縞川のところで居候生活を送ることになった真矢。ネムと2人きりで過ごす時間は減ってしまいますがそれは仕方ありません。
真矢は昼も夜もバイトを入れて生活費と学費を稼ぎつつ、縞川ともなんとかうまく生活を共にしていますが…。
前回の感想はこちら。
酷くしないで7巻2話 ネタバレ感想
それでは以下「酷くしないで」7巻3話の感想です。ネタバレ注意です。
酷くしないで7巻 電子書籍
酷くしないで7巻3話 感想 ネタバレあり
ネムに恋人がいることがバレました
学食で沖野くんも一緒にいつものメンバーで食事中のネム。合コンに失敗した小田くんが絶叫しているところからスタートです。
合コンでひと目で気に入った女の子がいたのに、実はその子は幹事の彼女だったという小田くん。もう涙で前が見えなくなっていますw
せめてもの救いはいつも大学で一緒にいる4人ともフリーだということ。小田くんはみんな同じく彼女ナシの状況なのが救いだと思っているようです。
ところがネムには高校からラブラブな恋人がいると、ぽろっと言ってしまう沖野くん。ネムは特に隠すつもりもなく、あっさりとうなずきました。
ネムがまさかの彼女持ち!ということで大騒ぎの友人たち。沖野くんいわく「モテモテ」だというネムの恋人に、小田くん達はテンションが上がって質問攻めです。
「写真ないの!?」やんややんやと騒ぐ友人達にネムはちょっとだけ焦り顔です。言ったそばから後悔する沖野くん。
小田くん達のこういう反応は当然といえば当然ですね。彼女いないと思っていた友達に恋人がいた。しかもモテモテの。となるとどんな子なのか見てみたいし知りたい。
かわいい系なのか綺麗系なのか、同級生なのか後輩なのか先輩なのか。脳内でいろんな妄想が広がっているに違いありません。
まさか恋人が男だとは思ってもいない友達へのカミングアウト。なかなか難しい問題ですが、仲が良い友達であればいずれはすることになるのでしょう。
攻め×攻めのイチャイチャ
彼女の写真を見せるよう言われて断りきれなかったネムは、縞川家にいるマヤに電話で相談します。すると「女装とかやんねーから」とマヤ。うん、誰も望んでいません(笑)
マヤが適当にアイドルの写真でも見せてごまかしておくようネムに助言したところで、橋川が帰宅します。洗濯しているから縞川の服を借りているマヤ。ちょっとだぼっとしているのがかわいいです。
許可する前に服を着ていることに呆れ気味の縞川は、お疲れの様子です。コーヒーを淹れるように要求する縞川に、マヤはネムとの電話をあっさり切ってしまいました。
マヤと縞川が意外と仲がよさそうな様子に、ネムはちょっとホッとしているような感じです。マヤが居心地が悪そうにしているよりは、共同生活がうまくいっている方がネムとしても安心なのでしょう。
攻めと攻めのイチャイチャは見ている分にも楽しくていいですね。
今お前のやっていることに意味はあるのか?
夜出かけようとするマヤの顔色が悪いのを見た縞川は、自分の家にいる間はマヤに深夜のバイトを禁止します。
イラッとするマヤは、朝までクラブに行ってそのまま学校に行っていたから大丈夫だと言いかけますが、授業中寝ていたことを図星され言葉に詰まってしまいました。
「倒れて入院になったら、今お前のやっていることに意味はあるのか?」
寝不足は何をするにもパフォーマンスを低下させてしまいます。父親にネムとのことを認めてもらえるように頑張っても、倒れてしまっては意味がありません。自分を自制できてこそ一人前。
縞川の意見は大人としてのもっともなものですが、早くここを出ていきたいマヤはムキになって反発します。
しかし縞川はまったく引かず、ここにいるうちは自分に責任があるから黙って従うようにと真顔で忠告しました。駄々っ子みたいなマヤの頭をつかんで脅し…じゃなくてお説教する縞川。
生意気なマヤに「チビん時はかわいいで済んだけど今のお前は腹が立つ」とブラック縞川が降臨し、たまらずマヤは謝って縞川の助言を受け入れました。
今日のバイトはもう仕方ないにしても、明日以降は深夜のバイトは入れられなくなったマヤ。身体は楽になっても金銭的にはキツいものがあるでしょう。深夜の肉体労働は稼ぎが良いですからね。
