雨隠ギド先生の「あやしの湯ももいろ美人」のネタバレ感想です。

ディアプラスで雨隠ギド先生の新連載が始まりました。今回はあやしの湯という銭湯を舞台にした妖怪×人間のお話です。

「甘々と稲妻」で一般誌に移られてアニメも大ヒット、もしかするともうBLは卒業されるかもしれないなとあきらめモードだったのですごく嬉しいです。

BL作家さんが一般漫画を描かれたらそちらにシフトチェンジされる方も多い中、またBLを描いてくださってありがたいです。雨隠ギド先生のBL作品、大好きなんですよね。

あやしの湯ももいろ美人は、ふいに現れる萌え要素がいちいちツボすぎていつもひとりでゴロンゴロンしています。ゆる~い雰囲気も心地よくて、乙丸と七尾の距離感や関係性の変化から目が離せません。

それでは以下「あやしの湯ももいろ美人」の感想です。まだコミックス化されていないのでネタバレNGの方はどうぞお気を付けください。

あやしの湯ももいろ美人 電子書籍



あやしの湯ももいろ美人 感想 ネタバレあり


1話の感想


市役所の都市計画課に配属になった七尾(人間)は、駅の北側の再開発の仕事に携わることになり大地主に会うために北側へ出向きます。

駅の南側と比べて何もない北側ですが、市としては北側にもジャスコくらいは置いておきたい。そのためには北側を取り仕切っている大地主とまず仲良くなる必要がありました。

鉄の心の持ち主と言われているため、周りの人間にはやっかい事も平気だと思われている七尾ですが、本当は平気なわけではありません。

褒め言葉だと思って言ったことで相手を傷つけてしまったり、嘘がつけない性格でお世辞も言えず、不器用で世渡りべた。人間の集団の中では少し浮いてしまうこともあったでしょう。

北側の地主は「あやしの湯」という銭湯を経営しているため、挨拶をしに会いに行く七尾はその途中で乙丸(妖怪?)に出会います。

ポイ捨てされていたタバコの吸い殻を拾った七尾に声をかけた乙丸の案内で、七尾はそのままあやしの湯でお風呂に入ることになりました。

そこで「特別風呂」に入った七尾は、なぜか急激に身体が重く熱くなっていき、いつの間にか湯船で力が抜けぐったり倒れてしまいます。

実はこのお湯はド淫乱になるあやしの湯。うるんだ瞳で助けを求められ思わず七尾に見入ってしまう乙丸ですが、慌てて水をかけて助けだしました。

内心「あぶなかった…」とか思っている乙丸には、何をしようとしたのか全力で問いただしたいところです。

市役所の中には昔からあやしの湯に通う人たちの正体を知る人がいて、今まではそれであやしの湯と役所はうまくまわっていました。

あやしの湯の従業員やお客には、妖怪もいれば半妖もいれば人間もいます。現代社会を生きる妖怪と人間がどちらも癒される場を提供したいということで作られた憩いの場「あやしの湯」

あやしの湯とは「怪しい」という意味ではなく「妖(あやかし)」からつけられた名前なんですね。

そんなあやしの湯サイドとしては北側の再開発に絶対反対というわけではなく、七尾が信頼に足る人間なら役所の仕事の協力を考えても良いという考えでした。

にわかに妖怪の存在を信じられない七尾ですが、先ほど自分の状態がおかしくなったのは、河女(かわおなご)というエロ妖怪の残り湯に入ったから一時的にド淫乱になったのだと乙丸から聞かされ、涙ぐんでしまいます。

飛び出していった七尾を追っていく乙丸。自分が泣かせたのかもしれないと、乙丸は少し責任を感じていたのかもしれません。

しかし七尾がさっき涙ぐんだのは、昔から散々感情がないと周りに言われて腑に落ちなかったけれど、実際にド淫乱を経験してみてすごい衝動を受け、やはり自分が面白みに欠ける人間なのだと実感したからでした。

俺はお前のことつまんねえとは思わないけど。

乙丸のかけた言葉にふりかえる七尾。2人の初めての出会いはインパクトの残るものでした。(後にこれが初めてではないことが判明)

乙丸と七尾が無意識ながらもお互いを気にかけていて、もうこの2人は出会うべくして出会ったようにしか見えないのが不思議です。不器用な七尾は人間のみの社会では居心地の悪さを感じることも少なくなかったのでしょう。

日が落ちると慣れない者には危ないからと後を追いかけてきてくれた乙丸の優しさや、かけてくれた言葉に救われたに違いありません。乙丸は思ったことをそのまま口にしただけでしょうが、それが傷ついていた七尾を癒すことになりました。

く~~~!もう初回から七尾が乙丸に惹かれる理由付けが完璧すぎてぐうの音も出ません。ゆるさの中にも香り立つBLらしい雰囲気がたまらない。

次回からは乙丸のほうが七尾に惹かれる描写があるのでしょう。無口だけど親切な乙丸が何者なのかも興味津々です。あやしの湯に棲みついているマスコット的な化狸のぽぽんたもかわいかったな。場を和ませてくれる癒しの存在って大きいですね。



2話の感想


子どもの頃に会ってたかもしれないパターンきたー!私が大好きなやつです(笑)

冒頭、森の深くで泣いている少年(幼少期の七尾?)に覆いかぶさって口をふさいでいるもうひとりの黒髪の少年(幼少期の乙丸?)

