チュン太の役者としての才能を守るため別れを選んだ高人ですが、チュン太と離れる覚悟ができていなかったことで苦しみます。
テレビ局内ですれ違ったりしてもチュン太はもう女優の黒川嬢のもの。虚しい高人ですがチュン太が何やらマスコミに発表することがあるようで…。前回14話の復習はこちら。
抱かれたい男1位に脅されています14話 ネタバレ感想
パパラッチ編もクライマックス直前に差しかかりました。それでは以下桜日梯子先生の「抱かれたい男1位に脅されています。」15話のネタバレ感想です。
抱かれたい男1位に脅されています5巻 電子配信
抱かれたい男1位に脅されています5巻15話 感想 ネタバレあり
冬文の誤報報道だった
守られる立場ではなく守る立場でありたい。扉絵の煽り文句が2人の共通の想いなのでしょう。別々の方向を向いていても気持ちは同じ。離れてしまった心は元に戻るのでしょうか。
次回でパパラッチ編はクライマックスです。まずはチュン太のマスコミ対応から15話はスタートしました。
冬文、誤報!!
いきなり衝撃的な文字が踊ります。冬文以外の芸能雑誌がいっせいに冬文の誤報を書き立てて世間は大賑わい。
「冬文、役者の演技に騙される!」「冬文も騙す役者魂!すべて期限付きの役作りだった」「冬文砲、ついに空振り」「熱愛写真の2人の背後に実は共演者とスタッフ陣が!」
先日のチュン太と黒川嬢のスクープ記事が誤報だったことが大々的に報道され、世間の人たちも相当ざわついています。
実はあの2ショットの後ろにはドラマの他の役者やスタッフもいて、ドラマ公式ブログや共演者のSNSでも次々と同じ場所で皆で台本を持って写っている写真がアップされていきます。
「冬文もやっちゃったね」「この分だとトータカの熱愛報道も本当かどうか怪しー」高人が男に抱きついているあのスクープ写真にも疑惑の目が向けられ、一気に高人への世間の見方も変わっていきます。
生放送で爆弾発言のチュン太
マスコミの誤報は死活問題。嘘の情報を全国に流してしまったわけですから冬文の立つ瀬はありません。案の定ネットでは冬文が炎上していました。
炎上騒動を見ている佐々木さんがなんだかとっても楽しそうですw高人のほうは「あいつは何を考えているんだ」と騒ぎを見て頭を抱えている状態です。
もちろんチュン太の考えていることはたったひとつ。高人のことだけです。高人はそれを知ってか知らずか頭を押さえたままクラクラするばかり。
今回の黒川嬢とのスキャンダルは、実はドラマの役作りのためにチュン太が黒川嬢に頼んで恋人同士になりきってもらっていただけのもの。2ショット現場では共演者の皆で食事をしていたのでした。
ドラマのための演技に見事にマスコミも騙された今回の一連の騒動。ドラマの番宣で情報番組にテレビ出演していた黒川嬢とチュン太は華麗な笑顔を見せました。
「騙すつもりなんてなかったのだけど、ねえ?」
「はい少しも!」
しれっと言う2人。さらにチュン太はにこやかに「皆様にお知らせしたいことがある」とさらりと切り出しました。
「先にスクープされた西條高人さんの報道の相手、あれ俺なんです」
堂々と生放送で言ってのけるチュン太に、アナウンサーは固まり隣りにいた黒川嬢は思わず吹き出してしまいました。
テレビで見ていた高人はもちろん大パニック!佐々木さんはもちろん大爆笑ですw
西條さんとは近々同居する約束をしてるんです
チュン太は構わずににこやかに説明を続けます。あの時はたまたま高人が階段を踏み外して支えただけのこと。ああ見えて高人はけっこうおっちょこちょいであること。
黒川嬢も、以前高人と共演したときに機材につまずいているところを見たことがあると援護射撃してくれます。やだいい女!さすが大物美人女優。なんだか説得力がありますね
チュン太はさらに爆弾発言をします。
西條さんとは近々同居する約束をしてるんです。
