書店で西垣さんらしき作家のサイン会を目にした黒瀬くん。西垣さんが作家になったのはかつての黒瀬くんとの交流がきっかけでした。
昔懐いてくれた少年(黒瀬君)に恥ずかしくないような人になりたかったという西垣さん。名乗らず去っていく黒瀬くんの背中は清々しくて…。
40話の感想はこちら。ネタバレ注意です。
テンカウント40話 ネタバレ感想
それでは以下、テンカウント41話のネタバレ感想です。
テンカウント6巻 電子書籍
テンカウント41話 感想 ネタバレあり
ディアプラス創刊20周年記念第2弾ということで5月号も豪華でした。テンカウントは巻頭カラーです。
扉絵はオシャレなカフェで手袋をはずして嬉しそうに語る城谷さんと、微笑みながらアイスコーヒーを手にする黒瀬くん。
きっともう手袋をしなくてよくなりつつあることを城谷さんが黒瀬くんに報告しているんですね。ほろり。ゆっくりと穏やかに時間が流れているような温かいシーンです。
本編は予告通りに短めでした。が!ちょっと予想していなかった意外な展開です。ええっ黒瀬くんそういう選択をするんだ?という。
手袋をはずして仕事をする城谷さん
冒頭、城谷さんの会社で社長がびっくりしているところから41話はスタートです。
パソコンのキーボードを素手で打っている城谷さんを見て、手袋を忘れたのかと声をかける社長。
城谷さんは「手袋をしていると通気性が悪くてあかぎれの治りが悪いので」とちょっと照れくさそうに答えます。
もう手袋をしないことにしたのかというとそういうわけではなく、外では着けているようですね。
年中手袋をしていたら暑いだろうと城谷さんの手袋を気にしていた社長も笑顔で喜んでくれています。
1コマだけ出てきた三上くんも手袋を忘れたのかと社長と同じことを聞いてきて、同期のほのぼのした会話にほっこり。
三上くんもっと出てきてくれないかなあ。このチラリズムがいいのかもしれませんが。
アポなしでまちぶせするも失敗
仕事が終わり、先日ホテルで自分だけ寝てしまい(正式には寝たフリ)黒瀬くんへのお詫びを考える城谷さん。
島田診療内科の前まで来て、黒瀬くんもそろそろ仕事を終えて出てきたりしないかなとコソコソしています。
チラ見せにあった通りにこそこそしていたのはやっぱりアポなしだったからなんですね。
城谷さんの脳内では仕事終わりに偶然会って食事に誘うという予定のようですが、そううまくはいきません。
すると島田心療内科から黒瀬くんの同僚の女性の先生が出てきて城谷さんに声をかけてきました。
不審者ではないと慌てる城谷さんですが、先生は「いつか黒瀬先生と一緒にいた子ね」と気にする様子もなく朗らかです。
内心「子?」とか思っている城谷さんがかわいいなあもう(笑)童顔なのでとても30代には見えませんからね。
黒瀬くんが臨床心理士を辞める!?
黒瀬くんの同級生かと聞かれて慌てて否定する城谷さんに「若い人はみんな同じ年ごろに見えちゃうから」と先生は悪びれずに笑顔を見せます。
「近くを通ったのでちょっと覗いてただけ」と城谷さんがありきたりな言い訳(?)をしていると先生は、今日黒瀬くんはお休みだと教えてくれました。
がっかりする城谷さんに、先生は衝撃の事実を告げます。
黒瀬先生、やめちゃうなんて本当に寂しいわ。
辞めると聞いて愕然とする城谷さん。実は少し前から黒瀬くんは「引き継ぎの先生が見つかったら辞めたい」と言っていたようです。
最近その引き継ぎの先生が見つかったため、来月で島田心療内科を辞めることになっている黒瀬くん。
他の病院に勤務するというわけでもなく、なんと臨床心理士そのものを辞めてしまうということでした。
黒瀬くんの腕に飛び込む城谷さんの胸中は…
黒瀬くんは実はあれでけっこう子供やお母さんたちに人気がったようで「気が変わったらいつでも言ってほしい」と言う先生。
城谷さんはその場に呆然と立ち尽くします。深い関係になったはずなのに、もうただの他人同士じゃないはずなのに何も聞かされていないしまったく理由も分かりません。
ワケが分からず黒瀬くんの家に突撃する城谷さん。ピンポンを鳴らしてドアを開けてくれた黒瀬くんの胸にいきなり飛びこみました。
驚きながらも抱きとめてくれる黒瀬くんですが…。
テンカウント41話 感想まとめ
城谷さんとしては、いてもたってもいられなかったという感じでしょうか。アポなしで職場&家に押しかけるとは変なところでなかなかの行動力を見せてくれます。
それもこれも黒瀬くんのことが気になるからですね。仕事を辞めるなんて人生の中でもかなり大きな決断になります。
なのに恋人である自分に何も話してもらえなかったこと、相談すらしてもらえなかったことを城谷さんはどう思っているのでしょう。
西垣さんのことがあり同じような症状の人を助けたいと思ってカウンセラーになった黒瀬くん。
城谷さんを救うお手伝いもできて、西垣さんの現在を知って気持ちに区切りがついたからでしょうか。
それにしても仕事そのものを辞めちゃうというのはかなり大胆な決心だと思うのですが。。。
城谷さんと付き合ううちに他に何かやりたいことが見つかったのかもしれません。
黒瀬くんの過去にまたひとつけじめがついた前回。城谷さんの10項目も判明してもう本当に終幕かと思いきや、またここでひと波乱あるのか。
城谷さんのお部屋訪問で、飛んで火にいる夏の虫のごとくこの後確実にエッチはすると思うんですが、まずは黒瀬くんの離職問題を片づけることからですね。
41話は扉絵カラーを入れて11ページと短めでしたが、まさかこうくるとは思ってなかった展開なのでびっくりしてしまいました。早く黒瀬くんの口から事情や気持ちを聞きたいです。
それとは全然関係ないですが、ラストで城谷さんを受け止めたときの黒瀬くんの肩から腕にかけてのガッチリした筋肉がすばらしかった。
1巻の頃と比べて黒瀬くんはずいぶんといい身体になっているような。細見に見えていましたが、でも脱いだらすごかったから着やせするタイプなのかもしれません。
というわけでまた1ヶ月モダモダしながら待ちましょう。この黒瀬くんの選択を予想していた人って誰かいるのかな。私は全然考えてもなかったので軽く衝撃を受けました。
次回42話は5/13発売のディアプラス6月号です。14日が日曜だからいつもより1日早く読めますね。楽しみです。
ではまたテンカウント42話の感想でお会いしましょう。
追記)42話の感想を書きました。
テンカウント42話 ネタバレ感想
宝井理人先生のBLコミックス
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