「声も音も出すな、じっとして死んだフリをしてろ」口調は乱暴ですが、2人の近くを何やらおどろおどろしい化け物が横切っているので、黒髪の少年は泣いている少年を守っているようです。

ここでハッと目覚める七尾。嫌な夢を見たと寝覚めが悪そうですが、仕事前に朝風呂に入ろうとあやしの湯に向かいます。あやしの湯の運営を任されている従業員の鬼村にもおおむね七尾は好評のようですが、乙丸との気になる会話もありました。

七尾くん、いい匂いするでしょ。

鬼村の言葉にちらりと鋭い視線を向ける乙丸。妖怪から見てのいい匂いってどういうことなのでしょう。

いっぽう朝風呂に入る七尾は、お風呂に入っていた人&妖怪の小競り合いを目の当たりにしてしまいます。慌てて乙丸を呼びに行くと、乙丸は軽々と大人2人(妖怪だから2匹?)を担ぎ上げて風呂から追い出しました。

乙丸はどう見ても人ではない怪力の持ち主です。けっこう強い妖怪ということになるのでしょうか。



お風呂から上がり慌てて仕事へ行った七尾ですが、あやしの湯に下着の忘れ物をしていきます。あれっじゃあ今七尾は何を履いているの?と思ったら、化狸のぽぽんたがパンツに化けていたというエロマンガのようなオチでしたw

ところで七尾の職場のお猿さんみたいな上司が、仕事中にペロペロキャンディーを食べているのはつっこんでいいんだろうか。…そっとしておいた方がよさそうですね。

ぽぽんたがパンツに化けていたことを知った乙丸は爆笑し、七尾もつられて笑顔になります。乙丸が笑っている姿を鬼村たちが意外そうに見守っていたり、ほんわかといい雰囲気になる2人。

そのまま一緒にお風呂に入ることになり、ふと乙丸が何の妖怪なのかを尋ねる七尾。「分からない」と答える乙丸ですが、本当に分からないのかはぐらかしたのかは微妙なところです。

しかし今はそんなことよりも、お風呂でくすぐったりしてイチャイチャする成人男子2人がすばらしすぎて、銭湯を舞台にして大正解だなとガッツポーズ。

あやしの湯と名乗ってはいるものの今はもう化け物なんてほとんどいなくなり、人と血が混ざっているちょっと変わった者と少し利口な動物がやってくるだけ。

「俺も人より少し力が強いだけ」そう言う乙丸は、このあたりはこのまま変わってほしくないと七尾に告げました。乙丸はどうやらこのあやしの湯に恩があるようですね。

「乙丸くん」と呼ぶ七尾に反応する乙丸。

あんたに呼ばれるとしっくりくる。

なぜか名前を呼ばれることに違和感を感じない乙丸に、七尾は持ち前のほんわかした笑顔で何度か「乙丸くん」と呼んでみたりします。

くっ…甘い。この雰囲気、甘くて溶けそう。ニヤニヤが止まりません。乙丸の「あんた」呼びもぐっときます。

黙っているといつも怒っているのかと思われる乙丸ですが、七尾は初めて会った時から乙丸の優しさを知っていました。

乙丸くんは最初からずっと優しいですよね。

湯船で静かに見つめあう乙丸&七尾…。しかしせっかくのいい雰囲気でしたが、人が大勢入ってきたためお湯から出ることになってしまいます。

脱衣所で急に乙丸に裸を見られるのが恥ずかしくなる七尾。さっきまで全然平気だったのになぜ!?これはもう乙丸をそういう対象として意識しだしたということですよね。

いっぽう乙丸の方はドライヤーで髪を乾かす七尾の白いうなじをじっと見つめ、次の瞬間なんと嚙みつきかけました!

