり、長谷川と高人との取り引きは事実上なかったことになりました。
しかし長谷川は本当にチュン太や高人のことを全て信じたのでしょうか。2人が別れたのは本当ですが、このあともう追いかけたりはしないのかな。
長年スクープ記者をやっていたら、チュン太と高人がよりを戻したりしたらすぐに嗅ぎつけそう。記者の勘は鋭く侮れません。
というかその前に、長谷川は写真家としての才能が見え隠れしているわけなので、何かこの人にもいいことがあってもいいんじゃないかなあ。
いい腕を持っていながらそれを活かしきれず、死んだ魚のような目をしている長谷川のことはどうにも憎みきれないものがあります。
カメラマン長谷川で番組の宣伝のための写真集を出すとか、どうですかね?卯坂プロデューサー。
思っていたのと違ってフテ寝する高人
自宅に戻っても、週刊誌の熱愛記事にギリギリと悔しそうに歯を食いしばる高人。上着を投げつけて、ひどくご立腹です。
ネタなんか記者に持ち込まなくても守ってやったのに!と怒り心頭の高人は、よりによって相手が週刊誌の常連の黒川百合江ということでピリピリしています。
チュン太が、派手な遊び人の大物女優を相手に選んだこともおもしろくない高人は、この報道を信じている様子です。馬鹿だなあ、高人ってば。チュン太の性格を考えたらすぐ分かりそうなものなのに。
ベッドにダイブしてフテ寝しながら「馬鹿天使!」とチュン太をののしるも、急にさびしくなる高人。
自分から別れを切り出したくせに、高人はまさかチュン太が別の相手と付き合うとは考えもしていませんでした。
チュン太も今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「抱かれたい男ナンバー1」の若手俳優なわけですからね。モテるのは当然のこと。
だけどいざそういう記事を目の当たりにすると、高人としてはカチンとくるのでした。うーん、完全にやきもちです。
チュン太を思い出して切なくなって…
高人はしばらくチュン太は誰とも付き合わないだろうと踏んでいたのでしょう。なのにすぐに女優との熱愛報道が出てしまいました。
心のどこかで、自分に失恋したばかりのチュン太はしばらく恋人は作らないだろうとたかをくくっていたのかもしれません。
そんな自分の驕りに傷つくことすら今の高人にとっては恥ずかしいこと。なのにベッドに寝転んで、ふとシーツに残っているチュン太の香りにドキドキしはじめます。
チュン太が自分に触れる手やささやく声を思い出して、またあの手で触れてほしいと考えてしまい…。
もうチュンが俺に触れることはない
息遣いまでリアルに思い出せるくらいこのベッドで抱かれてきた高人は、チュン太の痕跡を必死に辿り、想っちゃいけないと考えつつも再び抱かれたいと強く望んでしまいます。
チュン太の大きくて硬い手を思い出しながら、自分で自分を慰めはじめる高人。自分の手とはまったく違う熱いチュン太の手。
「俺に付いてきてください」とささやくチュン太の声を思い出し、自分でうしろに指を入れる高人は、いいところを探しながらチュン太とのHを思い出していました。
もっとチュン太を感じたい…。自分でいじってうしろでイッてしまう高人ですが、チュン太の手ではないことをまざまざと感じていっそう虚しくなってしまいます。
もうあいつの手が触れることはない。ベッドに突っ伏して泣き出してしまう高人。大馬鹿だと自分で自分を責めながら、だけど1度突き放してしまった手は簡単には戻らず…。
抱かれたい男1位に脅されています 13話感想まとめ
高人の頑張りもすべてチュン太のもくろみによって帳消しになってしまいました。今をときめく若手人気俳優と、遊び慣れた大物女優の熱愛の方が、確かに人の関心を寄せるインパクトがあります。
高人が男と抱き合っていたというあの写真以上に大きなスクープが出たため、世間の目もチュン太の熱愛のほうにシフトしたことでしょう。
結局、高人がチュン太を守ろうとして「もっとすごい写真」を撮らせようとしたことはお蔵入りになりました。高人としては結果的にチュン太に守られたことはおもしろくないはず。
しかもチュン太にすぐさま次の相手ができたというのも、高人としては胸中複雑に違いありません。
チュン太を想いながら自分でシちゃった高人ですが、これはチュン太とよりを戻した後にお仕置きされるフラグですね。とろっとろに気持ち良くお仕置きされるがいいよ。
あとはどうやってチュン太と高人が会ってまたよりを戻すのか問題です。チュン太と高人の共演話は本当にもうなかったこととして流れてしまうのかな。共演することになれば必然的に2人で会える機会ができますが…。
高人の代役もまだ決まっていないようだし、プロデューサーの卯坂さんが背後でうまく動いてくれていたりするといいな。
カメラマンとしての才能がある長谷川も、このまま週刊誌の記者としてくすぶったまま終わるのでしょうか。
今回は扉絵なしの11ページと短めでしたが、高人のひとりエッチが見られたので良しとしましょう。高人さん、チュン太のおかげで本当にエロくなって…ぐずぐずの高人のエロエロな表情は絶品です。
予告にお名前がないので次回マガジンビーボーイ4月号は抱かれたい男は1回お休みです。4巻が3/31に発売になるので、その作業のための休載なのかもしれません。
14話が読めるのは4/7発売のマガジンビーボーイ5月号から。と思ったら5月号はオール読み切り号なのでお休みです。
次は5/7発売の6月号か6/7発売の7月号から連載再開でしょう。
ではまた14話の感想でお会いしましょう。
追記)14話の感想を書きました。
抱かれたい男1位に脅されています14話 ネタバレ感想
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