うわー!それ言っちゃっていいの?大丈夫?と思っていたら案の定アナウンサーがしどろもどろになって「それはお二人がその…えっと…」と食いついてきました。気持ちはワカル。
「西條さんは俺が役者として一番尊敬している先輩なので近くで色々と教えていただきたくて」
チュン太はあえて高人との関係を明言せず天使の微笑みでかわしました。満面の笑みのチュン太にアナウンサーもそれ以上はつっこみません。
テレビで見ていた井坂さんや事務所の社長たちもどこか満足気な表情です。
ここまでされたら腹をくくるしかない高人
高人と昔共演した人たちも、こぞってSNSで高人のドジっ子エピソードを暴露しはじめネットは祭り状態に。悪い祭りではなく温かい雰囲気のお祭りです。
瞬く間にツイッターのトレンドには高人やチュン太の名前が並び、世間の人たちはイケメン俳優である高人のおっちょこちょいな一面に好感を持った様子でした。
一緒に住むことまで明言されて先手を取られてしまった高人は、頭を抱えたまま真っ赤になって佐々木さんに告げます。
腹くくって見せてやりますよ、覚悟。
冬文のハセはアート雑誌へ転向
冬文の高人の写真を撮ったハセもこの報道の一部始終を見ていました。「やられちゃったねー」ハセの同僚の田部も苦笑いするしかありません。
冬文の信頼はガタ落ちで、特に敵が多い冬文はここぞとばかりに叩かれることになりそうです。田部に謝るハセですが、田部のほうは「あちらが上手だった」とそこまで気にしていませんでした。
田部はさらにハセには「こんな汚れ仕事は向いていない」とそっと背中を押します。知り合いのアート雑誌で写真家を探しているから紹介すると言う田部。
田部自身はそろそろゆっくりしたいから芸能スクープの第一線からは降りて、食レポ系の部署に異動願いを出すつもりのようです。
ハセはカメラマンとしては良い腕を持っているのだから、いつかチュン太と高人のちゃんとした写真を撮ってみてほしいものです。
流れそうになったあのドラマも2人が再共演することになるでしょうから、その番宣のための写真集とかどうですか井坂さん。
帰るぞ、チュン太
テレビ出演の後、指輪を返して黒川嬢にお礼を言うチュン太。「作品が話題になるなら何でもするわ」と女優魂を見せる黒川嬢はやっぱり綺麗でした。
そこへ高人が駆けつけてやってきます。「どうしてここに」「迎えに来てやったんだよ!」察しの悪いチュン太にブチ切れかける高人。
こんなやりとりも、少し前の刺々しくて痛々しい2人の雰囲気からは想像もつかないくらいに甘いのが嬉しい。黒川嬢もくすくすと笑っていて、どうやらチュン太と高人の関係にもなんとなく気づいている様子です。
「本当にこの指輪がほしくなったらいつでもいらっしゃい。次は左手の方にする?」
大物女優の風格でチュン太に声をかける黒川嬢に、今度は高人が打って出ました。ポケットから指輪を取り出してチュン太の左手の薬指にはめる高人。
「この指以外も全部俺が契約しますんで」
「ずいぶん欲張りね」
決めたんです。欲張る覚悟を。
もっと欲張りになっていいんじゃないか。チュン太と離れる覚悟ができていなかったことで苦しんむ高人に佐々木さんがかけてくれた言葉。
今度こそ欲張ると決めた高人はチュン太を迎えに行き、その覚悟を他でもないチュン太本人に見せつけました。
「帰るぞ、チュン太!」思いきった高人の言動に驚くチュン太。その手を力強く掴んでまっすぐに歩き出す高人。チュン太が唇を噛みしめて泣きそうな表情なのが涙をそそります。
突き放してきて冷たい態度だったあの高人が自分を迎えに来てくれただけでもチュン太としては十分嬉しかったはずです。本当はこの後チュン太のほうから迎えに行くつもりだったでしょうから。
さらには高人からプロポーズのような言葉までもらったチュン太は、喜びで胸がいっぱいだったに違いありません。
俺にとっては西條高人だけが全てだ!