んんん!?すけべな私は一瞬エロティックなことを考えてしまいましたがこれはいったいどういうこと??乙丸は嚙みつき系の妖怪なのでしょうか。にしてもうなじにムラッとくるとかエロい。最高。

あやしの湯の跡継ぎであるまもるが声をかけたため実際に嚙みつくことはありませんでしたが、この乙丸の行動は超気になります。七尾は乙丸に嚙みつかれそうになったことには気づいていません。乙丸のほうも「何だ今の」と自分のやろうとしたことに驚いていました。

乙丸は無意識に嚙みつこうとしたようですね。つまりは本能で動いたということ。個人的にはこの乙丸の嚙みつき未遂シーンが今回のハイライトでした。

まだまだ謎の多い乙丸ですが、ときどき見せる強く鋭い視線がイケメンすぎてクラクラします。七尾の乙丸に対する特別な感情が芽生えた瞬間も見ていてくすぐったいような気持ちになりました。

3話の感想


早起きして早朝ランニングを済ませ、あやしの湯で朝風呂を浴びてから出勤するというのが習慣になっている七尾。日曜までついクセで朝からあやしの湯にやってきました。

仕事とは無関係にただのお客さんになっている七尾は、乙丸とも自然に挨拶をして立ち話をするようなラブな、じゃなくてラフな関係になりつつあります。

いつの間にか仲良くなっている乙丸と七尾を、従業員たちも温かく見守っていました。お店でもそうですが、通って常連になると他の常連客や従業員とある程度親しくなるのは珍しいことではありませんよね。



そこへやってきたのは川女の妖怪・リカさん。1話で七尾がド淫乱になったのはリカさんの残り湯に入ってしまったからでした。

リカさんはお詫びとしてネットで販売している媚薬入りの入浴剤を七尾にプレゼントします。おおっこれは今後何かエッチなことをするときの手助けになりそうな予感がビシバシしますね。

お風呂からあがった七尾はキョロキョロと乙丸の姿を探します。これも無意識でしょう。従業員の理央に「乙丸なら出かけたよ」とずばりと言われてドキッとしているのがかわいいです。

乙丸は近所で車が畑につっこんだため引き上げに呼ばれていました。手伝おうとかけつけた七尾ですが、乙丸が片手で車を持ち上げるのを目撃してびっくり。

結局地元の人に2人とも拉致られるように連れ去られ、昼間から飲み会が開催されることになりました。飲んでもあまり酔わない七尾をおもしろがって飲ませる地元のおじさまたち。

見かねた乙丸があまり飲ませないように注意すると「ヤキモチか?」とからかわれてしまいます。おじさまけっこう鋭い。

「この兄ちゃんうまそうだもんな」酔ったおじさまが、なにやらぶっそうな(?)ことを言っているようないないような。。。時々出てくる「うまそう」っていうのはどういう意味なんだろう。

地元の人たちが七尾にさらに飲ませようとすると、さっとコップを奪って代わりに飲んでくれたのは乙丸でした。額に汗をかいている七尾を見て、顔に出にくいだけかもしれないからもう飲まない方がいいと七尾をかばってのこと。

しかしお酒に強そうに見える乙丸ですが実はあまり強くなく、飲んだ後にその場で眠ってしまいます。しばらくしてふっと目覚めた乙丸。

あんた、なんでそんなうまそうなの。

七尾は自分に対して鋭い目を向け「うまそう」と表現する乙丸が、寝ぼけているのかそうではないのか分からずちょっと驚いて沈黙してしまいました。

「物の怪からみて僕はおいしそうなんですか?」迎えに来てくれた理央にまっすぐに疑問をぶつける七尾。それについては、あやしの湯に戻ってから鬼村が説明してくれることになりました。

物の怪には3つのタイプがあり、本当に人間を食べるタイプ(人間は死ぬ)、人間の魂を食べるタイプ(人間は死ぬ)、そして人間の精気や記憶を食べるタイプ(人間は死なない)に大きく分けられます。

3つめの精気とはエッチな意味のものから人としての活力という意味もあり、狙われるのは隙がある人間や女性や子供、健康な若い男など。七尾は魂の穢れなさという意味もある処女枠に入るらしく、だから物の怪には「おいしそう」に見えるのでした。

七尾は自分のことを嫌なやつだと思っていましたが、物の怪から見ると、余計な気を遣わず嘘もつけない子供のような美しく穢れなき魅力的な魂の持ち主という位置づけになります。

だからといって七尾が物の怪に食べられるかというとそうではなく、このあやしの湯に来る物の怪はもう長年も人を食べていない、ほぼ人間となっている妖怪がほとんど。

だから当面は安心してもいい…ということなのでしょう。あやしの湯の従業員の言う「ほぼ人間」というのは、人を食べないという意味でもあったようです。

嫌われるどころかここでは好かれたりするということに、じんわりと涙ぐむ七尾。人間同士の間ではうまくいかなかった自分の性格も、ここでは受け入れてもらえるということが嬉しかったのでしょう。

起きてきた乙丸に涙を見られても、七尾は特にとりつくろったりはしませんでした。「ぼくは乙丸くんと仲良くなりたいって思ったよ」かっこいい乙丸に素直に感情をぶつける七尾。