玄関先でスネて「かーちゃんかよ」とブツブツ言うマヤを縞川は逃しません。背後からプロレス技を仕掛ける縞川が決まってます。
攻め同士のいちゃつきは受け同士のいちゃつき以上に男っぽくていいなあ。イケメンな男同士の恋愛が絡まないスキンシップやじゃれあいってそれだけで目の保養になります。
ネムのエロい写真をリクエスト
ネムにはおあずけをくらっているマヤは、最近ネムを抱くことばかり考えていたので我慢ができなくなり一人で抜こうとします。
ネムのエロい姿を想像しながらしようとすると、そこへタイミング悪くネム本人から連絡がありました。思わず「エロい写真を送って」とお願いするマヤ。それを見ながらやりたいんですね分かります。
一瞬何を言っているのか分からないネムですが、あまり虫の居所が良くなさそうなマヤの声に「エロいのってどういうの?」と呆れつつも協力的な返事をしてしまいました。
びっくりして飛び起きるマヤ。内心「マジで!?」と食いつきがハンパなくて必至なのが相変わらずです(笑)
「乳首エロくつねってるとこ!」と鼻息荒くリクエストをすると、ネムは準備すべくいったん電話を切りました。
違う、そうじゃない(笑)
ネムの考える「エロいコト」がどういうものなのか、ワクワクドキドキするマヤがかわいいです。しかもマヤはネムがけっこうすごい写真を送ってくるんじゃないかと密かに期待していたり。
がしかし、ここはお約束。送られてきた写真はつねった乳首をアップにしただけの写真でした。
いやいや違うそうじゃない。ネムの顔が写ってないと意味がないんだよー!全読者のつっこみと同時にガックリするマヤが不憫ですw
ちゃんと指定すれば良かったと猛省するマヤですが、そのうちだんだんおかしくなってきて吹き出してしまいました。ネムは電話口で大爆笑するマヤに「?」といまいちよく分かっていません。
あーもうこのバカップル最高。エッチはしばらくおあずけでも、マヤはネムを大好きだしネムもマヤを大事にしているし、とびきりのラブラブカップルに安心するやら笑えるやら。
ルカにとられたくないという気持ち
ネムは大学でルカと会っていました。沖野くんと九谷くんとの関係を気にかけたりしているルカですが、ひどく咳き込んだりと体調はあまり良くなさそうです。
ネムは、マヤがルカの家に行かなかったのは自分が嫉妬したからだとはもちろん言えませんでした。
「誰にもとられたくない」というのは自然な気持ちなので、ネム自身が気にしないようになるまでは仕方のないことですね。
感想まとめ
小田くんたちにバレかけたことで、友達へのカミングアウト問題も今後出てきそうな雰囲気でした。
言ってもネムはマイペースでブレないでしょうし沖野くんもいるから問題なさそうですが、打ちあける相手はやはり選ばないといけません。言いふらすようなことでもないからタイミングにもよるのかな。
その前にマヤのお父さんとのことのほうが先決です。縞川との同居生活もずっとというわけにはいかないでしょうから、早めに何とか良い方向に向かうといいのですが。
今回、縞川がさすがいい男だなと思いました。保護者代わりの兄貴分としてマヤをコントロールしてくれているし、なんだかんだ無茶しないようにブレーキをかけてくれています。
マヤはまだ若くて自分の気力体力にも自信があり、何よりも家を飛び出してきたという意地もあって無茶をしがちです。
そこをうまくいなしてくれる大人として縞川がいてくれたのはすごく良かった。すべてが解決したら縞川は彰にたーっぷりご褒美をもらってほしいです。
前回出てきたセレブな黒川嬢は今回は出てきませんでしたが、マヤを気に入っていたし存在感のある人だったから何か絡んできそうな気配もあり、続きがまた気になります。
次回は6/7発売のマガジンビーボーイ7月号です。
それではまた次回の感想でお会いしましょう。
追記)続きの感想を書きました。
酷くしないで7巻4話 ネタバレ感想
酷くしないで関連本
酷くしないでのスピンオフで縞川と彰のお話です。
真矢とネムの単行本未収録の甘々な番外編。電子限定コミックスです。
ねこ田米蔵先生のBLコミックス
ねこ田米蔵先生のBLコミックスはその他各電子書籍サイトでも発売されています。
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