家に入ると同時にまだ玄関なのにがっついてくるチュン太を制する高人。でもそんなことでやめるチュン太ではありません。散々我慢してきたチュン太としては一刻も早く繋がりたい。
キスの合間に、高人のいない部屋はただの箱だったと寂しさをぶちまけるチュン太。大方あのカメラマンとろくでもない取引をしたのだろうと高人を責めます。
高人のほうもムッとしてチュン太を思わず突き放してしまいました。
「俺が守ってやろうとしたのに!」
「誰が守ってくれなんていいました?」
チュン太が自分を売るようなマネをしたことを怒る高人。しかしチュン太はそれを逆手にとってみせました。
自分のために高人が傷を負うという結果をチュン太が納得するはずがありません。しかし高人としてはチュン太の才能にこんなところで泥を付けたくなかった。
あなたが俺の才能を大事に思ってくれているように、俺にとっては西條高人だけが全てだ!
心の底から絞り出すようなチュン太の大声に高人はただただ唖然とするばかり。。。
俺と一緒に生きてくれ。
チュン太を変えたのは他でもない高人でした。しかし高人のほうも負けてはいません。「お前が俺を変えたんだ」うつむいたまま告げる高人はチュン太の顔を見ようとはしませんでした。
本当のことを言ってほしいチュン太に促され高人もようやく本音をぶちまけます。
「黒川百合江を抱いたのかよ!」
本当はチュン太が自分以外の誰かを抱くのが耐えられなかった高人。チュン太がそばにいないことも本当は嫌で、本当は別れたくなかった。高人は大粒の涙を流しながら素直な気持ちを口にします。
俺と一緒に生きてくれ。
どんな手を使っても高人のことを離さないと誓っていたチュン太。逃げる時も戦う時も一緒です。
「二度と俺から離れようとしないでください」
優しくキスをして高人を押し倒すチュン太は、黒川嬢とは何もなかったこと、抱きたいのは高人だけであることをそっと告げました。
抱かれたい男1位に脅されています15話 感想まとめ
わー!次回はずっと玄関でエロのターンですね分かります。背中が痛いでしょうが高人にはちょっと我慢してもらいましょう。2回目でベッドに移動してもいいよ。
高人が腹をくくって我慢せずに本音をぶちまけ「一緒に生きてくれ」とプロポーズしたことで、チュン太もここまで耐えた甲斐がありました。
黒川嬢とのことではわざと思わせぶりにふるまって冬文を騙し、ホイホイとそれにのっかってくれた冬文の報道が誤報であることをドラマの最終回直前で明かすというチュン太の作戦が見事にはまってよかったです。
黒川嬢もとてもグッジョブでした。これからもつつがなく百合江ボーイズと楽しい日々を送ってくださることを心よりお祈り申し上げます。黒川さんはいい女だからこそ数々の浮名を流せるのでしょう。
パパラッチ編は全体的にあっさりと解決に向かい、ちょっとうまくいきすぎ感はありますがそれはそれ。実際の芸能雑誌はもっとしつこかったりゲスかったりするでしょうしね。。。
高人のスクープのこともチュン太がさらっと生放送の番組で打ちあけて、高人のおっちょこちょいエピソードが噴出するなど良い方向に転んだのもホッと一安心です。
おっちょこちょいエピソードが昔の共演者からポロポロと出てくるとか、高人が長年芸能界で頑張ってきて愛されている証拠ですよね。高人の誠実な仕事ぶりや今までの頑張りがひとつの手助けになりました。
チュン太が同居の約束のことまで言ってしまいましたが、これで世間の人は2人を「仲の良いただの先輩後輩派」と「ただならぬ関係派」に分かれてまた少しざわつくことでしょう。
でも同居をいつかまたスクープされるよりは、ここでさらっと公言したほうがあとあと楽なのかもしれません。表向きには仲良しの友達とも見えるし、分かる人には分かったとしても案外そっとしておいてくれる…といいな。
長かったパパラッチ編も残り1話。次号の予告にお名前がないのですが8/7発売のマガジンビーボーイ9月号にパパラッチ完結編が掲載されるそうです。新キャラも登場するとか。
パパラッチ編ラストに最大級のどエロいやつを期待しながら待ちたいと思います。高人さんのグズグズとろとろ顔が早く見たいな。
抱かれたい男の連載自体はパパラッチ編が終わっても続くそうです。やったね。
それではまた「抱かれたい男1位に脅されています」16話の感想でお会いしましょう。
追記)16話の感想を書きました。
抱かれたい男1位に脅されています16話 ネタバレ感想
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