そんな七尾に「仲が悪いわけじゃないからもう仲がいいってことじゃないか」と、ちょっと口をとがらせている乙丸がかわいいです。これはきっと照れているんですね。

いい雰囲気になり、今さらながらに乙丸というのは苗字なのか下の名前なのかを尋ねる七尾。しかし乙丸は急に暗く閉ざしたような鋭いまなざしで七尾を見据えました。

「ここに来るまでの記憶がないから分からない」冷たく告げて去ろうとする乙丸に、七尾は思わず口を開きます。

今日は帰りたくないです。

嘘のつけないところが魅力だと言われた七尾は自分の気持ちのままに動こうとしたのでしょう。急に暗く沈んだ目を向けた乙丸を放っておけないと思ったのかもしれません。

ぽぽんたが怖がるくらいの迫力のある乙丸の冷たい目線にたじろくことなく、七尾は乙丸のそばにいたいと意思表示しました。これに乙丸はどう答えるのでしょうか。

ラストに不穏な人影もありました。乙丸を探していたような人たちですが決していい人たちには見えません。やはり乙丸はその怪力を昔誰かに利用されていたとかそんな感じなのかな。記憶がないというのはどうしてかしら。

あやしの湯に恩があるということは、逃げだしてきたところを鬼村達に助けられたのかもしれません。お泊りになるのかどうか、七尾を見て乙丸がまた嚙みつきたくなるような妙な気持ちになるのか、4話もすごく楽しみです。

お泊りになって七尾の無防備な姿を見たら、乙丸がまた2話みたいに嚙みつきそうになったり暴走したりするのかも。どきどき。乙丸がこの先嚙みつきそうになる衝動と戦うことになるのなら、そばから離れる以外のやり方で七尾が支えてあげてほしいなと思います。

七尾はあやしの湯に来て半妖の従業員たちや乙丸と出会い、自分の新たな居場所を見出しました。せっかく見つけた心のオアシスで2人がずっと一緒にいられるようお互いに支えあっていく関係が築けるといいな。

4話の感想


「今日は帰りたくないです」言ってしまった七尾も、言われた乙丸もお互いにぽかんと見つめあいます。



しばらくの間があってから乙丸が「じゃあ俺は仕事に戻るからメシでも食ってけば?」と意味を取り違えて解釈。七尾の前から去っていきました。でも乙丸はちょっと照れてますよね~。穢れなき魂を持った七尾にまっすぐな目で見つめられて、かつ殺し文句にちょっと意識したのかも。

七尾のほうもいまひとつ自分の言った言葉の意味をよく理解していないようで、じれったい2人。あーもうニヤニヤがとまりません。

七尾は食事をしながら従業員に乙丸のことを聞いてしまいます。乙丸は3ヶ月前に鬼村が拾ってきて、ひどいケガで自分の名前以外は憶えていなくてここで住み込みで働くようになったのでした。

乙丸本人に聞こうと思っていたことを他人に聞いてしまい罪悪感を覚える七尾。他人に探りを入れたみたいで嫌なのでしょうね。そういうところも好感がもてます。

しばらくして、平和なあやしの湯にガラの悪い男たちが。不穏な雰囲気が漂う中、刺青オッケーでも乱暴者はお断りとクールな鬼村。あきらかにヤ○ザ相手ですがまったく怯みません。

鬼村はほぼ人間といっていましたが妖怪の血も流れているのでしょうか。怖い人たちにもまったく怖気づくことなく場を収めようとしました。彼らはどうやら乙丸を探しに来たようですが鬼村は「いない」と息をするように嘘をつきますw

怖い人の中でも中心人物の狐地(きつねじ)いわく乙丸は「ウチの組の子」七代目狗上会本部長という名刺を差し出して挨拶しました。

そこへ鬼村をかばうようにズイッと出てくる理央。一緒になって乙丸の存在を隠そうとするも、当の乙丸本人がひょっこり出てきてしまいます。全く組のことも覚えていない乙丸を見て、どうして帰ってこなかったのかが分かって納得する狐地。

あやしの湯がゆったりのんびり妖を受け入れるところなら、狗上会は武闘派で行き場のない妖を受け入れいているヤ○ザ者たち。

乙丸は自分がヤ○ザだったことに軽くびっくりしています。そんなにショックでもないのは自分でも怪力を持て余していたからでしょうか。過去の自分があまりよくないことに関わっていたであろうことは、なんとなく勘付いていたのかもしれません。

理央と狐地の部下がモメかけたとき、何を思ったのか狐地が牛乳瓶の空き瓶を乙丸に向かって投げました。乙丸の腕を試そうとしたのでしょうか。

するとそれに気づいた七尾が飛び出して乙丸を庇い額をケガしてしまいます。投げた狐地は「手元が狂った」とか言ってますがどこまでが本当だか。

痛がる七尾を抱きかかえすごい形相で狐地を睨む乙丸。怒らせることには成功したとほくそ笑んでいる狐地はちょっと不気味です。乙丸は怒ると力をいっそう発揮するタイプの妖怪なのでしょうか。怒りがひとつのトリガーになるのかな。まだまだ乙丸の力は未知数です。

