酷くしないで7巻2話のネタバレ感想です。雑誌の最新話の感想になるのでネタバレNGの方はお気をつけください。

先月号から6巻の続きが連載として始まりました。やったね☆がしかし冒頭から、ネムとのことが真矢父にバレてしまい家族会議が開かれます。

怒った父親に家を追い出されてしまった真矢。ネムからは同棲の提案もありましたが、ひとまずは縞川宅への居候が決まったところまでが前回のお話でした。

酷くしないで7巻1話 ネタバレ感想

縞川さんと真矢の共同生活に胸がドキドキしますねっ。もしかして魅惑の攻め同士のイチャイチャがあったりする?(笑)

それでは以下「酷くしないで」7巻2話の感想です。ネタバレ注意です。

酷くしないで7巻 電子書籍



酷くしないで7巻2話 感想 ネタバレあり


彰と真矢と縞川で話し合い


居候先である縞川家で、彰も入れた3人で話し合い(?)が行われる中、どうして縞川がOKしたのかよく分からない真矢。

縞川は、彰の頼みは断れなということで渋々ながら真矢の居候をOKしたようです。彰の前では「俺だってやだよ」と子どもみたいな縞川がちょっとかわいい。

うまくいくかどうかは真矢の心がけしだい。不敵な笑みで真矢の頭をわしっと掴む縞川は、彰と2人きりの時間を邪魔されるかもしれないとクールな態度でいます。

なんだかんだ言いながらも真矢は玄関横の荷物置き場を部屋として使わせてもらえることになり、合鍵も受け取りました。本当はこの合鍵は彰に渡すつもりだったもの。それもあって縞川は不機嫌なんですね。

真矢としても悪かったと思っているようで、確かに立場はちょっと弱いです。でも背に腹は代えられません。友達の家を転々とするよりはどこか落ち着ける場所が1つある方が安心感が違います。

困ったときはお互い様。ということで、彰も部屋の片づけを手伝ってくれることになりました。

仲の良い彰と真矢に嫉妬する縞川


彰が真矢に対して優しいのを見て、真矢を背後から蹴り飛ばす縞川。「彰は秀幸を甘やかしすぎだよ」と険しい表情で嫉妬心を隠そうともしない縞川に、彰は若干あきれ気味です。

縞川さんとしては彰が他の男と親しげなのはおもしろくないでしょう。しかも相手はあの真矢だし。

縞川は、すぐ横の部屋に真矢がいるにも関わらず、行ってらっしゃいのキスを彰にせがみます。会話が筒抜けなのでぎょっとする真矢。

他人のラブシーンなんて正直見たくはないでしょうし、いたたまれないのが人間というもの。

しかし縞川としては、真矢に釘をさすという意味でもキスをねだったに違いありません。一種のマーキングみたいな意味合いもあるのかも。

で、案の定控えめにキスした彰の腰を縞川はがっちり掴んでディープキス。赤面しながらフラフラで戻ってきた彰に、真矢は一瞬で何があったのかを悟った様子です(笑)

縞川はご褒美につられていた(笑)


ところが実は、縞川が真矢との居候をOKしたのには、背後に彰とのある取り引き(=約束)があったからでした。

「真矢の面倒をちゃんと見てくれたらご褒美をあげる」と彰に言われていた縞川。縞川が彰にさせたいコトを何でもするという魅惑のご褒美を、まさか縞川が断れるはずもありません(笑)

だからといって彰が無理をしているかといえばそうでもなく、こういう事でもないと彰は素直になれないからちょうどよかったのでした。

彰としては、本当はずっと縞川がしたいことをしてあげたかったんですね。だけどなかなか言い出せなくてモヤッとしていたのでしょう。

そこで今回の真矢の居候を条件に見せかけて、縞川との関係ももっと深めようと考えたのでした。

真矢のことがいいきっかけになったならどちらにとってもすごくハッピーなこと。みんなが幸せになれるなんて素晴らしいことじゃないですか。

私は「酷くしないで」の真矢&ネムカップルも好きですが、縞川&彰カップルもかなり大好きなので今回たくさん出てきてくれて嬉しいです。

時給5000円の高額アルバイト


真矢は何かてっとり早く稼げないかと考えていると、時給5000円のアルバイトを紹介されました。

といっても命に関わるような危ないバイトとかではなく、高級ブランドのオープニングイベントスタッフのアルバイトです。美麗な容姿や出で立ちが重要要素になるため真矢にはうってつけ。

それにしても時給5000円とかすごすぎませんか。1回こんな高時給のバイトをしたら、もう普通の時給のバイトに戻れなくなりそう…。

トレーにアルコールドリンクを持って立っているだけという仕事に、思わずニヤけ顔の真矢。スーツにオールバックの真矢がかっこいいです。恵まれた容姿を最大に生かした仕事といえましょう。

そこへ、いわゆる太客(頻繁に大きな買い物をしてくれるお客さん)の黒川さんが来店しました。

真矢に目をつけた黒川マダム


女社長かお金持ちのマダムでしょうか。黒川さんは奥の特別室にシャンパンを用意され案内されるなど、NYが本店で日本初出店のこのブランド店で上客として扱われています。

ふと真矢に目をとめた黒川さん。イケメン日本人の真矢をひと目で気に入ったのか、真矢も一緒に特別室に来るよう軽く声をかけました。

お店にあった超高級ネックレスを身に着けようとした黒川さんは、真矢にそのネックレスをつけてもらうように頼みます。

「不器用だし手袋していはムリ」と敬語も使わずに物怖じしない真矢ですが、しかしそんなところも黒川さんはお気に召した様子。

付けてあげたネックレスを見てストレートに似合うと告げる真矢に、黒川さんはますます真矢を気に入ったのでしょう。「あなたの顔を見に来るからここで働きなさいよ」と真矢をスカウト(?)しました。