また来ると言って去っていく狐地たちを追おうとする乙丸を、七尾は「大丈夫大丈夫」と引き留めます。だけど悔しそうな乙丸は、自分の部屋で七尾を手当することに。

七尾の手を引いて部屋に入っていく乙丸を見た鬼村と理央は「ほっといてあげていいんじゃない?」とナイスアシスト。冷えピタを額にあてて横になる七尾に乙丸はまだ怒りが静まりません。

「俺の丈夫な身体とちがってあんたは弱いだろ」心配する乙丸が優しいです。一応七尾が自分をかばってケガをしたので気にしているのでしょうね。

七尾に自分の過去を話し始める乙丸。大けがをして電車の中で気絶している乙丸を拾ってくれた鬼村が手当てして、あやしの湯で働くことになったのだとここへ来た事情を説明します。

だけど七尾はさっき従業員に聞いて知っていることで、本当は乙丸に直接聞けばよかったと正直に告げて謝りました。

話してくれたのにごめん。他人に教えてもらって。

乙丸のことは乙丸自身の口から聞くべきだったし七尾も本当は聞きたかったのでしょう。だけど乙丸の雰囲気がそうさせてはくれなかった。七尾なりに聞くなという態度を察して気を遣ったのでした。

あまり気を遣うのは得意でない七尾は気遣いができていたかと心配そうです。今は気を遣わなくてもいいんだよと、穏やかに笑いながら口を開く乙丸。

俺があんたになら話してもいいかなって思ったから。

その途端、なぜかじわじわと真っ赤になっていく乙丸&七尾。自分でもなんで赤くなっているのか分かっていません。く~~無自覚って罪!赤くなって目をそらす2人がかわいすぎます。

赤面したことへの照れ隠しか「もう遅いし今日は泊まっていけば」と言ってくれた乙丸に、七尾はがばっと起き上がって逃げるように帰ろうとします。

すると2人の様子をこっそり盗み見していたぽぽんたに七尾がつまづくというハプニングが。乙丸も巻き込まれ七尾を押し倒したような形になってしまいました。俗にいうラッキースケベの体勢になり、お互いに言葉に詰まって真っ赤になる乙丸&七尾。

乙丸は絶句、七尾の心臓の音はバクバクと激しく鳴り響きます。至近距離で見つめあってしまう2人ですが、七尾がたまらず乙丸にどいてもらおうとしたちょうどそのとき。ふっと乙丸に子どもの頃の記憶がちらつきました。

2話の冒頭のあの幼少期のシーンですね。やっぱりあの時乙丸が助けてあげたのは七尾だったのでしょう。互いに覚えていなくとも、2人の絆は子ども時代から静かに続いていたものだった。。。こういうの大好物です。

乙丸はそのまま七尾の首に顔をうずめると、匂いを確認します。この匂いをどこかで嗅いだことがある。思い出すかのように七尾にすり寄る乙丸。

訳も分からず何が起きているのか、どうしてこんなことになっているのかと固まる七尾。しかし妖怪には自分がおいしく見えることを思い出し乙丸に問いかけました。

食べたいですか?

パッと離れる乙丸。いやいやいやいや食べるって違うよあなた。いや正解でもあるんだけどいずれそういう意味で乙丸に食べられると思うんだけど、でも七尾よそうじゃない違うんだ!w

七尾は隙を見て「やっぱり帰ります」と逃げ出してしまいました。混乱してほてった頬のまま帰りかけたところで鬼村とバッタリ出会い、七尾は半泣きの顔を見られてしまいます。

鬼村はくすっと笑って「お泊りじゃないの?」と楽しげですが、様子のおかしな七尾に気づいて手を握って落ち着かせてくれました。

元々は人間だった鬼村ですが昔は妖怪を祓う側のかなり強い祓い屋だったようです。しかし150年くらい前に化け狸の理央と出会い、いろいろあって恋人になったのでした。

「理央が生きている分くらいは長生きしようと思って人間やめちゃったんだよね」さらりとすごいことを言う鬼村。理央と鬼村のお話で1冊スピンオフができそうです。

それにしても鬼村が理央と恋人だとは。七尾はうっすら気づいていたようですがそんなシーンありましたっけ?

急いで見直してみたら2話で七尾がパンツを取りにあやしの湯に戻ったシーンで、鬼村と理央がコソコソ服を着て出てきたことがありました!あれはそういうことだったんですね。乙丸と七尾の関係に夢中で全然気にしていなかったのでびっくりです。

七尾は、鬼村と理央が男同士で付きあっていることは「そういうこともあるんだな」ととても素直に受けとめています。偏見のない七尾の言葉ににっこりする鬼村。

心を動かすのがさ、雄だったり雌だったり人間だったりそうじゃなかったりするんだ。

鬼村はさらに言葉を重ねます。

君の心を乱したのは何だったの?

七尾の脳裏をかすめたのは乙丸。またドッと赤くなって動悸が激しくなる七尾に、あやしの湯の休憩室に泊まっていっていいと鬼村は言ってくれました。

お布団に入って自分の動悸の原因を探る七尾は、乙丸のことを思い出して顔を覆ってしまいます。こんなふうになるのは乙丸のことを想うときだけ。

自分で自分の気持ちにようやく気付いた七尾。まずは七尾の方が先に恋心を自覚しました。お互いに訳が分からないまま照れあっているのもモダモダで良かったですが、自覚した後は七尾はどんな反応になるでしょうか。もっとゆでだこみたいになっちゃうかな?

いっぽう乙丸は、ぽぽんたに頼んで捨てられた狐地の名刺を拾ってきてもらっていました。心配そうなぽぽんたに「ちょっと話を聞きに行くだけだ」と告げ車で出かけていく乙丸。

ああ行っちゃダメー!もうこれって帰ってこれないフラグなんじゃ…。名前以外忘れてしまった自分のことを知りたいと思う気持ちはよく分かるので乙丸を責めることはできませんが、ぽぽんたじゃなくても不安になってしまいます。

あちらはヤ○ザの組であり、妖怪たちの集団でもあるので危険なのは明らかです。悪いことをしてきたオーラがビシバシ出ていたし乙丸が無事だといいのですが。

っていうか乙丸がその悪いことをしてきた中心人物だった可能性もとても高いですよね。鬼村に会った時に大けがをしていたこととも関係があるでしょう。

組に着くと「お帰り乙丸」とにこやかに出迎えてくれる狐地。だけど笑っているようで笑っていない目が薄ら怖いです。

「戻ったのではなく話を聞きに来ただけだ」落ち着いている乙丸は、記憶がないことへの焦りはありません。

都合いいなあ。どこに戻ればいいか分からないクセに。

乙丸の何を知っているのか、嫌ないい方で余裕の表情の狐地。戻りたいところなんてなかったのだろうと本能で分かっている乙丸に、いったいどんな真実を告げるのでしょうか。

もう乙丸の居場所はあやしの湯になったんだからそっとしておいてよー!無自覚だけど今は七尾という気になる存在もできたわけですしね。

少しずつ打ち解けていく乙丸と七尾のじれったい関係がすばらしくキュンキュンして、4話ではラッキースケベに頬が緩みっぱなしでした。要所要所で見せる乙丸の鋭いまなざしに七尾も私もやられっぱなしです。

無自覚なままに焦ったり赤面したりしあう2人が微笑ましくて、とうとう七尾のほうが気持ちを自覚してちょっとぎくしゃくとかしちゃうのかな。それもまた美味しくていいな。

ただそれにはまた無事に2人が会えないといけません。ずっと一緒にお風呂に入ったり至近距離で見つめあったりして平和にいちゃいちゃしててほしいのに。。。

今はたったひとりで出て行ってしまった乙丸のほうがピンチになりそうな雰囲気ですが、今後は無垢で妖怪に好かれやすい性質の七尾が狙われたりしてピンチになることもあるのかも。

理央と生きるために「人間をやめた」と言う鬼村の言葉もちょっとひっかかりました。乙丸は妖怪で七尾は人間。寿命が違う者同士なのでくっついた後、七尾ももしかすると鬼村のように何らかの選択や決断を迫られる時がくるのかもしれません。

「人間をやめる」ってどういうことなんだろう。鬼村は元人間ということですが何をしたら人間ではなくなるのかな。

5話の感想


駅の北側の開発に向けてあやしの湯で地元の人たちと交流を持つようになり、仕事場でも柔らかい雰囲気を醸し出すようになった七尾。車が田んぼに落ちた時に乙丸の怪力で引き上げたのを間近で見ていて、職場でガードレールの設置を頼んだり積極的に動いています。

人当たりがマイルドになったのはいい湯につかっているから…というよりは、あやしの湯で出会った人たち、主に乙丸との関わりが七尾を少しずつ変えているようですね。

あやしの湯の跡継ぎのまもると一緒にお風呂に入ることになり、そこで恋の相談を受ける七尾。「あかなめ」という妖怪の血が入っているまもるは、好きな人の汗を舐めたくなったりしてしまいそのことで凹んでいました。

「引きますよね」困った顔のまもるに「僕はその人じゃないから分かりません」と七尾。その通りなんですが正論かつまっすぐすぎてまもるはショックを受けてしまいます。

でももし僕が好きな人にそう言われたら引かないです。

嘘のつけない七尾らしい言葉に勇気づけられるまもる。まもるの好きな人ってどんな子かな。高校のクラスメイトらしいですが男の子かな?