んんん!?今後この黒川さんが真矢にちょっかいを出すとかそういう展開なのでしょうか。

黒川さんは40代くらいの優雅な女社長といった感じの余裕のある大人の女性なので、さすがに真矢に本気になったりはしないでしょうがちょっと気になりますね。

また今度ガマンできなくなったら


塾にネムを迎えに行った真矢。生徒たちに囲まれて人気者ですが、子供みたいにネムを囲って生徒を追い払います。子どもに子どもみたいとか言われる真矢っていったい…(笑)

高時給のバイトのおかげで臨時収入が入ったからラブホに行こうとネムを誘う真矢。無駄遣いだと突き放すネムですがちょっと嬉しそうでラブラブです。

気を抜いているとあっという間にお金を使っちゃうというネムの言いぶんは確かにその通りで、計画的に貯金しておかないと、真矢には学費という大きな負担もあります。

ネムに諭されてシュンとする真矢。久しぶりに二人きりで愛しあいたかったんですよね。

そんな真矢を見て「また今度ガマンできなくなったら行こう」と、ホテル代も半分出すからと照れながら言うネムも真っ赤になっててかわいいです。

ほわほわと幸せそうな2人。エッチはおあずけになっても想いあう姿がハッピーオーラ全開で眩しいです。

縞川さんの地雷を把握した真矢


ネムは縞川さんとの同居を心配していますが、真矢は縞川の地雷をだいたい把握したと豪語。

縞川がイライラしないようにするには彰とはあまり仲良くしないこと。これを押さえておけば大丈夫だと真矢は自信ありげな様子です。

そんな真矢にネムは「縞川さんと真矢は似ている」とクスクス。確かに真矢は、ネムと沖野くんがイチャイチャしてるとすぐ怒っていますからね。

沖野くんとのいちゃいちゃをわざとやってるのかと焦る真矢ですが、もちろんそんなことはなく、あれは沖野くんのスキンシップが多いだけ。

道端でじゃれて髪にキスをしてくる真矢に、ネムは外だからとびっくりしますが、真矢はスキンシップだと華麗にスルーしました。

エッチなことはできなくても、お互いにくっついて並んで歩く真矢とネムが幸せそうで何よりです。

縞川さんマジ神!


自分の収入と支出を書き出して今後の計画を立てる真矢。どうがんばっても来月中に縞川宅を出ていくのは難しそうです。

なんといっても大学の学費の60万円がずっしりとのしかかっていて身動きが取れません。

ぱぱっと稼げるバイトがないかと考える真矢は一瞬ホストを思い浮かべますが、さすがにそれはと頭の中で否定しています。

学生に60万円はきついですよね。食費などの生活費も稼がないといけないから、いくらいいバイトがあってもかなりつらい状態です。

案の定、真矢はカフェのバイト先でもあくびばかり。深夜の日雇いバイトを始めたらしく、睡眠時間を削って働いている真矢。身体を壊さないといいのですが。

疲れて帰った真矢ですが、部屋に大きな荷物が届いていて開けてみたらふかふかの布団。寝袋で小さくくるまって寝ている真矢を見て、縞川が買ってくれたようです。

こいつになら抱かれてもいい…などとあるまじきことを思う真矢ですが、その気持ち分かる!疲れている時にはふっかふかのお布団があるだけで幸せです。

縞川さんも文句を言いながらでも布団を用意してくれたりと、攻め同士の同居生活は無事にスタートして良い滑り出しを見せました。

感想まとめ


真矢の深夜の日雇いバイトっていうのはいわゆる家具の組み立てのようなんですが、ガンダムみたいなものを作っていると想像して盛大に勘違いしている上野さんが地味におもしろかったです。

できたら教えて!見に行くから!とか言ってるし。違うよー(笑)

真矢には重すぎる学費60万円が大きくのしかかり、先行き不透明でまだメドも立っていません。普通はこの状態になったら心が折れてもおかしくない状態です。

だけど真矢はすごく前向きで悲壮感も漂わせず、なんとか頑張って自活しようと一生懸命なので応援したくなります。

親に金銭的な援助を打ち切られてもネムのことは絶対にあきらめない。ネムと別れるなんて微塵も考えていない真矢がまっすぐで眩しいです。

学費のほうは奨学金を借りるというのは難しいのかな。事前の申し込みとか期限とかいろいろあったし今から急にはダメか。。。

自活しようとバイトを詰めすぎて倒れることがないように祈るばかりです。

ただのモブでは絶対になさそうな黒川さんは今後どう出てくるのでしょうか。真矢はあのルックスで目をひくし、年上のお姉さまにもモテそうだし雲行きが怪しいかんじですね。

オーバルサファイアに232個のダイヤモンドを散りばめたネックレスを付けて似合っちゃうとか、とんだセレブ女性の黒川さん。

モデルのような出で立ちなので、元芸能関係者とかかもしれません。嫌な絡み方じゃないといいな。まだ始まったばかりの新展開ですが、続きがまた楽しみです。

次回は5/6発売のマガジンビーボーイ6月号です。4/7発売の5月号はオール読み切り号なので2か月後ですね。

それではまた次回の感想でお会いしましょう。

追記)7巻3話の感想を書きました。

酷くしないで7巻3話 ネタバレ感想

酷くしないで関連本


酷くしないでのスピンオフで縞川と彰のお話です。



真矢とネムの単行本未収録の甘々な番外編。電子限定コミックスです。



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