↓ぽぽんたのいい仕事っていうのは大事なところが見えないようにする役割ですね。物語に大きく影響を与えるわけではなくてホッとしたような残念なような。



お風呂上りにきょろきょろと落ち着かずに乙丸の姿を探す七尾。鬼村は「乙丸ならもう帰ってこないかも」と真顔で不吉な言葉を投げかけました。

乙丸は自分のことを知りたくてヤクザ者を受け入れている組織の本部長・狐地のところに行きましたが、まさかもうあのままあっちに!?ドキッとしていたら次の瞬間乙丸が帰ってきます。よ、良かったー!遠慮がちに「おかえり」と言う七尾。

もじもじソワソワする中学生のような乙丸と七尾に鬼村が耐え切れなくなって2人を散歩に追い出しました。こういう付き合ってないけど両想いな2人の関係ってじれじれしてニヤニヤして最高です。七尾は気持ちを自覚していますが乙丸のほうはどうなのかな。

薄々は分かっていそうですが、自分が妖怪の血が混ざっていることで無意識に自分にブレーキをかけていたりするのかも。

七尾を送りがてら狐地のところに行ってきたことを話す乙丸。昔のことも少し思い出したようです。ヤクザじゃなくて用心棒のような感じで呼ばれたらボディーガードをしたり脅したり、胸を張れることではないこともやっていた乙丸。

狐地は化け狐で人の心をのぞくのが得意だから、乙丸は見てもらって色々と思い出したのでした。これまで大きな声では言えないような酷いこともしてきたから、大怪我で記憶を失くしたのも自業自得だと自嘲気味にうつむく乙丸。

かつて脅して痛めつけた人に車ではねられてボロボロになったところを、鬼村に拾われてあやしの湯で働くようになったといういきさつです。狐地いわく乙丸は人食い山姥に捨てられた子だったようで、どういう流れからか狐地に拾われて育てられたようです。

お前がぬるま湯で生きていける訳ないだろう。何人食べた?

狐地に問われて言葉につまる乙丸。乙丸は野うさぎや鳥を食べても人を食べたことはありません。だけど七尾を見ていると妙な気持ちになってしまいます。

諦めたように薄く笑う乙丸に、七尾は眉をひそめました。「そんな顔で笑わないでほしい。なんだかすごく悲しくなるから」うつむく七尾は辛そうです。

誰しも好きな人のそんな無理な笑顔は見たくありません。たとえ過去がどんなものであっても七尾が今の乙丸を好きな気持ちには変わりはないのですから。

あやしの湯を辞めたくないけれど、また狐地たちがやってきて先日のように迷惑をかけることを嫌がる乙丸。

僕は乙丸くんがいないとさみしい。

漏れ出る七尾の本音に、思わずぐっとくる乙丸。いい雰囲気に…なりかけたところで道端のカエルが邪魔をしました。くっ…カエルめ!しかしこのカエルが逆にいい仕事をしてくれました。やだカエルいい子。好き。

びっくりした2人は自然と抱きあう姿勢になり、どうしてよいか分からずお互いに固まってしまいます。七尾は慌てて仕事の話をペラペラ話しはじめたりとプチパニック状態に。

ちょっと黙ってな。

七尾を遮って落ち着かせる乙丸。照れて赤くなったまま抱きあう2人。。。人を抱きしめるのがお互いに下手すぎるとか初々しい2人がムズムズするしかわいくてキュンキュンします。

ああもうじれじれじれったいー!この2人はしばらくこのままモダモダしながらイチャイチャして周りをムズムズさせてほしいな。いちゃつく姿が愛しすぎて尊いです。

不器用すぎる2人ですが、乙丸は人食い山姥の子ということはやはり人を食べるタイプの妖怪ということになるのでしょうか。うなじに嚙みつこうとしていたのも、無意識に美味そうとつぶやいていたのも、やっぱり七尾を食べたかったから?でも「食べる」と言っても実質相手が死なないタイプのやつですよね。そうであってほしい。

ここまでイチャイチャを見せられてまさかの悲恋とか奈落の底に突き落とされるのはショックが大きすぎます。

6話の感想


もう最終回なんて寂しすぎます。冒頭、裸で抱き合う乙丸&七尾。ええいつの間に!?と思っていたら乙丸の見た夢でした。ホッとしたような残念なような。

乙丸は夢で嫌がる七尾を組み敷いていました。しかも自分は化け物の姿になっているという哀しい夢。翌日、七尾があやしの湯を訪れると、そこには退職届を渡している乙丸の姿がありました。



昨日は辞めたくないと言っていた乙丸に、七尾は「気が変わった」とうつむきがちです。本当はあやしの湯の皆に迷惑をかけたくないからだと七尾がかばおうとしたとき「去る者は追わず」と鬼村が退職を認めました。

乙丸の送別会にやってくるあやしの湯の常連たち。しかもなぜか狐地の姿もあります。鬼村は、乙丸の次の職場の人ということで引き継ぎと称して狐地にも声をかけたのでした。

乙丸が欲しいのは組ではなくて狐地さんお一人なのでは?

鬼村は狐地に言い放ちますが、狐地はのらりくらりとかわします。狐地としては気に入っていた乙丸がいなくなって寂しいのかもしれません。

鬼村としては乙丸に選ばせるべきだと考えていました。本当に人間のできた雇い主です。ところでピリピリした雰囲気になってもおかしくないのに、ぽぽんたが狐地にいいように扱われているのが何だか笑えますw

実はあの媚薬の川女に自分の気持ちに素直になる薬を注文していた鬼村。送別会の飲み物に混ぜたようですが、なんだかみんなの様子がおかしいことに気づきます。

間違って混ざってしまった媚薬を飲み、七尾に襲い掛かろうと豹変する妖怪たち。乙丸は異変に気づいて七尾の手を引いて宴会場を逃げ出しました。

その乙丸もなんだか顔色がよくありません。心配する七尾の手も振り払ってしまいます。乙丸に拒絶されて寂しそうな七尾。乙丸は七尾だけ逃がそうとしますが、七尾には自分ひとりだけ逃げることはできませんでした。

喰われてもいいのかよ!俺だってさっきから我慢して…

乙丸の様子がおかしかったのは、七尾に襲い掛かるのを我慢していたから。乙丸があやしの湯を辞めるのは自分を襲わないようにするためだということに七尾はようやく気づきます。

「乙丸くんなら僕は…」

七尾が言いかけたところで襲いかかる乙丸!

もしかして食べられたら死んじゃうタイプ方の妖怪だった?ハッとする七尾ですが乙丸にならいいかなと抱きしめ返します。ところが実は、というかやはり乙丸は精気を食べるタイプの妖怪でした。薄々そうじゃないかなと思っていましたがはっきり分かるとホッとします。

乙丸に身体を舐められ咥えられてあっさりとイッてしまう七尾。合意じゃないのに自分だけ夢中になってしまった乙丸は猛省しますが、七尾は「君としたかったんだ」と告白します。

好きってことだよ。

不器用な2人のやさしいキス。くううう甘い。甘くて優しくてうっかり見惚れてしまいます。子どもの頃、父親と山ではぐれて怖い思いをした七尾。逃がしてくれた少年とまたいつか会えますようにと願っていました。

七尾が何度も見る子供の頃の夢。このときの少年はやはり乙丸だったようです。私の大好きな「子どもの頃に会っていて再会」パターンでした。うわ~大好物!乙丸も前回七尾の匂いでなんとなく気づいたっぽいですもんね。運命を感じる2人です。

いっぽうあやしの湯では、鬼村と狐地の間で何らかの取り引きがあり、乙丸は無事に戻れることになりました。2人の関係が鬼村たちにも公認になり、あやしの湯の人たちに気に入られたおかげで七尾の仕事も進みはじめます。

なるべく一緒にいようとお休みの日に七尾に会うためにあやしの湯にやってくる乙丸がかわいい。鬼村たちにつっこまれたときも「出たモン以上はとってない。合意だし」とか言ってのろけてたし結局はラブラブ甘々な乙丸&七尾。

今日もあやしの湯はいいお湯でした♪

大きくお話が動いた最終回。まだまだ続きが描けそうなお話なので、ぜひぜひ続編を読みたいです!アンケートに熱い思いを書いて出さなきゃ。本番エッチはまだみたいだし恋人になってからの乙丸&七尾をもっと見たいし、まだまだこの2人の甘い関係にゴロンゴロンしたいです。

狐地と鬼村とのなんらかの取引も内容が気になるし、狐地も「まだあきらめたわけじゃない」とか言っているし、乙丸の過去話とか理央&鬼村カップルのお話とかも作れそうだし夢は広がります。

なんでこんなに魅力的なお話が描けるのかな。もうため息しか出ません。すばらしい萌え&キュンをありがとうございます。前半の乙丸と七尾の甘酸っぱい関係にもキュンキュンしたし、乙丸の秘密が徐々にちらちらと見えてくるのもおもしろかったです。

時折見せる乙丸の人を寄せつけない表情も、筋肉質ながっちりした体型(特に胸板)もかっこよかったです。七尾の嫌味のない天然っぽさも素直なところも親しみが持てました。

最初は妖怪が出てくるとかファンタジー設定に驚きましたが、いつの間にかお似合いの2人を応援したくなって、あったかいお風呂でほっとひと息つくような優しいお話でした。

雨隠ギド先生、お疲れ様でした。まだまだBL漫画も描いてくださると信じて次回作も首を長くしてお待ちしています。

追記)電子版「あやしの湯ももいろ美人」も発売されました。描き下ろしの耳付き乙丸がかわいかったです。あとがきによると鬼村と理央のスピンオフがありそうです。やったね!


狸央と鬼村のスピンオフはこちら。

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